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2020年8月

2020年8月13日 (木)

パピートレーニング:無理矢理とりあげない

パピートレーニングに行くと「あるある」のお困りごとに、タオルや靴下など、洗濯籠や落ちている物を拾って逃げてしまい、なかなか放してくれないというのがあります。
逃げて放してくれないだけでなく、取ろうとすると唸ったり噛んだりするということもあります。

犬にとって、咥えた獲物は大事なもの。
誰かがそれを欲しがると、ますますその価値があがり、手放したくなくなります。
人間でもよくありますよね。

もちろん、食べ物やお気に入りのおもちゃなど、本当にその犬が死守したいものもありますが、今回は所有欲というより、ゲームにしたくなる犬の話です。

タオルや靴下は日々違うものが落ちているわけで、特に死守したいものではないのに、急に価値があがるのは、みんなが欲しそうにしているからです。

そこで、ひとつの方法としては、拾われてしまったら、興味がなくなるまで放っておくというのがあります。
ただ、放っておくと場合によっては破壊されてしまったり、食べられてしまったりすることがあるので、そういう場合は、もっといいものと交換するという方法があります。
それは、時に美味しい食べ物であったり、お気に入りのおもちゃであったりします。

しかし、それでもなかなか手放してくれないときがあります。
犬は賢いので、こちらの様子を見ながら行動しています。
逃げれば追いかけてくれるとわかっているのです。

もう一つの方法としては、犬が反射的に放す環境を作ってあげるというものです。

ハウス(クレート)トレーニングをしている犬は、ハウスに入ることを楽しいことと認識しています。
そこで、咥えているときに「ハウス」と声をかけると、ポロっと口から落としてハウスに飛び込むことがあります。

咥えてハウスに飛び込む可能性もありますが、ハウスに飛び込むとオヤツがもらえるとわかっている犬は口が開きやすくなります。

もちろん、「出せ」や「ちょうだい」で咥えているものを放すことを教えるという方法もあります。

無理に取り上げるとむきになることもあるので、状況に合わせて工夫しながら対処してみましょう。

今日のレッスンのMさん。
パピーさんではありませんが、彼女は大好きなコングに執着して、なかなか放してくれません。
もちろん、一人遊びを楽しんでいるのはいいことなのですが、トリーツを入れてあげようとしたり、投げて遊ぼうと思っても、全然渡してくれませんでした。

そこで持ってきてくれたらおやつをあげたり、

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同じコングで交換しながら投げて取ってきてもらうことをゲームにしました。

202008132  

それでも、放したくないときは無理せず、一人遊びさせてあげます。

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かまって欲しくなれば自分から持ってきてくれるので、そうなったらまた投げてあげます。
無理に取ろうとすると、すぐに咥えて走って逃げます。
Mさんが来てくれるのを待ちます。
追いかけたらMさんのペースで、エンドレスになってしまいます。
すばしっこいMさんを捕まえられる人はいませんから。


🍀2020年9月4日~6日
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残席わずか。
詳細はこちら👇
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2020年8月12日 (水)

パピーレッスン:子犬に休息は大事

子犬がやってくると、ついついかまってしまいますが、本来犬に必要な睡眠時間は17時間程度と言われて、子犬にはそれ以上の睡眠時間が必要です。
まさに「寝る子は育つ」というところ。

しかし、人間も同じですが、質のいい睡眠をとるためには、適度な疲労感が必要です。
クレートに入れっぱなしでは、ストレスが溜まり、余計な興奮が残ってしまいます。
逆にフリーにしっぱなしでは、常に人の動きが気になって休まる時間がありません。

ということで、適度な刺激を受け、楽しく遊び、人との親和性を深め、ゆっくり休むということが子犬には不可欠です。

さて、今日のパピーレッスン、Mさんはおうちの中でオンリーシュに馴れる練習でした。

大好きなフードをもらいつつ、褒められ、楽しく歩くことを強化していきたいところですが、ときおり不自由さ感じて、顔がちょっと不満げ。

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それでも、楽しく遊びながらレッスンが終わると、

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この時間に、レッスン中に学んだことが記憶に刻まれていくはず。

しっかり休ませてあげましょう。


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2020年8月11日 (火)

