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2020年5月

2020年5月31日 (日)

ドッグトレーニング:集中できる環境ですか?

今朝犬たちといつもの練習をしようとしたところ、
アシスタントのニコルが、いつも通りついては来るのですが、
何か言っても反応が鈍いうえに、違うことをしたりしています。

よく見ると、左耳の位置がいつもより下がっています。
こういう時は耳の中が気持ち悪い時。
掻いてはいないので、痒いわけではなさそうですが、
ちょっと触ってみると、嫌そうな顔をしています。

気になることがあるときは人間も集中力が落ちます。
今のニコルがまさにその状態。
こんな時に何かをやっても、聞いていなかったり、
適当なことをやったりして、トレーニングがいい加減になってしまいます。
そんなときは無理にやらないことも大事。

気になるものは体の状態だけではありません。
先日見習いを休止させていたところ、なぜか彼の周りを虫がブンブン。
立ち上がりませんでしたが、停座しながら虫を追っ払おうと
あっちこっち首を振っていたので、おそらくキューを出しても
聞こえなかったかもしれません。

余談ですが、競技であれば、そんなものも気にしないでいる方がいいのですが
やはりそこは、万が一蜂のように危険なものが来てしまったときは
自発的な危険回避行動も身につけておいて欲しいですね。

いずれにしても、集中力を欠く原因はなるべく無くしてあげないと、学習の効率はあがりません。
だからと言って、いつも家の中の、何の刺激もないところでばかり練習していては、
様々な刺激のある外の世界では何もできない犬になってしまうので、
少しずつ、様々な環境に馴らしていくことが大事。
急にさらすのではなく、出来ることを少しずつ増やしていきましょう。

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※家の中で出来ることを、外でも出来るように。


要は犬の今の状態に合わせて対応しながら、
犬のステップアップをサポートしてあげることですね。

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2020年5月30日 (土)

パピーレッスン:甘噛み

子犬は多くのことを吸収してくれるので、
ついつい、いろいろなことが出来ると信じてしまいがちです。
もちろん、ちゃんと吸収していますから、
人間が望む行動もすぐ覚えてくれるのは事実です。
しかし、考えてみてください。
子犬は人間の年齢で言うといくつぐらいでしょうか。

3か月の子犬は?
4か月だったらどうでしょう。
半年経ったら大人ですか?

いえいえ、まだまだ子供です。
生後半年から1年ぐらいの間に、ようやく人の話がわかるようになってくるぐらい。
その間には人間でいうところの思春期や反抗期だってあります。

飼主の願い通り素直に育つかどうかは飼い主の対応次第。

その間に子犬にとって必要なことは何かと言えば、人、特に飼い主との信頼関係を築くことです。

先日子犬の「甘噛み」を相談されました。
小型犬の甘噛みなので、全く痛くはありませんが、
確かにこちらの指をカプカプ噛んだり舐めたりしています。

飼主さんの中には、甘噛みだろうがそうでなかろうが、
人間に歯を当てることは許さないという方がいます。

また、犬を飼っているいないに関わらず、ちょっと犬の口や歯が当たっただけで、
「犬が噛んだ!」と大騒ぎをする人がいます。

しかし、人が好きであればあるほど、犬は口を人の顔や手などに近づけてきます。
優しく舐めてくれることもあります。
開けた口の傍に、こちらの手があることもあります。

子犬同士の遊びの中では必ず口が出ます。
相手に噛みついたり、口で引っ張ったり、舐めあったり、
いろいろな場面が見られますが、
子犬同士で流血するほどの喧嘩をすることはほとんどありません。

かまって欲しくて口が出る子犬に、未だに「手をグーにして口の中に突っ込めばやらなくなる。」という人がいます。
つまり、嫌なことをされたらやり返すということでしょうか。
しかし、子犬は自分が相手に嫌なことをしたという自覚はおそらくないので、
単に、「遊んで欲しくって傍に行ったら嫌なことをされた。」と思うだけではないでしょうか。

その時点で、
「手にじゃれついたら嫌なことがあるからもう二度とやめよう。」と考える子犬は少ないでしょう。
もし、一回の逆襲で二度とやらなくなったとしたら、よほどのトラウマを抱えてしまったと考えましょう。


子犬が手にじゃれ付く理由には、
①手がよく動くから。
②かまって欲しいから。
③やわらかくて噛み心地がいいから。
④歯の生え変わりで、無性に噛みたくなるから。
(③と④は手でなくても、噛んでもいいおもちゃで代用してもらえます)
などが考えられます。

①は、手をおもちゃ代わりにしなければ、軽減できますし、
②は遊んで欲しいので、これも手でないものを介して、遊びに誘ってあげれば、十分満足してくれます。

子犬の頃にやらなくてはいけないことは、トイレトレーニングや
ハウストレーニングだけでなく、飼い主(人間)との信頼関係を築くこと。
まずは沢山遊んで、一貫性を持った態度で接してあげることです。
恐怖政治をしくのではなく、信頼できる親になってあげましょう。

ちなみに、我が家の見習い、眠くなると私の手をカプカプ噛みに来ます。
4歳過ぎましたが、甘噛みは甘えの表現の一つだと思って歓迎しています。

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ロープのおもちゃを持ってきて、一緒に遊んでくれるYくん。
引っ張りっこは犬と人との協働作業。
楽しく、本気で付き合います。

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2020年5月29日 (金)

動物に優しい方法とは。

今朝のニュースでクジャクの捕獲を見ました。
先月からあちらこちらで目撃され、その都度警察が捕獲に出向くも捕まえられず、今回ようやく捕獲されたとのこと。

クジャクは心ある方の申し出で、今は安全に暮らしているとのこと。

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<朝日新聞デジタルより転載>

話の流れとしては「よかった。」ということなのですが、捕獲の映像を見ていてちょっとがっかり。

海外での動物保護の映像では、出来るだけ動物にストレスを与えないよう、工夫しながら保護しようとしている様子がよく見受けられますが、なぜか日本の映像ではいつも、追いかけて、追い詰めて、怖がらせて、うまく行けば捕獲、ダメなときは反撃されて取り逃がす。なんていうことが見られます。

確かに屋外であれば取り逃がすリスクを考えると、早く処理したいところでしょう。
しかし、今回は幸運にも家の中。
しかも、家の中に招き入れたのはその家の方でした。

なんとか助けてやりたいという気持ちで、食べ物を撒いて、家の中まで招き入れたそうです。
素晴らしい発想です。
クジャクが自分から家の中に入っていったわけですから。

警察の方は動物のプロではありません。
「捕獲」という仕事を迅速にこなそうとするだけです。
しかし、何度か通報があったわけなので、その際どうすれば速やかに作業が遂行できるかクジャクのプロの話を聞いてみたのでしょうか。

クジャクはかなり弱っていたようで、追い詰められた結果捕獲されました。
でも、もし美味しい食べ物を撒きながら、捕獲箱まで誘導していたら、
羽を折ることもなく、自ら捕獲箱に入ってスムースに作業は完了したのではないかとも考えます。

危険度の高い動物であれば、人命優先ですが、実際食べ物に釣られておうちにあがった実績があるのだったら、通報者の話を参考に、捕獲ではなく、保護する方法を考えてあげるのも必要だったように感じます。


さらに夜のテレビ番組では、海外の大きなゴミ箱の中に閉じ込められてしまった子熊の救出に、警官がはしごをかけてやり、子熊は自力でゴミ箱から抜け出て母親の元に戻っていったという映像を見ました。

日本においても、ひとりでは考えつかなくても、何人かいればこういう発想が出る社会になって欲しいと願っています。
動物に関わる仕事をしている人は、動物に無用な力やストレスをかけずに好ましい行動を引き出す方法を学んでいると思います。


