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2020年2月 8日 (土)

ドッグトレーニング:犬は何を学習したのか。

「犬の跳びつきをやめさせるには?」
というのはよく聞くお話し。

『跳びつき』の行為自体をやめさせようと思ったら
なぜ跳びつくのか理由を考えるとわかりやすいかもしれませんね。

★自分に注目を向けたい。
★持っている物が何か確かめたい。
★飼主の顔の近くに行きたい。

こんな理由があるのではないでしょうか。
跳びつくことで自分の希望が叶えば、跳びつきの行動はさらに強化されていきます。

跳びついたとき、「ダメだよ~」と押し返せば、犬は自分に意識を向けてくれたことで満足します。
持っていたものを取られてしまえば、さらに行動は強化されていくでしょう。

つまり、跳びつくことによって犬にメリットがあるから跳びつき行動は減らないわけです。

そこで正の強化トレーニングでは、跳びつかなかったことを褒めていきます。

跳びついてもメリットが無いとわかると、犬は跳びつきをやめます。
しばらく待っていると、跳びつく相手への興味が薄れればその場からいなくなるでしょうし、
相手への興味が薄れなければ、その場でじっとしていたり座ったりします。
その瞬間をクリックアンドトリーツで褒めていくと、跳びつかない頻度があがっていくというわけです。

時折、跳びついたあと座ればいいことがあると勘違い学習をされてしまうことがありますが、
そういう時は、跳びつかないで自発的に座った瞬間のみをクリックアンドトリーツしていくことが必要です。

蛇足ですが、我が家の犬たち、跳びつきは禁止していませんが、
勝手に跳びつくのは禁止です。(我が家には90歳越えの年寄がいます)
こちらの準備が出来ているときは、跳びつきOKなので、
キューを出してあげると跳びついてきます。

犬が何をどう学習していくか、観察するのも楽しいですね。

202002081

最近のHさん、やるべき行動は理解しているのですが、褒められないと要求吠えがでるときがあります。

吠えちゃったら、ざんね~ん。

でも、外部のディストラクションにはだいぶ強くなってきました。
今日もすれ違った犬に吠えることなくお散歩無事終了。
ちゃんと学習していますね。

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