環境が変わると、犬の行動は変わります。
犬の周りの環境が変わると、当然犬の行動は変わると言いますが、
漠然とし過ぎてわかりづらいかもしれません。
恐らく、わかるようなわからないようなという感じかもしれません。
犬の周りの環境は、物理的なことだけでなく、
飼主さんや同居犬なども含まれてきます。
逆に言うと、犬の行動は犬だけの問題ではなく、
犬の周囲の環境によって身について行くと言ってもいいでしょう。
つまり、誰かが故意に教えなくても、自然に身につけていってしまうわけです。
しかし、環境を変えることで、自然に身についた行動も
また環境を変えることによって、変えることができるのです。
ちょっと警戒心が強く、おうちの中でもいろいろ自分で仕事を見つけていたMさん。
少しおうちのルールを変えて、接し方を変えていただきました。
おうちの窓から外を見張って、犬が通ると吠えていたMさん。
特に奥様がヨガをなさるときは、窓の傍から離れなかったそうですが、
ヨガを始めるときは窓だけでなくーテンを閉めたら、
奥様の横でまったり休んでくれるようになったそうです。
カーテンはいつも閉めておくわけにはいかないので、
目が届かず、声掛けが出来ないときは、サークルに入れておくという
新しい習慣を作っていただいたことも、行動を少しずつ変えていくサポートになったはずです。
また、散歩中他の犬を見て興奮してしまうMさんに、
「ダメ、ダメ、吠えちゃダメ。」と飼い主さんが緊張して対処していたことも
吠えを増長していた感があったので、それも止めて頂くようにお願いしました。
犬の行動を変えるには、環境を変えることがとても重要です。
ちょっと困った行動が見られたら、環境を変えることも考えてみましょう。
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