もちろん、ドッグトレーニングにおいてもこのような手法は取り入れられています。
食べ物による誘導(ルアー)は新しい行動を教える方法の一つですが、食べ物が無いと何もできない犬になると困ると敬遠される方もいます。
正しく教えてあげれば、食べ物が無くても犬たちはちゃんとやってくれます。
できるだけ犬に優しい方法を取り入れて欲しいと思います。

今日あるクライアントさんに、ニコルを叱ったことがないのかと聞かれました。
もちろんあります。
散歩の途中で、ネコを見つけて跳びつきそうになって急にリードを引っ張るときなどは「ノー」と言います。
なぜなら、ネコを見かけても「Leave it」と言い続けているので、彼女はとりあえず無視してやり過ごすことを知っているからです。

ただ、日常生活の中では、小さいころから無用に叱らなくていいように環境設定しています。
食べ物を手の届くところに置かない。
悪戯の対象になるものを口や手の届くところに置かない。
跳びつく前に座ることを教えるとともに、跳びついてもいいキューを教える。などなどです。

犬に優しいというのは、やって欲しくない行動を叱らないで見過ごすことではなく、
やって欲しくない行動が出づらい環境設定、叱らなくてもいい環境設定をすることです。

犬たちの周りがどうなっているか、ちょっと 確認してみませんか?

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2020年5月28日 (木)

ドッグトレーニング:訓練方法を考える

ボーダー・コリーは作業犬です。
かと言って、どのボーダー・コリーも作業意欲があって、
動くことが大好きなタイプもいますが、非運動系と言われる犬もいます。
ディスク遊びも3回取りに行ったらもうやめてしまうとか。

どの犬種もそうですが、個体差は否めません。
しかし、小型犬と比べれば、手に負えなくなりそうになると、
「訓練所に出そう。」とか「訓練所に預けよう。」と考える飼い主さんがいらっしゃいます。

「訓練」を考えることはとてもいいことです。
仕事が無い犬たちは退屈してしまい、その結果飼い主にとって好ましくない行動が出ることが多いからです。

しかし、その「訓練」をどうやるかは飼主さん次第。
どうしても時間が無いからと「預託訓練」を考える人もいるでしょう。
通いで来てもらおうと考える人もいるでしょう。

どちらの場合であっても、最後は飼い主さんが犬とのコミュニケーション方法をプロから学ばなければ、その後の十数年が味気の無いものになってしまうでしょう。
特に遊び好きなボーダー・コリーたち、飼い主さんと一緒に作業することを心待ちにしているはずです。

プロのトレーナーたちは犬に伝えること仕事なので、犬もトレーナーの言うことはよく聞くという話を耳にします。
そこで、トレーナー任せにしないで、飼い主さんも一緒にトレーニング方法を学ぶことが、結果「急がば回れ」となります。

ボーダー・コリーは賢い犬種です。だから飼うのも難しいと一般的によく知られています。
それゆえ問題行動が出始めてしまうと、遺棄されるケースも少なくないのが現状です。

「行動修正」に時間をかけるより、早いうちに愛犬と一緒に勉強していただければと思います。

力で押さえつけるのではなく、学び手に伝わりやすく教えられる教え手になりましょう。


今日のオンラインプライベートレッスン。
飼主さんが、うまくいかなかった時、ご自身で工夫されて犬に伝わりやすい環境をつくられました。

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飼主さんもちゃんと学んでいらっしゃるのを見るのは嬉しいですね。

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2020年5月27日 (水)

ドッグトレーニング:新しい行動を教える手順を考える

犬に新しく行動を教えるときには様々な手法があることは以前にも書いていますが、
今日は手法ではなく、手順のお話をしようと思います。

例えば、「オスワリ」という行動を考えると、最終的な絵は
犬が腰を下ろしている姿ですが、実際は立っている状態から腰を下ろすのか、
伏せている状態からオスワリするのかという部分では全く異なる体の動きを
犬に要求することになります。

厳密に言えば、「オスワリ」できますか?と言われたとき、
「立止」からは出来ても「伏臥」からは一度立ち上がらないと出来ないのであれば
ある意味「オスワリ」が完璧にわかっているわけではないとも言えるかもしれません。
しかし、通常の家庭犬であれば、大勢に影響のないレベルです。

いずれにしても、「お尻と前足を地面につける」という行動を教えるのは
単一の行動なのでさほど難しいことではありませんが、
いくつかの行動を組み合わせた行動を教えるのは意外と難しいものです。

さて、今回アシスタントに教えている「モンローウォーク」。
胴体とのバランスを考えると、ショータイプのボーダー・コリーは足が短めですが、
時間があったので教えてみることにしました。

現時点での「モンローウォークもどき」の仕上がりまで、
ちょうど2週間かかっています。
毎日、2セッションぐらい(合計10分以内)で14日間。
前回見習いに「お片付け」を教えて、形になるまで4日間ですから、
大分時間がかかっていることになります。

しかし、実を言うと、アシスタントにはすでに伏せた状態で
前肢をクロスさせるトリックは習得していました。

202005271

ということは、2週間かけて、立ったまま、なるべく位置を変えずに前肢をクロスさせるという動きを習得したことになります。
逆に言えば、たったそれだけの行動を教えるのに2週間もかかったということになります。

<伏せた状態でのクロスのトリック>


では、なぜ立止で同じ行動をするだけなのに2週間もかかったのでしょうか

第一に、アシスタントは「クロス/ハンド(前両足をそれぞれクロスさせる動きのキュー)」は伏せてやるものと思っていたので、立止の状態で行うように教えることが必要でした。
「立止」でのクロスは「伏臥」と比べ、交差した前肢をキープするのが難しくなります。

第二のポイントはその場でやってもらうこと。
伏せていれば動くことはありませんが、立っていれば当然動いてしまいます。
しかし、前進しようとすれば、どうしても前肢がクロスしづらくなります。
その場から動かないでやってもらうには動かないことを強化しなくてはいけません。

第三のポイントは、焦らないで、キューを聞きながら前肢を動かすこと。
これは特にせっかちなアシスタントにとってはもっとも重要な部分でした。


これらのポイントをクリアするまでに2週間かかったわけです。
それでも現状は「モンローウォーク」ではなく、「モンローウォークもどき」なのは、
この動きが出来るシチュエーションがハンドラーの位置関係に依存しているからです。



果たして、本当の「モンローウォーク」は出来るようになるでしょうか。

一つの行動を教えるにはいくつかの行動が組み合わせ無くてはいけないことも沢山あります。
成功への近道は、ひとつずつ丁寧に。ですね。

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2020年5月26日 (火)

ドッグトレーニング:年齢が高くなっても学習できる

今日は午後からドッグダンスのオンライングループレッスンがありました。
基礎から学んでいただき、少しずつ出来ることが増えてきた犬たち。
レッスンの度に成長が見られます。

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若い犬たちは吸収も速いので、進歩の兆しも速く見られますが、
年齢が行くとなかなか進まなかったりします。

しかし、年齢が高いということは経験値も高いと言えます。
多少時間がかかったとしても、何を求められているかが理解できると
安定感が出てきます。

ただ、年齢が高くてもどの子も学習できるというわけではありません。
ある程度、小さいころからトレーニングのように学ぶ機会を与えられていなければ
急に飼い主さんとの協同作業ができるようになるわけではないのです。

遊びも含め、日常的に犬とのコミュニケーションが出来ていないと
学びの場を提供しても、犬にとってはストレスでしかないこともあります。

さて、我が家のアシスタントニコルですが、今年9歳になりました。
今まで教えてきたことを維持することが大事なお年頃になってきましたが、
以前教えたことをベースに、新しい動きを教えてみました。
日々自粛生活が続いたことによる副産物とも言えますが、
どうにか形になりました。

