犬にとって心地いい位置
犬の生活環境は様々です。
人間の家族が多い、先住犬がいる、一頭飼い、など。
犬の周りの環境は個体ごとに違います。
同じ家の中でも、先住犬と後から来た犬では立場が違います。
親子関係の犬たちの場合も、母犬、子犬、子犬同士でさりげなく力関係が変わります。
それは家族のメンバー増えたり減ったりすることで、
犬の立ち位置が微妙に変わったりします。
例えば先住犬が亡くなった後、後輩犬の行動が変わることがあります。
とても仲が良かった場合は、落ち込むこともあるでしょう。
ちょっと怖い先輩だったりすると、急にタガがはずれたりすることもあります。
犬たちは今のその環境に適応しているので、急に環境が変わると、
慣れるまでに時間がかかるのは当然です。
そして、少しずつ新しい環境に慣れていくことになります。
新しい環境が犬にとって快適かどうかは犬にしかわからない部分もありますが、
ある程度予測できることもあります。
例えば、後輩犬とうまく行かず、ストレスが溜まっているような場合、
時間が解決してくれると楽観していると、
先住犬のストレスが閾値を超えてしまうこともあるので、
ある意味人間の介在が必要になることもあります。
例えば、居住空間を分けることもそのひとつです。
先住犬が強い場合、後輩犬はある程度我慢します。
成犬同士の場合は、流血に至ることもあるので、
管理しながら様子を見ることが必要です。
年齢差がある場合、先住が年かさであれば先住を優先することが
群れの秩序を維持するためにはある意味欠かせません。
もちろん、心が広かったり、そういう上下関係が重荷になる犬もいるので、
先住犬の意思も尊重してやる必要もあるでしょう。
犬の性別によっても状況は異なりまし、個体の性格によっても異なるので、
「そのうちなんとかなる。」という楽観視は危険です。
人間が介入しすぎることで、余計な嫉妬がストレスを生むこともあるので
後輩犬との接し方にも注意が必要です。
いずれにしても、思い込みでなく、犬の行動をよく観察しながら、
サポートしてあげることが大事ですね。
わが家の犬たち、アシスタントはほとんど見習いを威嚇することはありません。
見習いの傍若無人な態度も許容しています。
もちろん、私は全てにアシスタント(先住犬)を優先していますが、
見習いがベッドで寝ているとアシスタントは呼ばない限り乗ってきません。
見習いが乗っていないときに声をかけてやるとやってきますが、
見習いも後から来ると、すっと下りてクレートで寝ます。
彼女にとって居心地のいいことを優先したいので、無理矢理一緒に乗せることはしません。
犬の選択肢も残しておきたいですね。
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