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2020年11月

2020年11月30日 (月)

散歩が嫌いな犬

「戸塚お悩み相談」では「お散歩が嫌いなのですが・・。」というのもありました。

「犬なのに散歩が嫌い?あり得ない!
と、中・大型犬を飼っている人は恐らくびっくりされるのではないでしょうか。
しかし、実のところお散歩嫌いな犬は意外と多いのです。
特に小型犬によく見られます。

なぜお散歩が嫌いなのでしょう。

小型犬は当然小さいので、他の大きい犬に会ったとき緊張したり、怖がったり、警戒したりするのが普通です。
そんな小型犬が自分より大きい犬と出会って嫌な経験をしてしまえば、当然大きな犬は怖いと感じるでしょうし、散歩に行けば日常的に大きな犬とも遭遇するので、次第に散歩は楽しくなくなってくるという可能性もあります。

また、夏のお散歩で、飼い主が地面の暑さに気づかず散歩に連れ出していると、歩くことが苦痛になってしまい、散歩嫌いになってしまうというケースもあります。

さらに、車やバイクなど、大きな音をたてて行きかうものが頻繁に通る場所も、犬にとってはあまり楽しい場所ではありませんね。

そうならないように、子犬の頃に社会化を行い、なるべく多くの物に馴らしてあげるということが不可欠になってくるのですが、社会化の方法を間違えてしまうと、これまた外に出るのが嫌な子になってしまったりします。

小型犬は片手で簡単に抱っこ出来てしまうことも散歩嫌いに拍車をかけることがあります。
つまり、歩きたがらなかったり、怖がっていたりすると、ついつい抱き上げてしまい、自分で問題を解決する力が育つ芽を摘んでしまうことがあります。
子犬でも中・大型犬の子は意外と重いため、そうそう抱っこして歩くこともままならないので、自分から歩くのを待ってみたり、励ましながらなんとか歩かせようと飼い主さんも頑張りますが、片手でひょいと持てると、そのステップが飛ばされてしまいがちです。

夏にお預かりしていたNさん。
小型犬のパピーでしたが、お散歩の途中にどうしても渡らなければいけないグレーチング(金属の格子)がありました。

初めてグレーチングを目の前にしたとき、Nさんやはり立ち止まりました。
どうするかしばらく見ていると、行ったり来たりを繰り返した後、勢いをつけて跳び越えてきました。
もちろん、そのときは「すごいね~。やったね。」と思いっきり褒めてあげました。
その後も、少し躊躇はしますが、いつも気合を入れて跳び越えるようになりました。
自分で解決できると、満足気に先を歩いていました。

犬に自分で問題を解決できるように考えさせる時間を与えることは子犬に限らずとても大事なことです。
嫌なことがあれば、常に飼い主さんが抱っこしてくれたりして嫌な思いをしないで済むならいいのでしょうが、なかなかそうもいかないでしょう。
自分の足で自信を持って歩けるようにサポートしてあげると、お散歩嫌いも軽減されるかもしれませんね。

ただ、急にお散歩が嫌いになったときは、健康面を考えてみたほうがいいときもあります。
どこか(足、関節、足の裏)が痛い。
体重が重くなって歩くのがつらい。
年齢を重ねて、歩くのがしんどくなってきた。
などなど。
そんなときは獣医さんを訪ねてみましょう。

わが家で生まれたボーダーの男の子は、年齢を重ねて、ちょっとした上り坂が辛くなって、歩きたがらないことがありました。
仕方が無いので、彼との散歩はなるべく平坦な道を使うようにしました。

犬のサインを見逃さないことも大事なポイントです。
歩くこと自体が嫌なのか、外に出るのが嫌なのか、行きたくない場所があるのか、といったことを切り分けて考えてみると、理由がわかるかもしれませんね。
外で飼い主さんと楽しく遊べるとわかると、散歩にもつきあってくれるかもしれませんよ。

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2020年11月29日 (日)

パピーレッスン:新しい習慣づくりは楽しく。

今日は先月カウンセリングに伺ったH君のレッスンでした。

生後4か月のH君、日々成長しているので、変化もいろいろです。
ハウストレーニングやお散歩で新たなお困りごとが出ているようなので拝見したところ、H君の行動は当然のことなので、新たな習慣作りのために、いろいろ工夫していただくことにしました。

実はH君、保護犬ですが4か月の割にはやけに大人しい。
とは言え、これからまだまだいろいろなことを学んで、行動も変化していくので、今自発的にとっている好ましい行動はどんどん褒めて強化していただくようにお願いしました。

そのひとつが「オスワリ」。
跳びつかないことを強化する練習を前回のカウンセリングで行ったこともあり、目が合うとオスワリをしてくれます。
きちんと褒めてあげます。

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ハウスは入ると美味しいオヤツがあるので、自分から入って行かれますが、扉が閉まると途端に悲しくなるので、扉が閉まっても必ず開くことを伝えながら練習してみたところ、少しだけ我慢が出来るようになりました。
少しずつですね。

お散歩は、様々な刺激に反応して興奮してしまうようなので、刺激の少ないところからアイコンタクトを取る練習。
自発的なアイコンタクトや、名前を呼んだときに反応したらすぐ褒めてあげます。

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落ち着いてお散歩が出来た後半は静かな場所でロングリードを使った呼び戻し練習。

最初はあまり気乗りがしなかったようですが、戻ってきたご褒美のオヤツを転がしてあげたところ、追いかける楽しさが加わって、呼び戻し練習も楽しそうにチャレンジできました。

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トレーニングは楽しくないと続かないですね。
焦らず、少しずつ。根気よく続けていきましょう。

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2020年11月28日 (土)

犬と子供の関係

さて、今日は戸塚のしつけ相談でお聞きした「犬と子供の関係」についてお話しします。

テレビの動物番組や、投稿動画などでよく見られるのは、犬と子供や赤ちゃんが一緒にいるものです。
くっついてスヤスヤ寝ている様子は微笑ましいものですが、なかには子供が犬に対して嫌がることをしていても我慢している犬だったりすることがあります。

犬と子供の関係は実際難しいものです。
お子さんの年齢や、犬が先かお子さんが先かということも要因になってきます。

しかし、大人でさえ子犬を迎えてうまくいかずに悩むことがあるのに、そこにお子さんまで絡んでくればことはさらに複雑になってきてしまいます。

一生懸命子犬に関わろうと頑張って親御さんと一緒に勉強してくださるお子さんもいれば、まだまだ年端のいかない乳幼児もいます。

また個々の犬の性格も関係してきます。
おっとりしていて、多少のことでは動じないタイプもいれば、神経質で、子供の予測がつかない動きをいつも警戒しているような犬もいます。
つまり、子どもとの相性がいいタイプとそうでないタイプとも言えるでしょう。

わが家の初代ボーダーコリー、クリスはフレンドリーと言うほど人懐こいタイプではありませんでしたが、人に撫でさせたり、人の傍にいることを嫌う犬ではありませんでした。
ところが、小学生の低学年以下の子供がそばに来ると、「私に触るには100年早い。」と言っているかのようにすっと避けたり、しつこく寄ってくると小さく唸って警告を発していました。
子犬の頃、幼稚園ぐらいの子供が茂みから飛び出してきて、びっくりした上に、子供もクリスを見て驚いて大きな声で泣きながら走って行ったのを見ていたからかもしれません。
ところが、小さいころ敬遠していた子でも、小学校の高学年になると、クリスは「触ってもいいわよ。」とその子供を受け入れていました。

確かに乳幼児の動きは予測がつかないので、犬にとっては苦手な存在でもあります。
初めから子どもがいる家庭に子犬がやってきた場合でも、しつこく子犬にからめば子犬はストレスを溜めて、少し大きくなってから反撃しないとも限りません。

犬がいる家庭に子供が新たに加わった場合でも、子供がしつこくすれば犬は子供の手の届かない場所に避難していることもあります。
逆に、子犬がじゃれて「甘噛み」しても、相手がお子さんの場合は「噛まれた」というトラウマになってしまわないとも限りません。

