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2020年7月14日 (火)

犬の向き不向きも考慮に入れて

今日のお題はドッグトレーナーとしては本来は口にしたくないことばです。
どんな犬でもちゃんと教えるのがプロの仕事ですから。

犬も人間同様個体差があります。
個性、気質、運動能力等さまざまです。
そういう差異があったとしても、時間をかければきちんと教えることは可能です。
だからと言って、全ての犬がドッグスポーツのトップになれるわけではありません。

盲導犬も適合する犬とそうでない犬がいます。
盲導犬としての資質を選択交配されてきた犬たちでさえ、どの子も盲導犬になれるわけではないのと同じです。
特に運動能力に関して言えば、犬種の特性や個体差による能力の違いは当然出てきます。
A
君が1メートル以上ジャンプできたんだからB君だって出来るはず。ということはありません。
犬の一生は人間より確実に短いので、そのレベルまでに上げる前にピークを過ぎてしまう可能性があるからです。

しかし、人間の思惑としては様々なドッグスポーツでトップを目指そうとする人はいるわけで、当然のことながら、そのための犬を選ぼうとします。
これを人間のエゴというかどうかは別の話として、愛犬と共に高みを狙っていこうとすることは決して悪いことではありません。

プロなのに出来ないことの言い訳にするなと言われるかもしれませんが、本当にトップを狙う人は犬選び(犬の血統)から始まっているのです。

そして、生後60日前後で子犬を入手した後、生後6か月から1年までがある意味勝負だとも言われています。
つまり、その間にメンタルを含め、犬をしっかり育てる(学ばせる)ことが大事なポイントになるからです。

目指すところは人それぞれです。
世界のトップを目指さなくても、日本のトップを目指す人もいれば、そのペアにとっての今できる最高のパフォーマンスを目指すこともとても重要なことです。

私は仕事柄多くのクライアントさんと出会い、沢山の犬たちを見せてもらい、日々多くを学ばせていただいていますが、その分どうしても自分の犬たちと関わる時間が少なくなって、ついつい見落としがちな部分がありました。
しかし、今回の自粛生活で犬たちとの時間を多く持つことができ、いろいろ気づくこともありました。

先日8か月ぶりに参加したドッグダンスのコンペで、ジャッジのお一人から「確実な演技」というコメントを頂きました。
いままで「不確実」なことが多かったアシスタントが、今回はまさに大きなミスもせず、最後まで楽しそうに動けていたことを評価していただいたものです。
その分コンテンツがとても少なかったのは否めませんが、敢えてコンテンツを減らして臨んだことでアシスタントは成功体験を持つことができたのではと思います。

202007140

今まではあれもこれもとコンテンツを増やして負荷をかけてしまっていたのですが、昨年春のルーティンからかなりハードルを下げ、今年は9歳という年齢も考え、なるべくストレスなく確実にやってもらえるような構成を考えました。

アシスタントはアクティブに高く跳んだり、きびきびと切れのある動きが出来るタイプではありません。
いつも見習いに譲ってしまうような性格で、喧騒を嫌い、嫌な時はさっさと回避します。
ブリーダーから引き取る条件が、先住犬(12歳と14歳の老犬)たちとうまくやれそうな大人しい子だったのですから、家庭犬としては最高の犬です。

そんな彼女が、ちょっと苦手なコンペ会場(挨拶の時、ストレスサインが少し出ていました)で、犬の吠え声が聞こえている中でも、逃げることなく最後まで私に付き合ってくれたことで、今回の我がチームの目標は達成できたわけです。

これからどのように彼女とやって行かれるかはお互いよく相談しながらになるでしょう。
でも、諦めずに続けていきたいですね。


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