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2020年4月

2020年4月30日 (木)

ドッグトレーニング:「お片付け」を教える。 4th Session

見習いにシェーピングから教えた「お片付け」も4日目になりました。
そこで、今回のお題「お片付け」を教えるにあったてのプランを整理してみましょう。

202004301

ゴール:落ちている物品を指示した入れ物に入れる。

必要な行動:
①落ちている物品を咥える。
②咥えた物品を持ってくる。
③咥えた物品を指示したところに入れる。

今回見習いは、咥えることや持ってくることは出来ますが、どんなものでも咥えられるかどうかはわかりません。
持ってくる行動はわかっていて、持ってきたものを保持して、指示で出すこともわかっていますが、入れ物の中に落とすことは知りません。

持ってくることがわかっていない場合は、「持来」から教える必要があります。
「持来」自体もシェーピングから教えると、「持来」に嫌悪感を持たないので、いろいろなものを咥えやすくなります。

「持来」を教えた後は、「保持(持っている)」を教えてあげます。
咥えたまま座っていることや、咥えたまま歩くことなどを教えていきます。
最後に「手渡し」を教えてあげることで、「お片付け」の下地ができます。

そのあとは、今回見習いがやったように、Session 1から少しずつステップアップしていきます。

シェーピングは、犬に考えさせ、犬が少しずつ正解に近づいていくトレーニング方法です。
そのために、余計な情報を与えないように、ハンドラー(教え手)はなるべくニュートラルでいることが重要になってきます。
だからと言って怖い顔をして、犬(学び手)を睨みつける必要はありませんし、犬が迷ったら、リセットすることで、犬の頭が沸騰しないように行動を引き出していくことが大事なポイントになってきます。

今回見習いはある程度の下地があったので、何も言わないで物品を拾うことを強化し、咥えた物品を私の手の上に落とすところまでをまずシェーピングで教えました。

その後ある程度見習いが理解できて来たら、持ってきてもらう物を指示したり、咥えたものを入れ物に入れる瞬間に「しまって♪」というキューを付けて行きました。

最後は持ってくる物品をいろいろ変えたり、入れ物を変えたり、入れ物の置き場を変えると言う「般化」を行います。

犬の理解度に合わせて、サポートしてあげることが大事ですね。

では、「お片付け」の最終セッションと番外編をご覧ください。



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2020年4月29日 (水)

ドッグトレーニング:シェーピングで教える 3rd Session

見習いと一昨日から続けている「お片付け」のシェーピング。

今日は「般化」に特化して練習しました。

202004291

つまり、昨日は、「しまって♪」のキューで決まったトイ(おもちゃ)を決まった入れ物に入れることが目標でした。

次のステップは、こちらのお願いしたものを、こちらが指示したいままでと異なる入れ物に入れてもらうというもの。

入れてもらう物には名前を付けているわけではないので、その都度指示を出しますが、それを運んで、こちらが決めた入れ物にしまうことが今回の目標です。

果たしてどうなったでしょうか。

動画はこちら👇


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2020年4月28日 (火)

ドッグトレーニング:シェーピングで教える 2nd Session

昨日から見習いVincentにシェーピングで教え始めた「お片付け」。

今日は昨日に続き、トイ(おもちゃ)を入れ物に入れる行動に名前(合図のキュー)を付ける作業を行いました。

202004281

昨日の続きから始めると混乱する可能性があるので、ステージを一つ下げて、手の上にトイを置くことから始め、スムースに手の上に落としてくるようになったら、昨日の最後にやった、入れ物にトイを入れるところに進めます。

入れ物にトイを落とすことがスムースになってきたところで、口から出す直前に「しまって♪」というキューを言います。

この工程を繰り返し続けて、咥えたトイを入れ物の中に落として入れる作業が「しまって♪」というキューに関連付けていきます。

最終的にはどんなものでも、咥えて拾ったものを、こちらが指示した入れ物(箱や袋など)に入れてもらおうというもの。
そのためには「般化」という工程が必要になってきます。

どこまでゴールに近づけるか楽しみです。

動画はこちら👇

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2020年4月27日 (月)

ドッグトレーニング:シェーピングで行動を教える

犬に新しい行動を教える方法にはいくつかあります。

先日「バウ(おじぎ)」の動きを教える動画で、
キャプチャリングとルアーリングというのをお伝えしました。
(動画はここ👉https://youtu.be/cUYaLy15MmU

今回は「シェーピング」という方法で行動を誘発させる方法をお伝えしようと思います。

「シェーピング」とは形づくるという意味がありますが、
この場合は新しい行動の形を作っていく(形成する)と言った意味になります。

今日のお題は「落ちている物や置いてあるものを咥えて移動し、こちらが頼んだ入れ物に入れる。」というもので、簡単に言えば「お片付け」です。

わが家の犬たちはオビディエンス競技に出ているので、
「咥える」「持ってくる」「手渡す」という作業は出来ますが、
何かに入れるということは今まで教えたことはありません。

そこで、今回は見習いに初チャレンジしてもらうことにしました。

202004271

彼なりに考え、こちらの希望する答えにたどり着くまでには
紆余曲折や試行錯誤がありましたが、少し兆しが見えてきたので
今回はそこまでにしました。

ほぼノーカットで撮った一連の動きです。

クリッカーのタイミングや、犬がトライしやすいようなトリーツのデリバリー、
リセットのタイミングも含め、見てみてください。

このやり方が唯一の正解ではありません。
個々の犬によって、何をどう理解するかは未知数です。

シェーピングはある程度プランニングが必要ですが、
その通りに進むとは限りません。
臨機応変な対応も必要です。
犬の頭が沸騰しないようにこちらの意図が伝えることが大事。
見極める観察力も必要になります。

動画はこちら👇

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2020年4月26日 (日)

環境が変わると、犬の行動は変わります。

犬の周りの環境が変わると、当然犬の行動は変わると言いますが、
漠然とし過ぎてわかりづらいかもしれません。
恐らく、わかるようなわからないようなという感じかもしれません。

犬の周りの環境は、物理的なことだけでなく、
飼主さんや同居犬なども含まれてきます。

逆に言うと、犬の行動は犬だけの問題ではなく、
犬の周囲の環境によって身について行くと言ってもいいでしょう。
つまり、誰かが故意に教えなくても、自然に身につけていってしまうわけです。

