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2021年1月26日 (火)

ドッグトレーニング:ハウスは安心できる場所

先日保護犬のカウンセリングに伺ったときのこと。
子犬を引き取った当初はハウス(ケージ)を活用されていたようですが、しばらくすると、お子さんが「閉じ込めておくのはかわいそうだから。」と言うようになり、出しっぱなしになってしまったというお話を聞きました。

確かに、人の傍にいることが大好きな犬たちにとって、自由を与えられれば、人間の傍にいることが多くなります。
それが悪いわけではありませんが、子犬は特に睡眠時間を沢山必要とするので、いつも人がいる場所にいれば、人が動く度に眠りを妨げられ、次第に睡眠不足になっていきます。

さらに、ハウスの良さを教わらずに育てば、ハウスに入ることは、人から隔離されることと理解して嫌悪刺激となるため、どうしてもハウスに入って欲しい時は無理やり入れてストレスを与えることになってしまいます。

「ハウスに入って欲しい時なんてないわ。」とおっしゃる方もいるかもしれませんが、人間が食事中、食べ物を欲しがって傍でぴょんぴょん跳んでいたり、食事の支度をしているとき、目を離したらテーブルの上の食べ物を食べられてしまったり、来客があったとき、大興奮(あるいは警戒)で吠えたりまとわりついて話ができなかったり、この先起こりうるであろうさまざまな状況は容易に想像できることでしょう。

そんなときに、犬にとって安心できる場所としてハウスを提供することで、犬も人も余計なストレスを回避できるとしたら、その方がいいとは思いませんか?

我が家の犬たち、かつて若干広めのスペースで3頭飼いだったときは特にハウスを用意していませんでした。
ソファの上でも、ドッグベッドの上でも、好きな場所でくつろいでいいとしていたのですが、今の家に越して、居住スペースがちょっと小さくなった時、いざと言うときのために、3台並べるスペースが取れなかったのでハウスをひとつ用意してみました。
すると、母子3頭のボーダー・コリーのうち、いつも誰かがハウスを占有していて、空くことがありません。
ハウスを使っていた犬が水を飲みに出てくると、その隙に誰かが入るという感じです。

この母子に対しては、一切ハウストレーングを行っていませんが、みな自分から入っていきます。
購入時、ハウスのサイズを確認するために、展示品に「入ってみる?」と聞いたときもさっさと入ってくれたので、ハウストレーニングが必要だということも、当時は全く考えていませんでした。
かれこれ20年以上前の話です。
つまり、彼らは当たり前のように、暗い場所を寝床と認識して利用していたのです。

その後、アシスタントは問題なくハウスを認識し、見習いは車の中では最初少し苦労しましたが、今では問題なくハウスを利用しています。
つまり、ハウスレストにはストレスを感じていないということです。

今日プライベートレッスンに伺ったLさん。
お伺いした当初は、ハウスは未知の世界でしたが、その後ハウストレーニングを頑張ってくださいったことで、今ではレッスンが終わると、自分から入って寝られるようになりました。

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前回のグループレッスン時も、外に出たい気持ちはあっても、ママに言われれば中で順番待ちが出来るし、大きな子たちがワサワサしているときは、自分からさっさと中に入って安全を確保することもできるようになりました。

これだけハウスを安心して活用していただけると、今後旅行など、初めての場所に行っても、ハウスがあれば落ち着けることを理解してくれるでしょう。
お出かけの世界も広がりますね。


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