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2020年8月28日 (金)

ドッグダンス:ハンドラーを見る意味

服従訓練などでは、犬はハンドラーの横にぴったりくっついて、顔を上げてハンドラーの方を見るように教えていきます。
※顔を上げ過ぎて、首とキ甲の角度が90土未満の場合は、健康上よろしくないというようにFCIオビディエンスの規定書には書かれているので注意が必要です。

ハンドラーは前を見ているので、アイコンタクトを取っているのではありませんが、少なくともハンドラーと反対の方向を見ていることはありません。
ハンドラーと反対側にはハンドラー以外の様々な刺激対象物があるわけで、競技会場では隣のリンクでアジリティやフライボールをやっていることもあります。
そんな刺激的なところでよそ見をしていたら、恐らくハンドラーの声は聞こえづらくなるでしょう。

もちろん、作業犬の中には、ハンドラーを見ることなく、指示された作業をこなす犬たちがいます。
牧羊犬、狩猟犬、鼻を使った作業を行う麻薬探知犬や足跡追及作業がそうです。

しかし、オビディエンスやドッグダンスなど、一体となって動く作業においては、作業内容が多岐にわたることもあり、一瞬でも指示を聞き逃してしまうと、そのあとが繋がらなくなってしまうので、常にハンドラーに意識を向けていて欲しいところ。
そういう場合は、遠隔作業でない限り、ハンドラーを見る、あるいはよそ見をしない習慣をつけてあげることが必要になります。

ヒールポジションにいるときにだけハンドラーを見上げているのではなく、最初の一歩から二歩、三歩と増えていっても、ハンドラーに意識を向ける練習をしなければ、犬の集中は持続できません。
精度を上げようとすれば、細かいパーツを確実に出来るようにしていかないと、なかなか犬にはわかりづらいものです。
一歩できたから、当然それからずっとこっちを見ていると思わないで、二歩目、三歩目と持続して集中することを教えていきます。

今日のドッグダンスのプライベートレッスンでは、ヒールポジションではハンドラーを見ているのに、歩き始めるとふら~っと離れてしまう生徒さんの一歩目、二歩目の練習。
きちんと教えてあげないと、なかなか犬には伝わりませんね。


やはり顔を向けていてくれると、集中はとりやすいですね。
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