ドッグトレーニング:良い経験を沢山積む

犬は人間の予期しないところで報酬をもらって、知らないうちにその行動が強化されていることが沢山あります。

例えば、人間の食事中、いつも食べこぼしをする人が家族にいると、食事中フリーになっている家庭の犬たちは、食べこぼしをする人の傍に寝そべって離れないということがあります。
教えたわけでもないのに、ちゃんとそこで待っている。
知らない人間は、「あらお利口さんね。」と思っていますが、犬は「ここにいればいいことがある。」と学習しただけ。

さて、日常的によくあるのが、リードの引っ張り。
なぜ引っ張るか。
引っ張れば行きたいところにいけるから。

しかし、大型犬に引っ張られて体を壊す女性は結構います。
男性は力があるので、引っ張られ感があまりないことから、犬は引っ張ればリードの反対側の人間がどこまでもついて来ると思っているとなかなか引っ張り癖はなおりません。

そこで引っ張っても飼主は付いてこないと教えてあげることも大事です。
行きたい方向に行くにはどうすればいいのか。
あるいは、外的刺激よりももっといいものが他にあるのではないか。

そんなことを犬に学習してもらうことで、ちょっとした行動にも変化が出ます。

酷暑の東京、陽が傾いた頃プライベートレッスンで頑張ってくれたFくん。

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ディストラクションが少ないところから少しずつ良い経験を積む練習はじめました。

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2020年8月10日 (月)

オンとオフ

先日ブログで、犬たちには落ち着くことを覚えて欲しいと書きました。
それは、元気がなく、動かない犬と言う意味ではなく、オンとオフのメリハリを持って欲しいという意味です。

わが家では20年以上ボーダー・コリーが続いていますが、それ以前に飼っていたコリーやハスキーと違い、彼らは日常的によく動く犬たちです。

しかし、こちらがかまわなければ、自分たちで寝床に戻り、昼寝をしたりくつろいだりすることができます。
つまり、自分と関係が無いことはいちいち気にせず、傍観していることができるということです。
そして、一緒に遊ぶときや勉強するときスイッチをオンにします。

それは家の中だけでなく、外に出ても同じことです。
多くの環境刺激に対して、いつもリアクションしているというのは、犬にとってはとても疲れることです。

例えば、道行く他の犬やジョギングをする人、横をすり抜けていく自転車、バイクの騒音などなど、自分に関係の無いことはスルーしてもらえると、人も犬も落ち着いて散歩ができるというもの。

気になるものがあると、犬は「吠える」という行動にでることがよくあります。
スルー出来ずに必死で対象物に自分の気持ちをぶつけている状態です。
その理由は様々で、警戒のアラートだったり、そっちへ行きたいという要求や興奮だったりします。
しかしながら、家に不審者が入ってきたときや、道端で知らない人に急に声をかけられたり、あるいは犬友と一緒に遊んでいるときでなければ、出来れば「吠える」行動は出ない方が、犬のストレスを軽減させることができます。

「犬は吠えるものだよ。」と広い心で見守ってくださる人もいますが、仕事以外でのべつまくなしに吠えていれば犬も休まりません。

そこで、できるだけ吠える状況を作らないようにドッグトレーニングをおこなっていきます。
環境設定で吠えるシチュエーションを減らすことも出来るし、犬へのアプローチの仕方によって、吠えることを違う行動に変えることもできます。

「吠え」に対して「ノー」と言って犬がすぐにわかってくれればいいのですが、問題の元は「吠え」と言う行動だけに特化して直すことはできないので、「吠え」の原因もふくめ、その犬の行動全般から見直していくことが必要になることもあります。

カウンセリングにお邪魔したGさん。
最初は大興奮で吠えていましたが、ハウスを活用したり、ちょっとトレーニングでコミュニケーションをはかったりしたところ、最後はこの状態に。

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自ら落ち着いていることを選択したGさん。
頭を使って多少疲れたのでしょうが、何か学んでくれていると嬉しいですね。

昨日のMさんも、数回のショートセッションの後はお気に入りのベッドで寝ることもでき、トイレもミスなく済ませられました。

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日に日に成長していく子犬たちを見るのは楽しいですね。


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2020年8月 9日 (日)

犬との生活:話が通じるようになると、関係性も変わってきます。

子犬と暮らし始めると、初めから話が通じるとは限りません。
犬のことばと人間のことばはもともと違うので、それをわかったうえで意思の疎通をはかる努力をしなければ、なかなかコミュニケーションは取れるようにはなりません。

