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2020年10月

2020年10月23日 (金)

犬はなんでいたずらするの?

ドッグトレーニングのご依頼の際、問題行動として愛犬のいたずらが上位にランキングすることはあまりありませんが、ご自宅にお伺いすると「実は・・。」と出てくることがよくあります。

洗濯かごから靴下などを持ち出して遊んでいるとか、壁や床を噛むとか、靴を噛むとか、ゴミ箱を漁るなどなど色々出てきます。

犬は何でいたずらをするのでしょう。
大きく分けると理由はふたつ。
1.
退屈しているから。
2.飼い主さんの注意を惹きたいから。


どうでしょう。
思い当たることはありませんか?

好奇心旺盛な犬たちにとって、たいくつは最大の敵。
そのためには、十分な運動や脳への刺激が欠かせません。
体や頭を使った犬はぐっすり寝てくれます。

身体的な疲労はすぐにチャージされてしまうことが多いですが、頭を使うともっと疲れてくれるものです。
満足した犬はいたずらにまで気は回らなくなります。

また、群れの生活に馴れている犬たちにとって一人でいることは結構辛いものです。
そこで、飼い主さんにかまって欲しい犬たちは、自分の気持ちをアピールするために、飼い主さんの周りを跳びまわったり、足に噛みついたりしながら自分に注意を向けようとします。

それでもうまくいかなかったとき、退屈した犬たちは自分でゲームを作り出そうとしますが、そのゲームが人間にとって都合が悪いとき、人間はそれに対してリアクションするので、犬は教えたわけでもないのに、いたずらをするとかまってくれると学習していくのです。

今日プライベートレッスンでお伺いしたLさん。
まだまだお子様のお嬢様。
私が伺うと、コロナ禍で人との接触が少ないこともあり、大歓迎してくれます。

レッスンの合間、飼い主様とお話をしていると、早速始まりました。
コルクマットの端っこをはがすゲームです。

お気に入りのおもちゃは床に落ちているので、遊ぼうと思えば十分遊べるのに、今は一人遊びの気分ではないようです。

普段飼い主さんはいたずらを見ておもちゃを投げてあげたり、「やめてね。」と声掛けをしたりされるそうです。

そこで今日はちょっと知らん顔していただくようお願いしました。
L
さんは、端っこに噛みついてピリピリはがしながらちらちらこちらを見ています。
それでも、気にせずお話をつづけていたところ、

202010231

なんと寝てしまいました。

L
さんがいたずらしようと画策しているときは、遊んで欲しい時。
それがわかっていれば、その兆しを見せたときはこちらから声をかけて遊んであげれば満足させてあげることができるのです。

知らないうちに犬のペースにのせられてしまうと、犬にとって思い通りにいかないときにストレスを感じさせてしまいます。

犬との関わりの中でもネゴシエーションは必要です。
お互いがストレスにならないよう、うまく付き合っていきたいですね。

※もともと犬がいたずらすると危険な物(ごみ箱やケーブルなど)は犬の口は手の届かないところに置いておきましょう。

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2020年10月22日 (木)

ドッグダンス:練習量とプラスアルファ

今日はアシスタントのニコルとドッグダンスの練習会に参加してきました。

ほぼ春と秋に開催されるドッグダンスの発表会や競技会。
今年の春はコロナの影響でほとんどの競技会が中止となりましたが、今秋は少しずつ競技会がスタートしており、本格的なシーズンに入ってきました。

アシスタントと踊っている現在のルーティンは昨年の秋から作り始めましたが、春の開催がなかったこともあり、一年以上練習していることになります。
とは言っても、なかなか本番に近い練習が出来ず、今回機会があって二度目の参加。

練習での成功率が低いものは当然本番でできないので、本番と同じリンクを使っての自主練しながら確認しました。

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課題が明白になって、今後のプランが立てやすくなりました。
他の参加者もそれぞれの課題をクリアするために、様々なプランを考えて参加されています。

どんなスポーツも同じですが、練習量は不可欠です。
同時に、場所(環境)に馴れることも大事。

今日は会場の傍で自衛隊の演習が行われていたこともあり、音に敏感な犬たちにとって厳しい環境になったペアもいました。
犬たちの状況をよく観察しながらサポートしてあげられるといいですね。

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2020年10月21日 (水)

ドッグダンス:素早くきれいに回るには

今日は午後からプライベートグループレッスンでした。
それぞれの課題に合わせて、ドッグダンスのトリックやムーヴの練習。

遠隔の動きにはターゲットを使いながら、犬にわかりやすく伝えていきます。

さて、後半はルーティンの中に組み込むムーヴの練習。
簡単に言うと、離れたところにある物の周りを回ってくるというもの。

 

まわってくるという動きは理解できているのですが、どうも大回りになってしまい、途中で気がそれそうになっています。

遠隔作業になるとハンドラーから離れるために自分の周囲が気になってしまうということと、回転系の動き自体が周りの景色が目に入ってきやすいので、気がそれやすいという理由があります。

そこで、遠隔で練習する前に、まずは目の前のオブジェクトを回る練習から始めることに。

ここでポイントとなるのが、なるべくオブジェクトの周りを小さく回ってくるということ。
この場合オビディエンスではないので、体に負担になりそうなほどスピードを上げる必要はありません。回ったらハンドラーを目指してまっすぐ帰ってきて欲しいと伝えるだけです。

 

そこで、オブジェクトの回り方を誘導で教えた後、回った後にスピードがあがるような環境を作ること。

少し練習しただけで、Rさん、きれいに回れるようになってきました。

202010211

あとは、その動きが習慣になるように練習するだけですね。


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2020年10月20日 (火)

ドッグダンス:理解できるまで丁寧に

今日はドッグダンスの定期グループレッスンでした。

ルーティンの構成が大分出来上がって、個々のパーツの精度を上げているペアたち。

バックアラウンドがルアーがなくても回れるようになってきたGさん。

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単独バックステップをまっすぐ下がれるように、ターゲットマットを使いながら練習するNさん。

202010203

フロントポジションからハーフターンでセンターに移動することを学習中のBさん。

202010202

初めはルアーで動き方を教えてあげても、だんだんとルアーをはずし、ハンドシグナルもはずし、最終的にんは言葉のキューだけで動けるようになるためには、パートナーにわかりやすく動きを教えてあげなければいけません。
自信をもって動けるようになるまでサポートするとともに、ある程度までわかってきたら、自分で考えて回答を出す力もつけてあげましょう。


