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2019年7月25日 (木)

知らないうちに強化している愛犬のお困り行動

人間に比べて目線の低い犬たちは、少しでも人の顔に近づこうと跳びつくことが多いものです。
特にパピーの場合は、犬によっては二足歩行ばかりしていて、健康上気になることもあります。

小型犬が多少跳びついてきたところで大勢に影響はありませんが、中・大型犬の場合、たかが跳びつきで済まされないこともあります。
子どもであれば押し倒されたり、高齢者であれば転んで骨折などもあり得ます。

ということで、パピートレーニングに伺うときは、「ウチはいいんです」と言われない限り、すべて跳びつかないトレーニングをまず最初に行います。(まぁ、「ウチはいいんです。」と言われたことはありませんが。)
なぜなら、すべてのパピーたちは、私が伺うとみんな跳びついてくるからです。
つまり、跳びつかないことを教えることから始めないと、おうちの中に入れないので仕方ありません。


「跳びつき」がすべて悪いわけではありません。
我が家の犬たちも、跳びついてもいい時はOKを出しますし、誰かれかまわずやってはいけないと教えるだけです。

「跳びつき」をやめさせたいときは、跳びつかない方がいいことがあると教えていくのですが、跳びついたときにいいことがあるとなかなかやめてはくれません。

跳びついたときのいいことってなんでしょう。
それは、構ってもらえること。

飼い主としてはそんなつもりはなくても、実は犬に報酬を出していることが意外とあります。

201907251

さりげなく撫でちゃったり。
実は押し返すのも犬にとっては嬉しかったりするんですよ。

やって欲しくない行動に対しては報酬を出さないことで、少しずつ出現頻度を減らしていくことができますが、一貫性がないと、犬はギャンブルのように「もしかしたらかまってもらえるかも」という望みを持ってチャレンジしてきます。

面倒くさいかもしれませんが、愛犬にきちっと伝えるために一貫性は欠かせませんね。

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