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2020年12月30日 (水)

ドッグダンス:景色が変わると出来なくなる

最近見習いとオビディエンスだけでなく、ドッグダンスの練習も始めました。
FCIオビディエンスのCLASS IIIに昇格してから、本犬に全く余裕がないので、ドッグダンスは昨年から封印してきましたが、今月ようやくCLASS IIIに合格できたこともあり、少し習い事でも始めるつもりで、ドッグダンスを再開しようかと思ったのです。

左脚側はオビで嫌というほどやっているので、右脚側を平行してオビの練習に加えたところ、さすがに2年前にさんざんやったので、ポジションの意識は忘れていないようです。

細かいトリックを新たに教えるとなると、繰り返しの練習を行わなければいけないので、オビディエンスと混乱させないために、とりあえず今出来ることにバリエーションを加えていくことにしました。

そこで、単独バックステップは得意なので、足の間のセンターポジションからバックステップの送り出しを行ったところ、なんと全く下がれませんでした。

つまり、いつもは私と向かい合わせのフロントポジションから送り出しているので、私の顔が見えている状態で後ろにさがっていきますが、センターポジションからのバックの場合、私の背中しか見えません。
たったこれだけのことでも出来なくなってしまうのはなぜでしょうか。

犬は景色全体を見ながら動きを認識していることが多いということです。

例えば初めて子犬に「オスワリ」を教えたとき、向かい合わせで目を見つめあって「オスワリ」をさせると出来るのに、信号待ちでハンドラーの左側に立っている犬に「オスワリ」をさせようとすると出来なかったり、ハンドラーの前に回り込んでから座ったりするということがよくあります。

見習いの頭の中には、バックステップは私の顔を見ながら、私の顔をターゲットに後ろにさがっていくと認識していたわけです。

そこで、フロントポジションからのバックステップを反復したあと、途中で私が立ち位置を変えてみたり、あるいは、左脚側位置からバックステップのキューを出したりと、いろいろバリエーションを変えながら練習してみたところ、センターポジションからもスムースに下がれるようになりました。

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202012302

同じ動きであっても、周りの景色が変わるだけでうまくできなくなることは沢山あります。
犬の立場になってみると、原因がわかるかもしれませんね。

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