いずれにしても、子供が小さかったり、あるいは犬がまだ幼かった場合は、必ず子供と犬だけにさせないことがポイントです。
犬は主人がいなければ自分で対処しようとします。

子供がまだ小さくて動けないうちはまだしも、あちらこちら自由に動けるようになってきたら、愛犬にはハウスやサークルなど、落ち着ける場所を提供してあげましょう。

言葉が通じる年齢であれば、生き物の大切さをきちんと教え、やっていいこととやってはいけないことを伝えていく必要もあるでしょう。

特に小型犬の場合は、小さい子どもであっても自分よりは大きいので、嫌なことをされ続ければ「噛む」という行動に出ないとも限りません。
犬にストレスを与えない環境づくりをしてあげましょう。

犬と子供という絵は微笑ましくもありますが、犬のストレスサインを見逃さないことが不可欠ですね。

アシスタントのニコルは人が好きです。
大人も子供も関係ありません。

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彼女の性格は持って生まれたものでしょう。
ブリーダーさんのところに当時小学生のお嬢さんがいたからかもしれません。

お子さんとのいい関係が出来れば、子供嫌いにならない犬に育ってくれるでしょう。

飼主さんとしても、親御さんとしても忙しいですね。

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2020年11月27日 (金)

パピートレーニング:甘噛みの話

今日は先日戸塚で行ったドッグダンスのデモのあとにお受けした無料しつけ相談であがった問題のひとつ「甘噛み」についてお話します。

「甘噛み」とは読んで字のごとく、甘く噛んでくる犬の行為です。

犬が自分の要求を伝えようとすれば、人間と違って言葉以外のあらゆるボディーランゲージを屈指します。
そのひとつが口です。
口は吠えたり、泣いたりするだけでなく、噛むときにも使います。

子犬の口は、目の前の物を確かめるためにもよく使われます。
つまり口の中に入れてみたり、噛んでみたりと、攻撃以外の意味で使われます。

「甘噛み」と言われる部分は、子犬が何かを口の中に入れておしゃぶりのようにチューイングする行為を言います。
相手が兄妹犬や母犬の時もありますし、人間との暮らしの中にあっては、人間の手に対してよく行われます。
なぜなら、人間の手が子犬のすぐ目の前にあることが多いからです。

子犬を撫でたり、子犬を抱いたり、子犬に接触しようとすれば必ず手が出るので、子犬にとっては格好のターゲットとなるわけです。
さらに、自分の手を使って子犬をあやしたり、遊ばせたりしようとする人も意外と男性に多いので、当然子犬はおもちゃ感覚で手に対して歯を当ててくる確率が高くなります。

子犬の歯が当たったのがアクシデントなのか、じゃれてきているのか、本気で噛んできているのか、それはその時の子犬の状態をよく観察していないとわかりません。
また、じゃれているだけだったとしても、子犬の歯はとがっているので、場合によっては小さいお子さんの手を傷つけてしまうこともあるでしょう。

甘噛みだろうとなんであろうと、人間に歯を当ててはいけないというルールを作っているご家庭もありますが、個人的には「甘噛み」は許容範囲内と考えています。
わが家の見習いも、5歳になりましたが、時々 私の手をハミハミしています。
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さて、子犬の気持ちは遊びであっても、受け手の人間が痛いと感じたら、それは素直に伝えましょう。
そのとき、「ダメ!」や「イケナイ!」と語気を強めて犬を叱るのはあまりおすすめできません。
なぜなら、子犬に叱られた意味は伝わらないからです。
語気を強めて怖がらせれば、一度は驚いてひるむかもしれませんが、繰り返されることで慣れてしまったり、叱られるたびに、今度は叱られる前に強く噛んでやろうなどと考えるやんちゃな犬もいます。

子犬に教えたいことは、相手を強く噛んだらもっと痛い思いをするのではなく、楽しいことが終わってしまうということ。
そのためには、「痛い」ときちんと伝えて、それ以上子犬がからまないようにその場から一度遠ざかることです。
もちろん最初はなぜ大好きな相手がいなくなるのかわかりませんが、毎回同様のことが起これば、遊び相手がいなくならないようにふるまうようになってきます。

昔は、子犬のマズルをぎゅっと掴んで「ダメ!」と言ったり、子犬の口の中にグーを突っ込んで、痛い思いをさせなさいという教えもあったようですが、子犬の信頼を失いたくなければやらないことをおすすめします。

人間の手は優しいもの。美味しいものをくれるもの。一緒に遊んでくれる大事なものと教えていってあげましょう。
そのためには、一緒に楽しめるおもちゃを提供して、おもちゃで遊ぶことを少しずつ教えていってあげましょう。

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会った日は、私の手にさえ近づいて来られなかったNちゃん。
その日の夜にはおもちゃを介して遊べるようになりました。

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2020年11月26日 (木)

ドッグトレーニング:引き出しは多い方がいい

今日はオビディエンスのグループ練習に参加させてもらってきました。
通常は一人で練習しているので、どうしても行き詰りがちです。
グループ練習では、当然のことながら他の犬がいるのでディストラクションにもなりますし、他のハンドラーの存在もディストラクションになります。

さらに、様々なドッグスポーツを経験している方たちなので、お互いの意見交換もとても有益です。

全てのドッグスポーツはハンドラーと犬との意思の疎通が欠かせないという部分では共通していますが、それぞれの分野によって強化する内容は異なるので、各分野に精通している人の話はとても勉強になります。

ドッグトレーナーだからと言って、誰しもがすべてのドッグスポーツに精通しているわけではありません。ドッグスポーツは様々です。
オビディエンス、アジリティ、フライボール、ディスク、シープドッグ、ノーズワーク、ガンドッグ、ドッグダンス、犬ぞり、などなど数多くあり、それぞれ目的に合わせたトレーニング方法があります。

今日の練習では見習いヴィンセントがよく起こすミスについて、みなさんいろいろ意見を出してくださいました。
特にアジリティに精通した方の言葉には「なるほど」と思えるものもありました。

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以前、オビディエンスの課題で必要な脚側後退について勉強したいからと、ドッグダンスのレッスンを受けてくださった方がいらっしゃいました。
ドッグダンスで必須のバックステップ、餅屋は餅屋です。

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見習いの後退歩行も大分安定してきました。

ひとつのことにばかりに囚われていると、本質が見えなくなることもあるので、別の視点からも見られるようにすることが犬を扱う人間には必要です。
常に引き出しを増やす努力は欠かせませんね。

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2020年11月25日 (水)

ドッグトレーニング:オヤツの使い方誤解していませんか?

動物のトレーニングにおいて食べ物を使うことは一般に知られています。
犬のトレーニングにおいても同様です。
なぜなら、食べることは犬にとってとても刺激的で、楽しいことだからです。
しかし、使い方を間違ってしまうと逆効果になりかねません。

今日はそんなことを少しお話したいと思います。
ちょっと長くなりますが、知っておくととても便利です。
最後に「犬しつけ・訓練」のバナーをクリックしてくださると、どれだけの方のお目に留まったかわかるので嬉しいです。

さて、本題に入りましょう。

まず犬にやって欲しい行動を教えようと思ったとき、口で言ってわかるときとそうでない時があります。
例えば、「おいで」と言って、呼ぶような身振りをすれば、嫌なことをされていない犬であれば喜んで飼い主さんのところに走ってくるでしょう。
そんなときに、オヤツを見せびらかして呼ぶ必要はありませんね。
来てくれたことへのご褒美として、犬の大好物のおやつをあげたり、おもちゃで遊んであげたり、あるいはスキンシップで触ってあげてもいいでしょう。
しかし、ご褒美である以上、その子が好きなことでなければ意味はありません。


