食べ物は大事
先日、食べ残しなどを放置しておくと、食べることへの執着心が薄れてしまうというようなことを書きました。
生き物であれば、食べ物の優先順位は高くあって欲しいと思います。
さて、今日公園で犬たちと遊んでいた時のことです。
一緒に遊んでいたほかの犬のおもちゃがカラスに持ち逃げされてしまいました。
賢いカラス、こんなことは朝飯前です。
ただ、食べ物ではないのに、なぜおもちゃを持って逃げたのか。
以前この公園に来て、我が家の犬たちと散歩をしていたときのこと。
伏せていた犬たちの後ろにカラスがこっそり近寄って、尻尾の毛をむしろうとしていたことがあります。
恐らく巣作りに使うのでしょう。
以前別の公園でも遭遇したので、都会のカラスの習性の中に、犬の尻尾の毛を巣作りの道具にすることがインプットされているのかもしれません。
いずれにしても賢いことに変わりのないカラス。
食べられないものをなぜ持って行ったのか。
子供のジャンクフードや、ママチャリのカゴの中にあるビニール袋に手を出す様子はよく見ますが、直径5センチ程度のラバー製犬のおもちゃ、持って行って何にするのか興味があったので、飛んで行った先の木の下で見ていると、おもちゃをつっついています。
遊んでいるのでしょうか。
結構高い木だったのですが、私はポケットに入っていた犬用トリーツをさりげなく上に投げてみました。
すると、カラスは咥えていたおもちゃを落としたので、私はさっさと拾ってみんなの元に戻りました。
カラスは私がいなくなったあと、地面に落ちたトリーツを探しているようでした。
その後カラスは再びみんなが遊んでいる傍に戻ってきましたが、お気に入りのおもちゃをゲットできないとわかるとどこかへ飛んでいきました。
とりあえず、カラスはおもちゃより食べ物を選んだようです。
もちろん、食べ物かどうか木の上のカラスに判別出来たかはわかりません。
子犬に大事な物を取られてしまったときも、追いかけていって、捕まえて、無理矢理口の中から取り出すのではなく、さりげなく美味しいものを落とすと、咥えていたものを離すので、その隙に回収するという方法は、お互いストレスが無くていい解決法です。
ただし、オヤツを見せて「こっちの方がいいでしょう?」と言うと、なんでも咥えればオヤツがもらえると学習するので、さりげなく落とすタイミングは難しいです。
子犬との知恵比べ。楽しいですね。
カラスとの知恵比べは負けそうなので、一回きりが良いでしょうね。
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