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2020年3月10日 (火)

お家のルールはいろいろでも、きちんと教えることが大事。

家庭犬のトレーニングではよく「しつけ」という言葉を耳にします。
人間の子どもに対しても「しつけ」という言葉が使われます。
昔は「躾がいい」というと、いい印象がありましたが、
最近は「しつけのため」という言葉を聞くとネガティブな感じがしますね。

人間の子どもはいずれ独立して、社会の中で一人で生きていかなければいけないので、
大人になって本人が困らないための「礼儀」や「作法」としての「しつけ」は必要だと思いますが、
犬の場合、最後まで面倒を見るのは飼い主で、責任は常に飼い主にあります。
そのため、人間社会の中で共存していくために最低限のことと、
各家庭のルールを愛犬に教えることが飼い主の仕事なので、
「しつけをする」というのとはちょっと違うような気もします。

いずれにしても、犬に教えることは個々の家庭のルールです。
トイレの場所、寝る場所、遊び方などなど、
飼主が家の事情を考慮しながら愛犬に教えていく家庭のルールは
家の数だけあると言っていいでしょう。

ベッドで一緒に寝てもいい家がある一方、寝るときはクレートやサークルを利用する家。
家の中にトイレスペースがある家がある一方、トイレは外と決めている家。
人間の食べ物を食べてもいいとしている家と、人間の物は一切与えないと決めている家。

どっちがいいとか悪いとかではなく、それぞれの家庭のルールです。
もちろん、犬にとって最善の策を考えながら決めて欲しいと思います。

ただ、それぞれルールは異なっていたとしても、きちんと犬に伝えていなければ、
犬は自分で勝手にルールを作ってしまいます。

これらのトレーニングに大事なのは一貫した対応です。
常に同じスタンスで伝えていかないと、犬は混乱してしまい、
やって欲しい行動もなかなか身につきません。

焦らず、根気よく、愛犬の成長を見守りながら、伝えていきましょう。


ハウスに入っていても吠えが大分収まってきたPくん。
トレーニング中投げられたトリーツを見失うと
得意の嗅覚で探し出します。

202003101

彼にはこんな遊びも楽しみのひとです。

お勉強ばかりでなく、好きなことが出来る解放の時間も大事ですね。

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