ドッグトレーニング:犬を退屈させない
『犬は退屈すると悪戯をする。』
これはずっと言われていることです。
家の中での悪戯の多くは、犬を暇にさせていることが多いものです。
つまり、犬が悪いのではなく、環境に問題があることが多いというものです。
日中長時間の留守番などがその原因になることもあります。
この退屈というのは散歩も同じです。
子犬や若犬でも、ただゆっくり歩くだけではその好奇心やエネルギーを
満足させることはできません。
だからと言って、好き勝手をさせてしまっても安心してお散歩はできません。
散歩のルールを教えつつ、かつ散歩を楽しくさせることも必要ですね。
今日のプライベートレッスンでは、ディストラクションにアシスタントを投入しながら、
落ち着いて散歩する方法を伝えつつ、かつ飼い主さんとの楽しい時間も共有することを教えることに。
道を歩くときはリードを引っ張ったり、犬を見かけて興奮するのではなく、
飼主さんの声を聴く習慣を作ります。
少し広い場所では、ロングリードを使いながら、ドッグランで走り回る犬達を横目に
飼主さんと一緒に遊ぶ楽しさを。
先日「呼び戻し」について書きましたが、
「呼び戻し」は飼い主さんの元に戻ることが楽しいことだと刷り込むことから始まります。
しかし子犬は成長と共に、もっと楽しいことを知ってしまう。
そこで、なかなか戻りづらい環境が出てくるというわけです。
だからと言って、戻らないことを放っておけば、犬は戻らなくていいと学習し、
遊び疲れたり、楽しくなくなったら飼い主の元に戻ればいいと考えるようになります。
愛犬とのコミュニケーションは子犬のころから始まっています。
いつも魅力的な飼主でいることは難しいので、
どんな状況であっても愛犬が戻ってきてくれるよう習慣にしてあげることが大事ですね。
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