カウンセリングでお伺いした時は、うまくコミュニケーションが取れていなかったので、時折噛まれたりして、ちょっと距離があったお嬢さんが、レッスンを始めてからMさんに噛まれなくなったと聞きました。

コミュニケーションの取り方のコツがわかってきたので、意思の疎通がとりやすくなり、Mさんも噛む必要がなくなったからでした。

お嬢さんがMさんに「オスワリ」や「お手」をお願いしてやってもらえるようになったそうです。

今日はそんなMさんとの遊び方も見せてもらいました。

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前回私が遊んでいるのを見て、本気でMさんと遊んでくれています。

レッスン後半はリードを持って一緒に歩く練習も。

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愛犬と積極的に関わってくださるお子さんを見るのは嬉しいですね。


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2020年8月 8日 (土)

お願いしたいのはリラックスすること。

ドッグトレーニングと言うと、犬に新しい行動を教えることだけと思われがちです。
それは、「オスワリ」だったり、一緒に歩くことだったりしますが、実を言うと、一番覚えて欲しいのは、落ち着いていること。
つまりリラックスしていること。

簡単そうで実はこれが一番難しいかもしれません。

競技に出る犬であっても、興奮しすぎていたら本領が発揮できないかもしれません。
リラックスすることで、ハンドラーの話も聞こえるようになってくるはず。

ということで、日常生活においても、出来るだけリラックスして欲しいと思うのですが、いろいろと気になるものがあるとなかなかリラックスできないのが現状。

おうちの中であれば、まったりくつろげても、外に出るとなかなかそうはいきません。
そこで、出来るだけ気になるものを減らし、落ち着ける時間を増やしてあげるようにお手伝いしているのですが、今日のプライベートレッスンのSくん、何回目かのプライベートレッスンで、初めて自分から伏せられるようになりました。
今日のレッスンでは、誰も「フセ」という言葉は使っていません。

S君にとって気になるものが見えなくなった時、初めて伏せの体勢をとってくれたのです。

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気になるものはまだまだ沢山あるのですが、少しずつ「般化」しながら、いちいち気にしなくてもいいと教えていくことが大事ですね。

「フセ」は服従の姿勢ではありません。
リラックス出来れば、「フセ」から「休め」の姿勢に変わることもできます

気になるもの(怖いものや興奮させるもの)があると、犬たちもなかなかリラックスできません。
いつも神経をとがらしていなくてもいいんだよと、教えてあげたいですね



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2020年8月 7日 (金)

アイコンタクト

服従訓練(オビディエンス)競技において、脚側時に犬の顔があがっていることはある意味必須です。
もちろん、顔があがってなくてもハンドラーの指示をしっかり聞いている犬は沢山います。
犬の耳が向いている方向を見れば、ハンドラーに意識を向けているのかどうか確認することもできます。

一方ハンドラーは犬に顔は向けていません。
ハンドラーの姿勢はニュートラルに前を向いていることが基本です。
体を向ければボディシグナル(体符)として減点されます。

つまり、犬たちはハンドラーを視線があっていなくても作業をこなしていくわけです。
ハンドラーが自分を見てくれないからと不安になっていては自信を持って作業することはできないので、そういう練習をきちんと重ねていきます。

普段から「アイコンタクトが大事」と言われていながら、実際競技ではアイコンタクトなど必要ないなら、アイコンタクトを強化する必要などないのではと思われそうですが、「アイコンタクト」はハンドラーに意識を向けるきっかけとして習慣にしておきたい基本行動です。

子犬のアイコンタクトを強化することは、ハンドラーに関心を向けることで、ハンドラーの話を聞きやすくする基礎作りになります。
ハンドラーの話は指示ばかりではありません。
一緒に遊んだり、散歩に行くお誘いかもしれないし、ごはんのお知らせかもしれません。
ハンドラーの存在を感じていられるようになれば、いつも目が合っていなくても、自然にハンドラーの言葉が耳に入ってきます。
逆にいつもハンドラーと目を合わせようとすれば、お互い疲れてしまいます。

