犬との生活:犬を過信しない
犬と暮らし始めると、犬の持っている様々な能力に驚かされます。
当然犬種や個体によっても異なりますが、
その走る姿や俊敏さを見ると、パーフェクトに見えてしまうこともあるでしょう。
しかしながら、ある意味犬もミスを犯します。
それは、教えたことを間違えたという話ではなく、
大丈夫だと思ったら、そうではなかったということです。
よくある話では、これから暑くなるにしたがって頻発する熱中症です。
犬は元々素足で歩いているのだからと、鉄板のように熱せられたアスファルトの上を歩かせるのは無理です。
特に、足の短い犬は照り返しも受けやすいので、足裏だけでなく、お腹も暑くなります。
黒い犬は熱を吸収しやすいので、他の色の犬より体が速く暑くなります。
(左側の黒い子は、真ん中の白い頭の子に比べると、すぐ頭が熱くなりました。)
しかし、犬たちは頑張ってしまう子が多く、倒れるまで人間に付き合ってしまいます。
でもそうなってからでは命の危険すら危ぶまれます。
中には、さっさと日影に入って、自主コントロールできる犬もいます。
リスク管理が出来ているという部分では頼もしい限りですが、
ある意味自分を優先しているので、ハンドラーが頑張って欲しいと思ったときに
やってくれなかったりすることもあるので、良し悪しがありますね。
また、犬だから多少高いところから飛んでも大丈夫だろうと思っていると、
実は大けがをしたという話もよく聞きます。
ネコと違うので、そういう身体能力は万能ではありません。
以前我が家のシニアボーダーは、階段の上から下を見下ろしているとき、
ふらっとして、降ってきたことがありました。
ちょうど私が階段をあがっているときだったので、慌てて持っていたものを放り出し
彼女をキャッチしました。
犬種によっては、楽しいことがやめられず、足腰が立たなくなるまで遊んでしまう子もいます。
例えばボールやディスクなど、投げてもらうとエンドレスに取りに行く子は危険です。
特に真夏でなくても、多少気温が高めの時は、知らないうちに脱水症状や熱中症になっていることもあります。
そこまでおおごとになっていなくても、足裏を擦りむいていたり、爪を折っていたりする子もいます。
遊んでいるときは一切気づかず、家に帰って足を拭かれるとき初めて「キャン!」と言ってお互い気づくわけです。
野生の血が流れていると思われがちな犬たちですが、人に飼いならされて管理されてきたということも忘れてはいけません。
愛犬の体調管理にはくれぐれも気をつけてあげましょう。
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