しかし、環境を変えることで、自然に身についた行動も
また環境を変えることによって、変えることができるのです。

ちょっと警戒心が強く、おうちの中でもいろいろ自分で仕事を見つけていたMさん。
少しおうちのルールを変えて、接し方を変えていただきました。

おうちの窓から外を見張って、犬が通ると吠えていたMさん。
特に奥様がヨガをなさるときは、窓の傍から離れなかったそうですが、
ヨガを始めるときは窓だけでなくーテンを閉めたら、
奥様の横でまったり休んでくれるようになったそうです。

カーテンはいつも閉めておくわけにはいかないので、
目が届かず、声掛けが出来ないときは、サークルに入れておくという
新しい習慣を作っていただいたことも、行動を少しずつ変えていくサポートになったはずです。

また、散歩中他の犬を見て興奮してしまうMさんに、
「ダメ、ダメ、吠えちゃダメ。」と飼い主さんが緊張して対処していたことも
吠えを増長していた感があったので、それも止めて頂くようにお願いしました。

犬の行動を変えるには、環境を変えることがとても重要です。

ちょっと困った行動が見られたら、環境を変えることも考えてみましょう。

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2020年4月25日 (土)

ドッグトレーニング:クリッカーはタイミングが大事

正の強化トレーニングでは強化したい行動をハンドラーが見つけたときに
クリッカー(カチッと音を出す道具)を使ったり、
あるいは「そう!」とか「Yes!」と言うような言葉で「あってるよ!」と伝えます。

犬はその音を聞いて、自分の行動が間違っていないことを知るとともに
そのあとトリーツなどの強化子がもらえることを知っています。

しかし、犬の動きはとても速いので、「あってるよ!」と言おうと思ったら
違う行動を取っていたということもあります。
すると、犬は違う行動を学習してしまいます。

例えば、子犬に「オスワリ」を教えようとするとき、
子犬がお尻を床につけるや否や、「合っている!」と伝えたいところですが、子犬の動きは速いので、クリッカーを鳴らそうとしたら、子犬が立ち上がってしまったということもあります。

クリッカーを鳴らすタイミングが少し遅れれば、子犬は座ることよりも立つことを覚えていくでしょう。

クリッカー自体は言葉で言うより簡潔でわかりやすいのでとてもいい道具ですが、それでも鳴らすタイミングを間違えてしまうと、いつまでたってもこちらの望む好ましい行動を覚えてくれないということにもなりかねません。

子犬の行動をよく観察することと、子犬の行動を予測することが大事ですね。

今日も楽しくオンラインレッスンをさせていただきました。

202004251

オンラインレッスンの詳細はこちら👇
http://wanbywan.com/lesson.htm#online

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2020年4月24日 (金)

ドッグトレーニング:遠隔作業を教える。

オビディエンスやドッグダンスでは、課題やルーティンのムーヴに
遠隔作業が入ってきます。

同じ行動(スピンなど)であっても、ハンドラーの横(すぐ傍)でやるのと、
10
メートル離れた場所でやるのでは犬にとっては全く景色が違います。

ハンドラーの傍で確実に出来るようにならなければ、
当然遠隔ではできません。

そこで、ハンドラーのすぐ傍で出来るようになったら、
少しずつ犬から距離を取って同じ作業が行えるように練習していきます。

そういう時にポイントになるのは、トリーツ(報酬)のデリバリー方法です。

犬はすぐにでもハンドラーの元に戻ろうとします。
そこで、戻ってきた犬に対してトリーツを渡していると、
犬は離れた場所で作業を行ったら、ハンドラーの元に戻ってトリーツをもらうことばかりを考えてしまいます。
そこで必要になるのが、離れた場所にいる犬を褒めること。
場合によってはトリーツを犬のいる場所に投げたり、
犬のいる場所に走っていって、そこでおもちゃで犬と遊ぶなど、
犬が離れていた方がいいことがあると教えていく必要があります。

初めから距離を取ることばかりを考えず、
犬が少しずつ自信が持てるように、少しずつ距離を伸ばしていくといいでしょう。

202004241

ターゲットマットまで前進する練習をしている見習い。
目の前の「ターゲットマット」に前足を乗せるところから始まり、

少しずつターゲットからの距離を伸ばしていき、
「前進」のキューで、一人でターゲットまで走っていけるようにします。
トリーツやおやつのご褒美は、ターゲットマットの上でもらうことができます。

202004242

もちろん、確実にこの作業がマスター出来れば、
褒めた後、どこで遊んでも構いませんが、
自信がつくまでは、必ずターゲットマットで報酬が得られるように
プランニングしていきます。

焦らず、ゆっくり組み立てていきましょう。

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2020年4月23日 (木)

ドッグトレーニング:オンラインプライベートレッスン

今日はオンラインプライベートレッスンでした。

おうちの中の様子を見せていただきながら、
今教えてあげたいことを集中的にアドバイスさせていただきました。


202004231

子犬はスポンジと同じ。
いいことも悪いこともどんどん吸収していくので、
飼主さん側のやるべきことは、ある程度子犬の動きを予測し、
悪いことが身につく前に、いい行動を引き出してしまうのが早道。

今日のレッスンでは、ハウスから出ていいキューを教えること、
跳びつかない行動の強化と、跳びついていいときを教えること。
そしてオンとオフの必要性について。

オンラインレッスンのメリットは、犬が自然体でいられるところが見られること。

環境刺激は子犬にとっては特に大きなディストラクションになります。
ドッグトレーナー自身がディストラクションになってしまうこともあります。
馴れた家の中で、見知った家族だけという日常生活を再現することが
普段の犬の様子を確認する早道です。

オンラインレッスンにトライしてみませんか?

オンラインレッスンの詳細はこちら。👇
wanbywan.com/lesson.htm#online


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2020年4月22日 (水)

ドッグトレーニング:ウチの犬はどうして褒めようとすると逃げるの?