例えば、昨日の記事にあったハウストレーニングの場合、あまりハウスに入ることが好きでない犬に対し、ハウスの中に美味しいものがあれば入りやすくなることから、ハウスにオヤツを入れておくという方法があります。
これがいわゆる「ルアー」というトレーニング方法で、平たく言うと「餌で釣る」という意味です。
「釣る」といういい方はあまりいい感じはしませんが、実際犬はオヤツに釣られて行動しています。
ただし、オヤツに興味が無ければ釣られないので、この方法は「強制」ではありません。

ハウスに入ってオヤツを食べて楽しかったと思うようになれば、自分から入る確率が高くなり、その際、入った後にオヤツをあげることがご褒美となります。
つまり、ルアーであったオヤツが次第にご褒美の意味を持つようになってくるわけです。

最初はちょっとやりたくなかった行動が、楽しいことと関連づくことによって、犬が学習しやすくなり、ハンドラーも叱ったり、怒鳴ったりすることなく犬の学習をサポートできるので、とてもハッピーなトレーニング方法と言えるでしょう。

最初はハウスに入れたオヤツも、繰り返されることで犬は自分から入るようになるため、ルアーの必要は無くなります。
 

もう一つのオヤツの使い方は「ご褒美」です。
昨日の記事のゴールデンレトリバーのように、自ら跳びつきを止めたり、座ったり、伏せるというハンドラーにとって好ましい行動が見られたときに褒めながらあげるものです。
これを頻繁に繰り返すことで、これらの行動の出現頻度は高まり、行動に対してキュー(指示語)をのせていくことで、その行動と言葉が関連づいて、最後にはキューを聴いただけで犬がその行動を取るようになります。
こちらも、犬を叱ったりすることがないので、お互い楽しくトレーニングが続けられます。

オヤツが入っていなくても、自分からハウスに入るようになったAさんに対し、ハウスの中にいるときにオヤツをあげるようにしていきます。
これがご褒美です。

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前述したように、ご褒美は食べるものだけではありません。
ハンドラーが嬉しそうに褒めてくれることで、犬はこれでいいんだと理解できますし、一緒に遊んだり、撫でてもらうことでハッピーになれればそれもご褒美です。

さらに、犬が今やりたいこともご褒美になります。
例えば、「散歩に行きたい」と思っている犬に、勢いに任せて外に飛び出されたら危険なので、ドアの前で一瞬待つことを教えたいときは、待てたら外に出ていいよと許可を出してあげます。
ここで敢えてオヤツをあげることはありません。
外に出ることが自体がご褒美なのですから。

様々な褒め方やオヤツの使い方がありますが、オヤツを頻繁に使う意味は、すぐ口の中に入って飲み込まれるというタイミングの良さにあります。
例えば「伏せの持続」を教えたいとき、動かないでいて欲しいのに、遊んでしまったり、撫でてしまえば、犬が動いてしまう可能性があります。
伏せている犬の前足の間に、コンスタントにオヤツを置いて行けば、犬が伏せている時間を伸ばすことが出来ます。
つまりじっとしていることを体で覚えることができるのです。
上手に出来たら、最後に解除して一緒に遊んであげればいいでしょう。


そしてもう一つ、オヤツを使って犬をリセットすることが出来ます。
例えば、マットトレーニングでマットに乗ることを犬に教えているとき、自分から再びマットに向かってもらうために、一度マットから下りてもらおうとして「下りて」という別のキューをだすのではなく、オヤツをマットの外側に投げることで、犬が自分からオヤツを拾いに行こうとマットから下りた後、再びマットに向かわせる練習を続けることが出来ます。

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このようにオヤツはとても便利で、犬とコミュニケーションを取るツールとして欠かせないものですが、使い方を間違ってしまうと、逆効果になってしまうこともあります。

例えば、「ルアー」として新しい行動を教えるときに利用するのはいいのですが、ある程度行動が理解できているのに、いつまでも犬の目の前にオヤツを見せていると、オヤツが外せなくなってしまいます。
行動とキューを早く関連付けてあげることが犬にとってのストレスは軽減されます。
集中を取りたいからと言って、ずっと見せたままで引っ張れば、犬はオヤツがもらえないことにストレスを感じて、要求吠えの原因になったり、逆に一緒にいてももらえないなら楽しくないと学習し、他に気をそらしてしまうこともあります。

また、とても集中してハンドラーの言葉がよく聞こえているのに、オヤツを見せたことでそちらに気がそれて、集中力がきれてしまうこともあります。

オヤツには効果と副作用があることも忘れてはいけませんね。


犬の注意を惹くことに多くの効果がある食べ物ですが、食べ物が無ければ動かない犬にしないためには、ハンドラーがタイミングを見計らいながら、学習のレベルをあげていきましょう。

愛犬とのコミュニケーションづくりのために、是非愛犬と一緒に上手なオヤツの使い方を学んでください。


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2020年11月24日 (火)

パピーレッスン:やって欲しいことをわかりやすく伝える

先週カウンセリングにお伺いしたAさん。
今日から少しレッスンを受けていただくことになりました。

カウンセリングの日、天真爛漫に私に跳びついたり、体当たりしていたAさんでしたが、後半跳びつかない方がメリットがあることを繰り返してお教えして帰って来たところ、今日お会いした時はなんと一度も体当たりせず、跳びつこうとしても慌ててやめたりと、それなりにきちんと成果が出ていました。
ご家族みなさんが頑張られた結果でしょう。

さらに跳びつかないだけでなく、自分から座ったり、伏せたりしながらアイコンタクトもとってくれました。
一生懸命考えて行動しているのがよくわかります。
どの行動を取ればいいのかを理解しているからですね。

ネガティブに声を荒げるのでなく、やって欲しいことを強化するだけで、犬たちは確実に行動を学習していきます。


現在ケージを利用されていますが、日常的にはなかなかはいってくれないということもあり、今日はハウストレーニングも行いました。

跳びつかないことも、ハウストレーニングも、ゲーム感覚で教えてあげると、犬も楽しく参加してくれます。

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ハウスから出ていいよと言う合図もきちんと出してあげることで、飛び出さないことも教えていきます。

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ハウスで上手に時間を過ごすための工夫もお伝えし、様子を見ることに。

沢山遊んで、沢山動いて、沢山お水を飲んで、トイレもきちんと出来て、今日のAさんはハナマルでした。
日々の成長が目まぐるしい年ごろですので、軌道修正は早めにすることで、人も犬もストレスなく共同生活が送れるでしょう。

来週お会いするのが楽しみです。

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2020年11月23日 (月)

ドッグダンスデモ@戸塚

今日は久しぶりにイベントでニコルとドッグダンスのデモをしてから、無料しつけ相談をお受けしてきました。

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デモの予定は前から決まっていましたが、秋のドッグダンス競技会シーズンで、ルーティン作成も大詰めと言うところもあり、デモのルーティン構成はかなり間近になってから私の頭の中だけで作り、実際ニコルと練習したのは先週のファンショウが終わってからでした。

つまり実際に練習できる期間がとても短かったこともあって、ニコルの負担にならないように、ほぼ今出来る動きに、現在のルーティンで使っている動きをいくつか組み合わせることにしました。
恐らく競技会用のルーティンをご覧になった方は、「動きが似てる」と思われたことでしょう。

いずれにしても、練習時間が短かった割には、いろいろ画策したこともあり、ニコルはとりあえず動いてくれました。
ただ、実際のステージの大きさや状況がわかったのが当日なので、午前のデモでは、柱に当たりそうなのを回避したり、ニコルがステージからはみ出しそうになったりといろいろあり、午後のデモでさらに修正することにしたら、さすがにちょっと息が合いませんでした。
ご覧になった方はちょっとがっかりだったかもしれません。

しかし、デモの後の無料しつけ相談では、会場にいらした方からいろいろな質問をお受けすることが出来てホッとしています。

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・甘噛みのこと
・他の犬に過剰に反応してしまうこと
・ご飯が待てない
・集中が持続しづらい
・お散歩が好きでない

・お子さんとの関係性について

などなど、時間の許す限りお答えさせていただきました。
愛犬とのコミュニケーションのヒントになっていればいいのですが。

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2020年11月22日 (日)