202005262

「モンローウォーク」もどきです。

集中力はまだ持続しますが、うまくできないとイライラして口が出ます。

課題は落ち着いて作業をすること。
まだまだですが、ようやく兆しが見えてきました。

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ラリーオビディエンストライアルの締め切りは今週末

620日(土)に開催予定のWCRL規定ラリーオビディエンストライアルのお申込み締切は今週末30日です。

201906231_20200526085301

昨日緊急事態宣言が解除されましたが、脅威が消えたわけではありません。
開催に際しては前回同様三密を避け、マスクを着用しながら、
個々に注意を怠らない形で行いたいと思います。


トライアルの詳細およびお申込み方法はこちら👇
http://wanbywan.com/tiral_premium20200620.pdf

お申込みお待ちしております!
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2020年5月25日 (月)

犬のストレスサインに気づく

犬のボディーランゲージを読みましょう!」ということは
最近ではよく言われているので、ご存知の方は多いと思います。
犬が感じていることを、擬人化するのではなく、ありのまま理解するためには
不可欠なことです。

ただ、このようなことは、犬を飼っている人でさえ知らないことも多く、
ましてや犬を飼っていない人では皆無と言ってもいいかもしれません。


私は朝の散歩の途中でベーカリーによることがよくあります。
犬が他の買い物客の邪魔にならない場所に係留できることと、
人の出入りの多くない時間帯に限っています。

今朝、朝食のパンを購入するため、歩道のガードレールに犬たちを短めに係留し、
座って待つよう指示を出して店に入りました。

202005251
(これは先日の写真)

幸い他の客は誰もいなかったので、欲しいパンを切ってもらい
お金を払って出てくるまでのほんの2分~3分。
しかもレジからは犬が見える上に、ドアもオープンになっているので、
こちらの声も聞こえます。

集中が切れて立ち上がった見習いに再度座るように言ったあと、
通りがかりの女性が急に見習いに手を出して撫で始めました。
見習いは、腰を低めにして、自分からも顔を近づけるようにしているので
相手に恐怖感は感じていない様子でした。

しかしお金を払おうとしながら観ていたら、その女性がさらに
見習いの方に近づいて、覆いかぶさりそうな感じになってきました。
見習いは逃げ場を無くし後ずさりし始めました。
そして次の瞬間、見習いはガードレールの隙間から車道側に逃げました。

私はあわてて外に出て、見習いをガードレールの内側に呼び戻しました。
見習いは私の顔を見てストレスで吠え始めました。

まだその場を離れようとしない女性に、見習いが吠えたことに対し、
「すみません。ちょっと怖かったようなので。」と言うと、
その方は何を言っているのかわからないという表情をされました。

彼は明らかに、途中から「もういっぱいだよ。」という表情で体を後ろに下げ、
それでも撫でようとされて逃げ場を失い、ガードレールの外側に出てしまったということに
撫でていた女性は一切気づかなかったようです。

店のすぐ目の前だからと係留してしまった私の責任ですが、
嫌がっているかどうかを観ることは動物に接する際には不可欠ですね。

ずっと昔、子供の頃に、「繋がれている犬に手を出しちゃイケナイ。」と
誰かに言われたことを思い出しました。
逃げ場のない犬に手を出すことは、犬にストレスを与えてしまう可能性があるということです。

同様に、「犬の前で走っちゃイケナイ。」ということも大人に言われた記憶があります。
犬のボディーランゲージなどという言葉がまだなかったころですが、
犬の次の行動を予測することも重要ですね。

今はそういうことを言ってくれる人はあまりいなくなったのでしょうか。

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2020年5月24日 (日)

ドッグトレーニング:報酬のレベルを考える

「正の強化」を使ったトレーニングでは、強化子、つまり報酬がきちんと機能しているかどうかがポイントになります。
もちろん、強化の頻度や環境刺激なども重要な要素となりますが、
強化子が機能していなければ、犬は何も学べません。

いろいろ気になるものが多いS君の屋外レッスンは今日が3度目。

この時節柄、なかなか良い環境設定が出来なかったこともあり、
2度目の時は、そこにいるだけでいいよ。というレベルでしたが、
今回は少しずつハンドラーの声が耳に届くようになってきました。

休憩時間を多めに取りながら、少しずつ場に馴らしていきます。

前半はやはり気が散ってしまい、トリーツが報酬になっていない状況でしたが、

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後半にトリーツを変えたところ、強化子がちゃんと機能し始めました。

202005242

様々なディストラクションの中で「食べる」ことよりも興味をそそられるものが沢山ある場合、いつものトリーツでは全く効果がないこともあります。

犬の状況を観察しながら、サポートしてあげることが大事ですね。


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2020年5月23日 (土)

ドッグトレーニング:「解除(リリース)」と「解放(終了)」のキューは機能していますか?

犬だけでなく動物には集中力の持続時間が限られています。
人間もそうですよね。

犬に新しい行動を教える「トレーニング」の時間は
犬の集中力に合わせて短く切り分けるのが効率的だと言われています。

特に難しい作業の場合は、頭が沸騰してしまい、
思考回路が止まってしまうことがあるからです。

そこで、継続して勉強する時間を数分、あるいは、強化子として出される
トリーツの数を決めているトレーナーもいます。

そして集中が途切れる前に「解放」することが、学習者にとって
次のセッション(勉強時間)のやる気や集中力を保つ秘訣にもなります。

この「解放」という一つの区切りをどう犬に伝えるかということも
ある意味重要になってきます。

「解放」とは、そのセッションが終わって休憩に入る、あるいは自由時間になると言う意味で、例えば「停座」の持続を教えていた犬に、「動いていいいよ」という「解除」とはちょっと違います。
もちろん、「動いていいよ」のあとに、セッションがそのまま終わることもあるでしょうが、そのまま持続の練習が続けられる場合もあります。
まぎらわしいですが、ハンドラーの意図がうまく伝わらないと、
犬もどうしていいかわからないことになってしまいます。

頭が沸騰しそうな犬にを「解放」して少し休息を与えることで、
次へのステップアップへのチャージになることもありますが、
逆に、まだまだ続けてやりたいと思っていた犬にとって、
「おしまい(解放)」と言われてしまうと、ストレスがたまってしまうこともあります。
特に作業犬の場合は、ハンドラーとの協働作業を楽しむタイプが多いので、
終わってしまうことにがっかりしてしまうこともあるでしょう。

今日の練習で、アシスタントに「交替」と言ったところ、
全く動こうとしませんでした。

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歳を過ぎて、ますます食べ物への執着が強くなったこともあり、
練習が続けば、オヤツがもらえるとわかっているからでしょう。

もちろん、見習いの方も、「交替」と言っても、
なかなかハウスに入らないときがありますが、
彼の場合は、オヤツへの執着より、作業への執着の方が強いようです。

気持ちよく交替してもらうには、もう一工夫いりそうです。

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2020年5月22日 (金)

ドッグトレーニング:オヤツの落とし穴。

「正の強化」で犬のトレーニングを行う場合、
当然のことながら強化子として報酬を使いますが、
「オヤツ(トリーツ)」が使われることが多いものです。
手軽で、すぐ食べてくれるので、トレーニングが継続しやすいという
メリットがあるからです。

さて、このオヤツですが、子犬の頃は普段食べているフードの一部を
お勉強用のトリーツとして、あらかじめ分けておくと
一日のフード摂取量をオーバーしないか心配しなくて済みます。

小さいころから、いろいろな食べ物に身体を馴らすというのもひとつの方法ですが、
お腹が弱い子だったりすると、必要な栄養素が摂れなくなるという弊害もあるので、
出来れば、ごはんの一部を使うのがいいでしょう。

もちろん、ある程度大きくなってくれば、市販のオヤツだったり、
自前のオヤツだったりと、いろいろ変えることができますが、
犬にとってどのオヤツが好物なのかを知っておくことは
トレーニングにおいては重要なポイントだったりします。