日本のドッグトレーニング法は、ここ20年の間に、
欧米から「正の強化」という手法を取り入れるようになってきました。
つまり、好ましい行動を「強化」することで、
やって欲しくない行動が出ないようにするというものです。

そのために、飼い主は犬の好ましい行動が身につくように、
その行動をが出るたびに褒めてあげることにします。

ところが、褒めようとすると愛犬が首をすくめて逃げてしまうことってありませんか?
いったいなぜでしょう。

202004222
※画像はイメージです。


場合によっては、やって欲しいことをお願いしても
犬が全然やってくれないことさえあるかもしれません。
いったいどうしてでしょう。

考えられる理由としては、飼い主さんが褒めているつもりでも、
愛犬にとっては褒められているとは感じていないからということがあります。

つまり、「褒められている」と犬が感じなければ、
そもそも、その行動は強化されません。
そうなると、教えたはずなのに、やってくれないという状況が起こりうることになります。

さらに、飼い主さんが褒めていると思っていることが、
犬にとって嫌悪だった場合は、合図のキュー(指示のことば)を聞く度に
嫌なことが起こると予測して、その場からいなくなってしまう可能性もあります。
先日お話しした”Poisened Cue“がそれにあたります。


飼主さんが愛犬に対してよくやる行動に頭を撫でるというのがあります。
愛情を持って撫でているつもりでも、受け手が心地よく感じていないことがあります。
特に小型犬の場合、頭を撫でようと手を伸ばされること自体に恐怖心や嫌悪感を持つ犬もいます。
つまり、人間がご褒美として提供している行動が、犬にとってはご褒美になっていない。

もちろん、撫でられることや抱っこされることを嫌がらない犬もいますが、
中には、頭の上に手をかざされるだけで怖いと感じたり、
抱き上げられて捕まえられてしまう(自由を奪われる)と思う犬もいます。

「褒めて育てる」トレーニングが主流となってはいるものの、
犬が「褒められている」と感じなければ本来のトレーニングの理論が成り立ちません。

愛犬にとって、何がご褒美(好ましいもの)なのかを見極めないと、
トレーニング自体が進まなくなってしまいます。

また、食べるものに興味がある場合でも、なんでもいいというわけでもありません。
犬にとってのご褒美は、その時々によって変わることも念頭においておかなければいけませんね。


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2020年4月21日 (火)

ドッグダンス:オンライングループレッスン

今日はドッグダンスのグループレッスン。
こんなご時世なので、オンラインで行いました。

グループ内では、宿題のビデオなどをあげていただいているので、
対面レッスン以上に、みなさんの日々の成果が見ることができて楽しいです。

今日もトリーツのデリバリー方法、環境設定の利用方法、
ハンドシグナルの外し方等々、皆さんの動きを拝見しながら
お話させていただきました。

もちろん、アシスタントもデモをやってくれましたが、
四肢の使い方などの説明はこの方がお手伝い。

202004211

プロのトルソーではありませんが、
それなりに頑張ってくれました。

人に会うこと自体が不安の元になってしまう今日この頃。
WanByWan
では、オンラインレッスンもお受けしていますので、
愛犬との時間が取れるようになったものの、
どうしていいかわからないといった場合は
オンラインレッスンにチャレンジしてみませんか?

詳細は👇

http://wanbywan.com/lesson.htm#online

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2020年4月20日 (月)

ドッグトレーニング:ウチの犬はなぜ呼んでも戻って来ないのか。

子犬のころは呼ばなくても踵を噛むほど近くに来て、足元から離れなかったのに、気づけば呼んでも戻ってこない犬になっていた。
なんてことはないでしょうか。

子犬は動くものに反応し、常に飼い主の動きを見張り、いつも後ろからついてきました。
しかし、成長と共にその興味は外にも向かうようになり、散歩に行くようになると、最初は後ろに隠れて歩けなかったのが、あっという間にリードを引っ張りながら先に行くようになる。

小型犬であれば手や腕、腰が痛くなることも無いので、ついついそのままにしていて、かわいい我が子にも友達を作ってやろうと思ってドッグランに入れたら、友達がみんな帰ってしまうまで飼い主の元に戻って来ない犬になっていた。というパターン。

こういう場合は、「呼び戻し」の練習を一から教えてあげることで解決できますが、時間はかかるでしょう。
何しろ、愛犬はすでに飼い主より優先したい楽しいことがあることを知ってしまっているからです。

夜遊びの楽しさを知ってしまった女子大生が門限を守らなくなるのと同じですが、この場合は両親からの「罰」によって制限をかけることができます。
しかし、犬の場合はこの「罰」が裏目に出て、さらに戻って来なくなるので使いません。


さて、もう一つ戻って来なくなるパターンは、小さいころに「呼び戻し」を教えたからもう大丈夫だろうという油断です。
確かに呼ばれて戻ることを理解し、覚えた犬であっても、ロボットではないので必ず戻る保証はありません。
日々楽しいことと関連付けて呼び戻していなければ、次第に戻ることの楽しさが薄れ、どっちがいいか天秤にかけるケースも出てきます。
リードが付いていない犬は糸が切れた凧と同じで、追いかけても捕まえることは出来ないし、追いかけることが犬たちにとって楽しいゲームに変化してしまうと、ますます戻って来なくなります。

そこで、必要な時以外でも、呼んで戻って来たらいいことがあるよとリマインドさせておくことも大事ですね。

202004202

もうひとつのケースは、そもそも呼ばれて戻ってもいいことはないと犬が学習してしまった場合です。
家の中では、呼ばれると「爪切り」だったり「シャワー」だったり嫌なことが始まり、外のドッグランでは必ず家に帰るときだったりすると、「おいで」の言葉は犬にとって嫌なことをされるときに発せられる「キュー(合図)」と認識されてしまい、なかなか来てはくれません。
こういうキューを”Poisened Cue(毒入りの合図)“と言い、一度学習されてしまうと、なかなか覆せないようです。

そんなときは、キューの言葉自体を別の物に変えてしまうという方法があります。
「おいで」であれば、「カム(Come)」のように別の合図に変更します。
しかし、当然のことながら、「カム」と「楽しいこと」を、初めて呼び戻しを教えたときのように刷り込んでいかなくてはいけません。
そして、今度はドッグランでも「カム」と呼んで戻ってきたら、「遊んでおいで」と犬を自由にしてやるということを繰り返していきます。
つまり、「カム」は楽しいことが終わる合図ではないと教えていくわけです。
何度か繰り返す中で、戻ってきた犬に「そろそろ帰ろうか」という違う言葉を使うことで、「カム」とは切り離すのもいいかもしれません。

犬は賢く、日々で多くのことを学習していきます。
一度教えたことは「一生もの」と安心せず、ちょっとした変化を見過ごさないことが大事ですね。

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2020年4月19日 (日)

飼主さんのちょっとした勘違い

犬という異なる「種」との生活は戸惑うことばかりです。
何頭も飼った経験がある人でも、
個体それぞれが違うので、今までの経験が通用しないこともあるでしょう。
しかし、そもそも違う「種」であるという前提で考えていれば、
落胆する必要も、苛々することも減っていくはずです。

