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2020年9月 1日 (火)

ドッグダンス:癖はなおりにくい

ドッグダンスに限らず、オビディエンスでも脚側位置(ヒールポジション)はとても重要です。
適当に教えてしまうと、犬も適当に楽な動きをしてしまうので、日々繰り返して習慣にすることが大事です。
一度間違ったことを習慣にしてしまうと、いわゆる「変な癖」がついてしまい、なかなか修正しづらくなってしまいます。

ハンドラーと平行に、決まった位置に前肢を持ってくるヒールポジションを教えようとして、トリーツなどで誘導しようとすると、時にお尻が外に向いて曲がってしまうことがあります。

後方からハンドラーのヒールポジションに誘導すると、まっすぐハンドラーに向かって来るので、曲がることは少なくなりますが、最後にアイコンタクトを取ろうとして犬がハンドラーの顔を見上げようとすると、当然のことながら、顔がハンドラーの方に若干かぶるようになるので、お尻が外に出てしまう確率が高くなります。

真っすぐ立って、顔だけハンドラーに少し傾けるぐらいがちょうどいいのですが、ハンドラーも犬も慣れないとなかなかいい位置を見つけることが出来ません。

そこで、ハンドラーは何とかして犬の後肢をまっすぐにしようとして「裏の手」を使ってしまうことがあります。
この「裏の手」とは何でしょうか。

それは、これ👇です。

202009011

犬の顔をハンドラーと反対側の方に向けることで、必然的にお尻の方がハンドラーの体にくっつくというものです。

後肢をハンドラーの身体に近い場所にいることを感じさせるためには効果的ですが、長く続けていると、犬は外側からハンドラーの顔を見上げる癖がついてしまいます。

それでも、犬の体(後肢)はハンドラーの方に寄せているので、まっすぐ歩くだけであれば大して問題にはならないかもしれません。
見た目は若干変ですが。

しかし、ドッグダンスや高度なテクニックを要する競技になってくると、犬の顔の向きが外に向いていると反応がその都度遅れてしまいます。
顔を正面、あるいはハンドラーを見るという作業が必ずひと手間必要になるからです。

顔を外に向けることでお尻がまっすぐになったら、顔の位置を正面に戻すことも教えてあげましょう。
もちろん、この「裏の手」を使わなくても、犬がまっすぐハンドラーの脚側に立てるようになる方法は沢山あるので、出来ればこの方法は使わない方がいいでしょう。

普通に立っているとこうなります。👇

202009012

体はハンドラーと平行に、顔は正面あるいは少しハンドラーを見上げる程度だが犬への負担も少なくなります。

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