なぜなら、お家で普通に出来ることが、家以外の場所だと
ディストラクションが沢山あって、集中できないことがありますが、
そういうときに、いつも以上のオヤツが出ると、
集中力がアップするという効果もあるからです。

つまり、オヤツのレベルによっては、犬の行動を変えることができる
というわけです。

これを聞くと、最上級のトリーツがあれば、どんな時も
犬がちゃんとやってくれると思いがちですが、
ここには大きな落とし穴があります。

最上級のトリーツ自体が大きなディストラクションになって
犬の集中の妨げとなり、結果逆効果になることがあるからです。

かつてアシスタントとドッグダンスのファンマッチに出たときのことでした。
ルーティンが終わったらご褒美があるよとあらかじめ言っておいたら、
アシスタントはそればかりが気になって、後半は気もそぞろだったということがあります。
その日は普段は使わないチーズがご褒美でした。

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トリーツのレベルは大事ですが、使うタイミングも大事。
犬の様子を見ながら、考えたいですね。

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2020年5月21日 (木)

ドッグトレーニングは休憩も大事

意欲的にトレーニングに付き合ってくれる犬たちを見ると、
教え手としてはついつい嬉しくなって、時間が伸びてしまったりすることがありますが、
心身ともに、休む時間も大事です。

特に若い犬は、本当に好きなことであれば、

自分からやめて休むことはあまりありません。

しかし、学んだことが身につくには、休む時間も必要です。
沸騰した頭を冷やし、疲れた体を休ませることで
次のステージにあがりやすくなってきます。

特にやる気が先行しすぎて興奮があがってしまうと、
冷静に考えることが出来なくなることがあります。

例えば我が家のアシスタントも、何かやると報酬が出るとわかっているので
やる気ばかりが空回りしてしまうことがあります。
特に9歳もすぎると、食欲で頭の中がいっぱいになってしまい、
うまくできなくて褒められないと、ますますストレスでジタバタ。
そういうときはクライテリアを下げて、強化頻度を増やしてあげることで
ストレスを下げて、一度頭を冷やしてから作業を再開します。
やる気があればいいというものでもありませんね。

今日のプライベートオンラインレッスンは5か月のパピーさん。
やる気も集中力もあって、楽しそうに作業をこなしていきます。

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子犬にも休む時間は大事。

子犬はすぐチャージされますし、自分から休むのは限界になってから。
時にはハウスなどで、強制的に休憩タイムを取ってもらうことも必要ですね。

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2020年5月20日 (水)

ドッグトレーニング:シェーピングは難しい

先日見習いに「お片付け」の行動をシェーピングを使って教えたことを書きました。

服従訓練やオビディエンス競技にも出ている見習いですので、
「持ってくる(Take it)」、「咥えて保持する(Hold)」、「出せ」は教えてあります。

競技で「Take it」と言えば、走って行って、落ちているダンベルを咥え
戻って来ることが一連の流れで、最後に私がダンベルの端を持って「出せ」と言うまで
持ち続けていることが課目の規定になります。

そこで、彼の頭の中にある「出せ」は、私の傍で、私がダンベルの端っこを持った時に
出されるキューだと長い間思っていました。
もちろん、おもちゃで遊ぶときも「出せ」は使います。
その際も、私に手渡しすることだと思っていましたが、
昨年から、私の手が出なくても、「出せ」と言ったら口を開けて
咥えていたものを落とすように教えなおしました。

思った以上にこれは大変でしたが、咥えている物以上に
彼にとって好きな物を目の前に見せると出せるようになりました。

そこまで理解出来ている状態で、「咥えたものを、指示した入れ物まで運んで、
中に入れる」というのが、今回の「お片付け」のゴールと決めて、
見習いにこの新しい行動を教えてきました。

落ちているおもちゃを見れば、自分からそちらに興味を向けるので、
Take it」と言わなくても咥えてくるだろうと思い、
運ぶ先のバケツを用意して待っていたところ、
彼はおもちゃも気になるけれど、バケツはもっと気になり、
バケツで何かを始めようとしてしまいました。
顔を突っ込んでみたり、咥えようとしてみたりと、いろいろ考えたようです。

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バケツに向かうとクリッカーが鳴らない状況にぶつかった彼は
座り込んでしまい、固まってしまったので、
彼の視界から一度バケツを消して、落ちているおもちゃだけに
フォーカスさせることに変更しました。

クライテリアを上げ過ぎたつもりはなかったのですが、
バケツが彼にとって大きな環境刺激になってしまったようです。

犬から見た景色や、犬が感じていることをわかろうとしないと、
犬の学習はなかなか進まないものです。

犬が意図した行動を取れず、強化されなければ、学習は進みません。
強化しやすい環境を作ってあげることが大切ですね。

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2020年5月19日 (火)

ドッグトレーニングオンラインコース始まりました。

先週末から、ドッグトレーニングの基礎コースが始まりました。
こちらが出した課題をおうちで練習していただき
動画をアップしていただくというもの。

少しずつ参加者の進捗状況がアップされてきました。

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ご自宅での練習風景がおさめられた動画を見ていると、
人も犬もみなさん楽しそうに練習してくださっているのがよくわかります。

202005192

そして、付けてくださったコメントを見ると、
うまく行かなかった時にいろいろ工夫されながら
成功に向けてステップアップしていかれたのがよくわかりました。

動画を撮るというのは、前から書いていますが、
犬の動きだけでなく、ハンドラーの動きも自分で確認することができます。

因みに課題のデモビデオを撮るために、私も撮った動画を何度もチェックしながら
撮り直しをしています。
犬の動きばかり気にしていると、ハンドラー自身の動きがぎこちなくなって、
犬にとってわかりづらいものになっていたりすることがあります。

トリーツの出し方、誘導の手の動きなど、練習の成果をアップされるとき
ご自身にとっても、とてもいい勉強になると思います。

ドッグトレーニングの基礎強化・見直しコース。
途中参加も可能ですので、ご興味がおありでしたら、是非ご連絡ください。

詳細はこちら👇
https://www.facebook.com/events/852912108549761/

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2020年5月18日 (月)

ドッグダンスのいいところ

ドッグダンスには様々なポジションや動き、トリックなどがあります。
曲に合わせて愛犬と一緒に踊るためには、ある程度いろいろなポジションや
動きを教えてあげる必要があります。

しかし、オビディエンスなどの服従訓練と違い、ドッグダンスには規定課目はありません。
もちろん、美しいヒールポジションの位置は定めてあり、ルールもありますが、
絶対に入れなくてはいけない動きやトリックがあるわけではありません。

スピンやアラウンド、ウィーヴなど、愛犬が出来る動きを取り入れればよいですし、
愛犬のオリジナルな動きをルーティンに組み込むことも可能です。

他人のルーティンを観ながら、あんな動きを入れてみたいと思えば
その練習をすればいいわけで、万が一できなかったとしても、
落胆する必要はありません。

オビディエンス競技では決められたこと(規定課目)が出来なければ、
得点することはできないため、何としてもその動きを犬に教えなければなりませんが、
ドッグダンスにはそのようなしばりはありません。
既定のヒールポジションでさえ、フリースタイルのカテゴリーにエントリーすれば
全く必要ないとも言えるでしょう。

言わば自由に動けるのがドッグダンスです。

新しい動きを教えるとき、早ければ23日でマスターできるものもありますが、
何年もかかってしまものもあるでしょう。

すぐに覚えてしまった動きでも、犬が忘れてしまわないように、
日々の練習は続けていかなければなりません。
なかなか教えられない動きも、いつか出来るようになるかもしれないので
犬にストレスが無ければ、無理せず続けていくといいと思います。

因みに我が家のアシスタントニコルは「Sit up(チン)」が長年出来ませんでした。
体幹があまりよくないので、なかなか上手にバランスが取れなかったのですが、
数年かけてようやく出来るようになりました。
もちろん、毎日そればかり練習していたわけではないので、かなりゆっくりペースです。
しかし、先代犬クリスの娘は、教えてもいないのに、勝手に「Sit up」していていました。
同じボーダーコリーでも、みんなそれぞれですね。