また反対に「犬なんだから」ととても広い心で見てくださる飼い主さんがいらっしゃいます。
それはとても素晴らしいことなのですが、
「犬は犬らしく」ということを尊重しすぎて、
ついつい、犬を好き放題にさせてしまう飼い主さんがいらっしゃいます。
確かに、犬が自然体でいられることはとても大事ですが、
だからと言って、犬が感情のままに行動することを放置しておくというのは
あまりおすすめできません。

中には犬をトレーニングすること自体に嫌悪感を持たれる方もいらっしゃいます。
犬のトレーニングは強制して何かをさせるものではありません。
犬に教えてあげるつもりで接することが大事です。
なぜなら、人間と共に生活するという形態は変わらないからです。
そのためにはなるべくストレスが無い状態で、人間と共生できるように
サポートしてあげることが犬にとっても心地いいのではないでしょうか。

さらに、「犬は元気で走り回っているもの」という先入観から
静かに休んでいるのを心配して、寝ている犬を起こしたりする必要もありません。
犬にとって睡眠時間はとても大事です。

202004191

要はその子にとって何が一番大事なのかを見極めてあげることです。
そして、出来れば家族全員がひとつの目標に向かって
犬を導いてあげることが、頼りになるパートナーに育てる秘訣とも言えるでしょう。

同様に犬から学ぶことも沢山あります。
是非多くのことを犬から学びながら、犬と一緒に成長していきましょう。

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2020年4月18日 (土)

ドッグダンス愛好家たちによるトイレットペーパーロールリレー

イギリスのドッグダンス愛好家が作ったトイレットペーパーロールリレーに感銘した日本のドッグダンス愛好家が日本版のリレー動画を作ってくださいました。

“Stay Home”
でこの難局を乗り越えようとする日本のドッグダンス愛好家たち53名が愛犬たちと一緒にトリックを披露しています。
是非ご覧になってみてください。
アシスタントも終盤に参加させていただいています。

202004181

今期はドッグダンスの競技会も次々と中止となり、
愛犬とともに練習を積んできたルーティン(演技)を
発表する場も奪われてしまいました。

そんな中、それぞれの思いを短いトリックに込めて、
離れた仲間に繋いでいきました。


早くまた集える日を楽しみに待ちましょう。

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2020年4月17日 (金)

ドッグトレーニング:NO!と言わない方法。

愛犬がやって欲しくない行動を取った時、
飼主はどうすればいいのでしょうか。

例えばトイレの失敗。
失敗したことを叱ればいいのでしょうか。
叱られれば犬は間違えなくなるのでしょうか。
当然答えはノーです。
『トイレの場所を間違えたから叱られた。今度から気をつけよう。』とすぐに理解できる犬はおそらくいないでしょう。
叱られた犬は、叱られないために人の目が届かないところでするようになるという弊害が出てしまう場合もあります。

犬にNO!と言わないためには、失敗しない環境づくりをして、成功体験を褒めて増やしていくのが早道です。
失敗した場合は、その原因を探り、次回は失敗しないような環境づくりを考えると言うのが犬には優しい教え方と言えるでしょう。
人間不信にしないためには、叱るのではなく、犬が失敗しないようにサポートすることが一番重要です。


同様に他の犬にリアクティブ(興奮して吠えたりする)な犬に対し、
吠えるたびに叱っていたとしたら、犬はどうなるでしょうか。
吠えるたびに怒られ、ますます神経質になっていく可能性はゼロではないでしょう。

ではどう対処するのか。

愛犬が吠える原因を考えてみましょう。
怖がっているのか、喧嘩を売っているのか、喜んで興奮しているのか。
原因によって対処方法は変わってきます。

怖がっている場合は、無理矢理犬に近づけないことで、
犬のストレスを軽減させる必要もあるでしょう。
吠える行動に変わる行動を教えていくことも改善方法のひとつ。

見習いは思春期に入った頃、犬を見かけると吠えて呼ぶという行動が見られました。
小さいころは年かさの犬に公園で遊んでもらった経験もあり、
「おい、遊ぼうぜ!」と誘う様子がよく見られました。

そのため公園に行くと、だれか来ないかよく周りを観察していました。

202004171

そこで、見習いが犬を発見して吠える前に声をかけて
吠えずに私を見たことを褒めて強化し続けていきました。
同時に、小さいころから使っている「Leave it♪(放っておいて)」も使いました。

しつこく言い続けることで、彼の興奮吠えは減少し、
今は未去勢のオスには多少反応しますが、
早めの「Leave it♪」でやり過ごせるようになってきました。

犬が緊張しかかっているときに、後ろからハンドラー(飼い主)が
ネガティブな雰囲気(「イケナイ」とか「ダメだから。」と言った言葉と威圧の態度)を醸し出すと、
犬の緊張度はさらに上がる可能性があります。
何事も平常心でいることが大事ですね。


基本、犬にNO!と言わないためには、犬にやって欲しくない行動を取りづらい環境設定を人間が先回りしてやっておくこと。
ダイニングテーブルの上から夕飯を取られてしまったとすれば、
それは飼い主側の大失敗。
犬が悪いのではありません。

食事の支度をするときに犬をハウスに入れておかなかったことや
人がダイニングテーブルから目を離したことが原因なので、
叱られるのは犬ではなく人間のほうですね。

視点を変えると、犬を叱る必要は無くなってくるのではないでしょうか。

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2020年4月16日 (木)

犬のきもちは繊細

今日はドッグダンスファンシャーたちのトイレットペーパーロールリレーに参加させていただきました。

内容は飛んできたトイレットペーパーをキャッチして、
ドッグダンスのトリックを愛犬とやったあと、
再びトイレットペーパーを次の方に投げるというもの。

トリックに関しては、当然出来て当たり前のレベルのトリックを入れました。
何しろ、急に決めて投稿させていただくことになったので、
出来るトリックを入れるのが犬にもストレスがかかりません。

そこで、すぐに動画が撮れると思っていたら、
思わぬ落とし穴が。

202004161

なんと私がペーパーをキャッチする動きに
警戒反応を見せて逃げたのです。

一見大したことの無い動きですが、
アシスタントにとっては、嫌な動きだったのでしょう。

そこで、まずペーパーが飛んできたら、
楽しいことが起こると条件付けしていきました。



そして、動画は無事録画完了。
リレー完成の発表が楽しみです。

人間にとっては大したことじゃなくても、
犬の立場に立ってみると、大したことは沢山あります。
知らないうちにトラウマになっていないか
よく観察してあげましょう。

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2020年4月15日 (水)