ドッグトレーニング:「出せ」を教える

服従訓練競技などでは、「持来」という課目があり、投擲したダンベルや、置いてあるダンベルを咥えてハンドラーの元に持ってきて手渡すという課目があります。

その際、ダンベルを何度も噛み返したりするとペナルティとなります。
つまり、母犬が子犬を咥えるがごとく、歯型をつけずに咥えて戻ることが必要です。

服従訓練でなくても、ドッグダンスでは小道具を咥えてパートナーに手渡したりと、トリックとして使うことも多いものです。

動いている物を追いかけたいという要求は多くの犬が持っているので、「持来」を教えるのは意外と簡単ですが、噛み返すことなく、ハンドラーのキューでハンドラーに手渡すことを教えるのはちょっと難しいものです。
出来れば咥えて振り回したり、噛んだりしたいのが犬。
そこで、咥えている物を出すことを教えていくのですが、今日のプライベートレッスンの生徒さんは、手渡しでなく、決められた場所で持っている物を出すことを教えたいとのことでしたので、最初は手渡しではなく、咥えている物をキューで口から出すことを教えることにしました。

生徒さんは手渡しで咥えている物を渡すのは「ちょうだい」のキューで覚えています。
つまり「ちょうだい」と言ってしまえば、ハンドラーの元に来て持っている物を手の上に落とすと理解しているので、この場合別のキューを使うことにします。

咥えているものを自発的に口から出してもらう方法として、生徒さんがもっと好きなおもちゃを見せることにしました。

「咥えて」のキューで落ちているおもちゃを拾って来たら、すかさず別のおもちゃを見せながら「出せ」のキュー付け。
出したら、見せたおもちゃで遊んであげます。

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この方法は、咥えて欲しくないものを咥えて喜んでいる子犬にも効果があります。
子犬が家族の洗濯物などを咥えてしまうと、ついつい「あっ、ダメ!」とか言ってしまいそうですが、黙って犬の横にオヤツを投げてやると、おやつを食べようとして咥えている物を離します。
その時、さりげなく洗濯物を片付けて何事もなかったようにすれば犬を叱る必要がありませんし、叱ったことでアテンションが取れて喜んでいる犬の悪戯をさらに強化しなくてすみますね。

この場合、声をかけておやつを投げる必要はありません。
なぜなら、ご褒美ではないから。
たまたま美味しいものが目の前に落ちてきた「ラッキー」で気をそらせてあげましょう。
オヤツ一個だとすぐ気づいてしまうので、数個落としてあげるといいかもしれませんね。

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2020年11月21日 (土)

犬とのコミュニケーション:行動を教える以前に。

犬のトレーニングにおいて、「オスワリ」や「マテ」といった行動は、家で完璧に出来ていなければ、当然刺激のある外(家以外の場所)でできるかどうかはわかりません。

しかし、それ以上に重要なのが、たとえ「行動」として理解できていて(教えてあって)、周囲に気をそらす大きな刺激が無くても、そのときやるかやらないかは日ごろの習慣にもよるということです。

つまり、日ごろ愛犬に何かお願いしても、やりたくないと言われてそのままにしておく習慣がついていれば、犬は外でも同様、やらないことを選択する可能性があります。
それを「なぜやらないのか」と責めるのは理不尽です。
家ではやらなくてもよかったのに、外でちゃんとやれというのはちょっとおかしいですよね。

では、犬がわかっているのに「やらない」理由はなんでしょう。
「やる」ことにメリットが無いと犬が感じていれば、やらないことを選択する可能性は高くなります。
やらないことを選択する犬のことを「義務感が無い」と言う人がいます。
個人的には私は「義務感」という意味がよくわかりません。
逆に、犬が飼い主に言われたことをやるのが「義務感」からであって欲しくないという気持ちがあります。

では「やる」メリットは何でしょう。

犬は楽しいことを優先します。

そのあたりを考えてみると、愛犬と真剣に向き合う時間を作るきっかけになるはずです。
これはトレーニング技術以前の部分です。

「ウチの犬は言うことを聞いてくれない」けどそれでいい。という人は気にしないでください。
でも、「愛犬と上手にコミュニケーションが取れるようになりたい。犬の気持ちに近づきたい」と思ったら、ちょっと自分の行動を見直して見ると、愛犬のあなたを見る目が変わってくるかもしれませんよ。

遊んでいるときの犬の表情はとても楽しそうです。
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こんな表情で一緒に作業をしてくれるといいですね。

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ラリオビトライアルの申し込み締め切りは11月28日(土)です。

来月1219日に山中湖のドッグリゾートワフインドアドッグラン内で開催予定のWCRL規定ラリーオビディエンストライアルの申込締切は1128日(土)です。

次回の予定は20213月ですので、年内最後のトライアルとなります。

皆様のご参加をお待ちしております。

トライアルの詳細は以下をご確認ください。
http://wanbywan.com/tiral_premium20201219.pdf

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2020年11月20日 (金)

パピートレーニングの落とし穴

子犬は常に飼い主さんを目で追って、後ろをくっついて歩くものです。
つまり、飼い主さんに興味津々というわけです。

そんな飼い主さんが子犬と関わる中で、トレーニングを行おうとすれば、子犬は楽しそうにどんどん吸収していきます。
ところが、子犬が多くを吸収するからと根を詰めてしまったり、ハードルを上げ過ぎてしまうと、子犬の集中力は切れ、興味は他に移ってしまい、そのうちトレーニング自体に興味が無くなってしまうこともあります。

子犬の興味が他に移ってしまうと、ついつい美味しいもので気持ちを戻そうとしてしまいがちですが、美味しいものはどちらかというと一時しのぎにしか過ぎないこともあります。

子犬の興味がずっと続くようにするためには、子犬が楽しいと思えるようなアプローチが必要になります。

つまり、
・集中力がつづかないので休憩を多めに取る。
・出来たと思ってハードルをあげすぎない。
・トリーツは誘導でも使いますが、ご褒美として使うことを忘れないようにする。

※見せ餌として使い続けると、もらえないと思い、飼い主さんと一緒に何かする興味が薄れてしまいます。
・トレーニングが楽しくなるように工夫する。
※ハンドラーも沢山動いて、子犬が楽しくついて来る環境を作っていきます。

さて、今日はLさんのプライベートレッスン。

日常のマナーに加え、ドッグダンスも少しずつお勉強しています。

今回の宿題はウィーヴでしたが、飼い主さんの足の間を上手に歩けるようになっていました。
でも、無理は禁物。
集中が切れそうになったので、今日はハンドターゲットを導入してみました。

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飼主さんの手に鼻を付けるだけでクリッカーが鳴り、美味しいものが投げられる。

ちょっと頭をリセットさせながら、新しいことに挑戦です。

これからが楽しみですね。

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2020年11月19日 (木)

犬界でも空気が読めるのは女子(?)

