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2020年12月29日 (火)

ドッグトレーニング:首輪(カラー)の話

犬と言えば「首輪」というのが当たり前の時代から、「ハーネス」が普及し始め、散歩時は身体的に不具合が無い限り、首輪よりハーネスを奨めるトレーナーが増えています。
なぜなら、首輪にリードを着けると首にかかる負担が大きいからです。
特に引っ張り癖のある犬には常に首に大きな負担がかかっている状態になってしまいます。
特に気管支に問題がある犬の場合は首輪よりハーネスの方が安全です。

そんなこともあり、首輪を着けない飼い主さんが増えています。
散歩中はハーネスにリードを着けていれば問題ありませんが、自宅にいるときや、リードが着いていないときに首輪がないと犬を止めることが難しくなります。

犬種によっては、常に首輪がついていることで、首の毛がすれてしまうことを気にする飼主さんもいるかもしれませんが、基本的には何かあったときに、犬を止める方法のひとつとして、首輪を掴んで制止する可能性があるので、首輪を掴まれることに嫌悪感を持たないようにトレーニングしておくことが大事です。

例えば飛び出そうとしたときや、前もって刺激に対して反応しようとしている犬を止める必要が生じたときに、首輪が無いと抑えることができません。
体を触って押さえようとすれば、犬はさらに興奮したり、捕まらないようにと逃げだそうとすることもあります。

首輪に嫌悪感を持たせないためには、小さいころから、首輪を掴まれたときは楽しいことが起きる、嫌なことは起きないと教えておくといいでしょう。
行動を止めたいときはどちらかと言うと子犬の頃が多いので、成犬になって人の話がわかるようになれば、首輪を抑える状況もすくなくなってきます。

しかし、何かのアクシデントで犬が家から飛び出してしまったときでも、首輪があれば誰かに捕まえてもらうことは可能ですが、着いていない場合は捕まえることも難しく、場合によっては飼い犬とみなされないこともあります。

マイクロチップが入っているからと安心していてはいけません。
捕まえてくれた人が犬に詳しいとは限らないからです。

以前散歩中に迷い犬に遭遇したときも、首輪がついていたので、自分の犬のリードをその犬に繋いで帰って来たことがありました。

いずれにしても、首輪のメリットを再確認してみてもいいかもしれませんね。

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