犬の気持ちはいつも同じじゃありません。

犬と散歩をしていると、当然のことながら愛犬とお散歩しているよその人と遭遇します。
基本的にはこちらから挨拶させてくださいと言うことはほとんどありません。
2
頭連れの場合は、犬も「群れ」になっていることがあるため、
相手の出方によっては家族を加勢するなど、
思いもかけない反応をすることがあるからです。

また、行く手で排泄をさせている場合は、処理が終わるまで待つようにしています。
相手の犬が反応して、飼い主さんを転ばしてしまう可能性もあるからです。
周囲にきちんと意識が向くようになってから、横を抜けていくようにしています。
時には、「通ります」と声をかけることもあります。

自分の犬が知らない犬に対してどういう態度を取るかは
飼主にも100パーセント把握できているとは限りません。

特に大きな公園に行けば、見知らぬ犬と遭遇することもあるでしょう。
むやみに近づければ、予想もしていないアクシデントがあるかもしれません。

先日も、小型犬を連れた方が急に近づいて来られ、
「ウチの子はいつも大きい子と遊んでいるんで、大丈夫なんですよ。」とおっしゃっていましたが、
残念ながら、ウチの犬たちは初対面の犬たちにさほど寛大ではありません。
上手に挨拶出来る場合もありますが、しつこくされると喝を入れてしまう可能性もあります。
「ウチの犬は苦手なんです」とお伝えしてご遠慮いただきました。

さて、今日は我が家の犬たちと公園内を散歩していたところ、
園内で他の犬と自分の犬を遊ばせていた和犬の飼い主さんが
挨拶が終わったのか、後ろからついてきました。

わが家は駐車場の車に向かっていたこともあり、
気にせず駐車場に向かって移動していたのですが、
何やら後ろから走ってくる足音が・・・。
見習いが後ろを振り向き始め、挙動が怪しくなってきました。
後ろから追いかけられるのはあまり好きではありません。

仕方なく一度止まってやり過ごそうとしたところ、
なんとその飼い主さん追い越さずに、こちらに寄ってこようとしています。
逃げ場が無くなるのは犬たちも好きではありません。
そこで、再び駐車場に向かって移動することにしました。

飼主さんは愛犬の要求通りに追いかけて来ていたようですが、
相手のあることは、犬の要求だけに任せておくことは危険です。
普段は大丈夫でも、その時はダメかもしれません。

お互い嫌な経験をさせることの無いよう、気をつけたいものですね。

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2020年4月14日 (火)

ドッグトレーニング:臭気選別

家の中で出来るトレーニングはいくつかありますが、
今回は見習いと「臭気選別」練習。

202004140

木片が通常の競技規定より多かったのと、
最近あまり練習できていないこともあり、
最初はちょっと戸惑っていた見習い。
また、昔のような「迷い」が出てしまいました。

そこで、ハードルを低くして再挑戦。

202004142

今度は自信を持って作業が出来ました。

そこで、日を改めて再度トライしてもらったら、
今度は木片の多さにもめげずに頑張りました。



練習は継続して繰り返すことが大事ですね。

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2020年4月13日 (月)

ドッグダンストリック:腕跳びを教える

今月初めにアシスタントがルーティンに取り入れている「腕跳び」について書きました。

4/3
の記事に、「腕跳びを教える前」の準備として必要なことをいくつか書きました。

教え方については、以下の通りです。
①片方の腕の上を跳び越えることをルアー(誘導)で教えていきます。
最初は高さを低めに設定し、さらに腕から外れてしまわないように、
壁のような障害で挟むようにジャンピングエリアを作ります。

②トリーツの誘導でスムースに犬が跳べるようになったら、
初めて、「ジャンプ」や「跳べ」と言った言葉のキューを教えていきます。

202004131 このような教え方の動画を載せましたので、
“Stay at Home”
で愛犬との時間が増えた方は、
是非チャレンジしてみてください。
※四肢の関節等に不安のあるワンちゃんは十分注意してあげてください。

「ドッグダンストリック:腕跳び Step 1-2



「ドッグダンストリック:腕跳び Step 3-5


見習いVincentが初トライで頑張ってくれましたが、
途中躓いたときの寄り道なども載せています。

小型犬の場合は、手の高さを低めに設定してあげてくださいネ。

焦らず、楽しく、丁寧に♪
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2020年4月12日 (日)

ドッグダンストリック:バウ(おじぎ)の教え方

ドッグダンスでよく使うバウ(おじぎ)のトリックの教え方を解説した動画をアップしました。

202004122

"Stay at Home"でついつい飼い主さんと愛犬との距離が密になり過ぎたり、外に出られずストレスを溜めてしまっているときは、トリックを教えたりするのも楽しいものです。

トリックなども含め、犬に新しい行動を教える方法はひとつではありません。
少しでも参考になればと思います。

アシスタントと見習いが頑張ってくれました。



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プライベートオンラインレッスン開催中

先月から取り入れ始めたオンラインレッスン、
今日はドッグダンスの生徒さんが参加されました。

プラットフォームの強化や、新しいポジションの強化。

バックステップは大分上手になってきたので、
新しいポジションとバックステップとの組み合わせ。
ルーティンのシークエンスが少しずつ形になっていきます。

ルーティンの完成が楽しみですね。

202004121

🍀オンラインレッスン参加者募集中です。

詳細は下記をご覧ください。
http://wanbywan.com/lesson.htm#online

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2020年4月11日 (土)

犬との生活:いつも通りが大事 その2

緊急事態宣言が出てから、外出の自粛要請が求められています。
不要不急の外出は避ける。

「不要不急」は各人によって違います。
「生きることに直結しないこと」がベースにあることは容易に想像できます。

ただ、ご近所の子供たちは行き場を失い家の近所を走り回っています。
おそらくずっと家の中にいれば、家庭内で問題が増えることもあり得るでしょう。
子どもたちにとっては、外に出ることもある意味健全な生活に必要なこと。
大人とて同じですが、大人は理性で我慢することは出来ます。

同様にストレスを抱えているのは子供だけではありません。
日常的に散歩に出ている犬たちは、外に出られなければストレスが溜まります。
健康に問題が出るかもしれません。

一方、普段仕事で家を留守にしている飼い主さんが休みになることで家にいる時間が増え、いつもと違う時間に散歩に出るようになったり、あるいは、普段は散歩に連れて行かないのに、暇になったことで外に出る目的として犬を散歩に連れ出す飼い主さんもいるようで、逆にそれが犬にとってのストレスになっている状況もあるかもしれません。