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2020年10月19日 (月)

ドッグダンス:新しい動きと知っている動きを合わせる。

等々力DogLifeDesignさんでのプライベートレッスンはドッグダンス。
L
さんにオブジェクトを回ってくるという動きを初めて教えてあげることになりました。

L
さんは、ヒールポジションやヒールウォーク、ハンドラーの周りを回るアラウンドなど多くのことをすでに学習していますので、今回遠隔の動きを加えることにしました。

まずはヒールポジションからLさんを送り出し、目の前にあるオブジェクト(この場合CDデッキ)の周りを回って戻って来るという動きを教えてあげます。

最初はトリーツで動きを誘導してあげますが、慣れてきたらハンドシグナルに移行していきます。

202010192

L
さんは、アラウンドと左のヒールポジションを理解しているので、まわったあとで、「おいで」と声をかけ、「アラウンド」や「ツイテ」とキューを出してあげることで、自信を持って動いてくれるので、学習速度もアップします。

202010193

初めての動きとすでに理解している動きを合わせることで、一発芸的なトリックが少しずつ繋がったシークエンスになって、ドッグダンスに近づいて行きます。

13
歳のLさんも、日々進化しています。
出来ることを少しずつ増やしていってあげましょう。

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オンラインコース11月期生募集中!

コロナ禍から始まったオンラインレッスンですが、「ドッグトレーニングの基礎見直しコース」と「ドッグダンスのベーシックコース」で2期生(112日スタート)を募集しています。

202010191

レッスンはFacebookのグループを使って行います。

基礎見直しコースでは、ヒールポジションの教え方から、犬へのキュー出し、遠隔作業への導入など、ドッグスポーツの基礎となる部分に特化した内容を、ドッグダンスのベーシックコースでは、基本がある程度わかっている方を対象に、ドッグダンスに必要なポジションや、後肢の使い方やバックステップなどの動きを学んでいただきます。

 

各課題はご都合のいい時間におうちで取り組んでいただき、できたら練習状況を投稿していただき、拝見したものにアドバイスさせていただくというものです。

遠隔地で対面レッスンが難しい方や、外出を自粛されていらっしゃる方は是非トライしてみてくださいね。

オンラインコースの詳細はこちらから👇
http://wanbywan.com/lesson.htm#onlinecourse

お問合せ・お申込みは下記より
info@wanbywan.com

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2020年10月18日 (日)

犬はいつまで学べるの?

夕方仕事の帰りに犬たちの息抜きにと公園に寄ったところ、ちょうどサッカーの練習をしている少年たちと遭遇しました。

見習いのオビの練習をしていたら、珍しそうに傍に寄ってきた少年たち。
見習いの脚の速さに驚きながら、50メートル何秒か?とか、アシスタントも速いのかとか、歳はいくつだ?とか興味津々で尋ねてきました。
さらに、犬たちを訓練するのにどれくらい時間がかかるのかということも。

そこで、基本のトレーニングには1年ぐらいかかるけど、犬たちはいくつものことを教えているので、毎日トレーニングはしているというと、歳を取った犬も覚えられるのか?という質問が。

歳をとっても新しいことはちゃんと覚えられるし、毎日繰り返し練習すれば忘れないという話もしました。


普段散歩で歩いている犬たちを見ているだけでは、犬の訓練がどんなものかわからないので、少年たちはとても興味深そうに聞いてきました。
興味をもってくれたことはとても嬉しいことです。

202010182

実はこの少年たち、今までに何度か遭遇していますが、そのうちの一人が、「小さい犬がいないね。」と。
初め何を言っているのか気づきませんでしたが、Nちゃんを連れているときにもかわいがってくれた少年だったようです。

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子供たちにも愛想よくしてくれたNちゃん、アシスタント同様、人間大好きな犬に育ってくれることでしょう。


今日のレッスンではシニアのLさんが、遠隔の動作に挑戦。

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バックステップが大分安定してきたので、遠隔作業と繋げようとしているのですが、行動を追加すると、どうしてもハンドラーの傍に戻ってこようとしてしまいます。
それも、ターゲットマットを使いながら、少しずつ距離を変えて練習していくと、ちゃんと学習してくれます。
要は日々楽しく繰り返していくことですね。

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2020年10月17日 (土)

ラリオビ体験セミナー

今日はドッグダンスの生徒さんを対象にしたラリオビセミナー&体験会でした。

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photo by B-mom

今回初めてラリーオビディエンスを体験される方や経験者も含めて行いましたが、普段からドッグダンスというスポーツを通してハンドラーさんとのコミュニケーションが出来ている犬たちなので、新しい環境下で多少刺激に気を散らされるものの、基本的にはとてもよく集中していました。

強いて言えば、ハンドラーが慣れていないために、パートナーへのキューが遅れてしまったり、わかりづらかったことで、犬の動きが止まってしまったり、気をそらしてしまったことでしょうか。。
ということは、ハンドラーが落ち着いて対処できれば、犬はきちんと作業出来るということですね。

ラリーオビディエンスは課目の作業中にも犬を褒めることができるので、コミュニケーションが取りやすいオビディエンス競技です。
ただ、人間がいっぱいいっぱいになると犬を褒める余裕が無くなりますので、人間がまず慣れることが大事ですね。

ラリーオビディエンスのコース練習会などは不定期に行っていますので、ご希望の方はお問合せください。

久しぶりにアシスタントもレベル2の練習をやってみました。


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2020年10月16日 (金)

ドッグトレーニング:犬に身体の使い方を体得してもらう

どんなスポーツも、初めはきちんと習わないとうまくできないものです。
もちろん生来の感性で素質を持っている人はいますが、初めてテニスラケットを握ったからと言って、ガットにボールをあてることは出来ても、狙った場所に打ち返すことは難しいものです。

犬もある意味同様です。
俊敏な動物だからと言って、素早く走れたり、上手に曲がれるわけではありません。
野生動物は親が子供にいろいろな機会(試練)を与えて、体の使い方を体得させていきますが、家畜化された犬たちにとって、どう体を使うかを教えるのはある意味人間のお仕事かもしれません。

