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2019年11月17日 (日)

犬のマナー

今友人がドッグダンスの世界大会(FCI - Dog Dance World Championship)に出るためにドイツに行っています。
そこから発信してきたコメントに、ホテルに泊まったら、愛犬のお行儀が良かったので、犬の宿泊料金はいらないと言われたとありました。

お行儀がいい犬には特典がある。
とてもいいことですよね。

お行儀が悪い犬でも、日本においては国民性として特定の犬を出入り禁止にすることはなかなかできないようで、結局すべての犬が出入りできないというルールに変更されてしまうことがよくあります。

かつてJKCBHのテストを導入したとき、テストに合格している犬は、一般施設に入れるようにしたいという説明がありました。
しかし、あれからずいぶん経ちますが、我が家の周りに「BH合格犬は入れます」といったサインを掲げている店を見たことはありません。

なかなか犬のマナー向上につながらない理由はどこにあるでしょう。

 

そもそも「お行儀(マナー)」って何でしょうか。

犬と言えば「しつけ」や「訓練」あるいは「トレーニング」という言葉がついてきます。

「トイレのしつけ」
「服従訓練」
「ドッグスポーツのトレーニング」などなど、いろいろな場面で出てきますが、「お行儀(マナー)」はすべての根底に関わるものではないでしょうか。

 

例えば、どんなに良い成績を残すスポーツドッグであっても、街中を落ち着いて歩けなかったり、どこにでも勝手に排泄してしまうというのであれば、周りに迷惑をかけることになってしまうでしょう。

周囲の刺激に影響されることなく、平常心でいることで、飼い主さんの声も耳に届き、危険を回避することも可能になります。

いつもハイテンションでは、たとえ愛想はよくても、人の話がちゃんと聞けなかったり、あるいは興奮して、他の犬に嫌がられるなんてこともあるでしょう。
犬同士のルールも大事ですよね。

ちなみにアシスタントは若いころから、多少キャピキャピしている部分はありましたが、周りの空気を読み、ハンドラーの声にも耳を傾けてくれていました。
今でも、家庭犬としては信頼できるパートナーです。

一方なんにでも興味津々で、意欲的に動く見習いのほうは、ようやく4歳になりましたが、相変わらず、気が多少小さく、言わなくてもいいことを言ってしまったり、愛想が良すぎてウザがられるなんてこともあります。
彼に平常心が身につくのはいつのことか。
でも、保護者としてはあきらめずに、身に着けてほしいマナーを学習できるようにサポートしていくだけです。

我が家に滞在中の知人の愛犬、言葉が通じるので、一緒にいてもとても楽です。

昨日の遠征中でも、静かにクレート待機が出来たり、外で遊んでいても、呼べばすぐに戻ってきます。
飼主さんがきちんとマナーを教えているからですね。

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