また、いつもドッグランでストレスを発散させている犬たちが、ドッグランの一時休止等でストレスを発散させられなくなるという状況も起きています。

いつも通りに出来ないときは、家の中で犬と遊ぶというのも有効です。
「どうやって遊ぶの?」と言われそうですが、
愛犬のお気に入りのおもちゃを隠して探してもらうのもひとつ。
食いしん坊な犬ならば、トリーツを隠して探させるのもいいでしょう。

頭を使うと、身体と使うのとは違った意味で犬も疲れるので、
少しはストレスが解消になります。

ストレスの矛先が人に向くことの無いよう、
できるだけいつも通りで過ごせるといいですね。

202004111
自由運動が少し減っているアシスタントたち。
公園内での自転車散歩で長めの走行。
途中ちょっとしたトレーニングで頭を使ってもらいます。


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2020年4月10日 (金)

ドッグトレーニング:「連続強化」と「間欠(部分)強化」

正の強化プログラムに従って動物に何かを教える場合、
当然のことながら、好ましい行動に対して報酬を出すことで、
その行動を強化していくことが犬にとってはわかりやすく、
かつまた楽しく学習が進むというメリットがあります。

学習理論の中では当たり前のように言われていることですが、
教える側は、常に学び手をよく観察していないと、
強化するタイミングを間違えてしまったり、
強化し忘れてしまって動物を混乱させてしまう場合もあります。

さて、難しいことはさておき、
見習いは日々FCIオビディエンス競技課目の勉強をしているのですが
教え手としては、もうそろそろ理解できただろうと思っていることが
まだまだだったりすることがよくあります。

犬はロボットではないので、調子がいい時や悪い時、
あるいは周囲の環境刺激の影響を受けて集中できなかったりと
様々な状況があるわけです。

特に、成長と共にいろいろ気になる物も増えてくると、
今まで簡単に出来ていたことが難しくなったりします。

ということで、今日はオビディエンスの初歩の初歩。
「脚側停座」の再確認をふくめた練習を行いました。

202004101_20200410200501

実は彼の前方にはダンベルが置いてあり、
持来が大好きな見習いとしては、ダンベルから目が離せない状況にあります。
そこで、脚側時に前のめりになるのではなく、
安定して停座が出来ていたらC/T(クリックアンドトリーツ)して
「連続強化」で安定した脚側停座を学習してもらおうというもの。

動画はこちら👇

この時は、こちらからは何も言わず、
見習いが自発的に顔を上げるのを待っています。
きちんと座ってアイコンタクトが取れたら必ずC/T

クリッカーが鳴ったからと、おやつよこせ的な動きをしたときは
ちょっと待ちます。


まだまだダンベルが気になっていますので、
当分「連続強化」は続きます。

必ず安定した停座が出来るようになってきたら、
「間欠強化」に移行していきます。

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2020年4月 9日 (木)

犬のサインを読む

犬のきもちを読み解くために、多くの研究がなされています。
人間側の想像ではなく、犬の出すサイン(ボディーランゲージ)を観察して
犬のきもちを理解しようというものです。

ちょっと前は、「カーミングシグナル」という言葉が
犬の表すボディーランゲージについて理解を深めるのによく使われていました。

「カーミング」とは、「落ち着かせる」と言う意味です。
それは、人に対してであったり、他の犬に対してであったり、
あるいは自分自身を落ち着かせるためのサインです。

今日見習いが近所の子供たちのリクエストに応えて
車から降りて来た時の様子。

202004090

チビのころは全然平気だった小さい子供。
思春期に、Vinのことを好きだった男の子にハグされたのがきっかけで、
ちょっとおよび腰に。

逃げられない状況は犬にとってはとてもストレスです。

今回は、ご近所の子供たちには、前もって
「茶白は白黒と違って吠えたりするし、触らせてくれないかもしれないから、
無理しちゃダメ」ということを言ってありました。

嫌ならいつでも車に戻れるように車も開けておきました。

子どもたちが動かないでいてくれたので、
見習いは自由に相手を確認し、
リラックスし、最後は自分からそばに寄れるようになりました。

202004092

とは言っても、明日も同じとは限りません。

愛犬の様子をよく観察することが大事ですね。

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2020年4月 8日 (水)

ドッグトレーニング:持続は別に教えます。

カウンセリングでお伺いする時、どの程度言葉のキューが理解できているかを確認する指標として、「オスワリ」や「フセ」などの基本の行動が出来るかどうかお伺いすることにしています。
大部分の方は「オスワリできます」という回答をくださいます。

そこでやっていただくと、一瞬芸のように、「オスワリ」したあとすぐ立つという行動が見られます。
確かに「オスワリ」という行動は理解しているので、腰を下ろしてくれるのですが、
「オスワリ」を持続することは教えてあげてないのだと思います。

これは「オスワリ」に限ったことではありません。
「もういいよ。」とか「OK」といった「解放(リリース)」のキューを聞いたら
動いていいよというように教えてあげることが重要です。

つまり、解放のキューが出るまでは、じっとしていることを教えてあげるのです。

今日はアシスタントたちとトリックの練習。
両前足を何かの上にそろえて乗せるというもの。
アシスタントは得意なのですが、持続が苦手なので今回はそのあたりを強化練習。

202004081

ついでに見習いも一緒に始めてみました。
両手を同時にあげるのはまだまだですが、
それぞれ少しずつ学んでくれているようです。

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ドッグトレーニング:オンラインレッスン始めました。

昨夜緊急事態宣言が発令されました。
ご存知のように、それ以前から不要不急の自粛要請はありました。

ドッグトレーニングは、どちらかというと不要不急に含まれるものです。
しかし、「犬が急に噛むようになった」というような場合の初期対応は、
極めて早い方が安全です。

問題発生でなくても、犬が勝手に都合のいいことを学習してしまう前に、
きちんとマナーを教えたいという場合もある意味「不要」には含まれないと思いますが、
できればなるべく外出を避けたいと思うのは当然のことです。

そのため、オンラインでもカウンセリングやプライベートレッスンをお受けすることに致しました。
もちろん、通常のドッグトレーニングやドッグダンスのこと、あるいはこれから犬を飼おうと思われている方へのアドバイス等、ご相談内容は問いません。

Online

オンラインレッスンと通常の対面レッスンを併用されても構いません。
急に思い立った時や、夜間であっても、状況によってはご対応致します。

詳細およびお問合せは下記をご確認ください。
http://wanbywan.com/lesson.htm#online

 
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2020年4月 7日 (火)

