ドッグトレーニング:ツールの活用
昨日ヒールポジションについてお話ししましたが、かつてはヒールポジションを教えるときに、リードで誘導しながら教えるのが一般的でした。
リードで誘導するということは、ある意味、犬に力(押したり引いたり)を加えていました。
しかし、ドッグダンスやオビディエンス競技などにおいては、リードが無い状態での作業となるため、リードに頼ることは出来ません。
ある意味犬が自ら動くことを学ばなければいけません。
そんなときに有効なツールにプラットフォームがあります。
犬が立った状態でプラットフォームに乗ったとき、ちょうどいいヒールポジションに来るようにハンドラーが立つことによって、互いの位置関係をわかりやすく伝えることが出来ます。
特にドッグダンスの場合は、左脚側以外にもヒールポジションがあるため、プラットフォームを使いながら、ハンドラーとの位置関係を覚えてもらうにはとてもいいツールになります。
さらに、犬のプラットフォームに対する意識づけが安定してくると、遠隔作業を行うときにも利用することが出来ます。
遠隔での作業は、どうしてもハンドラーの方に近づきたくなってしまうものですが、プラットフォームに載り続けることを強化すれば、距離があっても作業を自信を持って行えるようになります。
日本では、私の知る限り、プラットフォームの製造販売は行われていないので、海外からの輸入や、自作のプラットフォームに頼らざるを得ません。
自作の場合は、スノコのようなものに、すべり止めとしてヨガマットのようなものを張ったり、お風呂用の滑り止めマット(バスマット)をカットして、2~3枚重ねた後ガムテープでとめたりして作ることが出来ます。
横幅は、犬が立った状態で左右に各2~3cmぐらいの余裕、長さは、立った状態で前後に各2~3cm、フセの姿勢練習にも使いたいときは、伏せた状態で前後に2~3cm程度余裕があれば十分でしょう。
今日のプライベートレッスンでは、プラットフォームを使って、左右のヒールポジション練習。
ハンドラーと平行してまっすぐ立つのはなかなか難しいので、こんなツールも利用してみるといいでしょう。
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