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2021年2月

2021年2月28日 (日)

ドッグトレーニング:課題は犬が与えてくれる

今日はJKCの訓練競技会に見習いと参加してきました。
見習いは今FCIオビディエンスのクラスIIIにチャレンジしています。

コロナ禍で昨年はほとんどの競技会が開催されず、クラスIIからIIIに昇格したあと、なかなか合格できずにいましたが、昨年ようやく合格。

今は精度をあげるためにチャレンジを続けています。

昨年暮れには一時的にグループ練習会などにも参加させていただき、
本番に近い練習も出来ていましたが、年が明けてからは、いつものお一人練習になっていました。

各パーツの精度をあげるために、試行錯誤の繰り返し。

真っすぐ走れない。
スピードが速すぎてコントロールしづらい。
ターゲットが気になり、ハンドラーへの集中度が落ちる。

などなど、様々な課題を私に突き付けてくれる見習い。

その都度いろいろな方法を試し、改善に向けてプランしなおしながら、少しずつ完成度をあげてきてはいるのですが、今日はまた新たな課題を突き付けてくれました。

それは「臭気選別」。

競技におけるこの課題は、木片の一つにハンドラーの手の匂いをつけて、他の木片と一緒に地面に並べてある中から、ハンドラーの匂いのついたものだけを取りに行って咥えて戻るというもの。

経験が浅い時期は、焦って間違ったものを咥えて戻ってきたこともありましが、最近は練習でも正解を持ってくるようになっていたので、今回の競技会でも、大方ミスは無いと信じていたのに、今回やられました。

ハンドラーはスチュワードが木片を並べているとき後ろを向いているのでどれが正解かは知りません。
準備が出来たら、ハンドラーは向き直り、犬に木片を探しに行くように指示をだすのですが、なんとそのとき見習いはよそ見をしていました。

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この状態で指示のキューを出したとしても、恐らく前には走らないと思ったのですが、余計な言葉はかけられないので、結局「探せ」とキューを出し、案の定見習いは左方向に走りました。

普段の練習では、前に向かって走っていて、横に走り出したことはありません。
実際の競技でも初めての行動でした。
しかし、彼がそのような行動を取ったということは、今後もその可能性はゼロではないということ。
今まで何度もオビディエンスクラスIIIの競技会に出ていて初めての行動とは言え、最後とは限らないということです。

見習いはまた新しい課題を突き付けてきたわけです。

ここからの修正を考えること。
そして、今後そのようなことが起こらないための練習など。
見習いは決して私を暇にはさせないようです。

今までの課題だったボックスへの送り出しは、多少練習の成果が出たのか、今回は大きく蛇行することなく、まっすぐボックスに向かいました。

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次回も真っすぐ走れるかどうかはまだわかりません。
日々の練習の中で、まっすぐ走る確率をあげていく手助けが必要です。

そんなことを考えるのも楽しい時間です。
寄り道をすればするほど、引き出しが多くなる気がします。
出来の悪い(?)子ほど、飼い主は犬と向き合う時間が増えることになりますね。

🍀競技のダイジェスト動画はこちら👇


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2021年2月27日 (土)

ドッグトレーニング:予測したトレーニングプラン

今日のプライベートレッスンは思春期の女の子Aさんから始まりました。

初めてのヒートが来て、少し落ち着いたかと思ったのですが、いやいや、まだまだ元気爆裂。
今日も楽しそうにはじけてくれました。

ハウスは鉄板になり、一声で飛び込んでくれますし、オスワリとフセの弁別も出来ていますので、少しずつ持続を教えてあげています。
持続が理解できていないのに、最初から長く待たせるのは失敗のもと。
少しずつ待てる時間を強化していきます。

ヒールの意味も大分理解出来て、少しずつトリーツのルアーからハンドターゲットへ移行しつつあります。

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何よりAさんが楽しそうにしているので、こちらも楽しくレッスンが進められます。

二つ目は、カウンセリングのBさん。
ジャックラッセルとチワワが入っている感じのミックス。
お散歩は引っ張り気味なのに、どちらかというと警戒心が表に出てしまうようなので、お散歩の歩き方から変えていただくようにアドバイス。

少し歩き方を変えていただいたところ、飼い主さんへのアテンションがとても良くなりました。

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一回で改善できるものではないので、日々の習慣として取り入れていっていただくようにお話ししてみました。


最後は3か月のパピーさんの初散歩に同行。
初めて自力で歩く日はなかなか歩みが進まないものですが、S君怖いものなし。

しかし、ボーダー・コリーという犬種には、他の犬種には無いやっかいな特性もあるので、それらのことを理解したうえで、注意しなければいけない部分をお話したあと、初爪切り2本経験。

沢山頭を使った後は、そろそろ集中も切れて疲れているのでハウスに誘導。

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『疲れた犬はいい犬』

オーナーさんが、S君のために、リビングダイニング全面にコルクマットを貼ってくださいました。
S君の室内走り、ますます磨きがかかっているようです。

これからが楽しみですね。


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2021年2月26日 (金)

犬の行動を引き出すのに力はいらない。

屋内でのドッグトレーニングでは、リードはほとんど使いません。
グループレッスンなどで、どうしても他の子が気になって突進していってしまうような場合は、コントロールのためにリードを付けることもありますが、実際にハンドラー(飼い主)さんと動いてもらうときは、そもそも、ハンドラーさんに集中できていなければ始められないので、集中できるまで待つところから始まります。

ハンドラーさんに集中できるようになってくれば、当然リードは無い状態でのレッスンですので、いかに愛犬の集中を取るか、飼い主さんの努力が必要になってきます。
つまり、犬に何かをやらせるのではなく、犬が一緒にやりたい気持ちにさせることが重要なポイントだということです。

何度も書いていますが、犬に「オスワリ」や「フセ」などの行動を教えるとき、人間は一切犬に手を触れる必要はありません。
犬の行動を引き出すために力はいらないからです。
もちろん、上手に出来たときは、その犬が触られることを好んでいれば、言葉で褒めたり、撫でて褒めたりします。

例えば、オスワリをさせようとして、犬のお尻を床に押し付けようとしても、犬は自由を阻害されてジタバタしたり、逃げてしまったりするでしょう。
元々、誰だって嫌なことをされたら、その人の傍にいたいとは思わないので、学習する気にもならないでしょう。

しかし、大好きなおもちゃやオヤツがご褒美にもらえるとなれば、あるいは、何か面白いことが始まると思えば、自分から作業に加わろうとしてきます。
例えば、床の上にしゃがみ込んで一生懸命に何かを探していたり、あるいは、床の上に落ちている物を楽しそうに見ていたりすると、犬たちが自分から寄ってきたりしませんか?

つまり、余計な力は一切必要ありません。
犬がやりたい気持ちにさせてあげればいいのです。

さて、今日のプライベートレッスンのLさん。
「ヒールポジション」の意味が分かってきたり、「マテ」の意味を少しずつ理解し始めたりしながら、日々いろいろな意味で進化しています。

一緒に成長することが楽しい飼い主さんはついついいろいろLさんに教えたくなるようで、最近はベッグ(Sit up)が出来るようになってきたそうです。

見せていただくと、

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上手にLさんがベッグ出来るように誘導しています。

ベッグの体の使い方をLさんがマスターしたら、少しずつ誘導のモチベーターをはずし、次にハンドシグナルをはずし、最後は言葉のキューだけでもベッグ出来るように練習していきます。

これは体の使い方(バランス)が重要なポイントなので、どの子(どんな犬種)でも簡単に出来るわけではありません。
体幹に優れていたり、もともと二足立ちしやすい犬種はバランスがとりやすいので、速くマスターできるでしょう。

以前も書いたように、我が家のアシスタント、バランスを上手に取れるようになるまで数年かかりました。(毎日この練習をしていたわけではないので)

今では、言葉のキューだけでも、すっくと立ち上れるようになりました。

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何事も、焦らず、犬のペースに合わせて、繰り返し練習していきましょう。

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2021年2月25日 (木)

犬は教えたことは忘れない。

今日は「基礎オビ」のグループレッスンでした。

参加犬は生後9か月の若い女の子や1歳の若オス、2歳と5歳の女の子と様々。
当然課題もそれぞれなので、課題に合わせてレッスンを進めていきます。

若い子の場合は、ハンドラーへの集中強化が一番重要です。
ドッグスポーツをやるやらないに関わらず、ハンドラーに意識を向けられなければ、協働作業以前に、日常生活も難しくなります。

当然、ドッグスポーツをやろうとすれば、ハンドラーへ意識が薄い場合は協働作業は成立しません。

いずれにしても、ハンドラーが一番になるように、犬の望ましい行動を強化しながら、ハンドラーに対する関心を深めてもらうことが基本の基。
オスワリが出来るとか、フセが出来るとかの以前の問題ですね。