同じ種だからと言って、どの犬も同じ体の使い方をするわけではありません。
脚の長さや、胴の長さ、体重の違いなどによって、歩様一つも変わってきます。

例えば、大型犬の場合、側対歩で歩く犬がいます。
側対歩とは、左右の同じ側の脚が同時に動くことです。
右前肢が前に出るときに、右後肢も前に出るというものです。
側対歩の良し悪しは別として、これは誰が教えたわけでもなく、犬が自然にやっていることです。

つまり、歩き方ひとつとっても、それぞれ個性がある犬たちに、例えばアジリティ(障害物競技)を教えようとすれば、上手にバーを跳び越える方法を教えてあげることが必要になります。
犬だから、当然バーぐらい跳び越えるだろうと思ったら大間違いです。

いろいろな体の使い方を覚えるためには、いろいろな経験(体験)が必要になります。
放っておいて勝手に出来るものもあれば、人間がサポートすることで、効率のいい動き方を教えることもできます。

前置きが長くなりましたが、オビディエンスの競技では、走っている犬に止まってもらったり、伏せてもらったりという課目もあります。
当然のことながら、惰性がつくこともあり、走っている犬に止まることを指示しても、瞬時に止まることは出来ませんし、犬も別に瞬時に止まらなくていいだろうと思っていたりすると、キューを出してからズルズルと進んで1メートル以上動いてしまったなんてこともあります。

日常生活での危険回避も含め、お願いしたことを瞬時にやることを犬に教えるだけでなく、止まり方も教えてあげる必要が出てくるわけです。

というわけで、先日は見習いと「止まる練習」をしました。

基本的にリードで引っ張ったりすることはしないので、犬が止まりたくなる状況や、止まらなくてはならない状況を作りながら練習していきます。
繰り返すことで体の動きが馴れてくると、キューに対する反応(動作)も速くなってきます。

競技においては常歩行進中の作業(停座・伏臥・立止)もありますが、スピードが出ていないからといって、これらも犬が瞬時に反応してくれるとは限りません。
口ではなかなか伝えられない体の動きは、実際に犬が自分で体得するのをサポートしてあげることが必要ですね。

この時の練習は大好きなおもちゃを使っての練習。

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2020年10月15日 (木)

Nさん、無事海を渡りました。

10日ほど前、パピー合宿を終え、オーナーさんの待つ国に飛ぶはずが、書類のトラブルで1週間伸びてしまったNさん。
今朝、無事にシンガポールの空港に着いたとご連絡を頂きました。

あれからどうなったのだろうと、生徒さんにもご心配を頂いていましたが、今日ようやく嬉しい便りが届きました。

その後オーナー様から何枚か写真を送って頂き、すっかりおうちでくつろぎ、お嬢様を満喫している様子が伺えました。

202010152

N
さんとの出会いはメールでの問い合わせからで、全く面識のない海外の方でしたが、日本で間に入ってくださった方のご協力もあり、我が家での1か月半の合宿も無事終えることが出来ました。

わが家ではスペース上、アシスタントや見習いと同じ部屋での滞在となるため、基本的に一般のお預かりはしていません。
犬たちにとって面識がある生徒さんや友人に限定していますが、今回は子犬ということでお預かりさせていただきました。
それでも初対面だった見習いが馴れてくれるまでには10日間もかかってしまいました。

小型犬はどちらかというと愛玩犬といわれるタイプの犬種が多いため、ついつい過剰に抱っこしたり、手を貸したりと、過保護になりやすいものですが、我が家においては、身体的に無理と思われる場面以外はほぼ自力で歩いてもらい、アシスタントたちとも一緒に走り回ってもらうという結構ハードな時間を過ごしてもらいました。
なぜなら、オーナー様にはすでにシニアの先住犬がいて、その子に手がかかることもわかっていたからです。

オーナー様のところに行って、こんなはずじゃないと思われないように、至ってシンプルに接してきたので、恐らく新しいおうちでは天国のような生活を満喫しているに違いありません。

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日間見ないうちに、毛も大分伸びて、ちょっとレディのようになったNさん。

わが家にいたころと比べると、かなり大人びて見えます。
小型犬の成長は速いですね。

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先住犬とも上手に距離を取って、お行儀よくしているそうです。
時折ボーダー・コリーっぽい行動が見られるとか。
多分、本人はミニチュアボーダーだと思っているに違いありません。

必要なキューは英語で教えましたが、日常会話はどうしても日本語だった我が家の環境。
賢いNさんのことですから、きっとすぐに慣れてうまくやっていけるでしょう。
届く便りが楽しみです。

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2020年10月14日 (水)

ドッグトレーニング:犬に「やだっ!」と言われたら。

若い犬の問題行動としてよくご相談いただくのが「噛み」です。
その多くは、飼い主や家族、あるいは特定の人間を噛むようになったというものですが、ご相談を頂く頃には元々の原因が解明できないくらい時間が経っていることが多いものです。

本来犬にとって「噛む」と言う行動自体はごく自然の行動です。
子犬同士の遊びの中でも、耳を噛んだりお尻に噛みついたりと、普通に口を使って遊んでいます。


しかし、人間との共生の中では、なるべくその行動が出して欲しくないものです。
なぜなら、毛皮でおおわれている犬の体と違い、人間の皮膚は薄く、ちょっと歯があたっただけでも容易に怪我してしまうからです。

では、犬はどんな時に口を出すのでしょうか。
一番自然なのは身を守るため。

嫌なことをされそうになったときに噛むというのはよくあるパターンです。
その後よくない経験を積んでいくと、相手を攻撃するために口を使うようになることもあります。

では、犬にとって嫌なこととは何でしょう。
生命の危険を感じたとき、自分の自由を束縛されたり、やりたくないことを強いられたりすることではないでしょうか。

だからと言って、犬に嫌がることをしないで、全て犬の言いなりになっているわけにもいきません。
ある意味お互い歩み寄って妥協しあわないと、共同生活は送りづらいものです。

そんなとき、犬に「やだっ!やりたくない!」と言われたらどうしたらいいのでしょうか。

そこで役立つ方法のひとつに、犬にとってメリットになるものを使って、やりたくない行動がやりたい行動に変わるようにしてあげるというものがあります。

例えば、なかなか難しいハウストレーニング。
何も無い閉鎖された空間に無理やり押し込めようとすれば犬も抵抗しますが、ハウスの中に犬の好きな物がはいっていたらどうでしょう。
自分から入る確率が自然にあがってくるのではないでしょうか。