端から出来ないとあきらめないで、犬がやりやすい(理解しやすい)環境設定をすることで、
難しい動きも出来るようになります。

長い目で、楽しく練習を続けていきましょう。

自粛モードの我が家でも、せっかちなアシスタントには絶対無理と思われるトリックの練習を始めました。

202005181

果たしてお披露目出来る日がくるでしょうか。


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2020年5月17日 (日)

犬との生活環境はそれぞれ違っても基本は大事。

トレーニングにお伺いすると、それぞれのお宅の環境は当然ですがみなさん違います。
近所に野山があったり、畑があったりと、比較的他人と遭遇する機会の少ない環境から、
家の前の道を出ると商店街だったり、あるいは車通りの多い道だったりと様々です

つまり、おうちのルールもそのおうちごとに違って構わないと思いますが、
少し、この先十数年一緒に暮らす愛犬との生活をいろいろ想像してみましょう。

もしかしたら、一緒に旅行に行くかもしれない。
あるいは、どこかに預けるかもしれない。
もしかしたら、災害で避難しなくてはいけなくなるかもしれない。

そんなことを少し予測してみると、愛犬にとって小さいころから教えておいたほうがいいことが沢山あることに気づきます。

例えば「ハウス」。
旅の宿泊先で、場合によってはダイニングルームに入れないときは
部屋に残しておかなくてはいけないかもしれません。
馴れない部屋でフリーにしていたら、何が起こるかわかりませんよね。

急な出張などでどこかに預けなければいけないこともあるでしょう。
預け先が「ハウス」管理のばあい、犬は知らない場所で、急に小さい入れ物に入れられることになります。

「ハウス」が安心できる場所と普段から教えてあれば、人も犬も安心していることができますね。

201910202_20200517223501

例えば「トイレ」。
犬も知らない場所ではなかなかトレイはしづらいもの。
安心できる場所でないと出来ない子もいます。
そんなときはトイレシーツを使ったトイレトレーニングが出来ていると、犬の健康上も安心ですね。


例えば一緒に歩くこと。
裏山があるから散歩の必要性がないと、いつも自由に散歩していると、リードを付けて一緒に歩くことに慣れないこともあるでしょう。


必要に迫られて急にやろうとしても、犬はなかなかうまくできません。
普段から、いろいろなことを想定して出来るようにしておくことが大事です。

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2020年5月16日 (土)

ドッグトレーニング:簡単そうで難しいこと

ドッグトレーニングは、犬に新しい行動を教えることが多いものです。
その中には、犬が自然にやらない行動もあります。
そこで、犬がその行動を取りやすくするために、
いろいろと教え手は工夫します。

例えば、何かを咥えたまま別の行動を取る。

遊びの中では、好きな物を咥えて走ったり普通にやってくれますが、
いざ咥えて何かしなさいというと、普通に口から咥えていたものを落としてしまったりします。
例えばそれが好きな物であってもです。

見習いは訓練の中でダンベルを咥えることを教えました。
持ってくることは遊びの中で覚えたので、
間違いなく咥えて戻ってきます。
咥えたまま私と一緒に歩くこともできます。

ところが、ボールなどのおもちゃを咥えているときに、
別の動きをお願いすると、途中でボールを落としてしまいます。
いつも咥えて走り回っているのだから
ダンベルも咥えたまま座ったりできるのだから、
と簡単に考えていましたが、今一つ彼の頭の中ではうまく繋がっていないようです。

ボールがおもちゃという部分で、ある意味ディストラクションになっている可能性もあります。

そこで、ゆっくり「ホールド」のキューを出してみたところ、
まだ頭の中はちょっと混乱しているようです。

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おそらく、練習を積めばできるようになるはずですが、
こういったことも、自然に出来ると思わない方がいいと言うことですね。

一度に二つのこと。
きちんと理解できていないと、なかなか自信を持って行動に移してはくれません。
丁寧に、根気よく、伝えてあげることが大事です。

一方アシスタントのニコルさんは、そんなに考えずにやってくれました。
女子の方が犬も器用ということでしょうか。

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2020年5月15日 (金)

パピーレッスン

今日は久しぶりのパピーレッスンでした。

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飼主さんは自ら勉強されながら、多くのことをパピーさんに教えていることもあり、
パピーさんもとてもいろいろなことが出来ます。

子犬は多くのことをスポンジのごとく吸収していきます。
元々、飼い主さんの後ろをくっついてくるほど
飼主さんへの興味もいっぱいです。
そのポジティブな気持ちを上手に学習につなげていくのが一番。

ただ、吸収力がある分、ついついもっと出来ると思ってしまい
詰め込み過ぎてしまうことがあります。

最初は楽しく付いてきてくれた子犬も、やり過ぎると飽きてきます。
特に小型犬は食も細いので、すぐお腹がいっぱいになってしまいます。

特に新しい動きは頻繁に強化子(トリーツ)を使いながら教えていくので、
太ってはいけないと、トリーツをあげるまでの時間を引っ張り過ぎるより、
素早くあげて、練習時間を早く切り上げた方が、子犬にとっては疲れすぎることもなく
楽しい時間となるでしょう。

やり過ぎは禁物ですね。

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2020年5月14日 (木)

オンラインコースの動画作成中

明後日から始まる、ドッグトレーニングの基礎強化・見直しオンラインコース用に
テキストと動画を作っています。

202005141 対面レッスンのメリットは、タイムリーにハンドラーや犬の動きが見られ、
その瞬間にアドバイスが出来ることですが、
私がいるということも一つの刺激になっていることがあります。

オンラインコースは生徒さんたちがいつもの環境で、
ご自分と愛犬のペースで進められるところが大きなメリットです。
出来ることを少しずつ増やす。
出来ていたことを、確実にする。

そんなことが目標のオンラインコースです。

ご興味がおありでしたら、是非トライしてみませんか?

詳細はこちらから👇
https://www.facebook.com/events/852912108549761/

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2020年5月13日 (水)

ラリオビレッスン

今日は時節柄プライベートレッスンになりました。

ちょっと他の犬や音が苦手なS君にとっては、
久しぶりのレッスンスペースに慣れるいい機会になりました。

一生懸命練習している「持来」も、お家ではなんとか出来ても、
なかなか外で出来なかったのですが、
今回は楽しそうに走って取りにいってくれました。

202005131

出来ることが、いろいろな事情で出来ないのはちょっと残念。
「出来る」をサポートしてあげられるといいですね。

さらに、「スタート」のサインカードがなかなかスムースに通れなかった
ラリーオビディエンスのコースも、今回はのんびりS君のペースに合わせて
S
君がやりたくなるような環境づくりをしたところ、
最後まで集中してコースを回ってくれました。

202005132

少しずつでも進化しているのを見るのはとても嬉しいことです。
「出来る」が増えると自信にもつながります。
環境づくりは大事ですね。

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2020年5月12日 (火)

オンラインプライベートレッスンとグループレッスン

今日はトレーナー仲間とのとても有意義なオンラインミーティングのあと、
オンラインレッスンが2件つづきました。
プライベートレッスンとドッグダンスのグループレッスンです。

プライベートレッスンでは、パピーの跳びつき防止や
ハウストレーニングの強化練習でした。

202005121

意欲も集中力もあるとても先が楽しみなパピーさんですが、
今後ドッグスポーツをやるためには、メンタル面での落ち着きも大事です。
ドッグトレーニングは行動やテクニックだけでなく、
精神面での成長もサポートしますので、
小さいころから教えてあげることをおすすめします。