ハンドラーへの意識が強化されてきたら、次のステップ、つまり各作業の精度をあげていきます。

さて、若い子の中に混じっていた5歳の女の子は、しばらくブランクがあった子。

最初は体が動くまで少し間がありましたが、少しずつリマインドしてあげると、以前の動きが見え始めました。

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繰り返し教えたことは、一時的に忘れることはあっても、リマインドしてあげると、ちゃんと思い出してくれます。

先日見習いとFCIオビディエンスの課目の一つである、ボックス(3メートル四方のスペース)に送り出す練習をしていたら、アシスタントがやりたそうにしていたのでキューを出すと、自分からボックスの中へ。

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アシスタントとFCIオビディエンスの競技に出ていたのは4年ほど前。
それでも、ちゃんと覚えていました。

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2021年2月24日 (水)

犬に自信をつけさせる

犬の行動が成長とともに変わることは当然のことです。
特に子犬の頃から2歳ぐらいの成犬になるまでは、人間の子供と同じように体や心が成長していくので行動も変わります。

先日、思春期の男の子の行動が少し変わってきたというブログを読みました。

男の子は女の子以上にゆっくり育ちます。
体も心も。

女の子はヒートが来ると、急に落ち着いてしまうことがありますが、男の子はなかなかそうはいきません。

思春期は人間と同じように、犬たちも不安定になりがち。
昨日まで大丈夫だったものが、急にそうではなくなったり、過剰に反応してみたりと、様々な行動の変化が見られます。

その都度驚かされることは沢山ありますが、思春期はそのうち通り過ぎるものと思って、子犬の頃と同じように、ひとつひとつ自力で乗り越えるサポートをしてあげればいいでしょう。

以前見習いが家の近所に停めてあったカバーのかかった大型バイクを見つけたときのこと。
角を曲がったらちょうど目に入り、急にフリーズし、後ずさりしながら吠えたことがありました。

人間の子供であれば、「バイクが停めてあるだけよ。」と言うことで納得できますが、犬はそうはいきません。

それを、確認させずにリードを引きながら通り過ぎてしまえば、翌日も同じ行動を取る可能性があります。
しかし、逆に、大丈夫だと言って無理やり近づければ、「怖い」と言う気持ちが先に立って、犬は考える間もなく、怖いものの前にさらされるという経験をしてしまうでしょう。


そこで、私はリードを少し緩め、彼に確認する時間を犬に与えたところ、少し腰は引けていましたが、自分で傍まで行って匂いを嗅ぎ、「なんだ、怖くないものだったよ。」と納得し、翌日からはそれを気にしなくなりました。

このような状況は、子犬の初めての散歩においてもよく見られるところです。
「大丈夫、大丈夫」と言って、腰の引けている子犬を無理やりリードで引っ張って近づけるのは禁物。
特に相手がただのオブジェクトではなく、生き物であった場合は相手の動きは予測できないので、犬が怖い思いをしないとも限りません。

相手が犬の場合は、相手の飼い主さんに確認する必要があるでしょう。
犬の安全が確保できている場合は、時間を取って、犬に自分で確認させることが、犬に自信を持たせることにもなるので、出来るだけサポートしてあげるといいでしょう。

子犬も、思春期の犬も、成長途上にあることは同じです。
日々の変化を見過ごさないことが大事ですね。

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※生後1歳ごろの見習い。
今まで誰にでもフレンドリーに寄って行っていた見習いが、少しずつ初対面の人は警戒するようになり、自分から車に戻ることが多くなりました。

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2021年2月23日 (火)

なぜ遠吠えが始まったのか。

犬の行動は環境によって変化します。

わかりやすい例をあげてみると、リードの持ち主が変わると犬の行動は変わります。
この場合の環境はハンドラーです。
ドッグトレーニングのセッションなどで、トレーナーがリードを握った途端、犬が急にいい子になったりするのを見たことありませんか?
「まるで別犬みたい。」と言われることもあります。

トレーナーはプロなので犬への伝え方が上手いため、犬がよく反応出来ているのです。

中には体罰を与えているトレーナーもいるかもしれませんが、多くのトレーナーは罰を使わなくても上手に犬に教えることができるので、くれぐれも、叱られるから我慢しているとは思わないでくださいね。


また、家など箱物の環境が変わることで、行動が変わることもあります。
例えば、今まで住んでいた家の周りが静かで、家の中にいても外の音が聞こえなかったのに、引っ越し先は意外と騒々しく、家の中にいても外の音が響いてくるような場合、犬が警戒心から吠えるようになることがあります。
騒音に馴れてしまえば、落ち着くこともありますが、それまでは、何か音がするたびに吠えるという行動が習慣になってしまうこともあります。

多頭飼いの場合、同居犬が増えることで環境が変わり、今まで見せなかった行動を見せるようになるということもあります。

最近よく言われているのは、昨年からのコロナ禍の影響でテレワークが続いてしまい、飼い主さんと一緒にいる時間が増えて幸せだった犬たちが、テレワークが終わった後、急に分離不安になってしまったというものです。

実は我が家の見習いも、昨年まではアシスタントと一緒に留守番しているときは一切吠えなかったのに、コロナ禍で外出自粛が長かったせいか、その後少しずつ仕事で外出するようになったのと、夏場で車待機が出来ない時期が重なって留守番が増えたことで、アシスタントと一緒にいても、私の不在時に時折遠吠えをしているようです。

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※昨年夏の証拠動画から切り出した写真

犬たちはちょっとした環境の変化にも左右されます。
いつもと違う行動が出ているときは、犬だけを見るのではなく、犬をとりまく環境に変化がなかったのか確認してみると理由がわかるかもしれませんね。

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2021年2月22日 (月)

子犬育ては最初が肝心

毎朝聞いている某FM局でDJが、最近問題になっている、コロナ禍におけるペットブームと、その背景にあるペットの遺棄に対し、「ペットは家族なのだから、最期まで寄り添う気持ちがなければ、飼ってはいけない。」と語っていました。

まさしく。

彼はまた、「自分だけが癒されるのではなく、ペットのこともきちんと考えるべき」といったようなことも話していました。

たしかに。

ペットを迎えることが悪いのではなく、きちんと準備をして、15年、20年先のことに想像力を働かせてからお迎えすることが大事なのです。

ペットは飼うのではなく、命を預かること。ですね。

さて、昨日は新しく子犬を迎えたおうちへのカウンセリングに伺ってきました。
初めての犬との生活に向けて、沢山お勉強されていました。
子犬の睡眠時間が沢山必要なこともご存知でした。

生後3か月ちょっとのボーダーコリーの男の子。
そろそろ活動範囲も広がり、いたずらもエスカレートしてくる頃です。

トイレは上手に出来ているので、今後問題となるのは、危険を回避するための予防策です。
手や口が届く場所に、危険な物や大事なものを置かないこと。
特に危険だらけのキッチンにはベビーゲートがあった方が安心なこと。
身体能力はどんどんレベルアップしていくので、ある程度予測することが欠かせません。

誤飲や怪我で獣医さん通いにならないために、きちんとした環境設定は不可欠ですね。

小さいころにやらなかったことは、大人になって急にやり始めることは少ないものです。
しかし、子犬は何でも口にいれてしまうもの。
そこで、環境設定はとても重要になります。

犬の行動を予測しながら予防策を取ることがポイントです。

そして犬が自発的に取る行動を見逃さずに褒めて強化していくことで、良い行動は習慣化していきます。

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こんなかわいい顔をして、フロアカーペットを剥がし、ドッグベッドを破壊し、サークルのジョイントを食して脱走を企てていたのは、我が家のアシスタントです。
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2021年2月21日 (日)

愛犬と一緒に何かを始める前にやって欲しいこと。

今日は等々力のDogLifeDesignさんでドッグダンスのレッスンがありました。
参加者は、ドッグダンス未経験の生後9か月の男の子。

生後9か月と言えば、自立心や自信もついて、いわゆる思春期や反抗期ともいえる時期ですが、当のM君、思いのほか落ち着いています。

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ドッグダンスは基本、ノーリードで行うドッグスポーツです。
つまりリードやカラーで制御することは出来ません。

ドッグダンスというスポーツ自体が、ハンドラー自身が犬にとってのご褒美(モチベーター)でなくては成立し難いと言ってもいいでしょう。

例えば、ディスクは飛んでいるディスク自体がモチベーターとなります。
アジリティであれば、目の前の障害物が犬にとってのモチベーターです。
もちろん、だからと言って簡単なドッグスポーツだと言っているのではありません。
ディスクの投げ方、キャッチの仕方はきちんと練習しなければなりませんし、犬が勝手にハードルやトンネルに飛び込んで行ってはいけません。