 

同様に、ソファから下りて欲しいと言って嫌だと言われたとき、ソファの下にオヤツが落ちていたら犬も下りやすくなるのではないでしょうか。

まずは犬が自分から行動を取るように仕向け、それを繰り返しながら習慣にしていくことで、その行動に抵抗を感じなくなるようにしてあげると、お互いのストレスを軽減することができ、犬も「やだっ!」と最後まで抵抗する必要がなくなるのではないでしょうか。

力で強いれば犬も最終兵器で応戦してくることは容易に予測できます。
もちろん、犬の個々の性格によって、どの子も口を使うわけではありません。
このような方法を取らなくても、ハウスでリラックスし、下りてと言えば抵抗することなくソファから下りてくれる犬もいます。

何がきっかけで、犬が強い自己主張をするかはわかりませんが、何かお願いした時、ちょっとした間があったら、気持ちよく行動してもらえるようなひと工夫をしてみると、摩擦もおきづらくなります。

成長期の犬たちは日々変化するので、観察は不可欠ですね。

202010142
今日はLさんに、気持ちよくソファから下りてもらう練習をしました。

最後にちょっとしたアドバイス。
家庭犬だから必要ないと思わないで、基本のトレーニングを入れておくと、こういった対処も簡単にできるものです。
例えば、跳びつき癖がひどい犬にきちんと「フセ」を教えておけば、跳びつきを防ぐこともできますね。
「ダメ!ダメ!」と言うより、「フセ」と言って出来た犬を褒めてあげる方が気持ちがいいものです。

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2020年10月13日 (火)

ドッグダンス:フロントポジションを教える

今日は等々力のDogLifeDesignさんでドッグダンスのプライベートレッスン。

P
さんはいろいろな動きが出来る芸達者。
今は曲が決まってルーティンの構成を考えていらっしゃるところ。

何をどう組み込むのかが悩めるところです。
曲のイメージに合わせて構成を考えながら、パートナーの出来る動きを考えて組み込んでいきます。

そこで、今回はこれからパートナーに教えて組み込みたい動きをあげてもらいました。
現在練習中のものと、これから教えていくものとがありました。

その一つがフロントポジション。
フロントポジションとは、ハンドラーとパートナーが向かい合わせになるポジション。
このポジションはドッグダンスの競技団体によってはヒールポジションのひとつとして数えられていますが、現在日本のドッグダンス界でメジャーになっているFCIルールにおいてはヒールポジションではありません。
つまりHTM(ヒールワークトゥミュージック)ではポジションとは認められませんが、FS(フリースタイル)においてはヒールポジション以外の動きとして使うことが出来るということです。

ハンドラーが立っているところでまず向かい合わせのポジションにトリーツなどを使って犬を誘導します。
慣れてきたら、トリーツを犬の後ろにトスして犬がポジションから外れたあと、再度フロントポジションに呼び込みます。
ポイントは自分からポジションに入って来ること。

202010131


何度か繰り返して安定してきたら、ポジションを維持したまま前後左右に動いてさらにポジションの意味を強化していきます。

フロントポジションは犬がハンドラーの顔を見やすいこともあり、簡単に覚えられますし、そのあと様々な動きに繋げられるので是非マスターしてくださいね。


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2020年10月12日 (月)

WCRL規定ラリーオビディエンストライアルの申し込み開始は今週末!

20201219日(土)開催予定のラリーオビディエンストライアルの申し込みは1017日(土)20:00からです。

202010121  

詳細は下記でご確認ください。

http://wanbywan.com/tiral_premium20201219.pdf

下記の内容をメールにてお送りください。

送り先メールアドレス:info@wanbywan.com

【件名】ラリーオビディエンス参加希望

1.WCRLあるいはUSDAA登録:
済んでいる(犬の登録番号:      )
済んでいない:同時登録希望する(4,500円) / 自分でする
2.ハンドラー名(アルファベット):
3.
犬の名前(アルファベット)
4.犬種および性別:
5.犬の生年月日:
6.犬の体高(肩の位置で):
7.参加クラス:LEVEL1ALEVEL1BLEVEL2ALEVEL2BLEVEL3ALEVEL3B、ベテランA、ベテランB
※参加クラスについては参加資格の詳細をご確認の上、対象クラスのみ残してください。
LEVEL1LEVEL2LEVEL3、ベテラン同時参加も可能ですが、各レベルとも3回クォリファイしないと、上位レベルのクォリファイが有効になりません。
8.
参加者のご住所:
9.
ハンドラーの連絡先(日中連絡のつく電話番号):
10.課目修正申請がある場合は以下にお書きください。
例:ハードルの高さを〇〇センチにしてほしい。
11.お弁当の数
12.woofご同伴者様の数・・・大人○名 子供○名 犬○頭
13.woofご宿泊の方の数(ご本人も含めます)・・・大人○名 子供○名 犬○頭

皆様のお申込み、心よりお待ちしております。
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2020年10月11日 (日)

ドッグトレーニング:犬はやって欲しくないことも学習する

犬に何かを教えるということは、犬に学習してもらうことです。
つまり、トイレの場所を覚えることや、オスワリなどの行動にキューを付けて、犬に言葉と行動の関連付けを教えるということは、犬に新しいことを学習してもらうことに他なりません。

しかし、犬たちは人間側の意図したことを学習するだけでなく、当然のことながら、意図していないことも知らないうちに学習しているのです。

やっては困るようなことも、気が付かないうちに身につけていることもあります。
一度学習したことをやめさせるには、止めることにメリットが無いとなかなか難しいものです。

特に知らないうちに学習してしまっていることは、犬にとってメリットがあったから学習されていると考えられます。
したがって、それ以上にメリットがあることを犬に提示して、その行動と正反対の行動をとってもらうような環境を作ってあげることが対処法となります。

例えば「引っ張り癖」。
気が付けば散歩中いつも犬が飼い主を引っ張って歩いている場合、犬は別に悪いことをしているのではなく、行きたい方向にずんずん引っ張って行っても、飼い主が付いて来ると学習しているので引っ張っているだけなのです。

