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2020年6月10日 (水)

ドッグトレーニング:犬の生い立ちを無視してはいけません。

今日本では様々な犬の入手法があります。

・ブリーダーさんから譲ってもらう。
・ペットショップからの購入。
・保護犬を引き取る。

ブリーダーさんから譲ってもらう場合も、
生後二か月前後の理想的な時期に引き取れる場合もあれば、
さらに大きくなってから引き取る場合もあります。
入手の時期によっては、その後の子犬の性格に大きな影響を与えることもあります。

ペットショップでの購入の場合は、親元から引き離される時期が早すぎるために、
場合によっては、犬同士のコミュニケーションが難しいこともあります。

保護犬の場合、バックグラウンドが全然わからないこともあるので、
人間との関係性づくりから始まることも少なくありません。

いろいろな背景があることを知らずに、「犬はこういうものだ。」という決めつけは
犬への理解の妨げになってしまいます。

先日、クライアントさんがハーネスとリードを買いにショップに行かれました。
保護犬だったので、保護団体さんからのアドバイスを受けて買うものを決めて行ったのに、お店の人が、「これで大丈夫!」と、なんと中型犬の子犬に50センチ程度の太目のショートリードと首輪を販売したそうです。
しかも、まだまだ引き取られて間もないため、怖いことが沢山ある犬を、ショートリードを付けて引っ張りまわしたので、子犬は悲鳴をあげたそうです。

ショートリードは犬に逃げ場を与えないため、怖がりの犬には不釣り合いです。

犬はみな同じではありません。

トレーニングに関わっていない人の中には、
犬がリードを引っ張ったら、グイっと引っ張り返したり、
首輪を吊り上げたりすればいいと思っている人はまだまだいるようです。

犬との接し方は、まだまだ浸透していないようですね。

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