しかしドッグダンスにおいては、何も犬を盛り上げるものがありません。
そこにいるのはハンドラーだけ。

そこで、ハンドラーがモチベーターとなるには、ハンドラーとの作業が楽しいと犬に思ってもらわなければならなくなるわけです。

今回レッスンに参加されたMさんは、お家の中では飼い主さんといろいろなトリックも楽しんでいるようですが、今回はまず、いつもと違うレッスン場という環境の中でも、飼い主さんへの集中が取れるように、本気で遊ぶ方法や、褒めるタイミング、オヤツやおもちゃなどのモチベーターの使い方などをお伝えさせていただきました。

最初はリードを持っていなければ、フラフラと好きなところに離れてしまいそうになっていたMさんですが、ちょっと遊び方を変えたところ、初対面の私とでも上手に遊び相手になってくれたうえに、おもちゃを投げれば、もっと投げて欲しくて自分からおもちゃを持ってきてくれ、

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最後はリードを持っていなくても、楽しそうに顔をあげて私について歩いてくれました。

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もちろん、飼い主さんにも同じようにやって頂くと、Mさん、最初よりとても集中がよくなっていました。

一緒に作業を始める気持ちづくりから始めてみませんか。

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2021年2月20日 (土)

ドッグトレーニングは押し付けるのではなく、やりたい気持ちにさせる

犬のトレーニングは、昔は押したり、リードを引っ張ったりといった、ある意味力によるものが多かったのですが、昨今のトレーニング法は、人間が力を加えるのではなく、犬が自ら動いて取った行動を褒めることでその行動を強化し、頻繁に行動が出るように導く方法が多く取られています。

例えば、お尻を押して「オスワリ」を教えるのではなく、犬のお尻が自然に下がるように、犬の目線をあげるといった方法によって、犬が自発的に座ったことを褒めていくというようなことです。

犬は誰にも押されたり引っ張られたりしないので、ストレスを感じることなく、かつご褒美がもらえることでトレーニングを楽しめるようになります。
トレーニングを楽しむことは、言い換えれば、ハンドラー(飼い主さん)との関わりを楽しむこと。

かつて、悪戯ばかりして怒られる時にしか名前を呼ばれなかった犬の生活が、褒めらるときや、いいことがあるときに名前が呼ばれる生活になると、自分の名前に対して良いイメージが刷り込まれ、ますますハンドラーと何かする時間が楽しみになってくるわけです。
つまり、ドッグトレーニングは、厳しい「しつけ」ではなく、楽しい「ゲーム」でなければ続かないということです。

行動を引き出すときには、犬にとって嬉しいものをを「モチベーター」として使います。

先代のボーダーコリーたちをトレーニングしていた時は、私はテニスを楽しんでいたので、もっぱら試合に使えなくなったテニスボールがモチベーターでした。
今はおもちゃだけでなく、トリーツ(おやつ)なども使っています。
要は、犬にとって嬉しいものでなければモチベーターにはなりません。

プライベートレッスンのLさんはオヤツは嫌いではありませんが、ウチのアシスタントのように、「オヤツ命」ではありません。
つまり、オヤツを見せても、「だから?」というときがあります。
これではモチベーターにはなりませんね。

もちろん、オヤツのグレードを変えることや、オヤツのデリバリーの方法を変えることで、多少はモチベーションがあがることもありますが、それにも限界があります。

しかしLさんには、オヤツ同様好きな物がありました。
おもちゃです。

レッスンの後半、オヤツの価値が落ちてきたときは、おもちゃを使います。

「オスワリ」はすぐに出来るように習慣になりましたが、「フセ」がちょっと苦手なLさん。
先日のレッスンでは、おもちゃをモチベーターに練習してみました。

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「フセ」が理解出来て、習慣になるまではまだ少し時間がかかりますが、モチベーターがあることで、「フセ」しやすくなってくれるのであれば、どんどん使います。
もちろん、上手に出来たらモチベーターで遊ぶことを忘れてはいけません。

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「見せるだけ」では、いずれその価値は失せてしまいます。
これはトリーツ(オヤツ)でも同じです。
「見せれば何でもしてくれる。」と犬を侮っていると、そのうち見せてもやらなくなります。
なぜなら、ご褒美としてすぐにもらえないことを犬は学習してしまったからです。

賢い犬ほどすぐにその違いを感じ取ります。

愛犬とのトレーニングは頭脳戦です。
お互い、楽しく知恵比べしていきましょう。

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第三期オンラインコースのスタートは3月1日からです。

昨年からスタートしたドッグトレーニングのオンラインコース、「ドッグトレーニング基礎見直しコース」と「ドッグダンスベーシックコース」の第三期生を募集しています。

コースのスタートは3月1日(月)です。
隔週で出る課題に練習動画をFacebook上にアップしていただき、アドバイスをさせていただくというものです。

各課題ごと、3回までは練習動画がアップできます。
最終課題提示後3か月までは投稿可能ですので、二週間以内にアップできなくても大丈夫です。
締め切りはありません。
ご都合のいい時に動画を撮ってアップしてください。

「ドッグダンスベーシックコース」の課題の一部👇
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※課題動画から抜粋


「基礎見直しコース」の課題の一部👇
202102201
※課題動画から抜粋
 
課題はテキストと動画で出ます。

遠隔地の方や、外出を控えたい方は是非チャレンジしてみませんか?

詳細は下記をご覧ください。👇
http://wanbywan.com/lesson.htm#onlinecourse
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2021年2月19日 (金)

ドッグダンスビギナークラス参加者募集中!

2/21(日)10:30から等々力のDogLifeDesignさんで開催する、ドッグダンスのビギナークラスの参加者募集中です。

ドッグダンスがどんなものか、チャレンジしてみたい方は是非お気軽にお申込みください。

以下のスケジュール表の「お問合せ」をクリックして、お進みいただくとお申込みが出来ます。
http://doglifedesign.com/schedule/

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DogLifeDesignさんの詳細は👇
http://doglifedesign.com/


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2021年2月18日 (木)

ドッグトレーニングはプロと飼い主さんの協働作業です。

先日とあるクライアントさんに「預託訓練」について聞かれました。
「預託訓練」は名前のとおり、訓練士あるいは訓練所に預けて愛犬をトレーニングしてもらうというもの。

預託の時期は様々ですが、基本的には一か月単位で数か月間お預かり中にトレーニングを行うというもの。
時期は生後半年前後ぐらいからが多いようです。

預託の場合、もちろん飼い主さんが会いに行くこともできますが、きちんと引継ぎが出来ていないと、おうちに戻ってきた後、学習した成果が出ないこともあるようです。
帰ってきた後も、きちんとリマインドを続けていくことが大事と言うことですね。

一般的に、毎回飼い主さんと一緒に行うレッスンの場合、次のレッスンまで飼い主さんが何もしなければ、犬は学習したことを忘れてしまう可能性があります。
もちろん、毎日や、隔日のように頻繁にレッスンが行われている場合、プロがフォローをしていきますが、週に一回や隔週に一回程度の場合は、飼い主さんの努力が欠かせません。

一週間に一度であったとしても、レッスンに伺う度に進化を見せてくれている生徒さんは、きっちり飼い主さんが復習してくださっている証拠です。
嬉しい限りです。

さて、今日のレッスンのAさん。
ご自宅に訪問した時にAさんの興奮が鎮まるまでの時間がとても速くなりました。
それでも、時に私の隙を狙って跳びつくこともあるので、レッスンの準備が出来るまでハウスに入って頂くことに。

大歓迎のさなかに「Aさん、ハウス~。」と言ったら、走って入ってくれました。
日々の練習の成果ですね。

準備が出来てから出てもらい、落ち着いたところでレッスン開始。

とても楽しそうに動いてくれるので、トレーニングと楽しいことがちゃんとリンクされている証拠です。

「ヒール」「オスワリ」「フセ」が少しずつ理解出来てきて、動きもキビキビしています。
日々の練習の成果がちゃんと出ていますね。

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お嬢さんが教えたという「お手」を言ってみると、すかさず左前足をあげてくれました。
きっと頻繁にやっていらっしゃるのでしょう。

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そこで、ついでに「お代わり」を教えてあげたところ、一生懸命考えながら頑張ってくれました。
「お手」と「お代わり」の弁別もちゃんとしてあげないと混乱します。

帰り際に、昨日書いたブログの記事の話になり、「跳びつき」のキューの話になった時、我が家では、「アップ」と言うと、私に跳びつくだけでなく、ソファに乗ったり、車に乗ったりする意味もあるとお話したところ、車に乗せるときいつも抱っこしているので、最近は重くなって大変ですと飼い主さんがおっしゃいました。
さすがにゴールデンレトリバーの抱っこは腰に響きそうですので、「アップ」を教えては?ということになり、帰り際に実践してみることに。

