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2020年12月 2日 (水)

ハウストレーニングのポイント

昨日の午後のプライベートレッスンではLさんのハウストレーニングを行いました。
L
さんは、大分ハウスに自分から入って、中で寝られるようにもなっているようですが、扉が閉められるのではないかと、中にトリーツがはいっていても、後ろ足が外に出ている状態でした。

そこで昨日も継続レッスンを行ったところ、自分から中に入ってぐるっと回って来られるようになりました。

202012021

ハウスは犬にとって安心できる場所でなければいけません。
ひとりで留守番をするときや、家族から隔離される状況とだけ関連付けられてしまうと、ハウスの印象は良くないものになってしまいます。

そこで、扉を閉めることより、自分から中に入ってくつろいでいられる時間を増やすことが大事。
もちろん、扉を閉められても落ち着いていられるように少しずつ時間を伸ばす練習もしていきます。

ハウスに入れない状態であれば、中に美味しいものを入れる。
入れるようになったら、入っているときに美味しいものが食べられたり、好きなおもちゃで遊べる状態を作ってあげるという工夫が必要です。

その時に使う美味しいものは結構な量になります。
なぜなら、新しい習慣を作らなければいけないからです。

トレーニングのプロはトリーツの使い方やタイミングをわかって使っていますが、飼い主さんが初めてご覧になると、「えっ?こんなに使うんですか?」と感じられることでしょう。
「そんなに使ってオヤツ漬けになりませんか?」と心配されることもあるでしょう。
新しい行動が習慣になれば、毎回オヤツをあげなくても、犬はちゃんと出来るようになります。
もちろん、上手に出来たときは言葉でもしっかり褒めてあげます。

まずは、その行動が自発的に出るようになるくらい、楽しいことと関連付けてあげましょう。

L
さんも、次の段階はハウスの滞在時間を少しずつ増やすことです。
トレーニングはゲームのように楽しくないと続きませんね。

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