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2020年9月22日 (火)

犬の居場所

犬の居場所は各家庭によって当然異なります。
家じゅうどこでもアクセスしていい家庭、入っていはいけない部屋がある家庭、寝室以外はOKの家庭など様々です。

しかし、例えどの部屋にいてもいいルールであったとしても、落ち着いて寝られる場所を提供してあげることが一番重要なポイントになってきます。
中には、いつも人の後ろをついて歩くタイプの犬もいますが、ある意味その子は不安を抱えているために、よりどころとなる人の傍を離れられないとも言えます。
※人間を管理したくて見張っているタイプの犬もいます。

いつもいる場所が決まっていて、家の中で家族が動き回っていても、ある程度家族の行動パターンがわかってくるといちいち後ろをくっついて歩かなくても、見送った後自分の場所に戻って休むことが出来ます。

以前某テレビ番組で、留守中の犬の様子を撮影したものがありました。
ご主人が出かけた後、居間に戻ってソファでくつろぐ犬、悪戯をする犬、玄関ドアの前でひたすらご主人の帰りを待つ犬など様々でした。

ドアの前で待っている犬はご主人の帰りを一日千秋の思いで待っているかのようで、飼い主としては嬉しい限りですが、留守中はのんびり寝ていてくれるとある意味安心です。

以前分離不安になってしまった犬のことを書きました。
ご主人が出かけた後、ずっとリビングのドアの前で二足立ちしてドアをひっかいている様子はあまりにも可哀そうした。

私も家にIPカメラをつけているので、留守中の犬たちの様子を確認していますが、大概はハウスに入って寝ているかソファに乗って寝ているか、水を飲みに立つか、床で行き倒れているかというところなので、安心して仕事に励むことが出来ますが、たまに見習いが天を仰いでいると、「遠吠えか・・・。」とちょっと心配になります。

人と犬とのスタンスはあまりべったりしすぎても、一緒にいられないときに多くのストレスを感じさせてしまいます。
犬にとっては一人でいる時間も大事。

今日カウンセリングに伺ったK君。
クレート(ハウス)に慣れていないので、いつもご家族の足元など、そばにいることで安心しているようです。
静かに寝そべっていてくれることはとてもいいことなのですが、クレートに入ってリラックスできることも覚えてくれると、これからの長い共同生活の中で、無用なストレスを回避することもできるのでクレートトレーニングを行いました。

今のK君にとっては、ご家族から離れた場所のクレートは隔離感満載で、落ち着ける場所とは言い難かった、クレートの位置をご家族がいらっしゃるダイニングに移動していただき、その前にお気に入りのマットを置いてみました。

クレートトレーニングを2セッションほどおこなった後、自分からクレートの前のマットにいってお昼寝。

202009221

今まではクレートの傍にさえ近寄らなかったというお話だったので大進歩でした。

クレートの設置場所も考慮するとクレートトレーニングも進めやすいかもしれませんね。

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