午後からのグループレッスンは、ドッグダンスに必要な後肢の使い方を
個々の参加犬にあわせて強化練習していただきました。

202005122

みなさんとても熱心な生徒さんで、それぞれ工夫しながら
改善に向けて頑張っていらっしゃいます。

この事態が早く収束して、また対面でレッスンができるようになりますように。

今週末からオンラインコース「ドッグトレーニングの基礎見直しコース」が始まります。
参加者募集中です。
詳細はこちらから👇
https://www.facebook.com/events/852912108549761/


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2020年5月11日 (月)

オンラインプライベートレッスン

今日のオンラインレッスンは北陸地方の方と。
世の中本当に便利になりましたね。

202005111

課題は「替わりばんこ」。
いわゆる多頭飼いの「交替制」です。

わが家のボーダー・コリーたちは、初代の子は2年間1頭飼いでしたが、
その後の出産で5頭の子犬たちのうち2頭を残したことから、
母子3頭の多頭飼いになりました。

初代のボーダーにとっては、私との関りはいつも一対一でしたので、
最初、自分以外の犬(子犬たち)が私と一対一でトレーニングをしていることが理解できず、
大騒ぎをしていました。
そこで私が取り入れたのが「交替制」です。

母の番が終わったら息子、息子が終わったらまた母、次が娘、
その次がまた母。というように、母の番を多めに設定し、
母の待ち時間も非常に短く設定しました。

母犬がこの「交替制」を理解できるようになるまで4日ほどかかりましたが、
それまでは、母の待ち時間は極めて少なく設定し、
子犬たちの番の時は、集中して子犬たちに特に何かを教えるのではなく、
母犬にフォーカスしたまま子犬と歩く程度にし、
なるべく母犬にストレスを与えないようにしました。

一方、母犬の地位が不動だったためか、子犬たちが騒ぐことは一切ありませんでした。

しかし、その後我が家にやってきた現アシスタントのニコルは
「アタシにもやらせろ~。」と騒いでいたので、
この方にはちゃんと「交替制」を先代の母犬に行ったように教えました。

202005112

室内における「交替制」はクレートやマットトレーニングを行うことで、
ウロウロ動き回ることを防ぐことができます。
動いているとテンションがあがってさらに騒ぐ可能性もあるので、
クレートの中やマットの上で落ち着く練習から始めるといいでしょう。

「概念」を教えることは「行動」を教えるより難しいものです。
「クレートに入る」「マットの上で伏せる」といった行動と関連付けてあげるとわかりやすかもしれませんね。

 

🍀今週末からオンラインコース「ドッグトレーニングの基礎見直しコース」が始まります。
参加者募集中です。
詳細はこちらから👇
http://chn.air-nifty.com/dance_with_dogs/2020/05/post-9277a5.html

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2020年5月10日 (日)

オンラインプライベートレッスン

今日のオンラインレッスンは東北からお声をかけていただきました。
ある意味オンラインレッスンのおかげで、日常的にはなかなかお会いできないであろう方とお話が出来て楽しいです。

以前新潟にお伺いした時は、「どこでもドア」があれば
移動時間を節約できるのにと嘆いておりましたが、お伺いした甲斐もあって
新潟チームは今でもドッグダンスを続けていらっしゃるとのこと。嬉しい限りです。


さて、今日のアシスタントはこの方。

202005101

最初はニコルさんにお願いしていたのですが、何しろ動きすぎるので
画面から外れてしまいます。
しかもトリーツを持つとじっとしていられないのでなおさらです。
かと言ってパンすれば、部屋中が見えてしまいます(汗)。
まぁ、レッスン中はそんなことも忘れ、楽しい時間が過ぎていきました。

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2020年5月 9日 (土)

ドッグトレーニング:オンラインコースのご案内

ライブのオンラインプラーベートレッスンやグループレッスンの他に
オンラインコースレッスンを開設します。
オンラインコースは遠隔地からも参加いただけますし、
出された課題をそれぞれの都合のいいときに練習できるため、
時間に束縛されることがありません。

また、課題の期間内に終わらない場合でも、宿題の提出(投稿)は可能です。
気軽にご参加ください。

202005091_20200509211001

🍀コース名:「ドッグトレーニングの基礎見直しコース」
概要:さまざまなドッグスポーツの基礎となる部分を一から見直します。
出来ていると思っていたけどそうでなかったという場合や、初めからどう教えていいのかわからない方を対象に行います。
対象:ドッグスポーツの基礎となる基本トレーニングを見直したい方や初めからきちんと教えたい飼い主さんと生後4か月以上の愛犬
期間:2020516日~725
参加費:5,000
ご参加条件:Facebookがご利用いただけること。ご自身の練習動画が撮影できること。

🍀コースの進め方:
隔週で5つの課題が出ますので、その課題を各自クリアしていくというものです。
課題はFacebook上のグループ内に動画とテキストで提示されます。
その課題に沿って、各自の練習状況を13分以内の動画に撮って頂きグループ内に投稿していただきます。
一つの課題について5回まで投稿可能です。
各投稿に対し、個々にアドバイスをさせていただきます。
内容はこのようなご時世ですので、ご自宅内でも十分撮影可能なものです。

お申込みいただいたあと、Facebookのグループにご招待いたします。

お問合せ、お申込みにつきましては、Facebook上のWanByWanのメッセンジャーでも構いませんし、info@wanbywanまでメールをお送りくださっても結構です。
ご不明な点等ありましたら、お気軽にお問合せください。

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2020年5月 8日 (金)

ドッグトレーニングは日々進化する。

昨日書籍の整理をしていたら、かつてお世話になったドッグトレーニングの本が沢山出てきました。

私が20年以上前にトレーニングに首を突っ込んだときは、
古典的訓練方法というものが主流で、どちらかというと、
犬を押したり引っ張ったりするようなところが多々ありました。

それから数年後、ドッグダンスに出会って、それでは出来ない、
犬に伝わらないと感じ、情報をあちこちから集めながら、
「正の強化」をベースにした現在のトレーニング方法にいきつきました。

当時日本においては、なかなか「正の強化」に特化した参考文献は入手できず、
どちらかというと、海外の文献で学ぶことが多かったのが現実です。

今回整理していた書籍の中には、古典的訓練方法が書かれたものもありました。
例えば、「オスワリをさせるときは、犬のお尻を押しながら、首輪に付いたリードを吊り上げる。」や、
「犬が飼い主より前に出たら、リードを引っ張って犬にショックを与える。」というものでした。

おそらく、これらの手法を使っても犬に言うことを聞かせることができたのだから
長く受け継がれてきたのでしょう。
しかし、犬の立場になって考えると、なんともわかりづらい方法のような気がします。
人間だって、押されたら押し返します。
押されて、そのままよろよろするされるがままの人はあまりいないのではないでしょうか。

首を吊り上げられたら苦しいので、そんなことをする人のことはあまり好きにはならないでしょう。
「それを一瞬のテクニックで教えるから、犬は何度も苦しむことはない。」と言う人もいます。
しかし、一瞬でも嫌なことをされたから、もうこんなことをするのは止めようと犬が思うことが
なんとも悲しい気がします。

(「天罰方式」というのがあります。犬が悪戯をしているとき、びっくりするようなことが起こり、犬はもうやめようと思うことです。例えば、キッチンで何か漁っていたら、上から物が落ちてきて当たった。というようなことです。しかし、それはトラウマになるほどビックリすることなので、繊細な犬には弊害の方が大きいことがあります。)


日本の犬は「番犬」の歴史でもありますが、現在は家の中で家族同様に犬と暮らしている家庭がとても多くなっています。
そんななかで、「嫌なことをされないように生活しなさいよ。」というのはちょっと違うような気もします。

202005081
※人間に不信感を持っていない犬は、見知らぬ人であっても、警戒心や恐怖心なく触らせます。

犬にわかりやすく伝えるために多くのトレーナーが日々勉強しています。
様々な参考書も、アップデートされたものを読みたいですね。

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2020年5月 7日 (木)