コミュニケーションが上手に取れるようになるきっかけとして、アイコンタクトを習慣にしてあげましょう。

今日の見習いの朝練。
少しずつ顔があがって作業ができるようになってきたので、次は私がそれを信頼してニュートラルな姿勢がとれるように練習していかなければいけませんね。

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2020年8月 6日 (木)

パピーレッスン

今日は4か月のパピーさんのカウンセリング。

子犬を迎えると、当然のことながら、あまりの可愛さについつい構いたくなるものです。
しかし、子犬には沢山の休息時間が必要です。
これから健康で大きくなるためには、動くだけでなく、休む時間も必要だからです。
体を動かすだけでなく、頭の運動も大切。
睡眠不足は人間の思考も妨げます。
犬も心身ともに健康であれば、多くのことを学んでいくことが出来ます。

よく食べ、よく遊び、よく寝ればストレスも軽減されるので、人間にとって好ましくない行動も出づらくなります。

今日初対面のおばさんと楽しそうに遊んでくれたMさん。
例に漏れず、何も言わなくてもニコニコ座ってくれました。

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いいことをしたらすかさずお口にフードが。
と言うより、無理矢理手からむしり取られるほどの食欲。

好奇心旺盛で、元気いっぱいのMさんに、少し落ち着く時間を持ってもらおうと、持って行ったKONGに液体状のトリーツを入れてあげたところ、夢中になってくれました。



そして最後はハウスでお昼寝。
ひとりでゆっくり寝る時間を大事にしてあげましょう。

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2020年8月 5日 (水)

ラリオビ定期レッスン

毎月第一水曜日はWCRL規定のラリーオビディエンスの定期レッスンです。

今回の主要課題は「後退歩行」。

ラリオビのエクセサイズには、ハンドラーのヒールポジションで一緒に後退するものと、ハンドラーと向かい合わせで犬が後退、ハンドラーが前進するものがあります。
どちらも簡単そうに見えて実は意外と難しいのです。

ヒールポジションであっても、犬が後退歩行に身体が馴れていないと上手に下がることは出来ません。
向かい合わせのフロントポジションの場合、「バック」と言ってしまうと、犬だけさっさと下がってしまう可能性があるので、こちらもフロントポジションを維持しながら動くことを教えていかなければいけません。
犬がどう理解しているかがポイントです。

その後はショートコースの体験。
レベル1はリード付き、レベル2はリード無し。

202008052

どちらも犬の集中力を上手にコントロールしなければ、ゴールできません。

9
6日は、山中湖のドッグリゾートワフにてラリーオビディエンストライアル開催予定です。

ただいま参加者募集中です。
詳細は下記をご確認ください。

 

🍀 202094日~6日🍀
3Days
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9月の3Daysイベント情報

94日、5日、6日に行われるWanByWan主催のイベントのお申込み状況です。

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9
4日:ドッグダンス練習会(アドバイスコメントあり):残席多少あり
9
5日:ドッグダンスリハーサルショウ:残席わずか
9月6日:ラリーオビディエンストライアル:参加者募集中

イベントの詳細につきましては☟をご確認ください。
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2020年8月 4日 (火)

ドッグダンス:バックステップの距離を伸ばすには

ドッグダンスのムーヴとしてよく使われる犬のバックステップ。
ハンドラーとのヒールポジションを維持したまま犬がバックステップをするだけでなく、犬だけが単独でバックステップを踏むこともあります。
そのためには、犬が自信を持って下がる練習が不可欠です。

ところが、最初の数歩は下がれても、その先がなかなか距離が伸びないというのが多くのフリースタイラーの悩みでもあります。

では、どうやって距離を伸ばしたらいいのでしょうか。

まず、犬がバックステップの動きに馴れていることを前提にお話ししましょう。
バックステップ自体の教え方からお話しすると、すご~く長くなってしまいます。
もし、バックステップの導入からお知りになりたい方はオンラインベーシック講座をおすすめします。
後肢の使い方から丁寧に指導させていただきます。

