ドッグトレーニング:課題は犬が与えてくれる
今日はJKCの訓練競技会に見習いと参加してきました。
見習いは今FCIオビディエンスのクラスIIIにチャレンジしています。
コロナ禍で昨年はほとんどの競技会が開催されず、クラスIIからIIIに昇格したあと、なかなか合格できずにいましたが、昨年ようやく合格。
今は精度をあげるためにチャレンジを続けています。
昨年暮れには一時的にグループ練習会などにも参加させていただき、
本番に近い練習も出来ていましたが、年が明けてからは、いつものお一人練習になっていました。
各パーツの精度をあげるために、試行錯誤の繰り返し。
真っすぐ走れない。
スピードが速すぎてコントロールしづらい。
ターゲットが気になり、ハンドラーへの集中度が落ちる。
などなど、様々な課題を私に突き付けてくれる見習い。
その都度いろいろな方法を試し、改善に向けてプランしなおしながら、少しずつ完成度をあげてきてはいるのですが、今日はまた新たな課題を突き付けてくれました。
それは「臭気選別」。
競技におけるこの課題は、木片の一つにハンドラーの手の匂いをつけて、他の木片と一緒に地面に並べてある中から、ハンドラーの匂いのついたものだけを取りに行って咥えて戻るというもの。
経験が浅い時期は、焦って間違ったものを咥えて戻ってきたこともありましが、最近は練習でも正解を持ってくるようになっていたので、今回の競技会でも、大方ミスは無いと信じていたのに、今回やられました。
ハンドラーはスチュワードが木片を並べているとき後ろを向いているのでどれが正解かは知りません。
準備が出来たら、ハンドラーは向き直り、犬に木片を探しに行くように指示をだすのですが、なんとそのとき見習いはよそ見をしていました。
この状態で指示のキューを出したとしても、恐らく前には走らないと思ったのですが、余計な言葉はかけられないので、結局「探せ」とキューを出し、案の定見習いは左方向に走りました。
普段の練習では、前に向かって走っていて、横に走り出したことはありません。
実際の競技でも初めての行動でした。
しかし、彼がそのような行動を取ったということは、今後もその可能性はゼロではないということ。
今まで何度もオビディエンスクラスIIIの競技会に出ていて初めての行動とは言え、最後とは限らないということです。
見習いはまた新しい課題を突き付けてきたわけです。
ここからの修正を考えること。
そして、今後そのようなことが起こらないための練習など。
見習いは決して私を暇にはさせないようです。
今までの課題だったボックスへの送り出しは、多少練習の成果が出たのか、今回は大きく蛇行することなく、まっすぐボックスに向かいました。
次回も真っすぐ走れるかどうかはまだわかりません。
日々の練習の中で、まっすぐ走る確率をあげていく手助けが必要です。
そんなことを考えるのも楽しい時間です。
寄り道をすればするほど、引き出しが多くなる気がします。
出来の悪い(?)子ほど、飼い主は犬と向き合う時間が増えることになりますね。
🍀競技のダイジェスト動画はこちら👇
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