今日はアシスタントと見習いを連れてプライベートレッスンに伺いました。
見習いは特に何をするわけでもないのですが、こちらのお宅では歓迎していただけるので同伴しています。

さて、レッスン中はアシスタントがデモをやったり、私が生徒さんと動いたりしているのを見習いは通常室内で伏せて待っているのですが、勝手に動き回って邪魔をしないようにリードは係留してあります。

レッスン中はもちろん静かに待っていられたのですが、レッスンが終わって生徒さんとおしゃべりが始まった頃には飽きてきた見習いが、「かまえよ」と要求してきました。
すると、アシスタントがわざわざ見習の傍にいって遊びに付き合ってやっています。
さすがおねぇさん。

通常生徒さんが遊びを要求して吠えても、仕事柄ウチの犬たちは私がOKを出さない限り遊びには応じません。
要求吠えをしている方は、相手にされなければあきらめ、そのうち静かになります。
いわゆる要求吠えには応じないというルールを守ってあげると、相手が犬であっても要求がかなわないことが理解できるわけです。

しかし、見習いが要求することで、周りにご迷惑をかけてはいけないと思ったのか、アシスタントが要求に応じたようです。

そこで、二頭でしばし寝技で遊んでいる声が聞こえていたかと思ったら、今度は静かになりました。

そこでふと振り返ると、なんと見習いがおもちゃで遊んでいます。
そのおもちゃはどこから来たのかと見れば、生徒さんのベッドの上に置いてあったおもちゃ。

どうやら生徒さんまで見習いの気持ちを察して、自分のおもちゃを持ってきて貸してくれたようです。

202011191

男子より女子の方が空気が読めるのは犬も同じ(?)。
二頭の女子に相手をしてもらい、ご機嫌な見習いでした。

もちろん、飼い主さんがどう要求に応えるかはなかなか難しいところ。
吠えている状態に対してリアクションしてしまえば、犬はその状況を学習していきます。
つまり、吠えれば要求が通るということを簡単に学習し、要求吠えがエスカレートする可能性が高くなるわけです。

ただ、犬が暇を持て余していることを理解し、少し間をとってから、きちんと時間を作って相手をしてやるのが飼い主の義務と言えるでしょう。

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2020年11月18日 (水)

尻尾のはなし。犬種の特性も踏まえて。

断尾されていない犬には当然尻尾があります。
そして、昔から犬の尻尾が振られているときは「機嫌がいい」とか「喜んでいる」とされ、犬の尻尾が下がっていると「怖がっている」といった大まかな判断がされてきました。

しかし、様々な研究が進むにつれて、犬の尻尾が表す犬の気持ちが細かく解明されるようになり、犬が尻尾を振っているからといって喜んでいるとは限らないということが最近日本でも広まりつつあります。
広まりつつあるとは言っても、プロがきちんと伝えていかなければ、一般の飼い主さんにはなかなか伝わらないので、時折犬同士のいさかいがあったり、人間が怪我をするといったことも起こっています。

いずれにしても、犬の尻尾の動きには犬の心の機微がよく表れているといってもいいでしょう。

さらに犬種による差異があることも知っておくといいかもしれません。

例えば、日本犬は日常的に尻尾があがっているのが普通ですが、ボーダー・コリーの尻尾があがっているときは平常心ではありません。
緊張しているときや楽しい時に尻尾があがったりします。

逆に、普通の犬の場合、尻尾が後肢の間に挟まるほど下がっていると、怖がっていることが多いのですが、ボーダー・コリーの場合は真剣に仕事をしているときだったりします。

つまり、尻尾の位置や様子だけで犬の状況を確認するのは難しい場合もあるということ。

また、体のバランスを取るためにも使われていることもあります。

202011181

ちなみに、上の画像はアシスタントのニコルさんヒールウォーク時の様子。
ボーダー・コリーではありますが、仕事中でも楽しい時は尻尾が結構上にあがります。

202011182
上の画像はサイドステップ時の尻尾の様子です。
バランスを取るために、ヒールの時より少し尻尾を下げながら左右に振っています。

尻尾はある意味指標にはなりますが、立ち姿の緊張度や、顔の表情なども合わせて観察するとわかりやすいでしょう。
愛犬のその時の気持ちがわかると、メンタル面のサポートもしやすくなりますね。

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2020年11月17日 (火)

ドッグダンス:動き方を教えるコツ

ドッグダンスでは様々な動きを犬に教えますが、よく使われるのが回転系の動きです。
つまり、「スピン」や「アラウンド」など、犬が回る動きが単独のムーヴとしてだけでなく、ポジションチェンジなどにも使われます。

ところが、回転系の動きは犬の顔がハンドラーから離れて外側を向いてしまうので、ある意味集中が切れやすくなってしまうこともあります。

そこで、最初に教えるときは、犬が付いてきやすいようにゆっくり誘導していきますが、ある程度動きを理解した時点で、タイトに回る回り方を教えてあげると回転速度もあがり、周りも気になりづらくなります。

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上の画像は、最初に教えた通りの動きですが、二枚目の画像は速く回れるように誘導したあとの動きです。
ポイントは犬を前方から回すのでなく、その場で首を右に振るように誘導してあげることです。

もちろん、本番でこのスピードが出るかどうかは様々な要因次第ですが、知っているか知らないかは犬が使うかどうかの分かれ目かもしれません。

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いつものんびり回っているパートナーの動きを少し速くしたかったら、タイトな動き方を教えてあげるといいかもしれませんね。

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2020年11月16日 (月)

オヤツマシーンにならないために

犬に新しい行動を教えたり、現状の行動を変えてもらうために、正の強化トレーニングではトリーツなど犬の好むものを使います。

今日カウンセリングに伺ったAさん。
まだ生後半年のお嬢さん。
飼主さんの気持ちがうまく伝わっていないので、彼女もどうしていいのかわからない状況。
天真爛漫なところはまさしくゴールデンレトリバーなのですが、大型犬は天真爛漫と言って笑っているわけにはいかないので、パワーアップする前に好ましい行動をきちんと教えてあげる必要があります。

初対面の今日は大歓迎をしてくれて、何度も体当たりしてくれたAさん。
こちらも若くは無いので、そのパワーを全部受け止めてあげることは出来ません。

ということで、いつもパピーさんにするように、とりあえず興奮がおさまるまで待って、跳びつきをやめたらすかさず褒める。
座ったら褒める。
伏せたら褒める。
いいところは全部褒めてみました。
褒めると言っても私とAさんにはまだ関係性も何も無いので、触ったりせず、とりあえずトリーツやフードのご褒美を出していきます。

最初はピョンピョンしながら私を突き飛ばしていたAさんも、次第に飛び上がろうとするものの、突き飛ばしが無くなって、だんだん飛び上がりたい気持ちを抑えるようになりました。

その後座る確率も高くなりました。
座るとオヤツがもらえる(いいことがある)と学習したからです。

そのうち、私の手の中にオヤツがあると理解して入れるので、手ばかり見ながら、催促するように。

202011161

座ることが大分強化されたので、次は座った後目が合うのを少し待つことにしました。
私はオヤツマシーンではないとわかってもらいたかったのです。
すると、なかなか手が動かないと、ちゃんと私の顔を見るようになってきました。

202011162

短い時間でしたが、一生懸命考えているAさんの様子を飼い主さんにお見せすることが出来ました。

愛犬に何かを伝えることはなかなか難しいものです。
「あっているよ。」
「間違っているよ。」
言葉だけでは伝えづらいものですが、どうしてもやって欲しくない行動が目に付いてしまいがちな子犬に「間違っている」とばかりを言い続けていると、極端な場合、犬はすべての行動することをやめてしまうこともあります。

「あっているよ」を沢山言ってあげることで、どうすれば褒めてもらえるかを考える犬に育てる方が、犬にとってもストレスは軽減され、学習も進んでいきます。

今日がコミュニケーションの一歩になればと思います。

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2020年11月15日 (日)

ドッグダンスファンマッチに参加してきました。

今日はDDJP(ドッグダンスジャパン)さん主催のファンマッチに参加してきました。

昨日のコンペ同様、今回はコロナの影響で海外からジャッジを招致できないので、ビデオで海外ジャッジがコメントをしてくださるというもの。

いつもはコンペに参加するのですが、今回はアシスタントのニコルとモチベーターの使用が出来るファンマッチに参加しました。

エントリー順がトップだったため、ニコルの気持ちをどう盛り上げるかいろいろ考えました。

ニコルは生後5か月で高齢犬が2頭いるわが家にやってきました。
14
歳のおばあちゃんはほとんどニコルと関わりませんでしたが、12歳の息子犬の方は、ニコルが羽目を外すと時折喝を入れるちょっと怖いおじいさんでした。

そんななかで、上手に回りの空気を読みながら大人になったニコルは喧騒を嫌い、仕事では上手に生徒さんのお手本になれる犬になりましたが、激しく吠えている犬がいると、自分に向かってこなくても、さっさとその場から立ち去ろうとするようになりました。

かつてJKCの競技会でCDIIIにエントリーしていたとき、リードを外した課目にはいるとき、ちょうど隣のリンクでフライボールの練習が始まり、犬たちの興奮して激しく吠え始めたとたん、さっさと帰ろうとし、慌てて引き留めたことがありました。