Online_dogdance_20200804204501

さて、距離の伸ばし方ですが、「バック」のキューで2~3歩下がって止まってしまうと、ハンドラーはついつい「バック」を連呼して、もっと後ろに下げようとします。

確かに、言い続けていれば、恐らく犬は言われれば下がり、止まり、また言われて下がるという行動を繰り返していくでしょう。
しかし、本来「バック」と言われたら、次のキューが出されるまでは下がり続けなければいけません。
もちろん、競技会など、多くの環境刺激やストレスで集中が取りづらいときは何度か声をかけるのはかまいませんが、刺激の無い場所においては、「マテ」や「タッテ」あるいは「スピン」などの次の指示が出るまで下がり続けるのが「バック」です。
余計なシグナル(バーバルキューやハンドシグナル)を出し過ぎると犬はそれらが無いと出来なくなってしまいます。
そこで、とりあえず犬が止まってしまったら、犬に考える時間をあげます。

犬はそこで何を考えるのでしょう。
「1歩バックしたからもういいでしょ。」
「バックしたから、早くオヤツちょうだい。」
と思って止まった犬たちは、恐らく、
「なんでクリッカーがならないの?」
「なんでオヤツでないの?」
「アタシは何か間違えたかしら?」
と考えるでしょう。

そのとき、「もしかしたら、まだバックは続いていたのかしら。」と思った瞬間が「正解!」と教えてあげることが大事なのです。

もちろん、あまり膠着状態が続いてしまうときは「リセット」が必要になります。
犬の表情やボディシグナルを見ていると、考えているのか、もう頭がいっぱいなのかを見極めることが出来ます。

昨日DogLifeDesignさんでプライベートレッスンに参加してくれたPさん。
最初の20分近くは、この距離までしか下がれませんでした。

202008041

もちろん、20分続けてやっていたわけではありません。
リセットや休憩を混ぜながら、Pさんが「もしかして?」と考えてくれるのを待っていたのです。

そして、何回目かの休憩時間が終わって頭がリセットされてからチャレンジしたところ、
一回の「バック」のキューで一度も止まることなくここまで下がれました。

202008042

なかなか下がってくれないと、ついついハンドラーは余計な動きを入れてしまいますが、この時ハンドラーさんには言葉のキュー一回のみで、トリーツを持つ手も体の後ろにつけてもらい、余計な刺激を一切出さないでやってもらいました。

人も犬も忍耐と根気ですね。

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2020年8月 3日 (月)

環境設定の重要性

今日カウンセリングに伺ったPさん
どうしてもおトイレの失敗が無くならないとのこと。

子犬のトレーニングはすぐに覚える子と時間のかかる子がいます。
トイレに関しては、覚えの良し悪しだけでなく、個体の性格も関わってきます。
例えば、清潔好きな子と、全く頓着しない子。
周りをあまり気にしない子、神経質な子などなど様々です。

家の中のトイレを覚えること、外でもトイレが出来るようになること。
トイレに関するお悩みは簡単には解決できないこともあります。
環境によっても大きく変わります。


例えば「食糞」。

子犬時代(母犬との同居期間)に兄妹犬や自分の排せつ物が常に周りにある場合は、最初は気にしていなくても、暇になるとおもちゃにしたり、場合によっては口に運んだりする場合があります。
そうならないためには、排泄直後にすぐ片づける必要があります。

さて、Pさんの場合、先住犬(小型犬2頭)が使っているトイレが広いお宅にひとつだけ。
単頭飼いの場合であっても、お部屋が広い時はトイレの数を増やしてあげると失敗は減ります。
今回はさらに、先住犬がいることで、落ち着いてトイレに入れない可能性があります。

そこで、今日は先住犬にはちょっとハウスに入ってもらっている間に、Pさんがトイレに行きたくなるタイミングを見計らって、トイレスペースにいざなって、少し待ってあげたらさっと済ませてくれました。
おうちの方もびっくり。
私も久しぶりにびっくり。
大概は、トイレケージから出して欲しくて最初グズグズ言ったり、知らん顔されることもあるのですが、今回はあまりにも早くトイレを済ませてくれたので、トイレの意味がわかっていないわけではなかったことが証明されました。

賢いPさん。
最初はちょこちょこ跳びついてくれましたが、何もメリットがないとわかると、教えたわけでもないのにオスワリ。

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これから先が楽しみなパピーさんでした。

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2020年8月 2日 (日)

犬が満足できるように。

今日のレッスンは先週カウンセリングに伺ったMさん。
あの時の遊び方を実践していただいたところ、その後Mさんのストレスが減ったようで、要求行動が出なくなったそうです。