犬との生活:いつも通りが大切

感染症問題が厳しくなってきてから、在宅する人やせざるを得ない人たちが増えています。
そんな中、先日のニュースで、保護犬や保護猫を引き取る人が増えているという海外の記事を耳にしました。

国内ではどうなのかわかりませんが、レンタルペットの需要が増えているそうです。
ちょっと違うような気がします。

家にいる時間が増えたことで、動物と生活するという選択肢が加えられたのはいいことです。
精神的に疲弊している状況を動物に癒してもらいたいと思うことは悪いことではありませんし、
行き場の無い動物たちに住まいを提供したいという気持ちは素晴らしいことです。

お互いのメリットになるのであれば、こういう選択肢もありだと思います。

しかし、この状況が打開され、日常に戻った時、
一緒に生活している動物たちはどうなるでしょうか。

先日、クライアントさん宅でのレッスンで、在宅の日が増えたというお話を伺いました。
それによって愛犬と関わる時間も増えたとのこと。
それはとてもいいことです。

っが一方で、動物たちがゆっくり休む時間がそがれてしまうという弊害が出てきます。

犬であれば、一日15時間程度は寝ていた方がいいとされています。
特に子犬であればさらに睡眠時間は多くとりたいところです。

わが家の犬たちも、留守中のカメラを見れば、大概はソファの上や犬舎で寝ています。
仕事柄連れ歩くことが多いので、ゆっくり休めない日は申し訳ないとさえ思うこともあります。

また、飼主(家族)が一日家にいる日が毎日永遠に続くのであればかまいませんが、
再び留守番が続くようであれば、日常的に家にいても、犬を放っておく時間を作ってあげたほうが、ギャップが大きくならず、犬への負担も減るでしょう。
出来れば、ハウス(犬舎)などを利用して、一人でゆっくり休ませることも
精神的にはとても大事です。

人間でも、ジェットコースターのように、日々目まぐるしく変わる生活を好む人もいますが、
日常にホッとする人も少なくないはず。

犬に癒してもらっている分、犬の精神状態にも気を配りつつ、
お互い依存し過ぎず、独立した関係でいることも必要ですね。

202004071

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2020年4月 6日 (月)

ドッグトレーニング:ローマは一日にして成らず

新しいトリックを教えようとすると、課題によっては一日で覚えてしまうものもあります。
日常行動でも、一日で出来るようになってしまうものもあります。
もちろん、出来るようになったからと言って、その後ずっとその行動がすぐとれるかと言えば答えは否。
身につくまでには時間がかかるので、繰り返しの練習は欠かせません。

一方、教えてもすぐに出来ない行動があります。
つまり、犬がきちんと理解できていなかったり、納得していなかったりすると、
教えてもなかなかうまく体が動いてくれなかったり、
理解出来ないからと犬が拒否してしまったり、
なかなかうまく行かないこともあるものです。

犬種の違いもあるでしょうし、個体の差によることもあるでしょう。
理解度の問題や体の造りに寄ることもあります。

例えばアシスタントに教えた「Sit Up(チンチン)」。
彼女がこの動きを体得するまでには数年かかっています。
どうしてもこの動きをルーティンに入れようと思っていたわけではないので、
毎日練習していないこともありますが、
身体のバランス(体幹)や筋力の影響もあります。

202004062

さらに、ドッグトレーニングで問題行動と言われる日常行動を変えようと考えれば、
ゼロからのスタートではありません。
自然に身についてしまった行動をリセットしなくてはいけないからです。

要は人間の忍耐と根気にかかっていると言ってもいいでしょう。

何事もあきらめず、ゆっくり、丁寧に。が大事ですね。

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2020年4月 5日 (日)

ドッグダンス:振り付けで犬を混乱させないようにするには。

私が時々youtubeなどにあげているドッグダンスの練習風景を見て、
どうして手を後ろに持って行っているのかというご質問を頂いたことがあります。

オビディエンス(服従訓練)では、両腕はニュートラルに体の両脇に下がっていて、
歩くときは自然に振るというのがルールとなっていますが、
ドッグダンスでは、ルーティンに合わせて振り付けの動きが入ってくることもあります。
つまり、ハンドシグナルではない振り付けとしての手の動きが加えられるわけです。

通常のムーヴで常にハンドシグナルのような手の誘導を入れていると、
手の動きを見てから犬が動く習慣がついてしまい、
犬はハンドラーの言葉のキューを聴くより、目視で手に釣られてしまうこともあります。

そこで練習に加えていくのが、両手が誘導ではない自由な動きをしながら、
犬に様々なキューを出していくという練習。

202004051

普通のヒールウォークから、スピンやアラウンドなど、
少しずつハードルを上げていきます。

言葉のキューとムーヴ(動作)がきちんとリンク付けされていなければできません。

少しずつ練習してみましょう。


動画はこちらから👇


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2020年4月 4日 (土)

ドッグダンス:腕跳びを始める前に

先日アシスタントがルーティンに入れている腕跳びの動画を載せました(Facebook)。

202004040

脚が短かいアシスタントのために、ちょっと腕の高さを低くしていましたが、
知人の動画を見て、もしかしてもう少し腕の高さをあげても跳べるのではと試してみたら、
しっかり跳べました。
愛犬の能力を正しく評価することは大事。
過大評価も過小評価もだめですね。

さて、この腕跳びの練習ですが、見習いにも教え始めました。

この動きを教えるためには、まず犬に飛越(ジャンプ)を教えなくてはいけません。
目の前にあるバーでも、足でもかまわないので、
低めに設定した物の先にトリーツやおもちゃを投げたりして、
犬が自分から跳び越えるように仕向けます。

何度も繰り返したあと、最初使っていたトリーツやおもちゃは、手の誘導に変え、
跳び終わってからご褒美を渡すようにします。
このとき、犬が跳び越える前に「ジャンプ」や「跳べ」などのキューを入れます。

手の誘導も繰り返していくうちにはずし、最終的には言葉のキューだけで
目前の障害物を跳び越えるように教えていきます。

同時に、ハンドラーの体の周りを回る「アラウンド」という動きを教えていきます。
左脚側位置の犬を、右手にトリーツを持ってハンドラーの体の周りを回るように誘導し、
ハンドラーの体の後ろぐらいになったら、左脚側位置のキューを出します。