そして、ドッグダンスのコンペでも、演技中に吠える声が大きく響くと、とたんに帰りたくなるという変な癖がついてしまったのです。
もちろん、リンクアウトしたことはありませんが、テンションが下がっているのは一目瞭然です。
普段私との作業を楽しそうにやってくれているだけに、そのギャップにいつも驚かされます。

今回コロナ禍で春のコンペが飛んでしまい、本番の機会も少なかったこともあり、コンペの会場のネガティブな印象を払拭する機会にと、前回のモチベーター可のコンペに続いて、今回もモチベーター可のクラスに参加することにしました。

そこで、馴致も他の犬が入っているときはニコルが自信を持って出来る動きだけをやって褒める。
出番前は、安心できるクレートで待機。
スタート5分前にホワイエに入って、一緒に動いた後は、出だしの簡単なチェック。
もちろん、一つ一つの作業に対してきちんと褒めて、気持ちよくリンクにはいってもらいました。

202011152

結果、遠隔作業で一瞬気が散りましたが、全体的にはよく集中してくれていたので、途中でトリーツを出して集中が切れては本末転倒ですから、ご褒美は演技終了後にジャックポットにしました。

犬たちは日々成長していますし、変化しています。
「いつも大丈夫だから」という気持ちでいると、ちょっとした変化を見落としてしまうこともあります。

「いつもできることができない」ことには理由があります。
それはどちらかというとメンタル面に起因していることの方が多いものです。

ついつい見過ごしてしまいがちな愛犬の精神面。
ちゃんとサポートしてあげたいですね。

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2020年11月14日 (土)

遠征中です。

明日DDJPさん主催のドッグダンスイベントに参加するため、本日より不在にしております。
メール等の返信は明日以降となりますのでご了承ください。

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2020年11月13日 (金)

デイリートレーニング:経験値は少しずつあげる

子犬のとき重要な社会化は大人になれば終わりではありません。
なぜなら、犬の周りで起こること全てを犬が理解できるとは限らないからです。

人間との共存の中で経験する多くのことを、おおごとにしないためには、
小さい経験の積み重ねが重要です。
苦手だからと避けていたら一生大丈夫にはならないでしょう。

「苦手」の意味は嫌いとは限りません。

嬉しくて大興奮してしまうこともあるでしょう。
つまり平常心でいられないことです。
平常心でいられなければ、当然ハンドラー(飼い主)の言葉も耳に届きません。

いろいろなものに少しずつ馴らしていくことで、ひとつひとつのことをおおごとにすることなく、
気にしないでいられるようにしてあげることが、ハンドラーがやるべき大事なお仕事ですね。

 

今日のプライベートレッスンでは、犬を見つけると興奮してしまうLさんに、犬はいて当たり前と学習してもらうために、距離が取れる大き目な公園で練習。

最初は少々興奮気味だったLさんも、落ち着いて歩く練習をしているうちに、自分から飼い主さんに意識を向け始めました。

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自発的な行動はしっかり褒めてあげましょう。

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2020年11月12日 (木)

犬は予測する

日ごろ愛犬と暮らしていると、こちらの行動を予測しているように見えることが沢山あります。

ごはんや散歩など楽しいことについては当然ですが、それほど楽しいことではないことでも、こちらから声をかけなくても、予測してその行動を取ることが沢山あります。

日常生活では、阿吽の呼吸のように通じ合ってる感が出てとてもいいのですが、トレーニングにおいては裏目に出ることもあります。

例えばよくあるのが、ごはんの前に、「オスワリ、お手、お変わり」といつも言っていると、犬は言われる前から動作を行いますが、「お変わり」の方が欲しいのに、「お手」が出てくるということもあります。
この程度でしたら大勢にはさほど影響しないかもしれませんが、これがドッグダンスのルーティンで、今までのルーティンと次のルーティンで構成を変えた場合、勝手に前の順番をやってしまうこともあり得ます。

特に見習いVincentがやっているFCIオビディエンス競技の場合、持来するダンベルの方向がその都度変わったり、コーンを周って戻ってきたときにその日に決められた姿勢で止まるといった課題があります。

持来については、左右をきちんと教えておくことで回避することが出来ますが、コーンを周ったあと決められた姿勢のキューを出して犬を止める課題では、犬が止められることを予測して勝手に止まって姿勢のキューを待つという弊害が出てしまいます。
この場合、犬がハンドラーの指示の前に勝手に止まった場合、それだけで持ち点10点から2点引かれてしまいます。

そして案の定、今回の競技会で見習い勝手に止まりました。

202011121

止まらないで走る抜ける練習をしていたにも関わらず、止まることを優先してしまいました。

競技本番ではいろいろなことが起こります。
勝手に止まった見習いを再度招呼し止めて次の作業の指示を出す羽目になってしまいました。

いずれにしても後手後手になったのと、予想外の指示に焦ったのか、見習いはダンベルを咥えるところまではいけたものの、その先のハードルが認識できず作業を貫徹できませんでした。

頭がいいから予測するのか、頭が悪いから勝手にやるのか、何とも言い難いところですが、ハンドラーの指示をきちんと聞いてくれるパートナーでいて欲しいですね。

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2020年11月11日 (水)

無料しつけ相談開催予定

来る1123日(祝)、ABCハウジングの戸塚住宅展示場にて無料しつけ相談承ります。

愛犬のことで日ごろ気になっていること、お困りのことなどありましたら、是非お運びください。
ドッグダンスのことでもかまいません。

時間は11:00~、14:00~です。

アシスタントと一緒にお待ちしております。

ABC
ハウジング戸塚住宅展示場はこちら
https://www.abc-housing.co.jp/syuto/park/totsuka.html


以前のしつけ相談の様子(会場は立川)
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2020年11月10日 (火)

ドッグダンス:ウィーヴのバリエーション

今日はドッグダンスの定期クラス。

ルーティンの構成を頑張っていらっしゃる生徒さんたち。
パズルのピースを埋めるのに苦労していらっしゃる方も。

特にドッグダンスは広いリンクの中をどう動くかも大事なポイントになってきます。
同じ場所でトリックばかりをやっていてもだめ。
同じ方向に行ったり来たりもだめ。
同じ方向にだけ進んでいてもだめ。
※「だめ」というのはリングデザインの観点から評価ポイントが低いという意味です。

つまり、様々な動きのバリエーションが要求されるドッグスポーツです。

そこで構成に悩んでいたペアに横に動く動き方として、ウィーヴのバリエーションを取り入れてもらうことに。

ハンドラーが横に動きながら、パートナーがハンドラーの足の間をウィーヴしていくもの。

202011101

犬にとっては、方向は変わっても「前進」という動きに大きな違いはないので、通常のウィーヴが出来ればすぐ動けるようになります。

ウィーヴには様々なバリエーションがあるので、是非取り入れてみてください。

ウィーヴの教え方動画はこちら👇

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2020年11月 9日 (月)

パピーレッスン:落ち着くことを教える

犬にも個体差があるので、大人しい子や活発な子など様々です。
そしてそれぞれの飼い主さんは、どちらかというと無いものねだりで、大人しいタイプの子は、もっと嬉しい気持ちを体全体で表して欲しいと思ったり、活発な犬の飼い主さんは、もう少し落ち着いて欲しいと思ったりしています。

飼主さんに対して関心が無いのは困りものですが、大人しくても、ちゃんと飼い主さんの話が聴けて、コミュニケーションが取れるのであればそれは素晴らしいことですし、元気で活発だからといって、わがまま勝手に行動されれば、それはそれで大変です、

活発であっても、人の話が聴けることが大切。
そのためには、オンとオフのメリハリをつけられるようにサポートしてあげるといいでしょう。

今日のパピーレッスンのお嬢さんはどちらかと言えば大人しいタイプですが、だからといって自己主張がないわけではありません。
そこで、飼い主さんと楽しく遊ぶことと、落ち着いて休むことをハウスを活用しながら実践していただいています。
さらに、跳びつき防止の観点から、跳びつかないことを褒め続けていたら、何も言わなくても、自分からオスワリやフセをするようになりました。