最初は多少躊躇していたAさんですが、乗りたくなるような環境設定をしたところ、自分から車に乗ったり降りたりするところまで出来るようになりました。

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これで、飼い主さんも少しは楽になるかもしれませんね。

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2021年2月17日 (水)

ドッグトレーニング:跳びつきが悪いわけじゃないんです。

昨日、犬の都合で勝手に学習している行動の中に、「跳びつき」があると書きました。
跳びつき方は犬によって異なるので、そ~っとくる子もいれば、どこからでも体当たりでくる子もいます。
体が小さければかわいいと笑っていられますが、大型犬はそうもいきません。
だから、跳びつきを強化するのはやめましょうという内容でした。

それを読まれた生徒さんから、「今までずっと許してました」という反省の弁のようなものがありましたが、「跳びつき」が悪いわけではないのです。
跳びついてきた犬をハグしてあげることは悪いことではありません。
問題はタイミング。

飼い主さんが準備しているところに跳びついて来るのであればかまいませんが、不意を突かれたり、後ろから跳びつかれたりというのは怪我を招かないとも限りません。

我が家では、跳びつく動作自体にキューを付けています。
つまり、「跳びついてきてもいいよ。」という合図です。

跳びつくタイミングの多くは、留守番しているところに飼い主さんが帰って来たり、ごはんなど美味しいものを持っているときによく起こります。

そんなとき、勝手に跳びつかせるのではなく、「今ならいいよ。」というキューを教えてあげておくと、犬はちゃんとその合図を待つようになります。

今日帰宅時の様子。

愛犬たちの愛情をしっかり受け止めるのも大事ですね。

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2021年2月16日 (火)

ドッグトレーニング:犬に正しく教えるには時間がかかります

犬の学習能力について昨日書きました。

犬は観察能力が優れているので、犬同士でも多くのことを学び、人間の行動も逐一見張っているときがあります。
これらは、言わば勝手に学習していることですが、犬がある行動を頻繁に繰り返す場合は、それが犬にとってなんらかのメリットをもたらしている可能性が高いと思われます。

例えば、跳びつき行動。
子犬の頃はまったく問題とは感じていないことから、跳びついてくれば「かわいい!」と反応し、抱っこしたり、相手をしていることで、子犬は跳びつくといいことがあると勝手に学習していきます。

ところが、体が大きくなってくると、跳びつき行動は笑って済まされない問題です。
大型犬で、30キロ、40キロを超えた場合、小さい子供や高齢者への跳びつきはとても危険です。

成犬になったから、急にダメと言われても、犬にとっては理解しがたいものです。
しかし、小さいころから、跳びついてもメリットが無いことを教えておいてあげれば、自然と跳びつき行動は減っていきます。
これも学習ですね。

これらの学習は、その行動の頻度が高ければ当然身につくのは速くなりますし、たまにしか起こらない行動であれば、なかなか身につかないものです。

人間も、普段通っているルートは地図が無くても行かれますが、たまにしか訪れない場所であれば、当然ナビが頼りになることもあるでしょう。

つまり、早く覚えて欲しいことは、頻繁にその練習を繰り返す必要があります。

例としては、インターホンに対する吠えなどの興奮。
インターホンが鳴るたびに、家族が立ち上がって玄関に行ったり、知らない人が玄関から顔を出す状況は、フレンドリーな犬であろうと、警戒心が強い犬であろうと、興奮することには変わりありません。

そこで、よく知られている方法は、インターホンを誰かに頻繁に鳴らしてもらい、何事も起きないことを繰り返すことで、インターホンがただのBGMのようなものにしてしまうというのがあります。
誰も鳴らしてくれる人がいないときは、スマートフォンなどに録音して聞かせるという方法もありますが、音のなる場所まで細かく確認している犬はその違いを理解して反応しない可能性もあります。

もちろん、インターホンが鳴ったら、美味しいオヤツをハウスに投げ入れ、食べに行っている間に興奮の原因が取り去られるという方法もあります。
この場合は、いつもしつこく言っているハウストレーニングが出来ていないと難しいかも知れません。

いずれにしても、犬が学習するには時間がかかり、行動は何度も繰り返して教える必要があります。
突然出来たのを見て、「うちの子天才」と喜んでいると、大事な時にやってくれなかったりします。
出来るようになった後も、いつも繰り返して、学んだことを忘れないようにサポートしてあげることが大事なポイントです。

しばらく練習が出来ていなかった見習いの遠隔作業。
久しぶりに練習したら、「え~っ?」という結果に。
真っすぐ走れない病がまた出てしまいました。

犬が悪いのではありませんね。
忘れないように、日々リマインドしてやらなかったハンドラーの問題です。
反省しきりです。

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2021年2月15日 (月)

パピートレーニング:犬の学習

犬と暮らし始めると、おうちのルールを初め、多くのことを犬に伝えることになります。
放っておいては、コミュニケーションがうまく取れないからです。

しかし、実際犬たちは、人間が一生懸命教えたこと以外のことも学習しています。

教えるつもりはなくても、いつも同じコースで散歩をしていれば、犬はいつもと同じコースに行くものと思い、違う方向に行こうとすると立ち止まったりします。

食事の前、食器を目の前にした犬にいつも「オスワリ」と言っていれば、犬はごはんと「オスワリ」をリンク付けして、食べるものを前にすれば言われなくても座るようになりますが、そこで「この子はもうオスワリが出来るようになった。」と喜んでいると、実際食べるものが目の前に無い時に「オスワリ」を連呼しても全く座ってくれないこともあります。
「オスワリ」は「食べ物」とリンク付けされているだけで、本当の「オスワリ」の意味が理解できていないかもしれません。。

さて、今日レッスンに伺ったMさん。
お散歩の途中でオーナーさんがコンビニに寄るとき、必ずオヤツをあげていらっしゃるそうで、コンビニを見るたびに寄ろうとするのでちょっと困るとか。

最初はオーナーさんがお店の中に入ると大騒ぎをしていたMさんですが、入る前にオヤツをあげ、出てきたときもオヤツをあげる習慣にしたら、静かにオスワリをして待っていられるようになったそうです。

犬たちは日々の生活の中で、人間にとって好ましいことも、そうでないこともちゃんと学習しています。
身につけてもらいたいことは繰り返し教えてあげるとともに、ちょっと違うなということは、方向習性を早くやってあげると、犬の混乱も少なくなります。

わかりやすく、繰り返し、伝えてあげましょう。
一度や二度で覚えられないのはあたりまえです。
気長に学習するのを待ってあげましょう

レッスン開始前、いつもはケージの中で早く出して欲しくてバタバタしているMさんですが、今日は静かに待っていてくれました。

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レッスンが終われば、静かに休憩。

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ちゃんと学習しています。

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2021年2月14日 (日)

ハウスは地震の時も強い味方

昨日は大きな地震がありました。
我が家も木造3階建てということもあり、かなり揺れて船酔いしそうになりましたが、幸い壊れるものも無く、家族もみな無事でした。

被害を受けられた方々には、心よりお見舞い申し上げます。

さて、いつもいつも、くどいほど言っているハウスの話。

未だに、「檻の中に閉じ込めているようで可哀そう」というお声を聞きますが、それは人間の考え方次第。
日常的に、犬がよくないことをしたから閉じ込める。と思っていると、ハウスは牢獄となってしまいます。
しかし、誰からも邪魔されることなく、のんびり寝られる場所と考えれば、そこは犬にとって安全地帯。

その代わり、ハウスに入った犬を引きずり出して怒るようなことがあれば、そこは安全な場所ではなくなってしまうので、使い方を間違えないようにしましょう。

昨日の地震の際、見習いは一目散にハウスに飛び込みました。
去年子犬を預かったときも、子犬がしつこくちょっかいを出してきたときの逃げ場はハウスでした。
うつぼのように、ハウスから顔だけ出して、子犬が何か言いに来ると、そこから小さく唸っていました。
子犬もそこから先には入ってはいけないと理解し、ひたすら見習いが出てくるのを天岩戸から天照大神が出てくるのを待つかのように、楽しそうに誘っていたものです。

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見習いは我が家に来た当初からハウスが好きで、アシスタントが逃げ込んでいても、一緒に入る子でした。

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アシスタントはNO!と言えない性格なので、見習いは幸せだったと思います。

その後も、レッスン時でハウスを用意すれば、自分から入っていくようになりました。

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ハウスの入り口が閉まっていれば、レッスン中、他の子が邪魔しにくることもありません。
見習いやアシスタントにとっては、ハウスは安心して寝ていられる場所だと認識されています。

マットを犬の居場所として教えることもありますが、設置する場所によっては、他の犬に邪魔される可能性があるため、警戒心が強い犬などは安心できなくなってしまうので、マットを置く場所はよく考える必要があります。
状況によってはハウスの方が落ち着けるでしょう。