ジャンプ同様、ルアーのようにトリーツで動かしたあと、ハンドシグナルに変えていくようになったら、犬が動き出す前に「アラウンド」などのキューを入れていきます。
「アラウンド」も言葉のキューだけで動けるようになるまで繰り返し練習します。

これらの動きと、言葉のキューが完全にリンクされてから、実際に腕を跳ぶ練習に入ります。

見習いは「ジャンプ」と「アラウンド」の意味は理解しているので、この準備は済んでいますが、
実はハンドラーが立っていない状況での「アラウンド」は初めて。

こんなこともきちんと理解させてからでないと、犬は混乱してうまく動けないこともあります。
ひとつひとつ丁寧に教えてあげましょう。

202004041

何事も基礎(土台)がちゃんと出来ていないと、犬の理解が中途半端になってしまうので、わかりやすくひとつひとつ組み立てていきます。

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2020年4月 3日 (金)

ドッグトレーニング:練習しないと忘れます。

人間は犬に何かを教えると、ついついずっと覚えていてくれると思ってしまいます。

単純に言うと、犬に「オスワリ」を教え、出来るようになれば、
「オスワリ」はもうわかったものと考えてしまうのです。

当然のことながら、きちんと教えたとしても、
家など慣れた場所以外では出来ないこともあるので
犬がどこでも出来るようになったと仮定しましょう。

しかし、「オスワリ」程度のことであれば、日々使う頻度が高いこともあり、
自然に繰り返され、忘れることはありませんが、
ドッグダンスのトリックだったり、オビの遠隔作業だったり、
日常的にあまり使わない動きなどは、犬もど忘れしてしまうことがあります。

繰り返されなければ、行動はなかなか身につかないものです。

ここのところ、なかなか練習が出来なかった見習いの「前進」と「臭気選別」。
久しぶりにやったら、「前進」では昔の悪い癖が出て斜めに走り、
「臭気選別」では、正解をみつけるまでにちょっと時間がかかりました。

202004031

身につけさせたい行動は、繰り返し練習させてあげることが大事ですね。

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2020年4月 2日 (木)

犬は吠えてあたりまえ(?)

先日から「犬のきもち」について書いてます。

犬が「吠える」のはどういうときか。

「吠える」ことは犬の気持ち(感情)を表す方法の一つです。
「鳴く」、「唸る」のと同じです。

昭和の前半ぐらいまでは、犬を飼う目的のひとつに「番犬」という仕事を課していたことからも、「吠える」ことは犬にとっては当たり前の行動と容認されていたようですが、最近は住宅事情やらなにやらで「吠える」ことは近所迷惑とされるようになりました。
そのため住宅密集地では「外飼い(庭や玄関前)」の犬の数も減り、ほとんどが家の中で飼われるようになりました。

それでも一歩外に出れば、他の犬と遭遇することもあるでしょうし、家の中にいてもいろいろ要求することが出てくれば、「吠える」という手段を取る犬は少なくありません。

「吠える」ことで何かを伝えようとしているわけですから、相手に伝わるまで吠え続けることもあるでしょう。
当然「吠える」理由が無くなれば、病気(分離不安や痴ほう症など)でない限り、吠え続けることはあまりないはず。

しかし、中には癖のようにちょっとしたことで吠えてしまう犬もいます。

例えば、我が家の見習いは、何かにびっくりすると「ワンワン」。
あたかも「あ~っ、びっくりした!」と言っているかのようです。
突然乗っている車のドアを開けられたり、ドライブスルーのスピーカーから人の声がするとびっくりします。
あらかじめ言っておくと吠えないこともありますが、やっぱり急に窓の向こうから人の声がするとびっくりするようです。

嬉しくて興奮して吠える犬もいるでしょう。

以前吠えている犬を見て、「犬は吠えるのが商売だからな。」と笑って話していた年配の方がいました。
おそらく、「番犬」の仕事を評価した時代の人でしょう。

しかし一方で日常的に吠えない犬もいます。

口数の多いタイプとそうでないタイプと言うこでしょうか。
嫌だなぁと思っても口に出さないタイプと、「ヤダっ!」と口に出すタイプ。

個人的には、都会の密集エリアに住んでいることもあり、
なるべく吠えないでいてくれると、ご近所迷惑にもならなくて助かるのですが、
なかなかそう言う訳にも行かないこともあります。
考える前に口が出るわけですから。

しかしながら、要求吠えや興奮吠え、時には警戒吠えであっても、
環境設定や、吠えないことを強化していくトレーニングによって減らすことも可能です。

犬の吠える原因をつきとめることで、解決策も考えやすくなるでしょう。

なんで吠えているのか考えてみませんか?

202004021

今日新しいことを教えた見習い、途中で頭がいっぱいになって吠えました。
わかりやすいと言えばそうなのですが、
メンタル面のでの抵抗力も少しずつついてくれるといいですね。

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2020年4月 1日 (水)

ドッグトレーニング:トリーツの使い方は難しい。

正の強化を使ったドッグトレーニングでは、
学習者(犬)にとって報酬となるものを強化子(きょうかし)として使うのですが、
トリーツ(食べ物)を使うことが主流になっています。
なぜなら、多くの犬は食べるものが好きだからです。

さて、トリーツを使う場合、教え手(ハンドラー)はトリーツを
トリーツバッグに入れていたり、ポケットに忍ばせていたり、
場合によっては口に入れていたりと、
様々な方法で犬に与えます。

その際、犬をすぐに褒めてやろうと、手にトリーツを持っていたり、
トリーツバッグに手を突っ込んでいたりすると、
犬は言われたことをやる前にトリーツに気持ちがいってしまい、
せっかくの学習が思うように進まなくなることもあります。
つまり、トリーツがディストラクション(気になる物)になって
犬の学習を妨げてしまうこともあるということです。

食いしん坊であれば、ポケットに手が入ったとたん、
トリーツをゲットすることだけに気がいってしまい、
ハンドラーのキュー(指示)を聞き逃してしまったりするわけです。
難しいですね。

また、トリーツのグレードがあがっただけで、
犬のテンションもあがり過ぎて、集中力を欠いてしまうこともあります。

トリーツの選び方も難しいですね。

202004011

ラリーオビディエンストライアルでは常に犬を褒めることができるし、
課題によってはトリーツをあげることもできますが、
犬が個々の課題を終了する前にポケットやトリーツバッグに手が入ると
「誘導(ルアー)」と取られて失格になってしまうこともあります。

ちょっとしたタイミングの違いですが、犬を惑わさないためにも、
犬が正解を出したことを確認してからご褒美をあげましょう。

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