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2020年6月29日 (月)

犬育ても簡単ではありませんね。

人間の子供同様、犬も苦労させられるほど、人は学ぶことが沢山あります。
同じ育て方をしても、どの子も同じように育つとは限りません。

特に犬の場合には犬種による特性も関係してきます。
サイズも違えば、気質も違う犬たち。
同じ方法が当てはまるはずがありません。

今まで一緒に暮らして特に問題がなかったということは
その犬の気質が良かったからとも言えるかもしれません。

逆に問題が出てきてしまった犬たちに関して言えば、
当然犬たちが悪いのではありませんが、
ふつーと言われる犬たち以上に、感情の機微に心を配らなければならなかったと言えるでしょう。

幸か不幸か、今まで一緒に暮らした7頭の犬たちはさほど神経質でもなく、
当然嫌がることを無理やりやらせたことはありませんが、
「絶対イヤ~!」とは言わない犬たちでした。

ところが現見習いオス4歳は、いろいろ気難しいところがあります。
ひとつのトラウマを引きずるタイプです。
恐らく今までの犬たちであれば、「えっ?今なんかあったの?」ぐらいのことでも、
いちいち気になる性格です。
しかも、何をしても怒らない先輩犬(アシスタント)のおかげで、自由気ままです。

将来的なことも考えて、以前からマズルガードを着けるトレーニングをやり、
現状はすんなり着けさせてくれますが、それを着けたら自由を奪われることはよくわかっているので、
当然楽しそうではありません。

食べることは好きですが、食べることが一番好きなわけではないので、
美味しいものとのリンク付けも彼の場合は絶対ではありません。
まぁ、少しの間なら仕方ないと我慢してくれているレベルです。

一方アシスタントは我が家に来た頃から歳の離れた先住犬が2頭いて、
あまり自分を出さないタイプです。
先住犬が旅立って、ようやく自分の天下となったのもつかの間
後輩の見習いがやってきてしまいました。
そんな環境もあり、多少の嫌なことは我慢しますし、
本当に嫌な時は逃げることで意思表示しています。
例えば散歩中犬同士の抗争を見ると、さっさといなくなるといった具合です。

同じ犬種であっても、性格は全く違う2頭。

さて、見習いには以前からハズバンダリーケアのトレーニングで
チンレストやマズルガードの装着をやっています。
今日は別のマズルガードの装着練習をしていたら、
「オヤツくれるなら、やってもいいわよ。」と隣にやってくるアシスタント。

一方オヤツがあっても、早く終わらせて欲しいそぶりの見習いがとても対照的でした。

ということで、アシスタントは嫌がりもせず、マズル装着に応じてくれました。

202006291

犬の気持ちを知るためには観察は大事ですね。


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