今日レッスンに参加してくれたRさん。
飼い主さんとお話ししているときは、伏せて待っていることが出来ますが、飼い主さんが気になって緊張してしまい、リラックスできないようです。
そこで、移動時に使われるバッグに入れてあげることにしました。
バッグはハウスの代りにもなります。

ハウスを使うことによって、今回のような地震に際しても、物が上から落ちて来たり、倒れて来たりしても犬の安全を確保することができます。

万が一非難しなければいけない状況になっても、安心してハウスの中で落ち着いていられれば、同行避難の可能性も出てくるでしょう。

いずれにしても、ハウスはかわいそうな場所ではないと犬に教えてあげることから始めるといいでしょう。

ハウストレーニングの方法はこちら👇

ハウストレーニングは、ハウスが犬にとって楽しく、安全な場所と教えてあげること。

ステップ①
ハウスの中に子犬の好きな食べ物(オヤツ)を入れて、子犬が自分から入れるような環境を作ります。
オヤツを見て自分からハウスに向かうことが頻繁になってきたら、子犬が入る直前に「ハウス」という言葉のキューをのせていきます。
食べ終わった頃に、出て来てもいい解除の言葉を言ってあげると、そのキューも次第にリンクされていくようになります。

ステップ②
子犬がオヤツを食べに入ったら、一度ドアを閉めて、子犬が食べ終わるころを見計らってドアを開けながら、解除のキューを言います。

ステップ③
子犬がオヤツを食べに入ったら、ドアを閉めて、外からオヤツを補給していきます。
初めは短い時間で、ドアを開けてから、解除のキューで子犬を出します。
解除のキューの前に出ようとしたら、またドアをそっと閉めます。

ステップ④
ドアを閉めた状態で、オヤツを食べている時間をだんだん伸ばしていきます。
ハウスの中にいると、美味しいものが出ると教えていきます。
落ち着いて中にいる時間が増えてきたら、ドアを開けたままでも同様に行い、出すときに解除のキューを言ってあげましょう。

ポイントは、ハウスが楽しく、安全な場所と教えること。
それによって、ハウスに入っていれば、家の中だけでなく、出先でも落ち着いて待っていられるようになります。
お家の中で練習したら、外でも練習してみるといいでしょう。


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2021年2月13日 (土)

愛犬の体調管理は大丈夫ですか?

季節の変わり目は、犬も体調を崩しがち。
アレルギーも犬には出やすいもの。
理由がわからない体調不良であっても、獣医師に診てもらうことで大事に至らずに済むことがあるので、とりあえずは連れていくことをおすすめします。

今回見習いの左目が充血したために、診ていただくことに。
理由ははっきりしませんが、恐らくどこかに顔を突っ込んで異物が眼に入った可能性があるとのこと。炎症が起きていることは確かだったので、目薬を頂いて様子を見ることに。
幸い、日に4回の点眼で、症状は改善されました。


ところが、診察の翌日の午後、急な腹痛が起きて、なんと1時間半おきに、トイレタイム。
最後は血便にまで。

目視でしかわかりませんが、便の中に土や砂のような異物も交じっていました。

普段の練習場は砂地のため、ダンベルを咥えるときや、トリーツを拾うときなどに必ず砂が口に入ってしまいます。

ボールなどのおもちゃで遊ぶときも同様です。
咥えるときに、落ち葉や土も一緒に口に入ってしまいます。

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同様なことはアシスタントにも起こるのですが、彼女は定期的に異物を吐いたり、排泄したりしているのと、もともとお腹が丈夫なこともあり、お腹を壊すことはほとんどありません。

しかし、見習いの方は一切吐かない上に、元々生後7か月ごろから腸が弱くて、下痢を定期的に繰り返していたという歴史があります。

そのようなことを鑑みると、今回の体調不良の理由は異物の摂取ような気がしますが、いずれにしても、犬も人間同様個体差があるために、同じ行動を取っていても、問題の無い子もいれば、体調不良になる場合もあります。

先住犬の男の子は、どこに顔を突っ込んだのか、顔が急に腫れたこともありました。
同じ行動を取っていた母犬や姉犬は特に問題ありませんでした。

普段とちょっと違うと感じたら、大事に至る前に、早めに獣医師の元に連れていくことをおすすめします。

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2021年2月12日 (金)

マズルガードのはなし

マズルガードとは、犬の口(マズル)にプロテクターのように覆う物のことをいいます。

マズルガードを装着する理由としては、

1.
噛みつかせない。
2.拾い食い防止
3.吠えの制御


などがありますが、利用目的によってマズルガードの形態は若干変わってきます。
今回お話しするマズルガードは1番の「噛みつかせない」ためのマズルガードです。

噛みつかせないためのマズルガードは一見いかつい感じなので、これを着けていると、狂暴な犬と見られそうですが、噛みつく行為は、犬にとっては「攻撃」と「防御」の現われなので、実はとても弱虫な犬であることもあります。

いずれにしても、噛まなければいけない状況は作りたくはありませんが、万が一を想定することはハンドラーの義務です。

ただし、もともと怖がりの場合、マズルガードを着けることすら難しい場合もあるので、まずはハズバンダリーケアトレーニングとして、マズルを着ける練習から始める必要があります。

以下は見習いのマズルガード装着の練習を、すでに教えてある、顎を何かに乗せるという行動(「あご」と言うキューで顎を乗せる)と合わせて行いました。

これは、獣医師などが体を触るときに、犬に不安を与えないためのケアとしても有効です。


マズル装着に対しては問題ないところまでの練習は出来ていますが、見習は子犬の頃のトラウマで、獣医さんがとても苦手です。

人は大好きなので、自分から寄っていったり、撫でてもらうことも気にしませんし、診察台にも自分からアシスタントを押しのけてでも乗りたいタイプです。
ところが、いざ「診察」が始まると豹変してしまいます。

そこで、なるべく獣医さんの門は叩かないように、ワクチンも抗体検査をするなどして訪問回数を減らしていますが、体調が悪い時はそうはいきません。

昨日、診察室の広めな獣医さんを訪ねました。

診察室の広さは重要なポイントです。
狭い場所で、獣医師との距離が限られてしまうと逃げ場が無くなってしまうからです。

見習いはマズルガードを装着していきました。
この場合のマズルガードは「噛ませない」ためのものなので、口を開いても直接何かを噛むことは出来ません。
しかし、口を開けて息をしたり、トリーツを食べることは出来ます。

到着時はへらへらしながら、リラックスしている見習い。

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診察室に院長先生が入っていらしたときも、尻尾を振りながら挨拶に行くほどリラックスしていました。

診察台で話をしているときも問題なし。
診察が始まった時も、今回はあまり緊張感が見られませんでした。
トラウマを持ってしまってからは、診察室での初めての体験です。

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先生に触診されているときも大きな緊張は見られませんでしたが、先生が一度離れて再度確認されようとしたとき、患部が眼だったこともあり、「もうヤダ」という意思表示が出ました。

そこで、一度診察台から降ろして、好きにさせたところ、落ち着いてそばで話を聞くことが出来ました。
以前は、一度興奮すると、吠えが始まって落ち着くまで時間がかかっていたので、著しい変化です。

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診察台の高さが低いのもリラックスできるひとつの要素でもあります。
降りたければ自分から下りることを気軽に選択できるからです。
無理にストレスをかける必要はありません。

マズルガードが付いていても、私に問題なく触らせてくれています。

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ということで、再確認はスマホで患部を撮影し、拡大して診ることに。

診察が終わった後は、目薬を持ってきてくれた若い女性の看護師さんにデレデレ。
目薬も素直に私に点けさせ、無事診察を終えることが出来ました。

少しずつトラウマが減っていくようにサポートしていくことが大事ですね。

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2021年2月11日 (木)

ドッグトレーニング:違いを教える(弁別)

子犬や若い犬はいつもバタバタとせわしく動いているものです。
特に興奮しやすい場合は、跳びついたり、踵に噛みついたりと、楽しいことに全集中しています。
そんなとき「ダメ、ダメ、跳びついたらダメ」や「噛みつかないで~」と言っても、さらに犬は興奮してしまいます。

そこで役に立つのは、しばらく待って、犬が自分からオスワリやフセをしたときをマーク(クリッカーなどであっていると伝える)して、褒めることで、その行動が強化されていくと、犬は跳びつくよりも座ったり、伏せたりする代替行動を取るようになり、自然と問題行動が減少していくというトレーニング法です。

プライベートレッスンのAさん、元気のいいお嬢さんで、興奮すると跳びつきが出ます。
そこで、レッスンを始めたときから、座ったり、伏せたりする行動が出るたびに、クリッカーを使いながら強化していったところ、Aさんの伏せる確率がとても高くなりました。

