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2020年6月 4日 (木)

ドッグトレーニング:犬から見える景色を考える

オビディエンス(服従訓練)やドッグダンスなど、ハンドラーとの位置関係を極めようとすれば
犬の立ち位置を正確にする必要が出てきます。
しかし、犬がなかなかちょうどいい位置に来てくれなかったりします。

私が教えるヒールポジションはリードを使わないので、
当然引っ張ったり押したりはしません。
ではどうやって犬に教えるのか。

犬が自らその位置に入りやすい環境を作ることから始めます。

足元を意識させるのか、視線(顔の位置)を重視するのか、
やり方は様々です。

そんな時気を付けなくてはいけないのが、正の強化で使うトリーツ(おやつ)の出し方です。

犬は当然食べるものに気持ちがいくので、目の前でトリーツが動いたり、
トリーツを持つ手が動けば、当然そちらに気がいってしまいます。
そこでポイントになるのがハンドラーの手の位置です。

犬から見える景色を想像しながらハンドラーの動きを考えていきましょう。

オンラインレッスンのHくん。
何をやるのも楽しい時期。
その気持ちを大事にしながらのレッスンですが、
手の動きをちょっと気をつけるだけで
押したり引いたりすることなく、きちんと自分の立ち位置を変えてきます。

まだまだこれからが楽しみなH君ですが、
遊びの一環でトレーニングを続けていきたいですね。

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