M
さんにとっては、ただかまって欲しくて出ていた行動ですが、「噛む」「吠える」などは人間にとっては好ましくない行動のひとつです。
人間は遊んであげているつもりでも、犬が楽しんでいるかどうかはわかりません。
犬が本当に楽しめたときは、満足してゆっくり休むこともできます。

楽しくないと、おもちゃを持って逃げてしまい、一人遊びが始まってしまうこともあります。

今日のMさん、ママと引っ張りっこを楽しんだ後、

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おもちゃを持ってお気に入りの場所に戻ったものの、また自分からママの元へ。

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よほど引っ張りっこが楽しかったのでしょう。

だからと言って、この遊びがMさんにとって「最上級」ではありません。
外に行けば様々な刺激があり、大好きなおもちゃであっても、目もくれないこともあります。
おもちゃより食べ物が優先されることもあります。

M
さんの好ましい行動を強化するために、前回はフードを使いましたが、今日は出したフードを食べようとしなかったので、褒めた後フードを床に転がしたところ慌てて食べに行きました。
トリーツのデリバリー方法によって、トリーツの価値が変わることもあります。

犬とのコミュニケーションは難しいところもありますが、だからこそ、どうやったら伝わるだろうと考えるところも楽しいですね。


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2020年8月 1日 (土)

犬は犬なので。

「犬は犬」。
これは犬を蔑視しているわけではありません。
犬には多くの能力があり、それを100パーセント引き出せなくても、共同生活を送ってもらっている以上、ある程度は犬らしく生きる権利を保障してあげることが飼い主の役目でもあるということです。

何度も書いていますが、「かわいそうだから。」と犬を猫かわいがりして、過保護にしたり、犬のやりたいようにさせている人がいます。
「愛玩犬」のグループであれば、犬もある程度その生活に満足しているケースはあります。
しかし、自分の要求が通らなければ、何としてでも通そうと実力行使するタイプの犬もいます。
それが、ときに「問題行動」と言われます。


ある意味人間によって改良されてきた犬たちには、それぞれの特徴があります。
先日の動物番組では、細い道をUターンせず、バックで素早く戻って来るダックスフントが出ていました。
元々穴熊を捕るために改良された犬種なので、狭い穴に入っていくと、帰りもそのまま下がって戻る習性があるためと解説されていました。
当然穴熊を見つけたら飼い主に教えるために吠えるので、「吠えやすい犬種である」とも言っていました。

このように作業犬として改良されてきた犬にはそれぞれの犬種特性があります。
人間と一緒に暮らしているから持っている能力を出させない、あるいはその能力を消そうとするのはなかなか難しいですし、その反動で問題行動が出る可能性もあるので、どこかで、その能力を上手に使わせてあげることも大事です。

そしてそもそも動物なので、家の中に監禁しておくのは無理。
外の様々な刺激を感じさせてあげることで、脳も活性化されますし、社会化の観点からも不可欠です。

したがって、「小型犬なのでお散歩はいらない」というのはある意味ありえないですし、日常的にお散歩や外に連れ出さない犬を人間の都合の時だけ外に連れ出し、カフェでお茶を飲んでいる間落ち着いていなさいというのはあまりにも理不尽ですね。

甘やかすことなく、上から目線で命令するのでもなく、お互いを尊重しながら、楽しい協働生活を送っていくことが、長続きする秘訣かもしれません。

飼主も人間なので、病気になるときや、時間が無い時もあるでしょう。
熱があって外に出られないときでも、そばで癒してくれるのが話の通じる犬たちです。
そんなとき「散歩に連れて行かないと吠えてやる~。」というのでは、恐らく普段のコミュニケーションがうまく取れていないせいかもしれません。
「かわいそうだから無理しても行く。」というスタンスが取れる人はかまいませんが、無理して出かけて事故に遭ってもいけないので、そのあたり折り合いがうまくつくように、日ごろから上手にコミュニケーションが取れる関係作りをしていきたいですね。

今日のレッスンのMさん。
散歩が苦手で、レッスン当初はマンションのエントランスから動けませんでしたが、ご家族がMさんのペースに合わせつつ、根気よく待ってあげていたら、大分元気に歩けるようになってきました。
周りを見る余裕も少し出てきました。

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でも、トリーツが食べられないときもあります。
リラックスしてお散歩出来るようになるには、まだまだ時間がかかりそうです。

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