パピーレッスン:子犬の気持ちを尊重しましょう
「犬が尻尾を振っているときは、嬉しいサイン」ということが100パーセント正解でないことが少しずつ周知されている昨今ですが、愛犬の気持ちを察っしてあげるのは意外と大変です。
特に、子犬や、新しく迎えたばかりの犬の場合、意思の疎通もままならないので、「犬はこういうもの」という先入観で接していると、勘違いしてしまうこともあります。
尻尾ひとつとっても、振っている尻尾の位置や速さなどによって、犬の気持ちは異なるからです。
尻尾に限らず、顔の表情、耳の動かし方、体の緊張感などをよく観察しないと、犬の気持ちはなかなか理解できません。
しかし、ボディシグナルがうまく読み取れない場合でも、犬にはもうひとつ意思表示する方法があります。
それは唸ったり、吠えたりすることです。
子犬だから大丈夫ということはありません。
中には、「子犬が唸ったからと言って、大したことじゃない。
今のうちに、止めさせなければ。」という人がいます。
子犬だって怖い時は唸ったり吠えたりして、気持ちを表しているのですから、止めさせるのではなく、その状況が子犬にとって怖いと理解してあげ、少しずつ怖いものを減らすサポートをしてあげる必要があります。
犬のこのサインを無視していると、犬は唸ることや吠えることをせず、突然に噛むという行動に出ることもあります。
これは攻撃行動ではありません。
身を守るための防衛行動と言っていいでしょう。
犬の要求に全て応える必要はありませんが、理解することは大事。
嫌がることを無理強いすると、のちのちトラウマになったりします。
我が家の見習い、小さいころからいろいろな人に会って、優しく接していただき、基本的には人は大好きですが、若干警戒心が見え隠れします。
子犬の時の一度怖い思いをしているからです。
その後、いろいろな人に出会い、かわいがってもらったおかげで大分平気になったとは言え、急に抱きつかれたりすると緊張して吠えたりします。
気難しいやつです。
でも、それをわかってやれるのは飼い主だけなので、なるべくそういう状況にならないように気を配ります。
※犬好きなお子さんであっても、ぎゅっと抱きしめに来るのではなく、見習いが自分から寄っていくまで待ってもらいました。
※大好きなお子さんには、自分から率先して挨拶に行けるようになりました。
アシスタントの方は、全くそういう心配がないのですが、犬の性格もいろいろなので、よく観察することが大事。
まずは愛犬を理解することから始めましょう。
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