ドッグトレーニング:一石二鳥
今日のプライベートレッスンは若いボーダー・コリーの女の子。
ボーダー・コリーに限らず、犬は動いている物を追いかけようとします。
道端を風でころがる落ち葉。
走る子供。
通り過ぎる自転車やバイク。
動くものに興味を持つのは至ってノーマルなことで
犬としては全く問題はありません。
しかし、なんでも追いかけていいというルールが出来てしまうと、
追いかけてはいけないものも追いかけるようになってしまうので、
そこはきちんと教えておきたいところ。
たかが落ち葉くらいと思っても、
気になる子は落ち葉の季節は落ち葉から目が離せなくなり、
追いかけては口に入れてみたりと、いろいろやってくれます。
特に問題になるのが、小さい子供。
甲高い声を上げながら、目の前を通り過ぎる小さい子供ほど
犬にとって魅力的なものはありません。
大興奮で追いかけていくこと間違いなしです。
最初からそういう行動を見せていなくても、
急に近くで走る子供を見れば反射的に跳びつく可能性もあるので、
そういったものは、「Leave it」で「気にしないでね」と教えていくのですが、
すべてを追いかけられないとなれば、犬も退屈してしまいます。
そこで、追いかけてもいいものを与え、一緒に遊ぶことで
犬とのコミュニケーションも取りやすくなります。
今日のEさんは、トレーニングの合間に
飼主さんとロングリードを使ったボール遊び。
追いかけて拾っては、飼い主さんの元に走って戻り、引っ張りっこ遊び。
そんな遊びを混ぜながら、本能を少しでも満足させてあげることで、
トレーニング中の集中を解放してあげます。
戻って来るときは当然名前を呼ぶことで「呼び戻し」の練習にもなります。
遊びの中で、戻るといいことがあると伝えていくと、
トレーニングも楽しいものになりますね。
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