対処法としては、引っ張ったら止まって、引っ張っている間は前には進めないと伝えていく方法や、引っ張らない状態を褒めて犬にメリットがある報酬を出していく方法などがあります。
もちろん両方をコンバインすることで、学習速度は上がっていきますが、飼い主としては忙しくなります。
犬を観察し、いい行動をキャッチして、その都度褒めなくてはいけないからです。

小型犬であれば多少引っ張っても痛くもありませんが、大型犬は結構大変です。

出来れば子犬のうちから引っ張らない歩き方を教えてあげると後が楽ですね。

今日プライベートレッスン中、通りかかったとある飼い主さん、フレキシブルリードでこちらに飼い犬を寄せてきました。
犬は行きたい方向に引っ張ればリードが伸びていきたい方向に行けると学習しているので、全く戻る様子はありません。

知らない犬に自分の犬を寄せる人は少なくありませんが、人間だって知らない人が急に真横に立ったら警戒するように、突然傍に来られたら嫌がる犬もいます。
一言相手に確認するための時間が持つために、犬をコントロールすることも大事ですね。
犬任せでは、相手に迷惑になることもあります。

さて、レッスン中のS君はノーリアクションでしたが、アシスタントの方が、急に近づいてきた犬に警戒して一声。
その後近づいてきた別の犬は、飼い主さんが先に挨拶をされて、「いいですか?」とおっしゃってくれたので、ニコルも自分から挨拶をしにいきました。
犬は相手の犬だけを見ているのではなく、飼い主さんを見ていることがあります。
安心できる飼主さんだと、犬も心を許します。
もちろん犬同士の相性がありますので注意は必要ですね。

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S君、今日は思いのほか刺激満載だった場所で、少しずつ飼主さんに集中する時間も増えてきました。
繰り返し練習は欠かせませんね。


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2020年10月10日 (土)

パピートレーニングの落とし穴

「鉄は熱いうちに打て」のように、日常生活のルーツを教えることも含め、子犬のトレーニングは早い方が身につきやすいものです。
特に好奇心が旺盛な犬たちとのコミュニケーションはゲーム感覚で、遊びを介して行うとさらに効果があがります。
つまり、「ダメダメ。」というネガティブな言葉より、子犬が自発的に取る良い行動を拾って褒めていった方が学習速度は確実にあがるわけです。

だからと言って、子犬に沢山詰め込み過ぎてしまうと、それはそれでいっぱいになってしまい、何が何だかわからなくなるということもあります。

子犬の好奇心を上手に利用しながら、子犬を飽きさせないで学習できるようサポートすることが大事。
「もっと出来るはず」と思ってやり過ぎてしまうと、せっかく楽しんでいた子犬がつまらなくなってゲームから離脱してしまうこともあります。

子犬の状況をよく観察し、今理解できていること、わかっていないことを検証しながら、集中力が続く短い時間(セッション)を一日数回やっていくといいでしょう。
そのためには、トレーニングの様子をビデオに撮っておくとわかりやすいですね。

成犬でも一時間近くのレッスンは集中力が切れて精度が落ちてきます。
子犬はまだ幼稚園レベルだということを忘れないように。


202010101 先日までお預かりしていたNさん。

地面に落ちている物にはさほど興味を示しませんでしたが、動かしたり、投げてあげるとすぐに興味を示して楽しそうに取りに行くようになりました。
一瞬待ってもらい、投げて、取りに行き、持ってきて、引っ張りっこ、放してもらい、また投げる。
こんな工程をゲーム感覚でやっていくと、持っているおもちゃに跳びつかないで「待つ」ことを覚え、取りに行って「咥え」、「持って帰って来ること」と「手渡し」まで覚えてくれるようになります。



それでも、数回ぐらいでやめておかないと、自分のテリトリーに戻って一人遊びが始まってしまいます。
一人遊び用のおもちゃでないときは、もう少しやりたそうな頃合いで終了してあげると、次回もつきあってくれるようになります。

何事もやり過ぎは禁物ですね。

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2020年10月 9日 (金)

オンラインコース:基礎見直しクラス参加者募集中!

基礎見直しコースの二期生を募集します。

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ヒールポジションや姿勢(オスワリやフセなど)変更の練習など、あらゆるドッグスポーツの基礎となる部分を学んでいただきます。

レッスン概要:ヒールポジションの強化、姿勢変更、ヒールウォークの強化、指示のキューへの反応強化
レッスン方法:Facebook上のグループにご参加いただきます。
課題テキストとデモ動画を参考に各課題ごとにご自分の練習動画(1回3分以内)を3回までアップしていただき、その都度アドバイスを致します。
課題は合計5つ。隔週でひとつずつの課題に取り組んでいただきます。
レッスン日時:2週間を目安にひとつの課題に取り組んでいただきますが、時間がかかってしまった場合でも3か月以内であれば投稿可能です。
開始予定日:10月中

レッスンフィー:5,000円 (5つの課題)

コロナ禍で外出を控えたい方や、遠方でリアルレッスンにご参加できない方、グループレッスンだと他の犬がディストラクションになってしまう方など、ご自分のペースで進められます。

お問合せ、お申込みはWanByWanのFacebookのメッセンジャー、あるいはinfo@wanbywan.comまで。

お申込みお待ちしております。


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2020年10月 8日 (木)

ドッグトレーニング:状況が変わっても出来るようにする。

今日はあいにくの雨で、お散歩レッスンは断念。
おうちの中でのディストラクションレッスンにしました。

ディストラクションは他の犬だったり、ハンドラーさんの行動だったりと、
いろいろシチュエーションを変えてやって頂くことに。

まずは、アシスタントのニコルにディストラクション役をお願いします。


私のハンドリングで褒められているニコルや、自由に歩き回っているニコルを見ながら、飼い主さんのキューを聴く練習。

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初めはついついこちらが気になって来ようとしていたRさんも、飼い主さんの機敏な動きや、素早い対応でアテンションの戻りも早くなりました。

その後、「マテ(姿勢の持続)」練習。
通常の「マテ」であれば、Rさんも動かないでいる時間が伸びてきていますが、飼い主さんとの距離が伸びたり、あるいは飼い主さんが動き回ったりすることで、それが刺激になってしまい、立ち上がろうとしてしまいます。