当然Aさんは、自発的に座ったり伏せたりしているので、最初の頃は「フセ」というキューは付けていませんでしたが、次第に安定してきたので、「フセ」というキューを教えたところ、キューでも伏せられるようになりました。
ところが、今度は「オスワリ」をお願いしても、「フセ」をしてしまうことが増えていきました。

以前は「オスワリ」でも「フセ」でも、跳びつかなかったら褒めていたので、Aさんにとっては、「フセ」でも「オスワリ」でも「いいこと」に変わりがないと学習しているようです。

そこで、先日から、「フセ」と「オスワリ」が違うということを少しずつ教えていきました。

飼主さんから見ると、同じことを何度も何度もしつこく繰り返しているだけで、果たしちゃんと出来るようになるのだろうかと思われたようですが、Aさんは確実に、繰り返し多分学習していました。

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まだ少し悩むときもありますが、ちょっと前まで、オスワリもフセも同じだと思っていた時に比べると、確実に「オスワリ」が安定してきています。

練習量は裏切りませんね。

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2021年2月10日 (水)

ドッグトレーニング:ツールの活用

昨日ヒールポジションについてお話ししましたが、かつてはヒールポジションを教えるときに、リードで誘導しながら教えるのが一般的でした。

リードで誘導するということは、ある意味、犬に力(押したり引いたり)を加えていました。
しかし、ドッグダンスやオビディエンス競技などにおいては、リードが無い状態での作業となるため、リードに頼ることは出来ません。
ある意味犬が自ら動くことを学ばなければいけません。

そんなときに有効なツールにプラットフォームがあります。

犬が立った状態でプラットフォームに乗ったとき、ちょうどいいヒールポジションに来るようにハンドラーが立つことによって、互いの位置関係をわかりやすく伝えることが出来ます。

特にドッグダンスの場合は、左脚側以外にもヒールポジションがあるため、プラットフォームを使いながら、ハンドラーとの位置関係を覚えてもらうにはとてもいいツールになります。

さらに、犬のプラットフォームに対する意識づけが安定してくると、遠隔作業を行うときにも利用することが出来ます。
遠隔での作業は、どうしてもハンドラーの方に近づきたくなってしまうものですが、プラットフォームに載り続けることを強化すれば、距離があっても作業を自信を持って行えるようになります。

日本では、私の知る限り、プラットフォームの製造販売は行われていないので、海外からの輸入や、自作のプラットフォームに頼らざるを得ません。

自作の場合は、スノコのようなものに、すべり止めとしてヨガマットのようなものを張ったり、お風呂用の滑り止めマット(バスマット)をカットして、2~3枚重ねた後ガムテープでとめたりして作ることが出来ます。
横幅は、犬が立った状態で左右に各2~3cmぐらいの余裕、長さは、立った状態で前後に各2~3cm、フセの姿勢練習にも使いたいときは、伏せた状態で前後に2~3cm程度余裕があれば十分でしょう。

今日のプライベートレッスンでは、プラットフォームを使って、左右のヒールポジション練習。

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ハンドラーと平行してまっすぐ立つのはなかなか難しいので、こんなツールも利用してみるといいでしょう。

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2021年2月 9日 (火)

ドッグダンス:ヒールウォークは出来なくても、ヒールポジションは教えた方がいい。

ドッグダンスにはヒールワークトゥミュージックとフリースタイルのカテゴリーがあることは、一度ルーティンを作ったことのある人は大体ご存知だと思いますが、聞いたことないよと言われる方に簡単に説明すると、ヒールワークトゥミュージックは、「ヒールワーク」という名前が入っている通り、ハンドラーのヒールポジションでの作業が大半を占めるもので、フリースタイルはその名の通り、犬に危険が及ばない作業であれば、様々なムーヴを取り入れて、自由に創作できるものです。

そのため、フリースタイルをやっている人はヒールワークは出来なくても構わないので、ヒールポジションを教えない人がいます。
トレーナーの中でも、ヒールポジションを重視しない人もいるようですが、例えヒールワークが出来なくても、ヒールポジションの認識は犬に教えた方が、トリックの幅が広がります。

例えばウィーヴ(足の間を犬がくぐって歩く)の場合、どこから始めてどこで終わるかということを犬に伝えないと、踊っている途中で、くぐって欲しい場所に犬に来てもらうことが出来ず、ハンドラーが犬を迎えに行ったり、あるいは手で「こっちこっち」というようなサインを出さなければいけなくなってしまいます。

ウィーヴは犬が前からくぐったり、後肢からくぐったり、進行方向も様々でバリエーションがあるので、スタート位置と終点をきちんと犬に伝えてあげないと、犬は混乱してしまいます。

しかし、ヒールポジションがきちんと理解出来ていると、左脚側から右にくぐっていくのか、右脚側から左にくぐっていくのかということをポジションを犬に伝えるだけで、その場所に犬が向かってくれるので、次の指示が出しやすくなります。

今日の火曜ドッグダンス定期クラスでは、バックアラウンドとバックウィーブの練習をやって頂きました。

バックアラウンドはどこから始まってどこで終わるのか。
バックウィーブはどのポジションからスタートするのか。
きちんと伝えてあると、犬も自信を持って作業ができるので、あっという間に動きをマスターしてしまいました。

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ヒールワーク(ヒールウォーク)に自信が無くても、ヒールポジションを教えてあげることで、ウィーブに限らず、ジャンプやアラウンドなど、ハンドラーとの関係性が必要なトリックが教えやすくなります。

さらに、ヒールポジションの概念がわかると、犬たちがそのポジションを維持しようと自ら動いてくれるので、余計なハンドシグナルが不要になり、ドッグダンスのパフォーマンス自体もアップします。

ヒールポジション、是非教えてあげましょう。

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2021年2月 8日 (月)

ドッグトレーニング:日々の会話は大事

今日はシッティングにお邪魔してきました。

何度も会っているワンコさんですが、それは飼い主さんが一緒にいるときの話。
シッティング中は私と二人だけになるので、犬たちもそれなりにストレスを感じます。
当然無理強いはしませんが、コミュニケーションが取れるようになると、お互いのストレスが軽減できます。

日常的に飼い主さんとのコミュニケーションが出来ていると、会話がスムースに進みます。

いつもなら、お散歩も楽しく先頭を切って行かれるそうですが、今日はご自宅の周りからあまり離れたがらなかったMさん。
Mさんが行きたい気持ちになるまで待ちました。
取引を持ち掛けてみたところ、ある程度までは快諾してくれました。

おうちに帰ると、水を得た魚のように元気になって、顔の表情もリラックスしたので、「遊ぶ?」と聞くと付き合ってくれました。

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オヤツも食べて、おうちの中でも沢山走ったので、「お水飲んでくれば?」と聞くと、水入れに向かいました。

日々ご家族と会話をしている犬たちは、他人の話もちゃんと聞いてくれます。
会話が出来るとわかると、犬たちも少しずつ心を開いてくれます。

少しでもお留守番の暇つぶしになってくれれば嬉しいですね。
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2021年2月 7日 (日)

犬の思春期を侮ってはいけません。

パピーレッスンで少しずつ子犬に進んで行って欲しい方向を伝え続けていると、7~8か月になれば「なんていい子になったんだろう。」と驚く人も多いでしょう。

日々の繰り返しによって、子犬は確実に多くのことを学習し、気が付くと飼い主との話も通じるようになってきているからです。
飼い主としては、悪夢のような日々がようやく報われたと安心してしまいがちです。

しかし、子犬の成長はそこで終わったわけではありません。
小学生の中学年までは、なかなか話が通じなかった子供が、小学校の最高学年ともなると、さすがに責任感が芽生え、周りのことにも目がいくようになって、親の言っていることも理解してくれ、頼もしく感じることも多いでしょう。
しかし、その後中学校の中盤から高校生時代には、思春期や反抗期がやってきて、急にコミュニケーションが取れなくなったりすることがあります。

犬にも同じように生後6か月以降、思春期が訪れます。
そしてそれは1歳~2、3歳まで続くと言われています。

社会化期が子犬時代で終了するのではないのと同様、思春期の犬育ても手が抜けません。
それはどういう意味でしょうか。

思春期の犬たちは自信もついてきますが、周囲への好奇心や恐怖心がなくなったわけではありません。
ちょっとしたことに鋭敏になることもあるでしょう。

昨日まで大丈夫だったものが、急に受け入れられなくなることもあるでしょう。

そのような変化を見過ごすことなく、その時々の状況に応じてサポートが必要になります。

今日のレッスンは生後10か月のMさん。
小さいころは、怖いものが多かったMさんですが、次第に怖いものを克服し、苦手だったお散歩も元気に行かれるようになりました。

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楽しそうなところはその顔の表情にも出ています。
日々の飼い主さんの努力の賜物です。

