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2020年9月14日 (月)

犬のパーソナルスペース

コロナ禍にあって、ソーシャルディスタンスという言葉があたりまえになってきている昨今ですが、実は犬にも相手の犬(人、モノなど)との距離がとても重要なポイントになります。

コロナの距離とは別に、エレベーターにたった一人で乗っているとき、後から乗ってきた人が自分のすぐ横に立った、目の前に立たれたら、誰だって嫌ですよね。
いわゆる知らない人(モノ)との距離は誰だって取りたい。

犬も同様です。
仲のいい犬たちであれば、プロレスだって楽しいし、そばで匂いを嗅がれたり、口を舐められたって我慢はできますが、知らない犬がズンズン向かって来たら犬だって緊張します。
犬にだってパーソナルスペースがあるので、そのスペースが広い子の場合、むやみに近づけば無用な興奮をさせてしまうことになります。

今日個人のFacebookでちょっと愚痴ってしまいましたが、トイレ中の我が家の犬たちに犬を近づけてきた方がいたので、犬を遠ざけてくださるようお願いしたところ、意図がうまく伝わらなかったようです。

犬たちのこと、沢山学べる機会が増えているにも関わらず、未だに犬同士を無理やり近づけて友達を作ろうとする飼い主さんがいたり、自分の犬は大丈夫だからと、見ず知らずの犬に自分の犬を近づけようとする人がいるというコメントを頂きました。
確かに、子犬であれば犬友を作りたいと思う気持ちはよくわかりますが、何分相手がいるはなし。
子犬にとっても選択肢は必要ですし、
相手の犬が嫌がっていれば無理に近づけることでお互いよくないトラウマを作らないとも限りません。

不用意に知らない犬に自分の犬を近づけない。
遠ざけて欲しいと言われたら、気分を害することなく、「犬が苦手なんだな。」と理解して、遠ざかってあげるようにしましょう。

誰にでもフレンドリーな犬を持っている人はある意味羨ましいですが、誰とでも友達になろうと興奮する犬を持っている人は大変です。
ハンドラーそっちのけで他の犬に突進していけば、返り討ちにあわないとも限らないですし、ましてや愛犬とドッグスポーツを楽しもうと思ったら、ハンドラーへの集中より、他の犬が気になって、協働作業はうまく行かないでしょう。

いずれにしても、自分の犬のコントロールは気合を入れて頑張りましょう(自戒も含め)。

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わが家は今預かり犬もいるので、犬たちの反応もそれぞれ違ったりします。

この日は、近づいてくる犬に思い切り吠えていたのはNちゃんで、アシスタントと見習いは気にしていませんでした。
その時々で犬たちの態度は変わるので、「うちのコは大丈夫」はあてにならないかもしれませんね。

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