 
ハンドラーが犬の後ろに回ると、ついついつられて動いてしまう犬は多いものです。
そこで、ハンドラーが動いても、解除されるまでは動かない練習をやっていただきました。

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家の中で繰り返して練習したあとは、外でも出来るように周りの環境を変えながら行っていくことが大事です。
どんなトレーニングも、根気よく、コツコツ繰り返すことで、犬の学習をサポートしてあげることができますよ。

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2020年10月 7日 (水)

ラリーオビディエンス定期クラス

今日から今期のラリーオビディエンス定期クラスが始まりました。

ラリオビ(ラリーオビディエンス)は通常のオビディエンスと比べると、競技中でもパートナー(犬)を褒めることができるので、パートナーの集中を取りやすく、ストレスを軽減させることができます。

とは言っても、基本が出来ていなければ、当然のことながら本番ではできません。
日々の基礎練習は欠かせませんね。
出来ることをどこでも出来るようにしていくことが大事です。

今日はコース練習の前に、レベル3の課題に出てくる後退歩行の練習をやっていただきました。

後退歩行とは、ハンドラーの左脚側で、ハンドラーと一緒に後ろに下がるケースと、パートナーと向かい合わせで、パートナーが後退、ハンドラーが前進するケースがあります。

まずは脚側時の後退から。

最初は曲がらないように、壁の横でやってみるといいでしょう。

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ポイントは誘導時の手の位置。
あまり高すぎると犬がオスワリしてしまいます。

犬の後ろ脚がスムースに動けるまで、ゆっくり練習していきましょう。


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2020年10月 6日 (火)

ドッグダンスは忙しい

今日はドッグダンスの定期クラスがありました。
今初めてのルーティンづくりに挑戦中です。

今愛犬に出来る動き、こんな動きを取り入れたい、こんな曲で踊りたいなど、様々な妄想を膨らませながら構成を考えていただいています。

しかし、実際犬と動こうとすると、なかなか思い通りに動かないのは当然のこと。
犬も次から次にキューを出されるので、ある意味バタバタしてしまいます。

構成が出来たら、まずは人間だけで動いてみます。

曲のカウントに合わせて人間だけで動く。と言っても、パートナー(犬)がいることが想定です。
つまり、犬へキューを出し、犬が動いていることを前提に褒め、次のキューを出すといった具合です。

更に、動きのキューだけでなく、犬が戻って来るべきポジションのキューも出さなければいけません。

オビディエンス(服従訓練など)は、一声符で指示を出すのが基本ですし、課目中は褒めてもいけないので、それに比べるとドッグダンスはとても忙しいのです。

例えば、オビディエンスの場合、「常歩行進中の作業」という課目があります。
犬と一緒に脚側行進しているとき、「停座」や「伏臥」「立止」などのキューを出して犬を置いて歩き続け、戻ってきて犬を拾って脚側行進を続けるというものです。
この場合、脚側のスタート時に犬にキューを出したら、犬に「停座」などのキューを出すだけで、「マッテ」などのキューはかけません。
当然戻ってきて犬を拾うときも「タッテ」というキュー無しに、脚側のキューだけを犬にかけます。

つまり、オビディエンスにおいてはこの場合犬には3つしかキューを出せませんが、ドッグダンスの場合は、脚側のキューのあとに「停座」のキュー、「マッテ」のキュー、戻ってきたときちゃんと座っていたら、「おりこうさん」と言った褒め言葉と同時に脚側のキューを出して歩き、最後に戻ってきた場所で止まるなにがしかのキューも出していいわけです。
これだけでも、かなり犬にかける言葉の数は多いでしょう。

わが家のアシスタントはモンローウォークの際、足が短めなので、どうしても体重移動後に踏ん張りがきかずに早く前に出ようとしてしまいます。
そこで、「タッテ」のキューを間にいれることがあります。
ますますキューが増えてしまいますね。

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次から次に犬にキューを出すドッグダンスは極めて忙しいドッグスポーツなので、まず人間が馴れることが必要です。

是非パートナーが隣にいると思って、人間だけの練習もやってみてくださいね。

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2020年10月 5日 (月)

犬関連グッズ

犬関連グッズはわが家が初めて犬を飼い始めたころ(35年ほど前)とは比べ物にならないほど多種多様で目を見張るものがあります。
フードやトリーツなどの食べ物は当然のことながら、おもちゃ、ケージやサークル、トイレシーツなどの消耗品から、お手入れ関連グッズ、ウェア、リードやハーネスなどの日用品、お留守番の際に犬の様子を見るIPカメラなどまで、数えられないほどのグッズがあります。
そしてそれらのグッズはある意味必要に迫られたものです。

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年ほど前、年老いてヘルニアを患ったハスキーが、どうしても足を引きずって毎回流血しながらの散歩になってしまうので靴を探しましたが、力の無い老犬がうまく歩ける靴を探すことはできませんでした。
仕方なく最後の手段として用いたのはテーピング。
散歩の時に毎回巻いて足をガードするというものでした。
しかし、今は様々な用途に合わせた靴があります。
有難いものです。

介護用ハーネスやカートも、初代のボーダーコリーたちが歳をとったとき、とても役に立ちました。
散歩の際の家の階段の上げ下ろしが大変だったので、ハーネスで体を半分吊り上げるようにすると、抱きかかえやすく、カートは、行きは元気に歩いていても、帰りに歩けなくなってしまう20キロの老犬の散歩には欠かせませんでした。
おかげで、親子二頭とも、老衰で無くなる1週間前まで公園に連れていくことが出来ました。

こういった犬のサポートグッズは大変重宝しますし、犬たちの時分の足で外を歩きたいという気持ちに寄り添ってやれるので、飼い主としては嬉しい限りです。

しかし、中には「???」というものもあります。

先日たまたまテレビのCFで流れた商品がそれでした。
犬用オムツです。
確かに、犬用オムツは我が家の老犬も使っていました。
自力で立って排泄が出来なかったために、体が汚れてしまい、清潔を保てなくなってしまうことから、寝たきりになってから使いました。
オムツが悪いのではありません。
キャッチフレーズが、「どこにでも一緒に出掛けられる」というようなことでした。
つまり、若い犬がお出かけのとき、やって欲しくない場所で粗相をしてしまわないようにオムツをするというものでした。

