ドッグトレーニング:「持来」を教える
オビディエンス競技によっては「持来」という課題があります。
物品を取りに行って、ハンドラーに手渡しするとうものですが、ラリーオビディエンスの課題にもあります。
幸か不幸かレベルIIIのボーナス課題なので、必ず遭遇するとは限らない課題ですが、何かを咥えて手渡しするという行動を教えておくと日常的にも便利なので、昨日のラリオビ定期レッスンでは「持来」を練習しました。
強制持来ではなく、シェーピングによる導入です。
初めからドッグトレーニング用のダンベルを咥えて持ってこられる犬はいないので、咥えることが苦手な犬の場合は、犬の好むおもちゃのように咥えやすい物から始めるといいでしょう。
昨日参加したLさんは物によっては咥えてくれるそうなので、今回は軽量のトレーニング用ダンベルを使って、木製の軸部を咥えるところまでのセッションを数回行いました。
🍀Lさんの場合
床に置くだけでは反応してくれなかったので、投げてみます。
ダンベルが投げられれば追いかけるという衝動が加わるので、ダンベルへの意識が高まります。
この時点で、ダンベルに対して、鼻をつけるところから強化していきます。
ダンベルに鼻をつけることが確実になってきたところで、今度はダンベルを咥えることを強化していきます。
ところが、Lさん、少しテンションがあがって、ダンベルの軸部ではなく両側のパーツを咥えそうになったので、私がダンベルの軸部を咥えやすいように床にセットすることにしました。
幸いLさんは私に対して興味があまりないので、すぐにダンベルに集中しダンベルの軸部を咥えるようになりました。
しかし、「持来」を完成させるまでには、咥えて歩くこと、咥えたものをハンドラーに手渡すことや、手渡すときの位置や姿勢を教えていかなければいけません。
一日でできるようになることではありませんが、少しずつステップアップしていくことで、完成させることができるので、犬のペースに合わせ、焦らず伝えていきましょう。
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