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2020年9月28日 (月)

ドッグトレーニング:リードに頼り過ぎない

最近、お散歩中の愛犬の逃走話がたて続けに耳にはいってきました。
幸いどの子も無事におうちに帰ることが出来て何よりです。

さて、わが家の犬たちはパピーの頃からロングリードを使ったトレーニングを行っています。
お預かりのNさんも例外ではありません。

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クライアントさんの場合も、お散歩レッスンが始まるころのパピーさんには必ずロングリードレッスンを体験していただいています。

なぜロングリードかと言うと、リードを外したら絶対に戻って来られないレベルの犬たちにとって、通常のお散歩リードの長さではどうしてもリードの長さが犬の行動を抑制してしまうので、リードが付いているなかで、自分で考えることを教えていくために、ロングリードを使ってトレーニングを行います。

例えば自分から気になる物や怖いものに近づいて行こうと思っても、いつも飼い主が後ろでリードを止めてしまえば好奇心を満足させることはできません。反対に、怖いものがあってその場から離れたいと思っても、飼い主がその場から離れない限り、飼い主の持っているリードの長さでは、1メートルぐらいしか離れることが出来ません。

さらに、リードの長さが短いと、犬が自分から飼い主のもとに戻る行動を引き出しづらくなります。
つまり、リードが張るから犬が飼い主について行くという構図ができ、リードが張らなければ犬はついて行かないという結果につながる可能性がでてくるからです。

リードが張っていなくても、ハンドラー(飼い主)の存在を意識して欲しいので、距離を取りながら犬の行動を確認していきます。

画像のNさんも、私より先を歩いていますが、自分から振り返ったら褒めてあげることで、自発的に私の方に戻って来るという行動を強化しています。

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たまたま先日Nさんのロングリードを使った呼び戻し練習を動画で撮ったのでご参考までに。
このときは、リードが緩んでいるときにNさんが私にアテンションを向けたら褒め、リードが張る前に呼び戻すことを繰り返しています。
この時使用しているリードは5メートルリードです。



ここで重要なのは、リードを張らせないこと。
当然フレキシブルリードはリードを張らない状態にし続けると犬の足に絡んだりする可能性があるので使えません。
手で手繰り寄せたり、送り出したりという細かい作業も必要です。

ロングリードはリードが離せない愛犬を自由に走らせるためだけでなく、自分から戻って来られるようにする練習にも効果的ですので、是非使ってみてください。

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