202011093

そこで、今度はおうちの中だけでなく、出先でも落ち着いていられるように「マットトレーニング」を始めることにしました。

マットが安心していられる場所とわかれば、外出時ハウスが無くてもマットを置くだけでくつろげるようになります。

まずはマットの上にトリーツを置いてマットに向かいやすくします。

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マットの上でトリーツがもらえるとわかると、何も言ってないのに、そのままマットの上でフセをしてくれるようになりました。

202011092

自発的な好ましい行動(自分からマットの上に乗る)もどんどん褒めてあげます。

202011094

今回はここまでですが、自分からマットに興味を持った、向かって行くようになれば、「マット」といったキューを載せていきます。

沢山頭を使った後は、集中力も落ちてくるので、ハウスにいざなってあげると、そのままウトウト。

寝ている間に、お勉強したことがインプットされるといいですね。

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2020年11月 8日 (日)

ドッグトレーニング:日々の練習の大切さ

先週、ラリオビのレッスンで、とてもいい集中を見せてくれた若いオス犬のことを書きました。
最初はラリオビ以前の基礎トレーニングから始めなければいけなかった子ですが、飼い主さんの日々の練習の成果で、ラリオビのレベル3もチャレンジできるほどになりました。

今日のレッスンの生徒さんは、コロナ禍もあり、ほぼ8か月ぶりのレッスンでした。
しばらくぶりのレッスン場所ということもあり、最初は多少集中を欠いていたようですが、その後は落ち着いてハンドラーさんの話が聴こえるようになりました。
日々のトレーニングの成果ですね。

 202011081

基本はすでに理解できていますが、しばらくぶりの喧騒ということもあり、環境刺激が集中の邪魔をすることはよくあることです。
経験値を高めること、冷静でいられることを教えることは犬たちにとっても多くのメリットがあります。

是非日々わずかな時間でも、愛犬のサポートに割いてあげましょう。
犬たちを退屈にさせないためにも、楽しい時間を共有してあげましょう。


愛犬と外で一緒に遊べるようになるということも、愛犬の成長のひとつですね。

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2020年11月 7日 (土)

JKCラリーオビディエンス

今日はコロナで中止が続いていたJKCの訓練競技会に参加してきました。
最後に出たのが2月ですから、ほぼ9か月ぶり。

去年FCIオビディエンスのクラスIIIに昇格したものの、練習量不足と、競技会の少なさで、相変らず本番慣れが出来ない見習いが今回もいろいろ課題を残してくれました。

もうすぐ5歳。
男子はなかなか大変ですね。

一方アシスタントはJKCの競技ではグランドトレーニングチャンピョンを達成してからオビディエンスに転向したものの、クラスIIの金属ダンベルで躓き、いつも見習いの付き添いでつまらなそうにしていたので、今回JKCのラリーオビディエンスに初挑戦してきました。

202011071

JKC
ではゆくゆくはFCIルールと統一してラリーオビディエンス競技を行いたい意向ですが、現時点ではまだ正式競技ではなく、今回もアトラクションということでした。

一応WCRL規定のラリーオビディエンストライアルのジャッジをしていることもあり、ラリーオビディエンスというものにはそれなりに精通していますが、サインカードが全く異なっていますし、コーンの回り方なども違うので、見分はしたものの、ちょっと緊張しました。

202011072

私の緊張をよそに、アシスタントはいつものことをやってくれましたが、地面に置かれたサインカードやいつもと違うコーンが少し気になったのか匂いを嗅いで1点減点の2席となりました。

サインカード自体は異なりますが、課題は似ているので、JKCでも競技として開催されるようになったら是非チャレンジしてみてください。
課題の作業中も愛犬を褒められるという共通ルールですので、はいりやすいでしょう。


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2020年11月 6日 (金)

犬は人間の動きをよ~く観察しています。

今日のプライベートレッスンは6か月の女の子。
ハウストレーニングにも大分慣れてきたところですが、まだまだ自分から進んで入るところまでは行っていません。

今日もレッスンの合間にハウストレーニングをやったのですが、美味しいものが入っていてもなかなか足を踏み入れようとしなかったので、ハウスの扉を外してみたところ、さっさとおやつを食べに入っていきました。

202011061
ちょっとしたことですが、そんなことも犬はしっかり見ています。
もちろん気づかない子もいますが、特に女子はよ~くこちらの行動を観察しています。
扉がなければ閉められないことがわかっているからですね。

しばらく扉無しで練習した後、扉をつけてやってみたら、そのまま中に入ってくれたので、扉は閉めずに入る練習だけをやることにしました。

202011062

ハウスが落ち着ける場所となって、自分から入って休んでくれるようになるまでは、まだまだ時間がかかりそうですね。

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2020年11月 5日 (木)

ブリーディングで気をつけたいこと

私がかつてブリーディングをしたときはまだこの法律が出来ていませんでしたが、現在は動物の取り扱う場合(本業でなくても)は、行政に「動物取扱業」の登録を行わなければならなくなりました。
ブリーダーは動物取扱業の区分の「販売」にあたります。

つまり、「我が家の愛犬がかわいいので、その子供が欲しい」と思った場合、生まれた子犬の対価を得た場合は業と判断されるからです。

ブリーディングには、メス犬とオス犬両方を持っていて交配する方法と、メス犬を持っていてお相手を探す場合、オス犬を持っていてお相手を探す場合があります。

両親犬を持っている場合トラブルはありませんが、お相手を探す場合にはあらかじめある程度の取り決め(契約)をしておかないと問題が起きることもあります。
多くは金銭問題です。

双方ともに動物取扱業を持っている場合は、オス犬側の飼い主に交配料を払うか、生まれた子犬の中で気に入った子を渡す「子返し」と言う方法があります。
この場合、子犬が何頭生まれるかわからない(場合によっては一頭しか生まれない)ので、そのあたりの取り決めも必要になります。

双方ともに動物取扱業を持っていない場合は、法律上子犬の譲渡に関して金銭や金銭に変わる対価が動くと違法になってしまいます。

では、片方が動物取扱業を持っている場合。
この場合持っていない方は対価を得られないために、一方的に持っている方のみが利益を得る形になってしまいます。
生まれた子犬によって利益を得ない場合は問題ありませんが、おそらくそういうことはまずないでしょう。
計画的な交配は、種のスタンダードを残すためには必須であり、当然のことながらそこには対価が生じるものだからです。
さらにメス犬側は母犬の「出産」というリスクを負うだけでなく、出産までの検診などの医療費、出産後の子犬のケアなど、とても大変な作業になります。

一般の飼い主さんは当然こういう情報を知らない方が多いと思われます。
交配を考えたら、まずは動物取扱業を持っている人(プロ)のアドバイスを受けて、トラブルにならないようにすることをおすすめします。
親戚犬になるわけですから、その後の関係も良好でありたいですよね。
信頼できるブリーダーさんを探すとともに、わからないことはどんどん質問して、モヤモヤしないようにしましょう。

安産のお守りにもされている犬ですが、実際は安産ばかりではありません。
幸い我が家ではみんな元気に生まれてくれましたが、死産だったり、仮死状態で生まれてきたりと、犬のお産も簡単ではありません。

愛犬の一大イベントですから、オス側の飼い主さんはメス犬側の飼い主さんの様々な負担を思いやるとともに、お互い良い関係が続くように協力しあえるといいですね。


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1999
年の我が家の一大イベント

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2020年11月 4日 (水)

ドッグトレーニング:練習量は裏切らない。

今日はWCRL規定ラリーオビディエンスの定期レッスンでした。

このクラスは継続クラスのため、初めてラリオビを体験された方も、大分落ち着いて作業が出来るようになってきたので、今回はレベル1からレベル3までのコース練習を行いました。

202011041

今回とても驚かされたのは、クラスが始まった頃はレベル1でさえ犬の集中が取りづらかったペアがなんとレベル3のコースをリード無しでやり切ってくれたことでした。

202011042

他の参加者の感想も「すごく成長しましたね。」と。

まさしく。
その秘訣は?

