愛犬と一緒に何かを始める前にやって欲しいこと。
今日は等々力のDogLifeDesignさんでドッグダンスのレッスンがありました。
参加者は、ドッグダンス未経験の生後9か月の男の子。
生後9か月と言えば、自立心や自信もついて、いわゆる思春期や反抗期ともいえる時期ですが、当のM君、思いのほか落ち着いています。
ドッグダンスは基本、ノーリードで行うドッグスポーツです。
つまりリードやカラーで制御することは出来ません。
ドッグダンスというスポーツ自体が、ハンドラー自身が犬にとってのご褒美(モチベーター)でなくては成立し難いと言ってもいいでしょう。
例えば、ディスクは飛んでいるディスク自体がモチベーターとなります。
アジリティであれば、目の前の障害物が犬にとってのモチベーターです。
もちろん、だからと言って簡単なドッグスポーツだと言っているのではありません。
ディスクの投げ方、キャッチの仕方はきちんと練習しなければなりませんし、犬が勝手にハードルやトンネルに飛び込んで行ってはいけません。
しかしドッグダンスにおいては、何も犬を盛り上げるものがありません。
そこにいるのはハンドラーだけ。
そこで、ハンドラーがモチベーターとなるには、ハンドラーとの作業が楽しいと犬に思ってもらわなければならなくなるわけです。
今回レッスンに参加されたMさんは、お家の中では飼い主さんといろいろなトリックも楽しんでいるようですが、今回はまず、いつもと違うレッスン場という環境の中でも、飼い主さんへの集中が取れるように、本気で遊ぶ方法や、褒めるタイミング、オヤツやおもちゃなどのモチベーターの使い方などをお伝えさせていただきました。
最初はリードを持っていなければ、フラフラと好きなところに離れてしまいそうになっていたMさんですが、ちょっと遊び方を変えたところ、初対面の私とでも上手に遊び相手になってくれたうえに、おもちゃを投げれば、もっと投げて欲しくて自分からおもちゃを持ってきてくれ、
最後はリードを持っていなくても、楽しそうに顔をあげて私について歩いてくれました。
もちろん、飼い主さんにも同じようにやって頂くと、Mさん、最初よりとても集中がよくなっていました。
一緒に作業を始める気持ちづくりから始めてみませんか。
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