トレーニングは楽しくないと。
犬に何かをやらせようとすると、それは犬にとって楽しくないことが多いものです。
犬のトレーニングでは、「集中」と「解放」がカギになります。
「集中」だけだと、ストレスが溜まってしまい、
学習意欲が落ちてしまうからです。
適度な「集中」と「解放」、そして「休息」によって犬は学んだことを身に付けていきます。
「解放」の中には「遊び」も入ります。
でも、それは犬にとって本当の「遊び」になっているかということも考えなくてはいけません。
「遊び」だと言ってボールを投げて、「持ってこい」と言ってしまえば、それは「遊び」ではなく、ある意味お勉強です。
犬が自分から持ってきてボールを押し付けてくるのであれば、「もっと投げて!」「もっと遊ぼうよ♪」と催促しているので「遊び」と言えますが、「持ってこないと遊んであげないよ~。」というのは、お勉強の一部ですね。
「集中」と「解放」のタイミングは犬のレベルによっても変わるのでバランスよく混ぜることが大事です。
うまくできたからとあまり引っ張り過ぎないこともポイントです。
さて、トレーニング中にご褒美としての「遊び」を上手に入れてレッスンしていたJくん。
最後に、おもちゃの弁別をお願いしました。
名前が付いているおもちゃを持ってきてもらうというもの。
ママが遊ぶときにおもちゃの名前を言っているので、
弁別は出来るだろうという予測の元に初めてやってもらったのですが、
彼には彼なりに好きなおもちゃランキングがあって、
ママが頼んだものより、自分が好きな方を持って帰りたい気持ちとの間で悩んでいるのがよくわかりました。
しかし正解を咥えて戻ればママが遊んでくれるので、彼は頑張りました。
楽しく、効率よく、トレーニングが出来るといいですね。
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