「毎日欠かさず練習しています。」

素晴らしいですね。
繰り返し練習することで犬の経験値が確実にあがっていきますし、ハンドラーも犬の状態を観ながら正しい方向に導くために一生懸命考えていらっしゃいます。

その結果、スタート当初は周りばかりが気になってまったく集中が出来なかった上に、ハンドラーさんの言葉もうまく理解できていなかった若犬が、ハンドラーに集中しながらひとつひとつ課題をこなせるようになりました。

そろそろトライアルにチャレンジできるレベルになってきましたね。
これからが楽しみです。

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2020年11月 3日 (火)

パピートレーニング:個々の性格や状況に合わせて

今日はパピーさんのカウンセリングに行ってきました。

早いうちに気づいて対処できれば、好ましくない犬の行動も早く変えることが出来ます。
例えば、とびつき、甘噛み、吠え。
最初はちょっとだけかなと思っていたものが、気づけばどうにもならなくなってしまっていたりするものなので、早めに気づき、早めに対処したいですね。

今日のパピーさん、パピーさんの割には大人しい。
その反面ちょっと警戒心があります。
でも興奮すると収拾がつかなくなることも。
まぁ子犬だから当然と言えば当然ですね。

警戒心を強く出さないようにしつつ、いいところを沢山褒め、好ましい行動が身につきやすくなるように導いていあげることがポイントです。

警戒しつつも私に跳びついて来るので、これは跳びつかないことを褒めていきます。

帰るころには目が合うだけで座ってくれるまでに。
ちなみに、私は一度も「オスワリ」と言ってません。

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子犬と遊ぶときは、少しテンションをあげてあげるといいのですが、あがり過ぎると興奮しすぎて甘噛みが始まってしまうこともあるので、状況に合わせて対応してあげることが大事です。

人間がテンションを上げ過ぎた結果、犬が興奮し過ぎて甘噛みがエスカレートしたからと叱るのは理不尽ですよね。

子犬もきちんと向き合って遊んであげましょう。

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2020年11月 2日 (月)

デイリートレーニング:愛犬との距離は大丈夫ですか?

犬は人間に対して嫌な印象を持っていない限り、人間の傍にいることを好む動物です。
子犬の頃は飼い主の後ろを付いて歩き、動く足にじゃれ付いて遊んだりと、人に対する親和性が高い動物です。

かわいい子犬がやってくれば、いつも手元において撫でていたいと思うのは当然のことです。
しかし、犬には成長のための睡眠時間も必要です。
ひとりで静かに休んでエネルギーを蓄えた、頭の中を整理する時間です。

ところが、子犬がやってくると、最初はトイレトレーニングのこともあって、サークルなどある程度限られたスペースを用意していますが、次第にサークルを開けてフリーにするご家庭が増えています。
「狭い場所に閉じ込めておくのはかわいそう」と思われてのことのようですが、実は犬は狭くて暗い場所が好きなんです。

自由になる時間は必要ですが、危険回避のためにも、目が届かないときはサークルやハウスを活用することで、犬に一人になる時間を提供することも大事です。
いつも人の傍にいられるように自由にしてしまうと、一人でいることが難しくなります。
ひどくなると分離不安を発症しないとも限りません。

今まではいつも一緒にいっていいと言われたのに、お出かけのときは一人にならなければいけないというのは犬にとってはとても苦痛なことです。

最初は吠えたり泣いたりしても、諦めの早い犬もいますが、ずっと吠え続けている犬もいます。
わが家のご近所の小型犬も、飼い主さんが留守の時はず~っと泣いているので、知っている人は、犬が鳴いているから今は留守だとわかってしまうほどです。

人の傍にいられないストレスを抱えている犬は、精神的に不安を抱えているのと同じなので、行動も落ち着かず、質のいい学習もなかなか進みません。
さらに、自由になっているからといっても、いつも相手にしてもらっているわけではないので、いつも飼い主の行動を見張っている状態になってしまいます。

オンとオフをわかりやすくするためにも、サークルやハウスはオフの場所と言うように犬に認識してもらい、サークルから出してもらったときは「好きにしていいよ。」だけでなく、一緒に真剣に遊んだり、トレーニング(遊びを混ぜた)をすることで、人との関わり方を教えてあげることが不可欠です。

「待つ」ことを教わっていない犬は、待たなければいけない状況に非常にストレスを感じてしまいます。
同時に、やりたくないことを指示されたり、やって欲しくないことをされそうになるとさらにストレスを感じて、防衛行動(吠えたり噛んだり)にでることもあります。

犬と真剣に関わる時間は犬とのコミュニケーションづくりに大事な時間であり、犬もそれを望んでいるといっていいでしょう。
是非、真剣に向き合う時間を作ってあげましょう。

昨日プライベートレッスンで伺ったMくん。
いろいろおうちの環境が変わって、疎外感を感じやすくなっていたようですが、飼い主さんとのトレーニングタイムを作って頂いたところ、目がキラキラして、とても満足気でした。

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外の散歩はとても重要ですが、それだけで犬を満足させることは出来ません。
外でも家でも、会話する時間を作りましょう。

沢山頭を使って疲れたあとは、静かな場所でゆっくり休ませてあげることが心身ともに健康でいるために欠かせませんね。

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2020年11月 1日 (日)

ドッグトレーニング:犬の準備は出来ていますか?

犬に何かを伝えようとするとき(トレーニングを行うとき)、一番気をつけなくてはいけないのは、今その犬が学べる状況にあるかどうかを見極めることです。

簡単に言うと、周りの刺激に飲まれて興奮したり、気が散っていれば、当然学習することは出来ません。
興奮とは、楽しいことだけでなく、警戒していたり、怖がっていたりなど、いわゆる平常心でない状態のことをいいます。

つまり、落ち着いて人の話が聴ける状態でなければ、集中することもできず、意欲的に作業することもできません。

そもそも、安全な場所でなければ、自分の身を守ることばかりに気を取られ、集中して作業することはまずできないでしょう。
では、安全な場所とはどういうところを言うのでしょうか。

それは、信頼すべきハンドラー(飼い主)がそばに居て、何かあればその人が守ってくれると確信できる場所です。
そのためには、まずは犬に信頼されるハンドラーになることが第一歩。
ハンドラーとの関係性が無い中で何か言われても、恐らく犬たちは何もやってくれないでしょう。

信頼関係は食べ物(トリーツ)で築くものではありません。
犬にわかりやすく伝えられるようになれば犬は信頼してくれるようになります。
こちらの意図をわかりやすく伝えるためにご褒美として食べ物を使うことは、食べることが大好きな犬にとってはとてもわかりやすいものですが、目の前のご褒美を釣り餌にするだけでは、犬は言うことはきいてくれません。

まずは、安全な場所を与え、一貫性を持った態度で犬とコミュニケーションを取ることから始めます。
それを繰り返していくと、犬はハンドラーを信頼するようになり、ハンドラーの言葉に耳を傾けてくれるようになってくるでしょう。


今日は新しい飼い主さんと暮らし始めて3か月ほど経った保護犬の若犬Kさんのプライベートレッスン。

新しい環境に馴れ、飼い主さんとのコミュニケーションも大分取れるようになってきました。
まだまだ環境刺激など気になる物は沢山ありますが、お散歩中自分から飼い主さんを気にしてくれるかの確認も兼ねて、ロングリードを使ってのルーズリーシュウォーキングにチャレンジしていただきました。

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多少地面が気になったりしたものの、思った以上に飼い主さんに意識を向けて歩くことができました。

リードが緩んだ状態でも、落ち着いて散歩が出来るようになるにはまだまだ時間がかかりそうですが、日々の練習は大事ですね。
愛犬と真剣に向き合ってくださるので、これから先が楽しみです。

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