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2019年12月16日 (月)

癖を直すのは難しい

一度ついてしまった癖を直すのはなかなか難しいということは誰にも経験があることではないでしょうか。
ある意味ルーティン化してしまうと、それを変えるのは難しいということです。

これは犬のトレーニングでも同じです。

例えば姿勢変更。
ちょっとマニアックな話ですが、愛犬に、「オスワリ、フセ、タッテ、オスワリ、フセ、タッテ」と姿勢変更するように言ったとき、愛犬はその場で姿勢を変更できるでしょうか。
つまり、ズルズルと、変更するたびに前に出てきて、気が付いたら1メートルも動いていたなんてことはありませんか?

オビディエンスなどの競技に出ないのであれば、1メートルずれたととしても大勢に影響はないでしょう。
しかし、競技課目においては、1犬身動いた時点で得点はゼロです。
そこで、その場から動かない姿勢変更方法(体の使い方)を犬に教えていきますが、犬は特に何も言われなければ、楽な方法で姿勢を変更しようとします。
オスワリの姿勢でさえも、腰を崩して横座りする犬もいるほどです。

これらは別に犬がわざとやっているわけではないのですが、
癖になっているとなかなか治りません。

例えば、毎回愛犬にご飯をあげるとき、「オスワリ、フセ、マテ、よし!」と言っていたとします。
すると、愛犬に「フセ」と言っても、すぐにはフセをせず、オスワリをすることがよくあります。
つまり、「フセ」はオスワリとセットになっているので、単独では出来ないことが多いのです。

「こいつはなんでわからないんだ?」と犬を責める前に、犬にわかりやすく伝えたかどうか自問してみるといいかもしれませんよ。
そして、その癖を直すためには、今まで以上に時間がかかってしまうこともあるかもしれません。

オビディエンスなどの競技の世界の話だけでなく、日常生活においても、犬の理解度を検証してみるのもいいかもしれませんね。

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