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2021年1月24日 (日)

ドッグトレーニング:食べ残しのごはん、そのままにしていませんか?

子供の頃の記憶には、庭の小屋に繋がれた犬と、その傍に転がっている空っぽになったアルミのフードボウルという景色が出てきますが、今は屋内(室内)で生活している犬たちの方が格段と多いので、食べた食器は片づけられ、洗ってシンクの横に置いてある光景が目に浮かびます。
つまり、食べ終わったらすぐに気づくことが出来るし、食餌が済んだら、すぐ片づける家庭が多いと思いますが、中には、屋外で飼われている犬の風景のように、食器を次のごはんの時間まで置きっぱなしにしている家庭もあるようです。

すぐに食べ終わってしまえば問題はありませんが、食べ残しているのであればちょっと問題です。
つまり、食べきれない量を与えている可能性もあるからです。
また、衛生上も、ずっと置いてあれば酸化したり、時期によっては腐敗も起こるのでよくありません。

さらに、問題となるのが、犬はいつでも食べたいときに食べればいいと学習してしまうので、何かを教えるときに、ご褒美として食べ物を使っても、全く効果が得られないということです。

もちろん、飼い主さんと何かやることが大好きで、ご褒美のオヤツより、動くことが好きな子であれば問題ないかも知れませんが、「多少は付き合ってもいいけど、やりたくないときはやらない。」程度だと、何か教えようと思っても、なかなかこちらに集中は向けてくれないものです。

残したごはんより、もっといい食べ物を見せれば動いてくれるかもしれませんが、それではますますごはんを食べなくなるかもしれません。

毎日日替わり定食のように、目新しいものが出てくる家庭であれば、もともと食べることにあまり興味のない犬でもごはんの時間を楽しみにしてくれるのでしょうが、なかなかそうもいかないでしょう。

フードジプシーにならないためには、多少のローテーションはあっても、トッピングが少し変わる程度で、毎日違うごはんが出すのは避けたいところ。

確かに小型犬は食べる量も少ないことから、すぐにお腹がいっぱいになってしまい、トレーニングがはかどらないこともありますが、基本のごはんすら残しているようでは、トレーニングを始めることも難しくなります。

いずれにしても、出されたごはんを完食してもらうことが第一歩。
残すようであれば、残さない量を出すようにしていきましょう。
子犬の場合は、一日に数回に分けることも必要です。
すぐに食べない場合は、一度下げてもかまいません。
しばらく経って再度与えてみて、それでも食べないときは一食抜いても健康な犬であれば大きな弊害はありません。

食べるスピードがゆっくりであっても、全部食べ切ることが大事です。

「もう少し食べたい。」と思ってくれるくらいだと、トレーニングに食べ物を使うことも出来るようになります。
食欲のない犬にとって、いくらオヤツを見せて行動を引き出そうとしてもできませんし、ましてやご褒美にもならないので、トレーニング自体を楽しいと感じてもらえなくなります。

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愛犬が食べ物に興味が無く、トレーニングがなかなか進まないときは、まずは食事から見なおしてみるといいかもしれませんね。

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