ところが、以前は飼い主さんが、「こっちに行くよ。」と声をかけると、すぐに付いてきてくれたMさんですが、最近は自分が行きたい方向に行けないと動かないこともあるそうです。
どこでおりあいをつけるかは飼主さんの意向次第。

犬も常に思いどおりに動けると思えば、出来なかった時はストレスを溜めてしまいます。

お散歩の途中で、「こっちに行くよ。」と言っても動かなかったMさん。
出来ればリードを引っ張るのではなく、Mさん自ら来てほしかったのでしばらく待つことに。

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そして、しばらく待つと、ようやく自分から戻ってきてくれました。
かなりしぶしぶでしたが。

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その後は、少し緊張が見られましたが、ひとりで散歩しているのではなく、飼い主さんがそばにいることを確認しながら、近くを歩いてくれたので沢山声をかけて褒めました。

要は愛犬とのコミュニケーション。
愛犬の気持ちを汲むことは悪いことではありません。
しかし、愛犬に聴く耳を持ってもらうことも大事。

難しい思春期の時期を乗り越えるためには、日々のコミュニケーションが大事ですね。

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2021年2月 6日 (土)

ドッグトレーニング:一度にハードルを上げ過ぎない

犬のトレーニングでは、さまざまな行動を犬に教えていくわけですが、その行動は一瞬のものではなく、持続することが必要となってきます。

例えば「オスワリ」。
立っている犬がお尻を地面につける行動が「オスワリ」ですが、「オスワリ」と犬に伝え、犬が腰を下ろしたことを最初はすぐに褒めることで、「オスワリ」という行動自体が好ましいこととリンクされ、「オスワリ」という行動が頻発しやすくなってきますが、これで「オスワリ」が完成したわけではありません。

「オスワリ」と言われたら、「もういいよ。」というような解除の言葉を言われたり、次にすべきことを言われるまでは「オスワリ」をし続けることが出来て初めて「オスワリ」が出来るようになったと言えるでしょう。

「オスワリ」と言われて、腰を下ろしてすぐ立ってしまったり、どこかに行ってしまう場合は、「オスワリ」が出来るというより、「オスワリ」の仕方を知っているだけということになります。

では、「オスワリ」が出来るようになるためには何を教えなければいけないのでしょうか。

1.いつでも、どこでも、「オスワリ」と言われたらすぐに腰をおろせること。
2.「オスワリ」したあと、解除されるまでは勝手に動かないこと。
3.ハンドラーが犬の傍から離れても、解除されるまでは座っていられること。


これらが出来て、ようやく「オスワリが出来る」ということになります。

この3つのことは、言い換えると、
1.周りの環境が変わっても、「オスワリ」と言われたらすぐに行動に移せる。
2.解除されるまでは、「オスワリ」し続けることが出来る。
3.ハンドラーの姿が見えなくても、落ち着いて座ってまっていることができる。


これらは、いわゆる3Dと言われるもので、Distraction(ディストラクション)気を散らすもの、Duration(デュレーション)持続時間、Distance(ディスタンス)距離、を意味しています。

どんな行動であっても、これらの3Dが加わってもきちんと出来るように練習することで、行動を完成に近づけることが出来ます。

「ウチは競技会には出ないから。」という話ではなく、こういった状況の中でも、愛犬が平常心でいられるようにしてあげることがハンドラーのサポートと言ってもいいでしょう。

3D
の環境は急にすべてのレベルをあげれば失敗を招いてしまいます。
失敗から学ぶのはハンドラーですが、犬は成功体験を積むことで学習が確固たるものになっていきます。
出来る限り成功できるよう、各D項目を個別に、ステップを細かく分けて練習していきましょう。

これはすべての行動に通じるものです。

今朝の見習いは、ダンベルを咥えてじっとしていること。
つまり噛み返しをしないこと。
これがなかなか難しいです。

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2021年2月 5日 (金)

ドッグダンス:目標に少しずつ近づける

昨日のプライベートレッスンの参加犬は9か月のLさん。
ドッグダンスだけでなく、日常のマナーも合わせてお教えしています。

さて、ヒールウォークの基本はヒールポジション。
まずはそこから理解してもらうために、Lさんがわかりやすい環境を作っていきます。

プラットフォームや左側に壁を用意することで、体を曲げないようにヒールポジションに入ることを学んでもらっています。

ヒールポジションが理解出来たら、次はヒールポジションの維持。
ハンドラーがどこへ動こうと、ハンドラーとの位置関係を変えずに動くのがヒールウォーク。

ということで、最初の一歩はとても大事。

最初は好きなオヤツを使いながら、歩き出しのタイミングを教えていきます。
上手に出来たらご褒美としてオヤツをあげます。

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同様に、少し手の位置を鼻先からあげながら、Lさんの視線がハンドラーの顔に近づくように練習していきます。

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Lさんには、オヤツだけでなく、Lさんの好きなおもちゃも使って練習します。
Lさんが楽しく練習できるために、いろいろ工夫することが大事ですね。

少しずつでも、確実に進歩しているLさん。
飼い主さんの日々の努力が形になっていますね。

お会いするのが毎回楽しみです。

Lさんの練習動画は👇

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2021年2月 4日 (木)

ドッグトレーニング:「持来」を教える

オビディエンス競技によっては「持来」という課題があります。
物品を取りに行って、ハンドラーに手渡しするとうものですが、ラリーオビディエンスの課題にもあります。
幸か不幸かレベルIIIのボーナス課題なので、必ず遭遇するとは限らない課題ですが、何かを咥えて手渡しするという行動を教えておくと日常的にも便利なので、昨日のラリオビ定期レッスンでは「持来」を練習しました。

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強制持来ではなく、シェーピングによる導入です。

初めからドッグトレーニング用のダンベルを咥えて持ってこられる犬はいないので、咥えることが苦手な犬の場合は、犬の好むおもちゃのように咥えやすい物から始めるといいでしょう。

昨日参加したLさんは物によっては咥えてくれるそうなので、今回は軽量のトレーニング用ダンベルを使って、木製の軸部を咥えるところまでのセッションを数回行いました。

🍀Lさんの場合
床に置くだけでは反応してくれなかったので、投げてみます。
ダンベルが投げられれば追いかけるという衝動が加わるので、ダンベルへの意識が高まります。
この時点で、ダンベルに対して、鼻をつけるところから強化していきます。

ダンベルに鼻をつけることが確実になってきたところで、今度はダンベルを咥えることを強化していきます。

ところが、Lさん、少しテンションがあがって、ダンベルの軸部ではなく両側のパーツを咥えそうになったので、私がダンベルの軸部を咥えやすいように床にセットすることにしました。

幸いLさんは私に対して興味があまりないので、すぐにダンベルに集中しダンベルの軸部を咥えるようになりました。

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しかし、「持来」を完成させるまでには、咥えて歩くこと、咥えたものをハンドラーに手渡すことや、手渡すときの位置や姿勢を教えていかなければいけません。

一日でできるようになることではありませんが、少しずつステップアップしていくことで、完成させることができるので、犬のペースに合わせ、焦らず伝えていきましょう。


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2021年2月 3日 (水)

犬のトレーニング:ガツンとやる必要ありますか?

日々の生活の中で自由度が増している犬、つまり要求すればすべてが叶うと確信している犬の場合、要求が満たされないときにストレスが溜まって、いわゆる問題行動と言われる行動を取ることがあります。

このような状況は特に犬が悪いわけではなく、ただそういうことを学習してしまっただけです。
出来るなら、そうなる前に、それに代わる行動を教えていくことで、ある程度お互いのストレスを軽減させることは可能です。
つまり人間側の努力次第で、問題行動と言われる行動を取らせないようにすることが出来ます。

しかし、問題行動が出てしまうと、「図に乗っているから一回ガツンとやらなきゃいけない。」と言う人がいます。
「ガツン」ってなんでしょう。
これだけ聞くと、何やら体罰めいて聞こえ、恐らく体罰だと思い込んでやってしまう人もいるでしょう。
しかし体罰では解決できませんし、個体によっては「反撃」という手段に出る場合もあります。
一度反撃することで自分の身が守れると学習してしまうと、その行動は日常的に頻発するようになり、飼い主とのコミュニケーションはますます取りづらくなるのでおすすめできません。

ガツンとやられてシュンとなる場合は、ガツンとした人を恐れるようになり、表面的には言うことを聞いていますが、その人がいなければやらないということはよくあります。
例えば預託訓練などで、訓練所に預けたとき、訓練所ではちゃんとやるのに、家に帰ってきたら全く何もやらないという場合。
飼い主さんにきちんと接し方をお伝えしきれず、犬が混乱して出来ないケースもあるでしょうが、ある意味怖い人がそばに居ないからやらないというケースもあります。

