散歩はいらない?
お預かりの小型犬が来て丸一か月。
ある時期から食欲にムラが出始めました。
何しろフード一粒召し上がるのに、結構時間がかかっています。
そのため、トレーニングにフードを使うと、これまた飲み込むまでに時間がかかり、何を褒められたのか忘れてしまうほど。
いずれにしても、まだ1.8キロ弱の体重の子犬では、口の大きさも小さく、バクバク食べるというにはほど遠い状態です。
でも、なんとしても食べてもらうためにはどうするか。
やはりお腹を空かしてもらうほかありません。
そこで、散歩に連れ出したり、見習いが遊びに誘ったりと、いろいろ工夫しています。
ペットショップで子犬を入手するとき、「この犬種は散歩の必要がありません。」と言われる小型犬がいるそうです。
なぜでしょう。
小さいから?
いえいえ、小さくたって犬であることに変わりはありません。
外に連れ出すことには様々なメリットがあります。
自分の足で歩くことで、様々な刺激を自分で確かめ、納得して自信を持つことができます。
視覚、聴覚、嗅覚や触感などが、多くの刺激を犬に与え、犬はそれを自分で分析します。
怖いこともあるでしょう、好奇心をくすぐられることもあるでしょう。
全てが脳を活性化させる大きな要因です。
エネルギーを暇つぶしに使うのではなく、外的刺激を受けながら、自ら体を動かすことが子犬の成長には欠かせません。
そんな刺激がゼロのお散歩なし生活の中で、都合のいい時だけ外に連れ出し、「ドッグカフェでお茶」とか、犬たちが沢山集まるイベントで冷静にしていてもらおうというのはまず無理でしょう。
長時間歩かなくても、外に出て日常生活音に馴らしてあげることで、その後の15年以上のドッグライフのストレスが大きく軽減されるはずです。
散歩がいらない犬はいません。
お散歩があまり得意でない方は、犬ではなくネコの方がいいパートナーになってくれるかもしれませんね。
今日のお客様は、人間の足の横に来る練習。
お散歩中、楽しそうにピョンピョンしつつ、会う人会う人に興味を示してついていきそうになってしまいます。
少しでも「ヒール」の意味が分かってくれると危険回避にもなるので、もう少し頑張って伝えていきます。
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