犬関連グッズ
犬関連グッズはわが家が初めて犬を飼い始めたころ(35年ほど前)とは比べ物にならないほど多種多様で目を見張るものがあります。
フードやトリーツなどの食べ物は当然のことながら、おもちゃ、ケージやサークル、トイレシーツなどの消耗品から、お手入れ関連グッズ、ウェア、リードやハーネスなどの日用品、お留守番の際に犬の様子を見るIPカメラなどまで、数えられないほどのグッズがあります。
そしてそれらのグッズはある意味必要に迫られたものです。
25年ほど前、年老いてヘルニアを患ったハスキーが、どうしても足を引きずって毎回流血しながらの散歩になってしまうので靴を探しましたが、力の無い老犬がうまく歩ける靴を探すことはできませんでした。
仕方なく最後の手段として用いたのはテーピング。
散歩の時に毎回巻いて足をガードするというものでした。
しかし、今は様々な用途に合わせた靴があります。
有難いものです。
介護用ハーネスやカートも、初代のボーダーコリーたちが歳をとったとき、とても役に立ちました。
散歩の際の家の階段の上げ下ろしが大変だったので、ハーネスで体を半分吊り上げるようにすると、抱きかかえやすく、カートは、行きは元気に歩いていても、帰りに歩けなくなってしまう20キロの老犬の散歩には欠かせませんでした。
おかげで、親子二頭とも、老衰で無くなる1週間前まで公園に連れていくことが出来ました。
こういった犬のサポートグッズは大変重宝しますし、犬たちの時分の足で外を歩きたいという気持ちに寄り添ってやれるので、飼い主としては嬉しい限りです。
しかし、中には「???」というものもあります。
先日たまたまテレビのCFで流れた商品がそれでした。
犬用オムツです。
確かに、犬用オムツは我が家の老犬も使っていました。
自力で立って排泄が出来なかったために、体が汚れてしまい、清潔を保てなくなってしまうことから、寝たきりになってから使いました。
オムツが悪いのではありません。
キャッチフレーズが、「どこにでも一緒に出掛けられる」というようなことでした。
つまり、若い犬がお出かけのとき、やって欲しくない場所で粗相をしてしまわないようにオムツをするというものでした。
確かに犬の排泄を完璧にコントロールすることは出来ないかもしれません。
わが家の犬も、精神的にストレスがかかったときは頻尿になってしまうことがあります。
オス犬の方は、普段マーキングはしませんが、たまたま女の子の匂いに刺激されてちびってしまうこともあります。
しかし、それはどこでも勝手にトイレをしていいと教えられたからではありません。
小さいころから、トイレトレーニングを行なうことで、落ち着いた精神状態であれば、犬たちはところかまわず排泄するようにはなりません。
先日、パピーのレッスンに伺ったときのこと、なかなかトイレを覚えないので、オムツをした方がいいかと言う質問がありました。
いえいえ、人間の赤ちゃんと一緒で、排泄したくなったら教えてくれるように環境を整えなければ、いつまで経ってもトイレは覚えられません。
トイレのタイミングを見計らって、トイレスペースにいざなってあげることで、失敗(人間側にとって)は減らしていくことができます。
うまくできないからとイラっとするのであれば、トイレの場所を増やしたり、トイレシーツを広めに敷いてサポートしてあげればいいのではないでしょうか。
生後3~4か月の子犬はまだまだ赤ちゃんだということを忘れてはいけません。
もちろん、この商品が必要な場合もあるでしょう。
つまり、施設によっては、オムツをさせないと入場できないと決められているところもあるからです。
そういう施設があるからオムツが必要なのか、トイレのトレーニングが出来ないからオムツが必要になるのか。
そのあたりをきちんと見極める必要があります。
個人的には、病気になったり、歳をとるまでは、オムツ無しで一緒にお出かけして欲しいです。
昨日まで我が家でお預かりしていたパピーさん、トイレシーツと排泄の関連性を理解してくれたら、外出先でも自分でトイレスシーツを探して排泄しに行ったり、散歩中声をかけたら、我が家の犬たちと一緒に排泄もできるようになりました。
教えれば出来るようになるはず。
犬にわかりやすく、根気よく教えるのがポイントですね。
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