そんな意味合いもあって、預託よりご自身が犬と一緒に通ってトレーニング方法を学んだ方が正しく犬に伝えることができるので、個人的にはそちらをおすすめしています。

いずれにしても、「ガツン」ではなく、「はっきり」伝えることが必要な場合はあります。
「これくらいならまぁいいか。」とか、「ママはいいって言ってるけど、パパはダメだって言ってる。」のようにダブルスタンダードになっていると、子犬や若い犬は混乱してしまいます。
それで理解できていないことを責められるのは犬にとっては理不尽ですね。

「ダメなことはダメ」ときちんと伝える必要もあります。
しかし、それは体罰ではなく、やって欲しくない行動ではない行動を取ったことを強化していく(褒めることで、その行動を取りやすくする)方法です。
これによって犬の行動を変容させることは可能です。
時間はかかりますが、何度も根気よく繰り返していくことで犬は強化された行動を取りやすくなり、それが習慣となっていきます。

「力」で封じ込めようとして悪化した例を沢山見ています。
是非、ちょっと相互理解が難しい年ごろになってきたら、力ではなくどうやったら伝わるだろうかちょっと考えてみてください。
難しければ、プロが沢山いますので、聞いてみてもいいでしょう。

特に、放棄された犬たちの中には、何かしら人間にとって好ましくない行動を取る犬がいます。
それはすでに学習されてしまっているので、そこから行動を変えていくのは多少時間がかかります。

ちょっと前から言われている「褒める」トレーニングとは、叱らないで褒めるだけで、何をやってもいいと勘違いされているようですが、そうではありません。

良い行動に対して褒めますが、好ましくない行動は、それに代わる良い行動に導くというプラスアルファがなければ意味をなしません。
良い行動を見つけて導くのは人間の仕事。
ガツンとやってもお利口にはなりませんよ。

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甘噛み大好きなNちゃんには、お気に入りのおもちゃを代わりに噛んだり追いかけたりしてもらいました。

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オンラインコース参加者募集!

3月1日開始予定のオンライン(Facebookのグループ上)で学ぶ、様々なドッグスポーツの基礎となる「ドッグトレーニング基礎見直しコース」と「ドッグダンスベーシックコース」の2021年3月期の参加者を募集します。

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両コースとも、隔週で合計5つの課題(動画とテキストで提供)が出ます。

ご自分のご都合のいい時間に練習し、課題に沿った練習動画(1回3分以内)をグループ上にあげていただき、ドッグトレーニングインストラクターの三井惇がアドバイスさせていただきます。
ひとつの課題につき、3回まで動画はアップでき、コース開始後3か月以内であれば、投稿・添削可能です。
 
🍀コースの詳細🍀
ドッグトレーニング基礎見直しコース
レッスン概要:ヒールポジションの強化、姿勢変更、ヒールウォークの強化、指示のキューへの反応強化
レッスンフィー:5,000円 (5つの課題含む)
ヒールポジションや姿勢(オスワリやフセなど)変更の練習など、あらゆるドッグスポーツの基礎となる部分を勉強します。

ドッグダンスベーシックコース 
レッスン概要:ポジションチェンジ、後肢の強化、トリックの教え方など、ドッグダンスの基礎を勉強します。
レッスンフィー:10,000円 (5つの課題含む)
ヒールで歩くことが出来るレベルであればご参加いただけます。
ヒールポジションが出来ない場合は「基礎見直しコース」から始めてください。


自粛の日々が続いていますが、こんな時期だからこそ、おうちトレーニングで愛犬とのコミュニケーションアップしてみませんか?


お申込みはWanByWan公式ホームページのお問合せフォームあるいは、WanByWanのFacebookにメッセをお送りください。
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2021年2月 2日 (火)

なんで愛犬は呼んでも来ないのか?

「愛犬は呼んだらすぐに来ますか?」
とお伺いすると、おうちの中では呼ぶ機会があまり無いという風におっしゃられることがあります。

ごはんのときは、用意しているときにすでにそばに来て待っているので呼ぶ必要はないそうです。
楽しいときは、呼ばれなくても飛んでくるわけですね。

一方お散歩に行くときハーネスを着けようとして呼ぶと、なかなか来てくれないことなど、呼んでも来てくれないことはあるそうです。
お散歩への要求がハーネス装着の嫌悪感に勝てれば、おそらく呼ばれてもすぐ来てくれると思いますが、あまり好きでない場合は、呼ばれると逃げたり、仕方なくトボトボ歩いてくるという行動になるようです。

人間だって、行けば叱られるような状況だと、ついつい聞こえないふりをしてしまいますよね。
愛犬も、呼ばれて行ったら、怒られたり、嫌いなレインコートを着せられたり、爪切りされたり、シャンプーされたりと、あまり好きでない時ばかり名前を呼ばれるとついつい名前とネガティブなことがリンクされ、名前自体に好印象を持たなくなります。

つまり、子犬が呼んだらすっ飛んでくるように教えるには、まず自分の名前が呼ばれることと楽しいことがリンクされていること一番大事なことと言えるでしょう。
名前を呼ばれて自分から来るか無視するかの分かれ道はそんなところにあるようです。

家の中で呼んでこなければ、外では絶対に来てくれません。
なぜなら外には刺激(誘惑)が沢山あるので、犬はそっちが気になり、ますます戻れない状況になることは明白です。

家の中でも、呼ばれていけば楽しいことがあると刷り込むためには、名前の価値をあげることが重要なポイントになります。

名前を呼んで嫌なことをするもなるべく避けたいところですが、それだけでなく、日常的に意味なく連呼しすぎないこと。

「〇〇ちゃん、〇〇ちゃん、あっ、ダメよ、××したら。」
「〇〇ちゃん、ごはん美味しい?」
「〇〇ちゃん、〇〇ちゃん、本当にかわいいわね。」
「〇〇ちゃん、どこに行ったのかしら。」

褒めてあげることはかまいませんが、あまり名前を呼び過ぎると、犬にとってはただのBGMになってしまい、本当に大事な時に関心を持ってもらえなくなります。

名前を呼ばれたら、とりあえず来てくれる犬に育ってくれると、安全も確保できるので安心ですね。
昨日のレッスンのAさん、呼び戻し練習に楽しく参加してくれました。

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👇は昨年お預かりしていたNちゃんの屋外での呼び戻しの様子です。


まずは、呼ばれていくと美味しいものがもらえるところから始めました。

※食べることに興味が無い犬にはご褒美にならないので、この方法は使いません。
ご褒美には「撫でる」「遊ぶ」「美味しいものが出る」など、いろいろなご褒美があるので、個体に合わせて使い分けていきます。


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2021年2月 1日 (月)

パピートレーニング:呼び戻しは遊びを混ぜながら楽しく

昨日のパピーレッスンは外で行いました。

小さいころから、少し引っ込み思案気味のMさん。
外に出始めたころは、車の音や生活音に固まっていましたが、少しずつ馴れてきました。
それでも、まだ散歩の途中で少し止まったり、周りを警戒する様子が見られるので、今日は外で遊びながらの練習。

練習の合間、前から来た犬がリードを張りながらこちらに向かってきそうになりましたが、Mさん吠えることなく、かつ逃げることなく、リードは緩んだ状態で相手の様子を見ていることが出来ました。

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こういう時は、後ろから「Mちゃん、吠えちゃダメだよ。」と言うのではなく、「Mちゃん、お利口さんね」と優しく声をかけ、エキサイトする前に呼び戻して褒めてあげます。

その後、お気に入りのおもちゃでパパさんと引っ張りっこ。

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引っ張りっこは相手におもちゃを取らせたり、時にはなかなか渡さなかったりと、真剣に遊んであげることが大事。

前回外で遊んだときは、集中できず、フリーズすることが多かったのですが、今回は少し余裕が出てきたようです。
遊びは楽しいものですが、犬も安心できる状況でないと遊ぶことは出来ません。
オヤツも同様。
緊張していたら食べられません。

今回はとてもよく集中して引っ張りっこができたので、おもちゃを投げたところ喜んで取りに行ってくれました。
そういう時は後ろに下がりながら呼び戻し、また引っ張りっこを続けてあげると、子犬は飼い主の元に戻るとまた楽しいことが始まると学習し、戻りやすくなります。

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ポイントは押しつけにならないこと。
飽きる前にやめること。

昨年お預かりのNちゃんに「遊び」を教えたときの動画はこちら👇


自分から持ってきてくれるようになるようハンドラーも工夫してみましょう。
子犬にとって楽しいと思ってもらえることが必要ですね。

レッスンの合間、アシスタントのニコルが座って褒められると、一生懸命真似をしていたMさん。

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当然、沢山褒められました。


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