犬との生活:犬を過信しない

犬と暮らし始めると、犬の持っている様々な能力に驚かされます。
当然犬種や個体によっても異なりますが、
その走る姿や俊敏さを見ると、パーフェクトに見えてしまうこともあるでしょう。

しかしながら、ある意味犬もミスを犯します。
それは、教えたことを間違えたという話ではなく、
大丈夫だと思ったら、そうではなかったということです。

よくある話では、これから暑くなるにしたがって頻発する熱中症です。
犬は元々素足で歩いているのだからと、鉄板のように熱せられたアスファルトの上を歩かせるのは無理です。
特に、足の短い犬は照り返しも受けやすいので、足裏だけでなく、お腹も暑くなります。
黒い犬は熱を吸収しやすいので、他の色の犬より体が速く暑くなります。

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(左側の黒い子は、真ん中の白い頭の子に比べると、すぐ頭が熱くなりました。)

しかし、犬たちは頑張ってしまう子が多く、倒れるまで人間に付き合ってしまいます。
でもそうなってからでは命の危険すら危ぶまれます。
中には、さっさと日影に入って、自主コントロールできる犬もいます。
リスク管理が出来ているという部分では頼もしい限りですが、
ある意味自分を優先しているので、ハンドラーが頑張って欲しいと思ったときに
やってくれなかったりすることもあるので、良し悪しがありますね。

また、犬だから多少高いところから飛んでも大丈夫だろうと思っていると、
実は大けがをしたという話もよく聞きます。
ネコと違うので、そういう身体能力は万能ではありません。

以前我が家のシニアボーダーは、階段の上から下を見下ろしているとき、
ふらっとして、降ってきたことがありました。
ちょうど私が階段をあがっているときだったので、慌てて持っていたものを放り出し
彼女をキャッチしました。

犬種によっては、楽しいことがやめられず、足腰が立たなくなるまで遊んでしまう子もいます。
例えばボールやディスクなど、投げてもらうとエンドレスに取りに行く子は危険です。
特に真夏でなくても、多少気温が高めの時は、知らないうちに脱水症状や熱中症になっていることもあります。

そこまでおおごとになっていなくても、足裏を擦りむいていたり、爪を折っていたりする子もいます。
遊んでいるときは一切気づかず、家に帰って足を拭かれるとき初めて「キャン!」と言ってお互い気づくわけです。

野生の血が流れていると思われがちな犬たちですが、人に飼いならされて管理されてきたということも忘れてはいけません。
愛犬の体調管理にはくれぐれも気をつけてあげましょう。

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2020年5月 6日 (水)

ドッグトレーニング:犬をよく観察する

今日は久しぶりのグループレッスンでした。
と言っても、三密を避けて、生徒さんは2組のみ、
スタジオは窓を全開にして1組ずつ交代に動いて頂くことに。

本当に久しぶりなので、実は犬たちもいつもと違うテンションです。

外の音が入って来たり、匂いも入って来たりで、
集中を欠く要因もあるので、
「いつもできていることだから。」ということは通用しません。

先日見習いがこのスタジオでレッスンを受けたときも
久しぶりにお友達のママを見て大興奮だったのと、
初対面の犬が同室にいたことで緊張感もあり、
普段よりも頭がいっぱいになるまでの閾値がとても低かったようです。

ということで、今日のレッスンはまず場慣れから。

場慣れが終わったら、集中が取れるのを待って、
その後普段出来ることからゆっくり始めます。

202005061


犬の様子を見ながら、集中が持続できる時間を見定め、
犬の気持ちが離れる前に、出来たことを頻繁に強化していきます。

犬たちの日常もこの時期はいつもと違い、ストレスが溜まっていることもあります。
犬の状態をよく観察することが大事ですね。
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2020年5月 5日 (火)

突然子犬を迎えてしまった方へ。

この時期(どの時期?)、犬を飼い始める人が増えたというような話を聞きます。
確かに、家にいる時間が増えているので、たとえ子犬を迎えたとしても
十分ケア出来るというのが理由でしょう。

元々犬との生活を考えていた人にとっては良い時期なのかもしれません。
恐らく、いろいろ勉強して犬を迎えようと計画を立てていた方は別として、
急に子犬を迎えてしまった方に、今日はとてもシンプルなアドバイスを。


子犬を迎える時期によって、お散歩に出られる時期は異なります。
子犬が来たら、すぐ外に連れ出していいとは思わないでくださいね。

犬には様々な病気があって、生まれてからある一定の時期までは
母犬の抗体を受け継いでいるため罹患する確率は少ないですが、
その抗体が切れるころに発症している犬や、発症していなくても罹患している犬や
その排泄物と接してしまうことで病気にかかってしまうことがあるのです。
そのため、ワクチンを接種して、病気にかからなくする必要があります。

ワクチンを接種しても、抗体があがってくるまでには多少日数がかかるので、
お散歩に出られる時期については獣医さんからきちんとお話を聞きましょう。

同時に、この時期は子犬にとって「社会化」という大事なお仕事があります。
「社会化」とは、これから子犬が成長と共に出会うであろう多くの環境刺激に
好奇心旺盛な限られた時期に馴らしてあげるというものです。

ワクチン接種がまだの場合は、抱っこで散歩に連れ出したり、
バギーに乗せて街中を散歩して、車の音や、バイクの音、
道行く人や子供たちなどなど、多くの生活音に馴らしてあげることが大事です。
ただし無理強いは禁物です。
怖がっているものに無理やり近づけるのではなく、
自分から近づこうとしたらサポートしてあげましょう。
特に抱っこされていると逃げられないので、
怖いことばかりが起こると、抱っこ自体が嫌いになってしまわないとも限りません。

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そして、一番大事なのは、子犬は人間の赤ん坊と一緒で、
まだ何も学んでいないということです。
こちらの話が通じるまでには、まだまだ時間がかかりますし、
失敗も沢山します。
それらを叱るのではなく、失敗しないようにサポートしてあげるのが
人間の役割です。

子育て初心者でわからないときは、是非プロに聞いてみてください。

将来良きパートナーになってもらうためには、
正しく指導してあげることが大事です。

もし、子犬が急に来てしまったときは、こんなことを思い出していただければと思います。

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2020年5月 4日 (月)

多頭飼いを始めようと思ったら。

昨日、たまたま犬たちと散歩していた公園でボーダー・コリーを飼っているとおっしゃる方からお声をかけられました。
多頭飼いについてのご質問でした。

わが家の犬飼いの歴史は1986年から始まりましたが、
初めて多頭飼いにチャレンジしたのはその8年後1994年でした。

長年1頭飼いの生活を楽しんできたのですが、
シニア期に入り、寝ていることも多くなった愛犬の様子を見て、
少しでも活気がもどればと思ったのがきっかけでした。

最初の犬はオス犬でしたが、とても大人しい性格でしたので、
たまたま縁あって迎えることになった二頭目はオスでしたが
いつもお兄ちゃん犬にくっついて歩き、寝るときも傍から離れませんでした。
先住犬もすぐに子犬を受け入れ、
とてもいい関係の日々が続いていました。

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残念なことに、迎えた子犬は1歳を迎える前に、
原因不明の病気であっという間に旅立ってしまっため、
果たしてこの多頭飼いが長い目で見て正解だったのかどうかはわかりませんが、
先住犬はすんなり受け入れてくれたようでした。

飼主の方がその後精神的ダメージが酷かったため、
次に二頭目を迎えようという気持ちになるまでにはさらに3年ほどかかりましたが、
その時は一頭目もさらに年齢を重ねていたので、
男の子ではなく、女の子を迎えようと決め、ブリーダーさんを探すところから
始めることにしました。