確かに犬の排泄を完璧にコントロールすることは出来ないかもしれません。
わが家の犬も、精神的にストレスがかかったときは頻尿になってしまうことがあります。
オス犬の方は、普段マーキングはしませんが、たまたま女の子の匂いに刺激されてちびってしまうこともあります。
しかし、それはどこでも勝手にトイレをしていいと教えられたからではありません。
小さいころから、トイレトレーニングを行なうことで、落ち着いた精神状態であれば、犬たちはところかまわず排泄するようにはなりません。

先日、パピーのレッスンに伺ったときのこと、なかなかトイレを覚えないので、オムツをした方がいいかと言う質問がありました。
いえいえ、人間の赤ちゃんと一緒で、排泄したくなったら教えてくれるように環境を整えなければ、いつまで経ってもトイレは覚えられません。
トイレのタイミングを見計らって、トイレスペースにいざなってあげることで、失敗(人間側にとって)は減らしていくことができます。

うまくできないからとイラっとするのであれば、トイレの場所を増やしたり、トイレシーツを広めに敷いてサポートしてあげればいいのではないでしょうか。
生後3~4か月の子犬はまだまだ赤ちゃんだということを忘れてはいけません。

もちろん、この商品が必要な場合もあるでしょう。
つまり、施設によっては、オムツをさせないと入場できないと決められているところもあるからです。
そういう施設があるからオムツが必要なのか、トイレのトレーニングが出来ないからオムツが必要になるのか。
そのあたりをきちんと見極める必要があります。


個人的には、病気になったり、歳をとるまでは、オムツ無しで一緒にお出かけして欲しいです。

昨日まで我が家でお預かりしていたパピーさん、トイレシーツと排泄の関連性を理解してくれたら、外出先でも自分でトイレスシーツを探して排泄しに行ったり、散歩中声をかけたら、我が家の犬たちと一緒に排泄もできるようになりました。

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教えれば出来るようになるはず。
犬にわかりやすく、根気よく教えるのがポイントですね。



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2020年10月 4日 (日)

Nさんの合宿が無事終わりました。

一か月半余りのお預かり期間を経て、Nさんを今日無事にお引渡ししました。

8月14日に我が家に連れてこられたときは、「アンタ誰?!」とでもいうかのように、私に吠えかかっていたNさん。

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初日に見習いVincentの洗礼を受けて一度はひるんだものの、10日間根気よく見習いを遊びに誘い続け、とうとう味方につけてしまいました。

また、お預かり期間中はレッスンに同伴したり、朝練に参加したり、ボーダー・コリーたちと同じ歩調で散歩したりと、たくましく生きてきました。

まだまだパピーということもあり、特別なことは何一つ教えていませんが、なるべくストレスを減らしながら日常生活を送れるために、様々な場所や、いろいろな人や犬と会って経験を積んでもらいました。

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同時に、小型犬の子育てを初めて経験させてもらい、私も多くを勉強させてもらいました。

N
さんの行き先には先住犬がいるので、仲良くやっていけるかが今後の課題ですが、ボーダー・コリーと同じように接したらちょっと困ってしまうだろうなと少し心配しています。

あとひとつ心配なのは、1ヵ月以上、Nさんの相手をしてくれた見習いのこと。
ロスにならなければいいのですが。

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レッスンでお相手してくださった生徒のみなさん、ありがとうございました。

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2020年10月 3日 (土)

犬は人間の気持ちを察する?

犬たちと暮らしていると、時折「えっ?どうして?」と思うようなことがあります。
なぜわかるのだろうか。
といったことです。

「子供は親を選べない」というように、「犬は飼い主を選べない」とよく言われます。
確かに、諸状況を考えると、人間が決めて犬を購入(譲り受ける)していることはわかりきっていることですが、その状況を生み出しているのは、もしかしたら犬の方かもしれないと考えざるを得ないことが多々あります。

別に犬を擬人化しての「この子が私を選んでくれた」という意味ではなく、犬は人の感情を推し量りながら、自分で決断しているともいえる行動を取ることがあります。

わが家で1999年に繁殖したボーダー・コリーの話。
この話は個人ブログやホームページなどでも書いているのでご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、我が家で生まれた5頭の犬たちのうち、2頭残して、3頭新しいご家族の元に送り出す予定が、急なキャンセルで、我が家に3頭残る可能性が出てきてしまったことがありました。

さすがに当時はプロのトレーナーではありませんでしたので、姉弟犬2頭は残せても、3頭では手が足りなくなることは容易に予想できました。
なんとか新しい家族を探さなければという気持ちと、無理に気に入らないところには出したくないという気持ちが私の日々の態度に表れていたのだと思います。

生後2か月を過ぎたとき、たまたま新しい家族募集の張り紙を見てくださった方が我が家に見に来てくださいました。
母犬含め子犬たちもお客様に大歓迎の挨拶をしにいきましたが、募集をしている子犬以外はみんな自分の思い思いの場所に戻ってしまい、行き先が決まっていない子犬だけがお客様の傍から動かないという状況になりました。
この子だけでなく、我が家の犬たちはみんな事態を把握していたということでしょう。
その子はここで自分がお客様の元に行くことが、一番いいことだとわかっていてこの行動を取ったことで、当然お客様はその子を気に入り、翌日引き取りにきてくださいました。

ブリーダーさんのところに子犬を選びに行くときも、なんとなく犬の行動を観ながら人間が決めていることは多いと思います。
そんな行動を取る彼らの気持ちの中にも、やはり好きな人のところに行こうとする犬の気持ちが現われているかもしれません。
特に保護犬の場合、成犬であることも多く、まさに犬が選んでくれる状況も沢山あるはずです。
嫌がっている犬を無理やり家族にしようとする人は少ないでしょうし、犬の方から寄っていくことで、お互いの気持ちが通じやすくなるということもあるでしょう。

また、昨日お散歩が苦手なパピーさんのレッスンに同伴したお預かりのNさん。
アシスタントのボーダー・コリーたちの中でたくましく育っているNさんは、外ではあまり怖いものがありません。
小型犬であっても、地面に降ろしてもいいという許可を頂いてからは、なるべく自身の足で歩いてもらったり、先輩犬にくっついて歩き回ることで、時に怖い思い(バイクの爆音にフリーズなど)をすることがあっても、意外と早くにリカバリーしてくれます。

パピーさんがトラックの騒音や、様々な環境刺激に足が止まって動かなくなると、ロングリードを持って待っている飼主さんや私の気持ちを察してか、自分からパピーさんの傍に行って回り込みます。
すると、パピーさんがこちらに向かって一歩を踏み出すというようなことが何回かありました。


犬の不思議な能力はなかなか解明しづらいものですが、人間が犬に操られている可能性はゼロではないでしょうね。

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14日からお預かりしているNさんも明日渡星の準備のためにお引渡しとなります。
「ママ」ではないんだよという気持ちは当然Nさんにも伝わっているはずなので、オーナーさんの元に行けばきっとそのひとが本当の「ママ」だとわかるに違いありません。
一か月半余りの合宿生活がNさんにとってよい経験となってくれればいいのですが。

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2020年10月 2日 (金)

愛犬はお散歩好きですか?

