動物は飼うのではなく、命を預かるもの
今日たまたま見ていたテレビ番組で、海外も日本同様、コロナ禍で自宅にいることが増えたために、犬や猫などのペットを飼おうという人が増え、詐欺が横行しているというお話し。
日本と異なり、海外においてはペットショップというものが無い国もあり、インターネット等でブリーダーを探し、コンタクトを取るというケースが多いようです。
通常は親犬を見せてもらい、実際子犬も見てから決めるものですが、インターネットのおかげで、情報は居住エリア外からも当然入ってきます。
そこで、希望者はお金を払いこんでから犬が届くのを待つことになりますが、実際には犬が送られてこないというのが今回の詐欺のようです。
同時に、コロナ禍で子犬と暮らし始めた人が、「こんなはずじゃなかった」と言って犬を遺棄するケースも大変増えているという日本の現状もレポートされていました。
犬と暮らし始めるというのはとても大きなイベントです。
ある意味「結婚」に近いものがあります。
犬種による特性によっては自分のライフスタイルに合わないこともあるでしょう。
個々の犬一頭ずつの性格もそれぞれ。
大人しいタイプもいれば、やんちゃなタイプもいます。
そういったことをきちんと調べることなく、安易に迎え入れてしまえば、当然「こんなはずじゃなかった」となることは容易に想像できるでしょう。
しかし、今回の遺棄の多くの理由は、
・世話が大変
・臭い
などで、はっきり言って結婚相手を探す以前の話です。
生き物である以上面倒見なければいけないのは当然のこと。
餌だけ与えていればいいと思ったら大間違いです。
さらに生きていれば体臭があるのは当然。
人間だって匂うのですから、獣が匂わないわけがない。
ちょっと想像力を働かせればわかるはずです。
そのようなレポートを聞いて、一人のコメンテーターが、「動物は飼うのではなく、命を預かるという気持ちが無ければいけない。」と話していました。
ごもっともです。
犬であれば、最近では15歳以上長生きする子たちが多くなっています。
15年面倒を見ていこうという気持ちがなければ迎え入れるのは難しいですね。
もちろん、人間だれしも明日のことはわかりませんが、気持ちとして、最期まで世話をする気持ちが無ければ、安易に迎え入れて欲しくないと思います。
我が家の犬たち、天寿を全うした2頭、病気で早くに旅立ってしまった3頭。
現同居犬たちのために、こちらが頑張って長生きせねば。
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