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2020年10月29日 (木)

犬のトレーニングはカスタムメイド

犬に教えたいことは、一般家庭犬、各ドッグスポーツ競技犬、作業犬などなど、目的によって様々ですが、基本は同じ。
「オスワリ」一つとっても、ハードルの跳び方や、ディスクキャッチの仕方なども、基本的な教え方は大体同じで、突拍子もない方法があるわけではありません。
しかし、教えられる側、つまり学び手は一頭ずつ異なるので、一つの方法でみんながうまく学習できるとは限りません。

さらに、学び手の学習速度や学習レベルによって、教え手のサポート方法も変わります。

「〇〇さんちの△△ちゃんはこの方法でうまく行ったからウチも。」と同じ方法でやったからといってうまくいくとは限らないのです。

参考にするのはいいのですが、自分の犬に無理やり当てはめようとすると結果が付いて来なかったり、犬に負荷をかけすぎてしまうこともあります。

自分の犬をよく観察し、どこまで、何を理解しているのかを見極めることが大事です。

見習いVincentは来月のオビディエンス競技会に向けて練習中ですが、例えば離れた場所にあるコーンを周って戻って来る途中で止まり、次の指示でダンベルを咥えてから、目の前にあるハードルを跳び越えてハンドラーの元に戻るという課目の練習をしていると、そろそろ止められるだろうと予測して、勝手にコーンを周った後に止まり始めてしまいました。
これは犬が勝手に予想して動くことになり大きな減点となります。

そこで、次にやるのは、途中で犬を止めないでハンドラーの元に走らせること。

202010291

ダンベルを咥えてハードルを跳ぶことなく、まっすぐ戻ってきたことをしっかり褒めました。


犬は同じことを繰り返して練習すれば、必ず学習します。
ということは、勝手に予測してしまうことも。

トレーニングは犬の状態に合わせてフレキシブルに行う必要がありますね。


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