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2019年7月 6日 (土)

犬とこどもの関係

子どもにせがまれて犬を飼うご家庭は少なくないものです。
そしてよくあるのが、子供の勉強やらなにやら忙しくなって、最終的に親が犬の面倒をみるというもの。

子どもの年齢によっては、それはある意味仕方のないことかもしれませんが、子供の年齢が低い場合子供と犬の関係が悪化するケースがよくあります。

どういうことかというと、犬は大人の言うことは聞くが、子供の言うことは全くきかないどころか、甘噛みや飛びつきなど、犬の遊びの対象になってしまうのです。

痛いことをされたり、しつこく付きまとわれれば、子供は声を上げたり、走って逃げたりと、ますます犬を興奮させてしまい悪循環です。

飼主さんが犬の扱いにある程度慣れていると、子供と犬双方に接し方の指導ができますが、犬初心者だった場合、あるいは、子供がいないときから飼っている場合は、どう対処したらいいのか迷ってしまわれることがあります。

先日も小学生の高学年ぐらいのお嬢さんにだけ、子犬が踵噛みをしたり、飛びついたりするというお話がありました。
お嬢さんは学校やら習い事などが忙しく、基本的犬にはほとんど関わっていないそうです。
つまり、お互いどう意思を疎通させたらいいのかわからないわけです。

そんなときは、出来るだけ親御さんと一緒に、犬に接する方法を見ていただくのがいいと思います。
ただ、「かわいい」と撫でていなくなってしまったり、勝手な思い込みで犬に接していると、なかなか犬の気持ちはわからないでしょう。

別のクライアントさんのお嬢さんもそれなりにお忙しいのですが、ちょっと時間があるときは一緒にレッスンに参加されます。

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こちらも、当初はお嬢さんばかりが激しい興奮の対象となっていて、痛い思いも沢山されたようですが、一緒にレッスンに参加するようになって、ワンちゃんとも一緒に遊ぶことが出来るようになりました。

お嬢さんが主導権(一貫性)を持って、きちんと指示を出したり、褒めたりすることで、犬にとっても立ち位置がわかりやすくなったうえに、話が通じるようになってきて、お嬢さんもワンちゃんと一緒にいる時間を楽しめるようになりました。

犬の方がすぐ大きくなってしまいますが、お子さんにも犬に接する方法をちゃんと教えてあげれば、素晴らしいパートナーになってくれるはずです。

ただご飯をやったり、暇なときに散歩に行くだけでなく、会話の仕方を教えてあげると、お子さんも犬も成長していきます。

是非一緒にトレーニングに参加して欲しいと思います。
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