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2020年4月 2日 (木)

犬は吠えてあたりまえ(?)

先日から「犬のきもち」について書いてます。

犬が「吠える」のはどういうときか。

「吠える」ことは犬の気持ち(感情)を表す方法の一つです。
「鳴く」、「唸る」のと同じです。

昭和の前半ぐらいまでは、犬を飼う目的のひとつに「番犬」という仕事を課していたことからも、「吠える」ことは犬にとっては当たり前の行動と容認されていたようですが、最近は住宅事情やらなにやらで「吠える」ことは近所迷惑とされるようになりました。
そのため住宅密集地では「外飼い(庭や玄関前)」の犬の数も減り、ほとんどが家の中で飼われるようになりました。

それでも一歩外に出れば、他の犬と遭遇することもあるでしょうし、家の中にいてもいろいろ要求することが出てくれば、「吠える」という手段を取る犬は少なくありません。

「吠える」ことで何かを伝えようとしているわけですから、相手に伝わるまで吠え続けることもあるでしょう。
当然「吠える」理由が無くなれば、病気(分離不安や痴ほう症など)でない限り、吠え続けることはあまりないはず。

しかし、中には癖のようにちょっとしたことで吠えてしまう犬もいます。

例えば、我が家の見習いは、何かにびっくりすると「ワンワン」。
あたかも「あ~っ、びっくりした!」と言っているかのようです。
突然乗っている車のドアを開けられたり、ドライブスルーのスピーカーから人の声がするとびっくりします。
あらかじめ言っておくと吠えないこともありますが、やっぱり急に窓の向こうから人の声がするとびっくりするようです。

嬉しくて興奮して吠える犬もいるでしょう。

以前吠えている犬を見て、「犬は吠えるのが商売だからな。」と笑って話していた年配の方がいました。
おそらく、「番犬」の仕事を評価した時代の人でしょう。

しかし一方で日常的に吠えない犬もいます。

口数の多いタイプとそうでないタイプと言うこでしょうか。
嫌だなぁと思っても口に出さないタイプと、「ヤダっ!」と口に出すタイプ。

個人的には、都会の密集エリアに住んでいることもあり、
なるべく吠えないでいてくれると、ご近所迷惑にもならなくて助かるのですが、
なかなかそう言う訳にも行かないこともあります。
考える前に口が出るわけですから。

しかしながら、要求吠えや興奮吠え、時には警戒吠えであっても、
環境設定や、吠えないことを強化していくトレーニングによって減らすことも可能です。

犬の吠える原因をつきとめることで、解決策も考えやすくなるでしょう。

なんで吠えているのか考えてみませんか?

202004021

今日新しいことを教えた見習い、途中で頭がいっぱいになって吠えました。
わかりやすいと言えばそうなのですが、
メンタル面のでの抵抗力も少しずつついてくれるといいですね。

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