お家のルールはいろいろでも、きちんと教えることが大事。
家庭犬のトレーニングではよく「しつけ」という言葉を耳にします。
人間の子どもに対しても「しつけ」という言葉が使われます。
昔は「躾がいい」というと、いい印象がありましたが、
最近は「しつけのため」という言葉を聞くとネガティブな感じがしますね。
人間の子どもはいずれ独立して、社会の中で一人で生きていかなければいけないので、
大人になって本人が困らないための「礼儀」や「作法」としての「しつけ」は必要だと思いますが、
犬の場合、最後まで面倒を見るのは飼い主で、責任は常に飼い主にあります。
そのため、人間社会の中で共存していくために最低限のことと、
各家庭のルールを愛犬に教えることが飼い主の仕事なので、
「しつけをする」というのとはちょっと違うような気もします。
いずれにしても、犬に教えることは個々の家庭のルールです。
トイレの場所、寝る場所、遊び方などなど、
飼主が家の事情を考慮しながら愛犬に教えていく家庭のルールは
家の数だけあると言っていいでしょう。
ベッドで一緒に寝てもいい家がある一方、寝るときはクレートやサークルを利用する家。
家の中にトイレスペースがある家がある一方、トイレは外と決めている家。
人間の食べ物を食べてもいいとしている家と、人間の物は一切与えないと決めている家。
どっちがいいとか悪いとかではなく、それぞれの家庭のルールです。
もちろん、犬にとって最善の策を考えながら決めて欲しいと思います。
ただ、それぞれルールは異なっていたとしても、きちんと犬に伝えていなければ、
犬は自分で勝手にルールを作ってしまいます。
これらのトレーニングに大事なのは一貫した対応です。
常に同じスタンスで伝えていかないと、犬は混乱してしまい、
やって欲しい行動もなかなか身につきません。
焦らず、根気よく、愛犬の成長を見守りながら、伝えていきましょう。
ハウスに入っていても吠えが大分収まってきたPくん。
トレーニング中投げられたトリーツを見失うと
得意の嗅覚で探し出します。
彼にはこんな遊びも楽しみのひとです。
お勉強ばかりでなく、好きなことが出来る解放の時間も大事ですね。
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