ドッグトレーニング:意欲と興奮は別物
犬には犬種の違いだけでなく、当然個体差があります。
ドッグスポーツや競技でよく言われるのは、
「ボーダー・コリーだから、これくらいは出来てあたりまえ」
いえいえ、そんなことはありません。
ボーダー・コリーだってどんくさいのはいるのです。
いずれにしても、個体差があることで、
動きのキレやスピード感が違ってくることやよくあること。
動かない犬を持っている人は、「もう少しキビキビ動いてくれれば。」と思い、
速さだけで正確性が少し乏しい犬を持っている人は「もう少し落ち着いて作業して欲しい。」と思ったりします。
当然、ある程度の速さがあって、安定した作業をこなしてくれることがハンドラー側の要望ですが、そのためには犬のメンタル面がとても重要になってくるわけです。
元々メンタル的に落ち着いている犬もいますが、環境の影響というのも大きいものです。
先日来日したオビディエンスの講師からは、子犬を迎えてから生後1歳までのケアがとても大事だという話もありました。
競技を目指すかどうかは別にして、日常生活においても、興奮しやすいタイプはいろいろ弊害もあります。
ハンドラーとの協働作業を楽しみながら、安定した作業が出来るかどうかはハンドラー次第。
今日の基礎オビクラスの参加者の課題はそれぞれ。
動きがよくて活気もあるIさんの今の課題は、落ち着いて座っていること。
簡単そうですが、実はいろいろ難しいことが出てきます。
Sさんは、ハンドラーさんと息を合わせること。
何を伝えたいか、ハンドラーさんも頑張りが必要ですね。
Gさんは、ハンドラーさんとの作業が楽しいと思えるようになってきたので、
今度はちょっと正確性も加味してもらうことに。
その時々で課題は変わります。
犬の変化を見逃さないことが大事ですね。
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