ドッグトレーニング:ご褒美は犬のその時の状況に合わせて
愛犬のご褒美は何をあげていますか?
そもそも、「ご褒美」という言葉に馴染みのない方は、
この際是非、愛犬が頑張ったら「ご褒美」をあげてみましょう。
巷には犬のオヤツが数多売られています。
どれにしようかと悩むことも多いでしょう。
・食べやすいもの。
・栄養分を考えたもの。
・価格がリーズナブルなもの。
・犬が喜ぶもの。などなど。
いろいろ選ぶ指標があると思います。
トレーニングをしていないご家庭では、飼い主があげたくなったときや
犬が催促したときにおやつをあげるケースが多いのではないでしょうか。
「かわいいからあげちゃう。」と言うこともあるでしょう。
それらは「ご褒美」ではありません。
何もしなくてももらえるものは月給のようなもの。
特に頑張らなくても、クビにならない程度にしていればもらえるからです。
「ご褒美」は犬が頑張った時にあげるもの。
言わばボーナスのようなものです。
ですから、もらえるときは言葉で飼い主が喜んでいるというのも一緒に伝えてあげると、なおわかりやすくなるでしょう。
ただ、黙って口に放り込んでやるのでは、犬はなぜもらったのかわかりませんし、
もらうためには、何をすればいいのだろうと考えることもしないでしょう。
「ご褒美」は食べることに限りません。
今犬が欲しいと望んでいる物が「ご褒美」になります。
「天秤にかける」という言葉がありますが、
犬は自分の欲しいものが目の前にあるとき、飼い主が持っているものとどっちが自分にとって価値があるものかと天秤にかけることがあります。
そういう時は、飼い主が提供しようとしている「ご褒美」が全く「ご褒美」の役割を果たしてくれないときもあります。
今何がその子にとって価値があるものなのか、ハンドラー(飼い主)は常に犬を観察していないとわかりませんね。
今日のディストラクションレッスンのEさん。
ボールが大好きです。
近くでバスケをやっている少年たちがいる中での、集中力アップの練習。
ボールや走る少年の方に行きたくて仕方ありません。
最初はトリーツでも十分落ち着いていられたのですが、
少年たちの数が増えて、動きも活発になってきたら、
トリーツでは集中が保てなくなりました。
そこで、Eさんの大好きなボールのおもちゃ登場。
ママに集中出来たら、ママと楽しくボール遊び。
その後の休憩時間もやはり目だけは動いているものから離れませんでした。
自発的にリラックスできるようになるまで、もう少し頑張りましょう。
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