「犬にとってお散歩は楽しいもの。」と思っていらっしゃる方は沢山いますが、実際はそうでないことがかなり多いことを最近痛感させられています。

散歩に行こうとしてリードやハーネスを手にすると、犬が固まってしまったり、逃げてしまったり。
無理にリードを着けようとすると噛まれそうになったりといろいろです。

なぜお散歩が好きではないのでしょうか。

お散歩が嫌いな犬たちの中には、単に「外が嫌い。」と言うタイプと、「外を歩くのが嫌」。というタイプの子がいます。

「外が嫌い」な子は、外に出ただけですぐ家に帰ろうとしますし、玄関を出ることさえ難しい犬もいます。
「外を歩くのが嫌」な子は、出るとすぐ抱っこをせがんだりします。

いずれにしても、自分の足で外を歩くことが苦手な犬たちで、無理に引っ張ろうとすると、場合によっては首輪やハーネスが抜けてしまいそうになることもあります。

なぜお散歩が苦手なのでしょう。

原因のひとつは、「社会化不足」です。
自分の足で歩けない時期から抱っこ散歩などで外の環境刺激に馴らしてあげないと、実際お散歩に出られる時期になって、怖いものが増えてくる時期と重なった時に、車の騒音や、建築現場の雑音などと遭遇すれば、ますます外に出るのが怖くなるのは当然のことです。

また、小さいころ社会化を行っていたとしても、その後お散歩の回数がほとんど無かったり、日常的におうちの中が静かであったりすれば、外の生活音にさらされる機会を失ってしまい、たまにしか出ない外の環境刺激に馴れるには時間がかかってしまいます。

中にはブリーダーさんの環境が人里離れた静かな場所だったために、オーナーさん宅の都会の環境との違いに適応できず、外が嫌いになってしまった犬もいました。
社会化はブリーダーさんのところにいるときから始まっているのです。

外が嫌いだからと言って、一生犬を家の中に閉じ込めておくわけにはいきません。
どうしても連れて出なければいけないことはあるわけで、たまにしかないからとその都度犬にストレスを与えてしまうよりは、ちょっと手間でも、愛犬を外に連れ出す機会を増やし、少しずつでも馴らしてあげることがその後の15年以上の犬生を楽しいものにしてあげることにつながるでしょう。

ひとりでは、なかなかその一歩が踏み出せなくても、仲間がいると行けることもあるので、今日はお預かりのNさん同伴でお散歩レッスン。

大きな音に時折立ち止まり、動かなくなることはありましたが、一緒に並んで歩く姿も確認できました。

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焦らず、少しずつですね。


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2020年10月 1日 (木)

パピートレーニング:トイレトレーニングの成果

そろそろお預かりも1か月半を超えたNさん。
先週生後5か月になりましたが、我が家に来てからは一度もトイレの失敗がありません。
失敗しない環境づくりと、トイレのキューを教えたことで、無理に我慢させることもなく、出先でも上手にトイレが出来るようになりました。
もちろん、キューを出したからと言って、大きい方は必ずするとは限りません。

初めてクライアントさんのところに同行させたときは、初体験でびっくりしたこともあり、リビングのラグの上で一度しゃがんでしまったことがありましたが、その後はこちらも早めの声掛けを心掛けていたことで、出先の失敗もなくなりました。
もちろん、成長と共に我慢できる時間が伸びたことも理由のひとつです。

今日はNさんにとって初めてのお宅に伺いました。
アシスタントや見習いの場合は、おうちに上がる前、車を降りてすぐに排泄を促しますが、さすがにNさんは2時間ほど前に済ませたばかりなので、無理にさせずにお部屋にあがってから、トイレの場所を教えました。

生徒さんと楽しく遊び、水も沢山飲んで、そろそろかなと思ったときに声をかけてトイレスペースにいざなったところ、少し確認してから落ち着いてトイレを済ますことが出来ました。
トイレシーツの感触とトイレのキューがきちんと理解出来ていたからです。

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その後休憩をはさみながら、再び二頭で遊んだあと、生徒さんから離れてお部屋の中の匂いを嗅ぎながらチェックを始めました。
もしかしてそろそろかなと思って先ほどのトイレにいざなおうとした瞬間、お部屋に設置してある生徒さんのサークルの中に入って、もうひとつのトイレを見つけてそこで済ませて出てきたのです。

サークルの中には水入れがあり、遊んでいるときに何度か勝手に飲みに行っていました。
しかし、その際後ろ足だけサークルの外に出して、中にはあまり入ろうとしていませんでしたが、さりげなくトイレの場所を確認していたのでしょう。

この様子を見て、オーナーのお宅に行っても、トイレシーツが敷いてあればキューが無くても、ストレスなく排泄が済ませられることを確信しました。

犬も人間同様落ち着いた場所でないとなかなかトイレは出来ません。
特に失敗して叱られてしまうと、排泄行為自体を隠れてするようになったりするので、ますますトイレトレーニングが難しくなります。

トレーニングを始めたころは、声をかけるたびに、嫌そうな顔をされましたが、懲りずに言っていたおかげで、Nさんも知らない場所でも我慢することなく排泄を済ませることが出来たようです。

子犬の頃育った環境によっては、排泄が特別ではなく、寝床だろうとどこだろうと気にしないでしてしまう犬もいますが、排泄後の処理を早めに行い、寝床とトイレを分ける環境づくりをすれば、いつも清潔を保つこともできます。

たかがトイレトレーニング、されどトイレトレーニング。
根気よく続けてあげましょう。

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