犬とのコミュニケーション:行動を教える以前に。
犬のトレーニングにおいて、「オスワリ」や「マテ」といった行動は、家で完璧に出来ていなければ、当然刺激のある外(家以外の場所)でできるかどうかはわかりません。
しかし、それ以上に重要なのが、たとえ「行動」として理解できていて(教えてあって)、周囲に気をそらす大きな刺激が無くても、そのときやるかやらないかは日ごろの習慣にもよるということです。
つまり、日ごろ愛犬に何かお願いしても、やりたくないと言われてそのままにしておく習慣がついていれば、犬は外でも同様、やらないことを選択する可能性があります。
それを「なぜやらないのか」と責めるのは理不尽です。
家ではやらなくてもよかったのに、外でちゃんとやれというのはちょっとおかしいですよね。
では、犬がわかっているのに「やらない」理由はなんでしょう。
「やる」ことにメリットが無いと犬が感じていれば、やらないことを選択する可能性は高くなります。
やらないことを選択する犬のことを「義務感が無い」と言う人がいます。
個人的には私は「義務感」という意味がよくわかりません。
逆に、犬が飼い主に言われたことをやるのが「義務感」からであって欲しくないという気持ちがあります。
では「やる」メリットは何でしょう。
犬は楽しいことを優先します。
そのあたりを考えてみると、愛犬と真剣に向き合う時間を作るきっかけになるはずです。
これはトレーニング技術以前の部分です。
「ウチの犬は言うことを聞いてくれない」けどそれでいい。という人は気にしないでください。
でも、「愛犬と上手にコミュニケーションが取れるようになりたい。犬の気持ちに近づきたい」と思ったら、ちょっと自分の行動を見直して見ると、愛犬のあなたを見る目が変わってくるかもしれませんよ。
遊んでいるときの犬の表情はとても楽しそうです。
こんな表情で一緒に作業をしてくれるといいですね。
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