パピートレーニング:犬の学習
犬と暮らし始めると、おうちのルールを初め、多くのことを犬に伝えることになります。
放っておいては、コミュニケーションがうまく取れないからです。
しかし、実際犬たちは、人間が一生懸命教えたこと以外のことも学習しています。
教えるつもりはなくても、いつも同じコースで散歩をしていれば、犬はいつもと同じコースに行くものと思い、違う方向に行こうとすると立ち止まったりします。
食事の前、食器を目の前にした犬にいつも「オスワリ」と言っていれば、犬はごはんと「オスワリ」をリンク付けして、食べるものを前にすれば言われなくても座るようになりますが、そこで「この子はもうオスワリが出来るようになった。」と喜んでいると、実際食べるものが目の前に無い時に「オスワリ」を連呼しても全く座ってくれないこともあります。
「オスワリ」は「食べ物」とリンク付けされているだけで、本当の「オスワリ」の意味が理解できていないかもしれません。。
さて、今日レッスンに伺ったMさん。
お散歩の途中でオーナーさんがコンビニに寄るとき、必ずオヤツをあげていらっしゃるそうで、コンビニを見るたびに寄ろうとするのでちょっと困るとか。
最初はオーナーさんがお店の中に入ると大騒ぎをしていたMさんですが、入る前にオヤツをあげ、出てきたときもオヤツをあげる習慣にしたら、静かにオスワリをして待っていられるようになったそうです。
犬たちは日々の生活の中で、人間にとって好ましいことも、そうでないこともちゃんと学習しています。
身につけてもらいたいことは繰り返し教えてあげるとともに、ちょっと違うなということは、方向習性を早くやってあげると、犬の混乱も少なくなります。
わかりやすく、繰り返し、伝えてあげましょう。
一度や二度で覚えられないのはあたりまえです。
気長に学習するのを待ってあげましょう
レッスン開始前、いつもはケージの中で早く出して欲しくてバタバタしているMさんですが、今日は静かに待っていてくれました。
レッスンが終われば、静かに休憩。
ちゃんと学習しています。
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