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2020年10月10日 (土)

パピートレーニングの落とし穴

「鉄は熱いうちに打て」のように、日常生活のルーツを教えることも含め、子犬のトレーニングは早い方が身につきやすいものです。
特に好奇心が旺盛な犬たちとのコミュニケーションはゲーム感覚で、遊びを介して行うとさらに効果があがります。
つまり、「ダメダメ。」というネガティブな言葉より、子犬が自発的に取る良い行動を拾って褒めていった方が学習速度は確実にあがるわけです。

だからと言って、子犬に沢山詰め込み過ぎてしまうと、それはそれでいっぱいになってしまい、何が何だかわからなくなるということもあります。

子犬の好奇心を上手に利用しながら、子犬を飽きさせないで学習できるようサポートすることが大事。
「もっと出来るはず」と思ってやり過ぎてしまうと、せっかく楽しんでいた子犬がつまらなくなってゲームから離脱してしまうこともあります。

子犬の状況をよく観察し、今理解できていること、わかっていないことを検証しながら、集中力が続く短い時間(セッション)を一日数回やっていくといいでしょう。
そのためには、トレーニングの様子をビデオに撮っておくとわかりやすいですね。

成犬でも一時間近くのレッスンは集中力が切れて精度が落ちてきます。
子犬はまだ幼稚園レベルだということを忘れないように。


202010101 先日までお預かりしていたNさん。

地面に落ちている物にはさほど興味を示しませんでしたが、動かしたり、投げてあげるとすぐに興味を示して楽しそうに取りに行くようになりました。
一瞬待ってもらい、投げて、取りに行き、持ってきて、引っ張りっこ、放してもらい、また投げる。
こんな工程をゲーム感覚でやっていくと、持っているおもちゃに跳びつかないで「待つ」ことを覚え、取りに行って「咥え」、「持って帰って来ること」と「手渡し」まで覚えてくれるようになります。



それでも、数回ぐらいでやめておかないと、自分のテリトリーに戻って一人遊びが始まってしまいます。
一人遊び用のおもちゃでないときは、もう少しやりたそうな頃合いで終了してあげると、次回もつきあってくれるようになります。

何事もやり過ぎは禁物ですね。

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