デイリートレーニング:習慣にすることで回避できることもある
犬が散歩中いろいろなことを気にするのは当然のことです。
ただ、過剰に反応すると飼い主さんも刺激対象(人や犬)も困ってしまいます。
過剰な反応、いわゆるリアクティブな行動に出ないようにするには、日ごろから多くの経験を積ませてあげることが大事です。
つまり社会化をきちんと行うことが大事ということです。
社会化自体は、ブリーダーのところにいるところから始めていることが理想です。
しかし、当然のことながら、新しい飼い主さんのもとに来てからも社会化は日々続けていく必要があります。
たとえ社会化不足であっても、望ましい行動を習慣にしていくことで、ある意味リアクティブな行動を避けることは可能です。
さてお預かりのNさん、好奇心旺盛で、特に犬や人に向かって行こうとします。
もちろん、かまってほしくて行くのですが、この方結構怖いもの知らずなので、相手に嫌われないとも限りません。
そこで、早くからアイコンタクトや声かけして私の方に戻る練習を繰り返し行っています。
今日は平日の静かな公園でリードウォーク練習。
アイコンタクトを取りながら、褒めながら歩くことを繰り返しているので、途中で犬が通ったり、子供が走ってきたりしても、習慣として私の方を見る確率が高いので、周囲ばかりを気にしてリアクティブになる確率は減ってきます。
また、気になって目を向けても、ロックする前に声をかけることで早めに気持ちを戻すことが出来ます。
周りの多くはあって当たり前、いちいち気にしなくていいということを習慣にすることも大事ですね。
※ちょうど見習いの練習をしているとき、後ろを犬連れで通る人たちがいました。
こちらをずっと気にしていて、飼い主さんにリードを引っ張られながら行く犬。
まったくこちらを意識しないで前だけ見て歩いている犬。
こちらに意識を向けて立ち止まり、15秒ほど見ていましたが、自分から視線を外して飼い主さんの元に戻った犬。
様々な犬たちを見学させていただきました。
自分から視線を外した犬は、飼い主さんが視線を外すのをちゃんと待っていました。
自分に関係ないと犬に判断させることが大事ですね。
先日書いた「待つ」を実践していらっしゃる飼主さんでした。
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