そのボーダー・コリーとの出会いが、ドッグトレーニングを始めるきっかけになりました。

しかし、この子犬が我が家にやってくる3週間前に持病が悪化した先住犬は
手術の甲斐も無く旅立ってしまいました。

実際に本格的な多頭飼いが始まったのは、最初に迎えたボーダー・コリーが出産によって
2頭の子犬たちと暮らすようになったときでした。

その12年後には、現在アシスタントを務めているニコルが生後5か月でやってきて、
再び三頭飼いになりました。

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最初の犬もそうでしたが、わが家は子犬の時期から迎えているので、先住犬との関係については、
どの組み合わせもうまくやってこられている方だと思います。

クライアントさんによっては、飼い犬同士の流血騒ぎが起きることもあり、
先住犬が後輩犬を全く受け入れようとしないという状況もみてきました。

犬は元々「群れ」の生活に慣れている種と言われていますが、
だからと言って、すべてが仲良くうまくいくわけではありません。
群れの中での立ち位置や、個体の性格によっても状況は変わってくるでしょう。

先住犬と飼主さんの関係があまりに密になり過ぎていると、
新入りが受け入れられず、異種の場合、
殺してしまうということも現実に起きています。

「先住犬を第一に考えてあげる」ということがある意味秩序を保つベースになりますが、そうは言っても、子犬はどうしても手がかかってしまい、飼い主の目も自然に新入りの方にばかりいってしまうものです。

「犬は犬を見て育つ」とも言いますが、だからと言って先住犬ばかりに新入りの面倒をみさせておくのもよくありません。

家の中のルールは飼い主さんが決めて、一貫性を持って犬たちに接することが犬にもわかりやすいでしょう。

子犬がしつこい場合は、人間が介入して、先住犬を休ませる時間も必要です。

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ニコルが4歳になったとき見習いがやってきましたが、1週間ほど自分からは傍に寄らず、
ずっと観察していて、その後ようやく受け入れるようになりました。

よって、「犬には犬の友達が必要」とか、「留守番が長くて一頭ではかわいそう」という人間側の思惑だけで多頭飼いを始めることは少々危険かもしれません。
犬によって相性が合わない犬もいれば、他の犬と関りを持ちたくない犬もいます。
成犬であれば、迎え入れる前に相性チェックも必要かもしれません。

飼主さんがきちんとルールを作って、犬たちをコントロールする必要があります。
ルールがしっかり出来ていれば、多頭飼いは難しくはありません。
それぞれの犬たちの様子をよく見て、ケアしてあげましょう。


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2020年5月 3日 (日)

ドッグトレーニングは愛犬とのコミュニケーションの第一歩

犬のトレーニングと聞くと、警察犬の訓練のように厳しくて、
一般の家庭犬には関係ないと感じている人は少なくないのではないでしょうか。

しかし、トレーニングは何も特別なことではありません。
愛犬と会話をするためのツールとも言えます。

新しく迎えた子犬に、トイレの場所を教えたり、
家の中のルールを教えることがトレーニングです。

例えばトイレの場所が理解できれば、
ソワソワした子犬に、
「トイレに行っておいで。」と言うだけで、
子犬はその場でしゃがまないで、トイレシーツまで
走っていくことができるのです。

何も難しいことを教えているわけではありません。
飼主さんが根気よく教えた結果、子犬が理解しただけのこと。

昨日のオンラインレッスンは、生後4か月の男の子のでした。

飼主さんと一緒に遊ぶことは楽しいと教え、
飼主さんを見るといいことがあるよと伝え続け、
ハウスのトレーニングから始まり、座るたびに褒められて、
「オスワリ」が強化されてきました。

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昨日のレッスン中も、よく動いて水も沢山飲んでいることから、
「そろそろトイレに行かせてあげれば?」と言ったところ、
飼主さんがトイレを促すと、まっすぐトイレに走っていきました。
話が通じるって、とっても素晴らしいですよね。

トレーニングは厳しいことではなく、愛犬と楽しく一緒にお勉強することです。
嘘だと思ったら、是非チャレンジしてみてくださいね。

ちなみに、楽しくトレーニングを続けている人たちの、クリッカートレーニングリレービデオ出来ました。
ハンドラー(人間)がみんな楽しそうに愛犬と接し、犬たちも楽しそうにやっているのがお分かりいただけるでしょう。




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2020年5月 2日 (土)

WCRLラリーオビディエンストライアルスケジュール

定期的に開催させていただいているラリーオビディエンストライアルの
開催スケジュールのご案内です。

このようなご時世ですので、開催できるかどうかは現時点では不明ですが、
次回のトライアルは620日(土)を予定しており、
エントリーのお申込みは明後日5/4(月)の20:00からです。

201909303_20200502202301

開催の可否につきましては、今後の状況次第となります。
ご参加の人数によっては開催自体が不可能な場合もありますので、
状況が好転したら是非参加したいとお考えの方は、
とりあえずお申込みメールをお送りください。

状況が好転しなかった場合は、64日の時点で中止のご案内をいたします。
開催可能の場合は、参加費を610日までにお振込みください。
ただし、開催が可能の状況にも関わらず、キャンセルをされる場合は、
通常通りキャンセルフィーを頂戴するようになります。

トライアルの詳細は以下をご参照ください。
http://wanbywan.com/tiral_premium20200620.pdf

この状況が早く収束し、少しでも日常が戻ってきて、
皆様とお会いできることを楽しみにしております。

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2020年5月 1日 (金)

ドッグトレーニング:行動は正確に教える

先日イギリスのトップクラスのフリースタイラー(ドッグダンス)が、犬がハンドラーの周りを回る動き(around/round)を一回の言葉のキューで何回まわり続けられるかというチャレンジをご自身の犬たちでやって見せてくれながら、「あなたの犬は何回まわれる?」と質問を投げかけていました。

「ハンドラーの周りをまわるなんてカンタン!」

と経験者は思ったに違いありません。

いえいえ、実はこれ結構難しいんです。

なぜなら、この「アラウンド」のキューの意味を犬がどう理解しているかによって、出来る出来ないが決まってくるからです。

最初に教えたとき、一回まわってOKにしていれば、犬は一回のキューに対して一回まわればいいと理解します。
一回のキューでまわり続けて欲しいと教えていなければ、一回ずつ止まることになります。

またドッグダンスの場合、合図のキューは、犬が動き続けていれば、声符を言い続けたとしても大きく減点されることはありません。
(犬が何度か言われてようやく動き出すような場合は、犬の応答性がよくないと言う理由で減点されることはあります。)

アラウンドの場合、一周して戻ってきたとき、もう一度「アラウンド」と言って動いてくれれば、演技上大きく困ることはないわけです。

一方オビディエンスの場合、犬が一声符で反応しなかったときは大きく減点されてしまうので、一回のキューできちんと行動に移すことを教えておかなければいけません。

いずれにしても、犬が「‥‥し続ける」ということを理解できていないと、途中で止まってしまうことは想定の範囲と言えるでしょう。

そこで、よくあるのが、「バック」と言って犬に単独後退歩行を指示した時、犬が勝手に2~3歩下がってやめてしまい、その都度、「バック」「バック」とハンドラーが言い続けなければならないというものです。

本来「バック」と犬に合図を出したら、ハンドラーが次の合図を出すまで犬は下がらなければいけません。
「バック」で犬を5メートルぐらい下がらせたら、そこで「スピン(回転)」させたり、「タッテ」で動きを止めると言ったように、次の合図に犬が反応するというのが理想の形です。

もちろん、決まった状況の中で、ターゲットを決めておき、そこまで行ったら勝手に止まると言うように教えておくこともあります。

ちょっと複雑ですが、要は犬に次の合図が出るまでは最初の合図の動きを続けて下さいときちんと教えておくことも大事。

身近な例を挙げると、「オスワリ」と言ったら、「もういいよ。」と解除されるまでは、勝手に立ったㇼ伏せてはいけませんという話です。

行動だけでなく、持続を教えることも大事ですね。

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こちらはアラウンドの教えかた動画です。👇

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