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2020年4月 4日 (土)

ドッグダンス:腕跳びを始める前に

先日アシスタントがルーティンに入れている腕跳びの動画を載せました(Facebook)。

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脚が短かいアシスタントのために、ちょっと腕の高さを低くしていましたが、
知人の動画を見て、もしかしてもう少し腕の高さをあげても跳べるのではと試してみたら、
しっかり跳べました。
愛犬の能力を正しく評価することは大事。
過大評価も過小評価もだめですね。

さて、この腕跳びの練習ですが、見習いにも教え始めました。

この動きを教えるためには、まず犬に飛越(ジャンプ)を教えなくてはいけません。
目の前にあるバーでも、足でもかまわないので、
低めに設定した物の先にトリーツやおもちゃを投げたりして、
犬が自分から跳び越えるように仕向けます。

何度も繰り返したあと、最初使っていたトリーツやおもちゃは、手の誘導に変え、
跳び終わってからご褒美を渡すようにします。
このとき、犬が跳び越える前に「ジャンプ」や「跳べ」などのキューを入れます。

手の誘導も繰り返していくうちにはずし、最終的には言葉のキューだけで
目前の障害物を跳び越えるように教えていきます。

同時に、ハンドラーの体の周りを回る「アラウンド」という動きを教えていきます。
左脚側位置の犬を、右手にトリーツを持ってハンドラーの体の周りを回るように誘導し、
ハンドラーの体の後ろぐらいになったら、左脚側位置のキューを出します。

ジャンプ同様、ルアーのようにトリーツで動かしたあと、ハンドシグナルに変えていくようになったら、犬が動き出す前に「アラウンド」などのキューを入れていきます。
「アラウンド」も言葉のキューだけで動けるようになるまで繰り返し練習します。

これらの動きと、言葉のキューが完全にリンクされてから、実際に腕を跳ぶ練習に入ります。

見習いは「ジャンプ」と「アラウンド」の意味は理解しているので、この準備は済んでいますが、
実はハンドラーが立っていない状況での「アラウンド」は初めて。

こんなこともきちんと理解させてからでないと、犬は混乱してうまく動けないこともあります。
ひとつひとつ丁寧に教えてあげましょう。

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何事も基礎(土台)がちゃんと出来ていないと、犬の理解が中途半端になってしまうので、わかりやすくひとつひとつ組み立てていきます。

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